貴方は中央トレセン学園から追放されることを希望しています。 作:はめるん用
☆読むのが面倒な人へ☆
今後の話では高等部ウマ娘たちがだいたい出走していてアプリに近いようなそうでもないような活躍をしたものとして認識していただければ大丈夫です。
「ほぅ……? 見てみぃブライアン、なかなかのツラ構えの連中が揃い踏みしとるぞ。こりゃいい、今日も退屈しなくて済みそうだの〜! かっかっかッ!」
「フンッ……外見だけが整っていたところで中身に不足があれば台無しだろう? だが、確かにジイさんの言う通りこの眺めは悪くないな」
「そーだろ、そーだろ? 長生きしてると経験ばかり増えて感動が薄れるとか、なんか偉い学者先生が言っとったがなぁ……結局のところ、こういう喧騒を楽しめるならナニも問題ねぇってこった」
「アンタは少しぐらい落ち着いたほうがいい気もするが。それにしても……フンッ、なんとも匂い立つじゃないか。退屈している暇などない、本当にどこまでも滾らせてくれる……ッ!」
群雄割拠。
中央トレセン学園が全国各地から挑戦者が集う場所であるという名目はそれとして、眼の前に広がる光景は闘争本能を是とするナリタブライアンでも驚きと賞賛を以てそう評価せざるを得なかった。
ウマ娘はもちろんトレーナーも、教職員を含めた学園のスタッフやファンまでも。この場に集った者たち全てが尋常ではない熱量をその身に宿しているのか、まるで空間全てが灼熱の荒野のように揺らめいているかのように。
その中を楽しむように。
しかし一分の油断も無く。
ナリタブライアンと老トレーナーは堂々とした足取りで歩を進め────。
「あいよッ! レバかつ串2本お待ちどうさんッ!」
屋台の店主から出汁の香るレバーの串カツを受け取った。
ウマ娘たちを応援してくれるファンの皆さんに日頃の感謝を伝えるためのイベントを開催する、最初にその話を聞いたときのナリタブライアンにはそれほど積極的に動こうという気持ちは無かったのだろう。
もちろんそれはファンに無関心という意味ではない。レースは単独で、あるいはウマ娘だけで成立するものではないことぐらい知っている。ただほかのアイドル性の高いウマ娘のように愛想を振りまくよりも、応援し支える価値のあるウマ娘であることを走りで示すほうが自分らしいと割り切っているだけなのだ。
だが、そんな風来坊気質のナリタブライアンも開催するイベント候補の中に『お肉フェス』を発見したことで状況は全て変わった。
出会ったころの面影が秘匿された神秘のように行方不明になってしまったシンボリルドルフの提案により最終決定はダーツに委ねられることになり、その最も重要な役割を担うウマ娘をジャンケン大会で選抜すると聞かされたとき────ナリタブライアンの中でお肉狩りを望むべく瞳が弾けたのだ。
ライバルたちは何れも油断ならない相手ばかり。フジキセキやテイエムオペラオーなど演劇系の催し物を狙う者たちやシンコウウインディやウイニングチケットなど運動系の催し物を狙う者たちなど、イベントの主役を我が物にせんとする猛者たちを相手に運否天賦の戦いを勝ち進まねばならないのだから。
ちなみにこの手の場でトラブルを巻き起こしそうなゴールドシップとアグネスタキオンはとても達筆な文字で『から揚げボルグ』と銘打たれたハリセンを肩に担いだアホの両隣で正座をしているので問題ない。
さて、勝負はたかがジャンケン如き。
なれどナリタブライアンに油断無し。
何故ならば彼女は気づいていたから。己が背中に託されたウマ娘たちの、自分と同じくお肉を愛する仲間たちの『想い』に。
彼女らの期待に応えねばならぬ。彼女らの夢を繋げねばならぬ。それらを手放して再びナリタブライアンがお肉を語れるのか?
否ッ!
断じて否であるッ!!
