低評価は置いといて、高評価ありがとうございました!
そして前回の誤字が酷い…これを執筆したら直しておきますはい。
「またか…つくづく今日は運がねぇな……」
「そう言うなって…お姫様の出撃だぜ?」
「バカ、姫はあの人だろ?マリーダは良くてメイドさ……」
ギルボアと軽口を交わしているが、実際のところは結構緊急事態。
どうもあの警備していたジェガンの事を嗅ぎ付けて追ってきたか、それとも俺達の向かっている目的の件か……ロンドベルの艦が現れたのだ。
「敵艦は放っておけ、ガランシェールのアシなら振り切れる」
親父がマリーダに的確な指示を出し、マリーダが『了解』と返した。
相手さんは三機、先程俺が相手にした数よりも少ないが、俺が見る限りその三機の中には特務仕様がいるみたいだ。
『敵数三、アシが早いのがいる……』
マリーダも気づいているみたいだな。
で、何故俺がこんな悠長にギルボアの隣で計器をいじっているのかと言うとだ……。
勿論俺も出撃しようとしたさ。
でもな、マリーダに「お前は計器を見といてくれ」と言われた挙げ句親父に「私一人でいきます」と言って親父が「良いだろう」と許可してしまって……。
普通の小隊だとかだとこんなのは許されないのだろうが、ここは何処にもとらわれていない袖つきのガランシェール隊だ。
何よりクルーはマリーダに甘い。
俺はこうして大人しくしてないとクルーから鉄拳が飛んでくると、そういうこと。
「しっかしマリーダ強いよな…俺がグロウスバイルでアタックして、マリーダがクシャトリヤでフォローしてくれたら最強かもしんないな……」
そう言うと、他のクルーも大いに肯定と言わんばかりに深々と頷いた。親父まで頷いたもんだから驚いたよ。
「だがあの上から配給されたMSにしては恐ろしい程に性能が良すぎるし…何か裏がありそうだ」
そう親父が言うが、これには俺も肯定だ。
あのお偉いさんからグロウスバイル…ましてやガンダムなんざ、怪しいも何も怪し過ぎるだろ。
配給なんてせずに自分で乗れば良いのに、何故かそれをせずに別の強奪したMSに乗っている。まず裏を疑わずにはいられないね。
「まぁ、裏があろうが俺は乗り続けるだけ…そうだろ?」
「そうだな」
そうこう言っている間にマリーダが全てのジェガンを仕留めたらしい…出迎えてやらないと。
「どこ行くんだ?」
「マリーダの出迎えをしてやるのさ」
片足にほんの少し力を入れて地面を後ろに蹴る。
力を入れすぎると吹っ飛んでしまうからな…で、メインデッキの出入口前に着地して、颯爽と出てカタパルトへダッシュ…と。
「マリーダ」
「あ、お前か……」
クシャトリヤから出てきたマリーダを出迎える。
「お疲れ様…ちょっと整備したんだけどさ、どうだった?」
時間の都合上コクピットの内装を変えた程度に終わってしまったが……
「そうか…それでか……」
「ん?」
「好い匂いがしたんだ…とてもな……」
「お、おう…そんな笑顔向けられても……」
芳香剤なんて撒いた覚えはないんだがなぁ…ううん……。
「ま、整備成功したならそれで良いや……」
「ああ、ありがとう…バインニヒツ……」
何故かフワリとした笑顔を向けられた。
「………おう!」
悪くない…うん、悪くない。
バインニヒツ……意味は?