感動しました。共感できる内容が多々ありますね!しかし、ザクは私の嫁です。
残念ながらシナンジュは今作では残念な娘になってしまいそうです……。
親父の指示通りグロウスバイルで相手の戦艦の近くを徐行し初めて数分が経過する…ミノフスキー粒子が何かスゲェ濃いので交渉の内容までは盗聴できないが、未だ両軍共に緊張が続いているのは察しがついている。
もう少し敵艦の近くまで寄れば妨受もできるんだろうが、流石に最新のアナハイム製ステルス機構を搭載していると言っても見えなくなる訳でもないので近付けない。
その為の黒い塗装なんだが…バーニヤとスラスターから発せられる青白い炎とその光を反射してしまう袖の金ぴか模様とでモロバレしてしまうので意味がない。
この時ばかりはこの“袖つき”って肩書きを恨みたくなる…勿論こんな“飾り”を付けたフロンタルの野郎は倍プッシュで恨んでやるさ。
さてさて…俺はいつまでこうしていればいいんだろうかねぇ。
「ん、何だ?」
更に数分が経過した…するとどうも交渉は決裂したらしい。フロンタルの交渉術が下手すぎたのか、それともダグザ兵士が頑固だったのか…俺としては前者押しだな。
ともかく敵さんの方が戦闘体勢に入っている…これはつまり袖つきの俺も戦闘に参加しないといけない的なノリなのかね?
と、ここで俺の脳内に電撃走る。
【このままだ】
「っ、マリーダか……?」
何故こんな手間のかかる通信をしてくるのか…いや、ミノフスキー粒子が濃すぎて普通の通信ができないのはわかるけどさ。
こっちは受信できても返信はできないんだよ…ポンコツだから。
「……愚痴ってもしかたないか…マリーダ通信によればこのままってことになるが…さて?」
ガンダムが出てきた。今度はご丁寧にシールドとライフルらしき武器まで持って。
うぅむ…フロンタルにガンダムを任せるのは少々気にくわないが、マリーダと親父が現状維持と言うのなら仕方がない。
良いだろう、傍観してやろうじゃないの。
「にしてもガンダムヤベェな……」
いや、俺が乗ってるこの機体も一応ガンダムだけどさ?
形状的にどっちかっつーとガンダムってかドムを更にゴツくした様な機体だから…まぁ、性能も武装も文句ないけど。
「あのライフルとか…お、かすっただけでフロンタルの僚機撃破か~やるねぇ……」
フロンタルの僚機っつーことは俺の味方でもあるわけだが、正直元ロンドベルとしてはどうでも良いかな~って、思うんですねぇ。
俺の味方はガランシェール隊だけだぜっ。
そこら辺、フロンタルもわきまえてるとは思うし…公的にはひけらかしてないけど、態度には出てるかもな。
「フロンタルもフロンタル…おうおう、パイロットが未熟だからガンダム相手にもよく立ち回っていらっしゃる…おい、そこで蹴るなし…ガンダムを赤い機体で蹴るのはシャアだけの特権だろうが!」
俺は別にキャスバル信者ではないのだが…まぁ、パクリってのは良くないと思うんだ。存在そのものを丸パクリしてる俺が言うのもなんだけどさ。
【他の隠れている敵機を無力化しろ…絶っっっっ対に死ぬなよ?】
「了解……」
隠れている敵機…か。
探すのは苦労するだろうが無力化は得意分野だ。
この機体の名称にも使用されているこの“大鉈”で腕と頭を切り落とせば良いだけだからな。
「さ~て、獲物は…お、いたっ」
間抜けめ、戦艦の影に隠れているが俺からは丸見えだっっ!
「それ、いちっ!」
二本の腕を手早く刈り取る…頭は少し近づきヒートナイフで突き刺して破壊。
俺の場合遠距離武装よりも近接兵装の方が確実だからな…いくらOSが優秀でも絶対外れるってのはどうなんかね。
「豆で当たるかっつの……」
敵さんも俺に気づいたのか慌てて応戦してくるが、この図体のわりに素早いグロウスバイルには当たらない。
艦に近づいた為に妨受され流れてくる音声は、何とも悲痛な声で(恐らくグロウスバイルの事だろうな)喋る男の声。
『あれは鬼だ!!!』(あらすじ参照
お生憎様…今のところ貴艦を宇宙のゴミにしてしまう予定はないんで、そんなに大袈裟にしなくても良いのですよん。
さて、お次は…ん、後ろか?
ビームを強力なビームコーティングが施されている大鉈の側面で防ぐ。
なんと機体を覆ってしまう程に巨大なこの大鉈、シールドも兼ねているのである…素晴らしいね。
「まぁ、ガンダムが使ってたあのビームライフルだったら正直ヤバいかもしれんが…この程度なら……」
勢い余って脚まで切断してしまったが…まぁ良いか。
そうこうしている間に排出された脱出ポッドは回収され、敵艦はガンダムを置いて移動してしまった。
何だ、ガンダムは置き土産ってか?
「ガンダムもフロンタルがやっちまったみたいだし、ん~…回収くらい手伝うかね……」
あ~ぁ、面倒だ。