故にその勝利は当然であり必然。ナリタブライアンは見事ジャンケン大会に勝利した。
なお決勝戦の相手はライスシャワー、演劇系の中でも比較的低年齢向けの企画を実現するために参戦していたらしく恐るべき気迫で数十回のあいこが続いた名勝負となった。
しかしここまでは前哨戦に過ぎない。ここからウマ娘パワーで高速回転するルーレットに、その中から肉フェスだけを狙い撃つぜッ! しなければ本当の意味での勝者にはなれないのだ。
無造作にダーツを手に取り、投擲の構えに移行したナリタブライアンは考えた。ウマ娘がお肉を求めるとき、お肉もまたウマ娘を求めているに違いないと。ならばここに闘争本能は必要ない、明鏡止水の心で身体が自然と動くままに────ただ、導きに身を委ね視界を閉ざしてダーツを放った。
数瞬の沈黙。
轟く歓声。
喜びのままに駆け寄ってきたウマ娘たちの胴上げを、ナリタブライアンは拒むことなく受け入れる。孤高を好む彼女ではあるが、このときばかりはその流儀を曲げることにしたのだ。
我ら誇り高き中央トレセン学園のウマ娘、たとえ無数の世界を揺蕩うことになろうともお肉の焼ける音色を
「Just Meet、だな。そう──Meatだけに。どうだ? シリウス。ルドルフにCoachingしてもらったJoke──言葉遊びのQualityは」
「ハハハ、さぁてルドルフのバカはどこに逃げやがったあの野郎」
◆◆◆
激動のジャンケン大会を偲ぶのはともかくとして。
とにかく目の前のレバかつと向き合うのがウマ娘の本懐、なのだが……ナリタブライアンは何故、自分がこのレバかつ串を選んだのかわからずに困惑していた。
お肉をメインとした感謝祭というだけあって、日本各地からヒトもウマ娘も集いさまざまな屋台がずらりと並んでいる。ビーフ、あるいはポーク。チキンやラムをそうしたように、美味なるお肉を……だ。
その中でわざわざレバかつ串という個性の強い品を最初に選ぶ理由がどこにあったのか? お肉に貴賤無くナリタブライアンとてホルモン系と呼ばれる部位たちのことも等しく尊いお肉であると認めているが、それにしても数々のお肉料理を押し退けてまでコレを選ぶほど好んでいるワケではない。
(同じ“カツレツ”のカテゴリーだけでも馴染み深いメニューが並ぶ中で、無意識に手を伸ばすほどのナニかがこのレバかつ串にあるというのか……? フッ、いいだろう……この程度で怖気づくようなウマ娘が、トゥインクル・シリーズを走れるとでも思ったか)
まずは香りを確かめる、などという食通気取りの無粋な連中の真似を喜ぶナリタブライアンではない。躊躇うことなく堂々とした動作でレバかつ串を口へと運びサクリと前歯を突き立てた。
屋台らしい、鼻腔にベットリと張り付くような甘みを含んだソースの香り。それはリンゴやニンジンによるもの、恐らくはすり下ろした物ではなくあえて乱雑に切ってソースの中に沈め熟成させたのだろう。
あえて、手間を惜しんだか。これは手抜きではない、料理人が理想の味を追求した結果によるもの。
上品が過ぎる味わいなど屋台飯に求められるモノではない、この心地良い粗雑さこそが屋台で食べる串カツの魅力なのであるというこだわりは余す所なくナリタブライアンに伝わった。
それはレバかつ串を手渡す前の、ソースに浸すときの動作からも感じ取れていた。浸してからの一瞬の『間』は、あの店主が長年の経験と勘によって完成させたタイミング。衣のサクサク感を損なわず、しかしサラサラとしたソースがタップリと含まれるように。
さくり、ひと口を舌の上で転がせば、レバーのなんと丁寧に処理されたことかクセはそのままに嫌な臭みは一切感じない。
この絶妙な弾力と柔らかさのバランス、下茹で……いや、ソテーか? ただタレに漬け込むだけの下処理ではない。
