緋弾のアリア -瑠璃神に愛されし武偵- Re:Make   作:あこ姫

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アリア「皆様、はじめまして。強襲科2年、神崎・H・アリアよ」
レキ 「……レキです」
アリア「レキ……?名前だけ言われても困惑すると思うんだけど……」
レキ 「狙撃科2年です」
アリア「それを一纏めで言いなさいよ……」
レキ 「文字数の都合です」
アリア「いや、メタイから!……というか、むしろ多くなるんじゃないの!?」
レキ 「良いじゃないですか。そんなの」
アリア「投げやりにしてんじゃないわよ!アンタ、そういうキャラだっけ!?」
レキ 「キャラが崩れる事なんてよくある事ですよ。アリアさんだって……」
アリア「あたしがどうかしたのよ……」
レキ 「ツッコミ要員で尚且つ物理的に終わらせるじゃないですか」
アリア「ここのあたしは(まだ)そこまで行ってないから!」
レキ 「これでキンジさんが逝かなきゃ良いんですけどね」
アリア「ちょっと、今のレキのセリフの漢字が酷かった気がするのだけど!?」
レキ 「…………………………気のせいです。たぶん」
アリア「間が長いし、『たぶん』!? え、キンジ死んじゃうの!?」
レキ 「そんな事よりもタイトルコール行きましょう」
アリア「『そんな事』!? キンジの生死問題が!?」
レキ 「突っこんでないでさっさと行きましょう、アリアさん」
アリア「誰のせいよ、誰の……。 ……『第007弾』」
レキ 「『平穏なき夜 Side_Nayu』」
2人 「「どうぞ!!」」

毒舌レキュと苦労人アリアがお送りした新作のまえがき⑦ 完


第007弾 平穏なき夜 Side_Nayu

「ねぇ凪優、もうそろそろ依頼に出る準備しないと。 優梨愛ちゃんとの約束に遅れるよ?」

 

 二度寝を終えた花梨が私に準備を促した。

 

「あっ、もうそんな時間か……。だったら、行く前に白雪にメール送っておかないと」

 

 私はS研の授業が終わったであろう白雪にメールを送るべく、スマホを取り出す。

 理由は簡単。私はこの後、作業やらなんやらでキンジとかの明日の飯の仕込ができないからだ。

 その内容とは

 

 

 今から行く依頼終了後に教務科に提出する依頼遂行仮報告書をゆとり先生の所に持って行く。

 →その後蘭豹と綴先生のおつまみ作り。

 →それが終わったらクエスト掲示板の更新作業と同時進行で依頼の依頼遂行報告書作成。

 →戦姉妹制度監督関係の書類作成

 →情報科で管理する武偵サイトとうらサイトの管理更新

 

 であり、書類仕事中心に仕事が山積みである。

 しかも期限〆切が似たような時期で重なっていて調整不可であるという理不尽さ。

 下手すると今夜は『睡眠取れるだけ僥倖』といったレベルまである。

 

「…………何気にワーカーホリックだよね。凪優って。まだ学生なのに」

 

 花梨が私の考えを察したのか呆れた表情でそう言った。

 

「そういうのは言わない方がいいのよ。経験上。ま、胃薬が要らないだけマシだわ」

 

 今のところ、胃薬を服用するレベルまで行っていないので助かっている私である。

 

「いや……それが基準なの……?」

 

 私の判断基準が歪みまくった論に溜息の花梨。

 

「重要よ、結構。だってさ、結衣が居た時なんてさ……」

「待って、待って。愚痴なんか聴きたくないから、私。凪優は時間ないんでしょ! 白雪にメール送るんならさっさと送ったらどうなの?」

「むぅ……花梨、なんなのその言い草は。……言われなくてもわかってるわよぅ……」

 

 私は花梨のあんまりな対応に不満を漏らしつつも白雪宛てにメールを作成する。

 今みたいに明日の朝食が作る余裕が無い時にヘルプしてくれる白雪さんって、私的に超有り難い。

 それを嫌な顔をせずに引き受けてくれる白雪はマジでネ申._〆(゚▽゚*)やわ。

 

