遊戯王UNDERPASS   作:アライズ

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友人パートです


第8話『超魔導を越える超機光』

遊戯王UNDERPASS

第8話

超魔導を越える超機光

 

剣岳雄盾:俺のターンだな。まぁそこのホムラ程俺は器用ではないからな。

 

アオイ:貴方達に次のターンは来ない。そしてこの状況で決着をつけられる可能性は限りなく低い。

 

川尻ホムラ:貴方を恨みはしないけれど、ここで負けると…。

 

アオイ:私が望むのは、ゲームの正常な進行。謎の事象によりイレギュラーが発生する事、プログラムを超えた行動は存在してはいけない。

 

剣岳雄盾:それで言うならお前はミスをしないって事になるな。試してみるか。お前がカミサマでも手札は見えないし俺の思考は全て読めないはず。

 

川尻ホムラ:(手札が万全とは言いにくい感じあるけど。行けるのかしら)

 

アオイ:貴方の番です。永遠の魂を表にします。

 

剣岳雄盾:サイバードラゴン・ネクステアを召喚する。

 

アオイ:危険度:小。次の処理をどうぞ。

 

剣岳雄盾:ネクステアを対象に機械複製術を発動。

 

アオイ:不却下。ドラグーンオブレッドアイズよ、機械の侵攻を止めなさい。手札からは守護神官マハードを捨てます。

 

剣岳雄盾:…さすがに通してはくれないか。

 

アオイ:策がつきましたか?

 

剣岳雄盾:いいや?二枚目の機械複製術を発動。もちろん機械複製術に名称ターン1などない。

 

アオイ:っ!?

 

剣岳雄盾:ネクステアは攻撃力500以下の機械族。よって俺はデッキから同名モンスターを2体まで特殊召喚出来る。

現れろ、サイバー・ドラゴン!

 

アオイ:サイバードラゴンを持ってこれるのは想定外でしたが、ドラグーンの攻撃力は5000です。

 

剣岳雄盾:パワーボンドを発動。このカードは機械族融合を行うカード。そして融合モンスターの攻撃力を元々の攻撃力分アップさせる効果を持つ。

 

アオイ:思考が危険。パワーボンドはその効果で上昇した攻撃力のダメージを受ける誓約がある。

そして貴方のライフは遊炎と共有している。パワーボンドでダメージを喰らうと

 

剣岳雄盾:うるさい、効果を解決する。パワーボンドによりネクステア、サイバードラゴン2体、つまり三体のサイバードラゴンで融合召喚!

降臨せよ、サイバー・エンド・ドラゴン!

 

アオイ:特殊召喚成功時…貴方は忘れています。永遠の魂の効果と黒の魔導陣の効果を。永遠の魂の効果発動。

 

剣岳雄盾:チェーン、墓穴の指名者!永遠の魂がブラックマジシャンを「選んでいる」以上、二枚目があるなら意味を為さないが、一枚しかいないのは判明している。

 

 

川尻ホムラ:え?つまりあの手札がブラック・マジシャンならダメだったって事?

 

剣岳雄盾:ついでに言うとネクステア除外で負けてるぞ。

 

川尻ホムラ:どんだけ行き当たりばったりなわけ…?

 

アオイ:事象のミス?墓穴解決により永遠の魂は対象不在により解決失敗。ですがまだ私は負けていません。何故なら計算上私を倒すには13000の攻撃力が必要です。

そしてパワーボンドを使った以上貴方にこのターンしかない。

 

剣岳雄盾:バトルフェイズ。サイバー・エンド・ドラゴンでドラグーンオブレッドアイズに攻撃。

 

アオイ:戦闘解決…。

 

剣岳雄盾:ダメージステップに俺の最後のカードを発動する。リミッター解除!

 

アオイ:っ!!?

 

剣岳雄盾:説明しよう、リミッター解除とは機械族モンスターの攻撃力を倍にする速攻魔法なのである!

 

川尻ホムラ:攻撃力16000のサイバー・エンド・ドラゴンだって!?