なるほど、これだけの逸品であるならこのナリタブライアンが惹きつけられたのも納得である。予想外の良き出会いに、満足感を胸にレバかつ串を食べ進めていたが────それは、完全な油断であった。
(…………ッ!? これは、まさか……間違いないッ! バカな、まさかレバかつ串に、
咄嗟に隣で同じくレバかつ串を堪能していた老トレーナーのほうへと顔を向ければ、やはり彼もナリタブライアンと同じく油断していたのだろう。
思わぬ伏兵、理外からの奇襲。これみよがしに盛り込まれたものではない、あくまで隠し味。弾けた辛味は一瞬で口の中から消え去ったが、それは甘みと酸味のソース、レバー独特のクセと三位一体となりただただひと言『美味い』と言わせるだけの力があった。
「どうだい、おふたりさん。ウチのレバかつ串、なかなかイケるでしょ?」
謙虚な態度とは裏腹に、その眼には自信と確信に満ちている。どうだ、俺の揚げた串カツは美味いだろう? 日本中からこの場に集ったお肉料理自慢の料理人たちの誰よりも、と。
ここにきてようやくナリタブライアンは理解させられた。自分は肉フェスの権利を勝ち取ったことで安心してしまっていたが、それは大きな間違いであったと。
「ふぅー。まさか、この儂がなぁ。いやぁ、本当に────無様なモンじゃねぇか、えぇ? オレも耄碌したもんだな。すまねぇブライアン。お前さんのメイクデビューから今日まで連勝だからって調子に乗ってたわ」
「いや、アンタが謝るようなことじゃない。それに油断していたのはこちらも同じだ。クソッ、まさか実際に料理を口にするまでその程度のことすら見失っていたとは……情けなくて姉貴に合わせる顔がない」
そう、ナリタブライアンと老トレーナーのふたりが立っている場所は日本各地から精鋭が集う中央トレセン学園なのだ。
当然、その敷地内に出店する権利を得られるのは数百数千の中から選ばれた本物だけに決まっている。
唯一抜きん出て並ぶ者無し、それはウマ娘だけに許された矜持ではなかった。このお肉フェスに集まった料理人たち全員が、自分のお肉料理こそが最強であると示すために。
それに対して自分たちはなにをしていた? 呑気にお肉料理が沢山並んでいる光景に満足し、そこに秘められた覚悟を真に理解していたと言えるのか?
なんたる軟弱な態度か、なんたる無様かナリタブライアンッ! ウマ娘として生まれお肉を喰らうことを是としておきながら一流の中の一流が集うお肉フェスを前に漫然と料理を喰らうなどッ!!
「認めるしかねぇ。敗北は、どんなに苦くても敗北を認めなきゃオレたちは前に進めねぇ。だからブライアン、ここからは──本気でいくぞ。出し惜しみはナシだ、とことん限界まで突っ切る」
「フッ、当然だな。負けっぱなしなど冗談ではない。借りは返す、必ずな……。伊達や酔狂でクラシック三冠を口にしたワケじゃない、本気のナリタブライアンがどいうものか教えてやる……ッ!」
◆◆◆
「……なぁ、ジイさん」
「おう、なんだ?」
「向こう。あそこだけ、なんというか、空気が違わないか? どうやらローストビーフを提供しているようだが、あまり……良い気配がしないんだが」
「ありゃ……まぁ、お前さんがそう感じるのもムリはないかもしれんのォ〜。連中、こんな下らんことで奴への
「当てつけ?」
「そりゃお前、食わせてるじゃろ? ウマ娘たちにいろんなものを」
「あぁ、そういう……」
会場の一角、それはイートインスペースと呼ぶにはずいぶんと上品で気取った空間であった。ナイフとフォークこそ置かれていないが、白いクロスで覆われた丸テーブルの上には紙皿のような使い捨ての器ではない代物、その上に“見た目は”美味しそうなローストビーフがあった。
いや、事実としてそれは美味しいお肉なのだろう。屋台飯の店主とは明らかに違う動きの料理人たちと、服装からして普段はレストランのような格式ある職場で給仕をしているであろう者たち。お肉のスペシャリストであるナリタブライアンでなくとも、彼らがこの感謝祭というイベントに対して浮いているのは一目瞭然といったところか。