 全くもって『ゆきちゃん様々』である。

 

 

 

『〉白雪、S研の授業終わったの?』

 

 

 私が一文メールを送信。

 

 

『〉うん。今終わったところ。どうしたの?』

 

 

 すると、瞬時に既読が付いて、直様に白雪からの返信が来る。

 

 

『〉ちょっと今から依頼あってさ、明日の分の食事とか頼めないかな? と思って』

 

 

 私も直ぐに既読してからの返信を送信。

 

 

『〉うんいいよ。明日の朝と昼の分でいいよね?』

 

 

 先程の返信到着より早い今回の返信到着である。

 文字数的に今回の方が多いのに返信到着が早いのは謎だ……。

 

 

 

『〉そうそう。その2食で大丈夫よ。何時もアリガトね、白雪』

 

 

 私が日頃のお礼も込めての一文を送る。

 

 

『〉お礼なんていいよ。作って直接持っていこうかなって思うんだけど……』

 

 と前回の返信より文字数が多い一文が前回より短い時間で来た。

 文字数と返信時間の短縮が比例してるってΣ(゚Д゚)スゲェ!! わ。

 

『〉( ゚Д゚)ゞ リョーカイ!! 今日はおつまみ作りやらなんやら有るから2時間くらい掛かるかも。それくらいの時間だと大丈夫かな』

 

 

 少し長い文章を送る。顔文字付きで。

 

『〉わかったよ。今から2時間半後位に凪優ちゃんとキンちゃんのおウチの方に持ってくね。凪優ちゃん、お仕事頑張ってね! (#  ̄ー ̄)〇

 P.S.無茶したら絶対にダメだからね? 無茶したら私……怒るよ(ニッコリ』

 

 私の送ったメールと同じくらいの文字数のメールが顔文字付きで先程の返信より短い時間で送られてきた。

 顔文字付きでしかもさっきより短い時間で送るとか白雪さん、マジでやりおるわ(;゚Д゚)! 

 あと、最後の追伸怖ぇよ!? 絶対に無茶だけはしないようにしよう。うん。

 

 

「凪優ー? 遅刻したらシャレにならないよ?」

 

 私のメールが中々終わらないので花梨の催促が入った。

 

「わかってるって、花梨。じゃあ行くか……」

 

 私はメールの既読してスマホをしまい、リビングを後にする。

 

「うん! あ、凪優、アリアに一声掛けておいた方がいいんじゃないの?」

 

 リビングを後にする私の横でキッチリ腕をホールドしている花梨が私にアドバイスを送る。

 

「……そうね。そのほうがいいわね」

 

 私は花梨の助言に従い、ぶん投げたアリアに一応声をかけておく事にした。

 

「アリア、少しは頭は冷えた?」

「……うん」

 

 私の問い掛けに一言だけ帰ってくる。

 私の機嫌を損なわぬように考えた結果だろう。きっと。おそらく。メイビー。多分。

 

「そう……。今から私は依頼があるから行ってくるから。その間にお風呂でも入っちゃいな」

 

 私は伝言を手短に済ます。

 

「……わかった」

 

 アリアから了承の返事が返ってくる。

 

「じゃあ行ってくるね」

「……いってらっしゃい」

 

 アリアからの『いってらっしゃい』を聞いてから私はドアを閉めた。

 

「どうだった? アリアの方は」

 

 花梨が心配そうにアリアの様子を私に尋ねた。

 

「ま、大方大丈夫でしょ。時間経てば元通りよ」

 

 私は『心配ない」と花梨に答える。

 

「そっか……そのままでいいのに」

 

 花梨は不満げな表情だった。

 言うてやるな。確かに私もそう思ったけどさ! 