 

アオイ:説明不足。そのカードを使うと機械族は全てターン終了時に破壊される。一発きりのカードです。

 

剣岳雄盾:勝つためならばひたすら前に進むだけ。それが俺の生き方でありアンダーパスを作った理由だ。

どんな力を持ってようがその力の居場所がいると思うし、使う人次第だ。そんな俺のデュエルがそこの女の子に何かを植え付けると思っているんだが?

 

アオイ:これがデュエル?こんなにも分からない事があって私の考えや力を越えることが出来る…?

 

剣岳雄盾:これがデュエリストの力だ。やれ、サイバー・エンド・ドラゴン。エターナル・エヴォリーション・バーストォ!!

 

ティロロロロ、ピー!

アオイ:デュエルに敗北しました…。

 

川尻ホムラ:攻撃力の割に加減してる?

 

剣岳雄盾:俺のアジトだからな。ただこいつ、口以外では動けないとは思うぞ。

 

川尻ホムラ:ドSって言われない?

 

アオイ:理解不能。今のデュエルに再現性はない。それに彼女は感情が希薄…。恋愛感情や関心を引き出すことなど不可能。一回のデュエルにおいて起こった奇跡で私は…。

 

剣岳雄盾:誰とも干渉せずに生きてられる程人間は出来ちゃいないさ。干渉すれば影響を受ける。それを隠してるようなフリをしてるだけなのさ。

 

アオイ:確かに今のデュエル…貴方達の熱いものを感じました。伝説や神とか関係なしに貴方は全てを薙ぎ払おうと言う心の強さ、その意志や行動力が私に特別な事象を起こしたように思います。

 

剣岳雄盾:俺からしたらサイバーエンドやキメラテックオーバーの攻撃なんか告白かシャウトみたいなものだ。何も通じないなんて言われると悲しくなる。

 

川尻ホムラ:好きだー!とか言いながらオーバーキルしてくるとか正気には思えないけれど。

 

アオイ:デュエル、人同士ぶつかる、バグじゃない…。化学反応、起こる。

 

川尻ホムラ:人というのは人と合うことで変わっていく物なんだ。それを理解できない君は『カミサマ』なんかじゃない。

 

アオイ:…新たな可能性を検知。デュエル及び接触の試行不足と判断。貴方達の名前の開示を求めます。

 

剣岳雄盾:剣岳雄盾だ。

 

川尻ホムラ:遊炎よ。と言うより雄盾、何で私を本名で呼んだの。

 

剣岳雄盾:さぁ?

 

アオイ:遊炎…。まだ私の知りたいことの全てではありませんが、貴方達のような炎の心の持ち主と触れ合えば、きっと何かを掴める事でしょう…。

権能解除、また会いましょう。

 

剣岳雄盾:あいつはつまり、自分探ししてたって感じなのか?クリエイターとして自分の気に入らない事象があったから治すつもり…。

 

川尻ホムラ:そう見えるわね。そういえばあの権脳も貴方の能力を下げてくれてたのかもね。

 

剣岳雄盾:さて、帰るか。

 

グイッ

 

剣岳雄盾:なんだよ。

 

川尻ホムラ:なんだよ、じゃない。貴方がカミサマに協力してくれたのは感謝している。けど貴方がやっていることは…。

 

剣岳雄盾:俺達は組織だぞ?そして治安維持も兼ねている。お前が思ってるよりもデュエリストにおいて能力者は多い。俺を倒した後の事は理解しているのか?

 

川尻ホムラ:賞金がかかっているし、君の力は警察に勝っているべきではないと思う。

 

剣岳雄盾:それがお前の理由なのか?まぁ引き下がれない理由があるのだとするなら…、これで解決するしかないよな。

 

川尻ホムラ:ソリッドビジョンオン、グラマトン。行くよ。

 

グラマトン:本当にやるのか。分かった力を貸そう。

 

剣岳雄盾:デュエル開始の宣言をしろ、霞。

 

竹中霞:デュエル開始ぃ!!

 

続く。

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