遊戯王UNDERPASS
第1話
闇のデュエル
カードゲームで生計を立てられる程競技や学問として認められた世界。世の中にはカードゲームに命を賭けるような家系が生まれていた。
そのカードの世界の中で、ある種の闇も産まれてしまっていた。
戦うと心身のどちらか、あるいは両方にダメージを受けるという闇のデュエル。
それが世間で噂され、治安は悪化しつつあった。
警察官:見つけたぞ!さかきばらともや、お前を傷害罪で逮捕する。
榊原智也:出来るものならな。デュエル!
警察官:これは……
榊原智也:このフィールドに閉ざされた相手は闇のデュエルを受けなければならず、デッキを持っていない場合は負けと見なされる。
警察官:なるほど、通りで捕まらないわけだ。だが生憎だったな、私はデッキを持っている。
榊原智也:そしてこのデュエルの間、お互いにサレンダーはできない。
警察官:お前のデッキが何かは知らないが、こちらは軍貫デッキ。勝てると思うのか?
榊原智也:ふん。なら先攻は譲ろう。
警察官:(口ではこういうがアーゼウスを警戒したのだろう、中々強かな奴だ)
警察官はゴブリンドバーグからしゃりの軍貫、いくらの軍貫、しらうおの軍貫と繋げていく。
ジャイアントハンド、空母軍貫-しらうお型特務艦をエクシーズ召喚し一ドロー。
そして軍貫処 『海せん』を手札に加え、未来皇をエクシーズ召喚し未来龍皇にチェンジ。
闇のデュエリストの逮捕が目的なだけあって、
中々に強力なカードを召喚した。
榊原智也:だがたった一枚のカードなど無意味ということを思い知るがいい、ドロー!
警察官:壊獣でも持っているのか?
榊原智也:俺はリンクスレイヤーを特殊召喚!
警察官:そんな物、未来龍皇の効果を使うまでも……
榊原智也:そして、俺は帝王の烈旋を発動。リンクスレイヤーと未来龍皇を生け贄として捧げる。現れろ、天帝アイテール!
警察官:15帝だってのか!?
榊原智也:更に俺はアイテールの効果。汎神の帝王と帝王の烈旋をデッキから墓地に送り、轟雷帝ザボルグを特殊召喚。
警察官:くっ!
榊原智也:俺は汎神の帝王の効果で、帝王の開岩三枚をデッキから選んで見せる。
警察官:どれ選んでも同じじゃないか!仕方ない、真ん中を選ぶぜ。残りはデッキに戻せ。
榊原智也:バグースカを見せて、アストラルクリボーをレベル4で特殊召喚。冥帝エレボスを見せて、エンジェルO1を特殊召喚。
警察官:もう一度アドバンス召喚だと!?
榊原智也:そう……俺はエンジェルO1の効果でレベル7以上のモンスターを、通常召喚とは別にアドバンス召喚できる。
警察官:くっ……まさか帝王が三体も並ぶとは。
榊原智也:アストラルクリボーとエンジェルO1を生け贄に冥帝エレボスをアドバンス召喚。そしてクライスを
警察官:効果が発動する、わけだな。
榊原智也:もちろんだ。汎神の帝王と深源の帝王を墓地に送り、軍貫処 『海せん』をデッキに戻す。
警察官:なるほどな。
榊原智也:バトルフェイズ、三体の帝王でダイレクトアタック!
上位帝の攻撃力は2800。それが三体なので8400ダメージとなるのだ。
警察官:ぐわーっ!?
シャルロット:大丈夫なの?
警察官:それはリアルソリッドビジョン……
警察では闇のデュエリストに対処しきれないので政府は賞金をかけ、
それを目当てに動く賞金稼ぎが存在した。
そして今警察官の目の前に現れたのはその中でも伝説と呼ばれる賞金稼ぎ……
警察官:『遊炎』か!
シャルロット:そうよ、ここは任せて。
榊原智也:面白い……やれるものならやってみろ!
続く