何故? という疑問は老トレーナーのひと言で簡単に解決した。つまりアレは大勢の未契約ウマ娘たちを導いているアホへの対抗心からエリート気取りの上級トレーナーたちが依頼した、ということだ。
「……まぁ、ローストビーフだな」
「……ふむ、ローストビーフじゃの」
ひと口。
あらかじめ食べやすいサイズにカットされているそれを割り箸でつまんで味を確かめてみれば、それはやはり上質なお肉。ほかの屋台で提供されているお肉たちとはゼロがひとつ変わるレベルの品質なのは間違いない。
だがしかし。これは“丁寧な調理が施された上質なお肉”ではあるものの、決して食べた者の心を満たしてくれる“料理”ではなかった。
プロフェッショナルの仕事ではある。だが、
だから、感じない。このローストビーフからはお肉料理が持つ温もりを。お肉を食べるということは動物たちの命から生きる勇気を貰うということであり、ただ財力任せに贅沢を尽くせば良いというものではないのだ。
(哀れだな。上等なお肉として処理されながらも、こんな無機質な料理として振る舞われるなど。いいだろう……お前たちの悪夢、欠片も残さず喰らい尽くして終わらせてやる)
ひとつ、ふたつとローストビーフを救済する。
味そのものは悪くない。現に周囲の客たちはレストランのメニューを屋台の値段で食べられるとあって喜んでいる。もしもここにオグリキャップやスペシャルウィークがいればテーブルから崩れるほどに皿を積み重ねて────。
(まて。そうだ、なぜあのふたりがここにいない? お肉料理としては不充分でも単純な料理としては不味くない、それを手頃な値段で食えるというのにあのふたりが見逃すことなどあり得るのか?)
カラカラ
ケラケラ
「ッ! おいジジイ、いまの、聞こえたか?」
「お前さんにも聞こえた、ってこたぁ……どうやら儂の空耳ってワケではなさそうだのぉ? もちろん聞こえたぞ。アレは、美味い肉が笑う音だ」
◆◆◆
都合10皿ほどのお肉を救済したナリタブライアンと老トレーナーは、お肉の音色が導くままに会場を歩き続けた。
もちろん道中で屋台の店主たちからオススメされた料理を堪能することも忘れない。目的ばかりに気を取られ視野を狭めるようではお肉エクスプローラーとして三流以下である。
そして、歩くこと数分。
そこでは。
「ちょ、トレピこれマッ!?
「おやおや、これはまたどういう仕組なんだろうねぇ? 丸ごと油で揚げた肉まん、音の反響はこの切れ目によるものだろうが」
「うわぁ……こんな賑やかな料理、まるで絵本の世界みたいだ。あはっ、おれもなんだかいつもよりお腹が空いてきたかも」
「なかなかのフワフワ具合ね。悪くないわ」
「ネイチャ、ネイチャッ! これどーなってんのッ!? すっごい笑ってるし動いてるよッ!? それに金色でピカピカで美味しそうなニオイするもんッ!!」
「いやぁ、さすがのネイチャさんもこんなの見たの初めてでして説明しようにも……おぉ、本当に美味しそうな香ばしいニオイが……」
「丸っと金ピカの肉まんたぁ、コイツは縁起がいいじゃねぇかッ! あのトレーナーさんが振る舞ってんなら味のほうは間違いねぇだろうし、ここはひとつ食ってみねぇとな!」
「ほわぁ〜。あんなに元気いっぱいにお皿の上をコロコロと転がっているなんて……上手に捕まえないと食べる前に逃げられてしまいそうですわ〜」
「やれやれ、あのアホついに料理までロジカルじゃねぇモン出してきやがったか。まぁカフェのアレよりはまだマシ……いや待て、違ェだろソレは……クソッ、だいぶ毒されてきやがったぜ……」
「ハッハァッ! これがトレーナー奥義料理、笑う饅頭────名付けて『黄金開口笑』だッ!!」