 

「いい加減に行きましょ? 依頼者待たすのは流石にマズイからね」

「そう……だね……」

 

 私の言葉に花梨は頷き、優梨愛との合流地点へ向かった。

 

 

 

 男子寮のガレージ前。

 そこが優梨愛──(ひいらぎ)優梨愛(ゆりあ)との合流地点。

 彼女は装備科・強襲科所属で私のパートナー。

 それにイ・ウー研鑽派、『魔女連合』所属であり、私の同期でもある。

 教授以外に『錬金術』を扱える数少ない人材であり、『錬金術士(アルケミニスト)』の異名を持つ。

 

 

「ごめんね。待った?」

「凪優がメール長くて。結構待ったでしょ?」

 

 私が謝り、花梨は花梨でフォローという名の貶めをやっていた。

 

「いえ。大丈夫ですよ。私も今来たところですし」

「そう? ならいいのだけれど」

「はいっ! それに……」

「「『それに』……??」」

 

 優梨愛の発言の続きを待つ私と花梨。

 

「ザコ共を黙らせるのに思いっきりヤれるんでしょ? 楽しみはとっとかないとね♪」

「「………………」」

 

 優梨愛の発言に唖然とする私と花梨だった。

 そういえば、普段はおとなしい優梨愛だけど、戦闘狂なんだよなぁ……。

 あの結衣でさえも抑止役に回らざるを得ない位に。

 解ってる私や花梨でさえもここまで唖然となるのだから初対面の人だったら開いた口が開きっぱだろうね。

 

 

 

 私達が合流場所からバイクを走らせること、7分。

 この地元で結構有名な建設会社、『旭翔建設』に到着。

 ビル内に入り、受付を済ませて最上階の会議室に行くと会社の社長・旭野(あきの)將文(まさふみ)(26歳・独身)が上座に着席していた。

 

 私、花梨、優梨愛はその対の席に着席する。

 

「今日も来てくれてありがとうございます」

「いえいえ。依頼ですし気にしないでください」

 

 旭野さんの言葉に返答したのは優梨愛。

 

「依頼とはいえ、此方が助かっているのも事実ですよ」

「そう言ってくれると私も嬉しいですね。で、この資料にあるのが……?」

 

 花梨が机上の資料を一通り閲覧し、対象について尋ねた。

 

「はい。此処が今日の対象です」

「成程。確かにこれはお灸を据える必要がありそうですね」

 

 制裁対象を確認した私は黒い笑顔を浮かべた。

 なお、花梨と優梨愛も同様であり優梨愛に至ってはヤる気だった。

 まぁ、『武偵として』臨むのだし殺しはしないだろう。多分? 

 頼むから寸止めでな……? 

 

「引き受けてくれますよね?」

 

 私達に依頼を引き受けるか否か質問する旭野さんは

 

『断ったらどうなるか解ってんだろうなァ……??』(ニッコリ)

 

 と脅迫してやがんだよね。

 殺気慣れしていない武偵だと卒倒するだろうが

 

「ええ。少しお話してきますね☆」

「ザコ共にはキッチリしてきますから♪」

「断るなんてしないけどね。 安心しなよ」

 

 引き受けるし、()()()()()殺気なんて日常茶飯事だからスルーする私達である。

 

 

 

 依頼者である社長と事前の打ち合わせを終わらせ、会議室を後にする私達。

 

 

 旭野さんはこの辺周辺のヤクザを締める元締めである。

 更に裏の世界に踏み込んでいるのは今はおいておくが。

 

 彼には大半の団体は素直に従うが、その中には偶に彼の手に負えないやんちゃ団体が存在する。

 その団体の粛清の依頼が私達に来るのだ。しかも名指しで。

 

 教務科の方もこの依頼を達成した際の報酬が破格と言う位に良いので

 

『断ったら解ってんだろうなァ!? ブチ殺すぞ」

 

 状態でその状況に

 

「第9条あるだろ」

 

 と野暮なツッコミはしないのがお約束という物である。

 

 旭翔建設ビルから徒歩数分。

 目的地の

 

『槇島組総合事務所』

 

 に到着した私達は裏口から潜入とかはせずにもう真正面からの突破に決まってるじゃないですか。

 

「「「毎度でーす」」」

 

 適当な挨拶した私達を迎えたのは

 