「はーい、お会計はこちらでお願いしまーす。うーん、珍しいのもあって予想通りの大盛況なの」
「ジイさん、トレーナー奥義料理ってなんだ」
「え、なにそれ知らんけど? ちょっとなに言ってるのかわかんない。しかし……あの揚げ肉まんが美味そうだということはわかるぞ? ホレ、あっちのスペースでお前さんの大好きな姉がせっせとステーキ焼いとるな」
促された先では先日菊花賞を勝利して最も強いことを証明した走って歌ってとっても素敵なおねゐちゃんウマ娘のビワハヤヒデを中心に、何人かのウマ娘たちがステーキ肉を焼いては賽の目に切り分けている。
ファンへ感謝を伝える、というイベントの本質を忘れていないのは彼女たちの表情を見ればよくわかる。先のローストビーフを仕立てていた連中のような整っているだけの鉄面皮ではない、あれはトレーナーの手伝いを心から楽しんでいる表情だ。
「ふむ。さてはて儂の背中ばかり追いかけているバカどもにこの光景の価値がどれほど理解できるものやら。いや、そもそも連中ではこの光景を見る機会すらないかのぉ? なにせプロ任せで現場におらんのだからな」
今回のイベントはあくまでファンに感謝を伝えるためのもの。だからこそトレーナーとウマ娘が一緒になって屋台を立てる意味があり、ポラリス以外のトレーナーたちもそれぞれ協力して素人なりに頑張って料理を提供している。
ならば、金の力に頼りファンの顔すら見ることもなく自分たちのルームで優雅にティータイムでも楽しんでいる奴らはなにを考えているのだろうか? 同じく名門、あるいはエリートと呼ばれる評価Aのトレーナーたちも頭にバンダナを巻いて料理に励んでいる者が何人もいるというのに。
「莫迦どもめが。やよいちゃんを肩書きだけの子どもだと侮ったか? それにURAとていつまでも黙らせることができると思ったか? トレーナー評価基準を変えることが難しくても、若手たちの意識が変われば流れも変わる。それは時代の風に乗り遅れた間抜け如きに堰き止めることなど不可能よ」
「珍しく饒舌に語るじゃないか。そういう話題をウマ娘の前でひけらかすようなタイプじゃないと思っていたんだがな」
「育成評価Sのトレーナーと担当契約するってことは、そういうことだよブライアン。レースのキラキラした部分だけを見せたくても周囲がそれを許してはくれん。だからこそ、こうしたファン感謝祭のようなイベントが再び賑わってくれるのが嬉しくて仕方ないワケだ」
「そうか。まぁ、その点に関しては私の心配は必要ない。これでも生徒会のメンバーなんだ、あのアホがトレセン学園にやってくる前の……いや、過去を語ることに意味はない。まさかレースの最中に後ろを見ながら走るような臆病者に、クラシック三冠が達成できるとも思えんしな」
「かっかっかッ! おう、その意気よ。感謝するぞいブライアン、よくぞ儂のところに乗り込んでくれたもんだ。さて、ならば我らがいまやるべきことも……当然、理解しているな?」
「愚問だな。ゲートが開かれて走り出すこともせずに呆けているウマ娘がいると思うか?」
互いに顔を見合わせニヤリと笑う。それは形だけの担当契約を交わしたトレーナーとウマ娘ではあり得ない、それぞれが相手を最高の相棒だと認めているからこその喜び。
もとより迷いなど抱いているつもりはなかったが、改めて自分たちの果たすべき役割を確認したひとりのウマ娘とひとりのトレーナーは……道中の屋台で購入したお肉オンリーのケバブサンドをもっしもっしと食べながら揚げ肉まんの列に並ぶのであった。
オマケはオマケとして、そのうちトレーナーとウマ娘たちの組み合わせと活躍についてざっくりと説明するだけのヤツを投稿するのもいいかな〜とか思っています。中等部メインのストーリーが始まる前に。
続きは雪見だいふくが恋しくなったら、次は地方トレセン学園との交流会で賢さGがいつものようにヘイトを稼ぐ話になります。