「ザッケンナコラーッ!」

「スッゾコラー!」

「チェラッコラー!」

「ルルァックァラー!」

「ワドルナッケングラー!」

「ワメッコラー!」

「ドカマテッパダラー!」

 

 

 ヤクザスラングをひたすら喚く構成員(クソザコ)の皆様でした。

 

「えっと、少し O☆HA☆NA☆SHI しましょうか?」(ニッコリ)

 

 と私が、

 

「という訳で精々足掻けよ? そして愉しませろよ? このアタシを」

 

 と優梨愛が、

 

「ま、死なない程度には手加減してあげるから感謝しなさいよね」

 

 と花梨が、とびっきりの笑顔で言い放つ。

 もう、構成員の皆様には死なない程度に無事は保証しない。

 

 

 

 ✽✽✽✽✽

 

 

 1時間半後私はOHANASHIを終わらせて旭野さんに報告後、優梨愛と別れて次の目的地に向かっていた。

 

「今回の達成報酬も凄かったね……」

 

 花梨が思い出したかのように発言する。

 

「確かに。『女子寮新棟の建設(工事費等は旭野さんの会社持ち)とトヨタFT86(新車)の進呈』だっけ」

 

 私がその依頼報酬の内容を思い出す。

 

「相変わらずの破格っぷりだね」

 

 花梨が苦笑気味に言った。

 

「うん。言うな」

 

 これ以上突っ込むなと言わんばかりに私は返した。

 

「……で、次どこだっけ?」

「蘭豹とゆとり先生のところ」

「あ、そう……」

 

 そう言って花梨は押し黙ってしまった。

 以前、実体化してたら知らぬ間に蘭豹に目をつけられていたからな。

 出会う度に戦闘を申し込まれてるから、おそらくは苦手意識があるんだろう。

 蘭豹のしつこさ的な面で……。

 

 

 

 

 

 

 蘭豹とゆとり先生が暮らすシェアハウスに到着した私は呼び鈴を鳴らす。

 因みに花梨はお留守番である。

 

「はいはーい。どちらさまですかー?」

「私です。水無瀬凪優です」

「あ、水無瀬さん。いらっしゃい」

 

 私を出迎えたのは担任教諭の高天原ゆとり先生だった。

 ほんわかして、武偵校の教師には不向きだと思う事無かれ。

血濡れ(ブラッディー)ゆとり』の異名を持つ元・凄腕傭兵で過去に私もガチで闘った事があるのだが、あれ程の猛者は居なかったと断言できる。

 何せ、今も尚SDAランク全世界で1位に現在進行形で君臨している世界最強だからね。

 

「おう、来たか。さっさと作れや」

 

 私の存在に気付いた蘭豹が『肴を早よ作れ』と催促する。

 

「了解です。キッチン借りますね? あ、あとゆとり先生これ……」

「あ、さっきの依頼の仮報告書ね?」

「はい」

「わかりました。これは預かっておきますね」

「おねがいします」

 

 ゆとり先生に先程の依頼が随分早く終了し、時間が余ったのでその時に作った仮報告書を渡した後、私は蘭豹先生の酒のつまみを作り、帰宅した。

 おつまみは蘭豹とゆとり先生が取り合いになり、喧嘩に発展し、更に全部食われた怒りで乱入した綴で大乱闘が勃発する位に大絶賛だったそうな。

 

 

 

 

 続くんだよ。

 

 




葵  「さて、如何だったでしょうか」
理子 「色々と出番増えてるよね。理子は増えてないけど」
葵  「私は出てすらないけどな」
花梨 「私は増えてるけどね、出番」(ドヤァ・・・
葵  「なにそのドヤ顔」
理子 「すっごくムカつくね」
花梨 「負け犬の発言は効かないよっ」
葵理 「「あ゛!?」」(殺気)
花梨 「…………スイマセンデシタ(・ω・`)」
優梨愛「今のは花梨ちゃんの自業自得だね」
葵  「お、優梨愛。お疲れ様」
理子 「初めての本編登場だったんでしょ? 緊張した?」
優梨愛「それは……物凄くしましたよ」
理子 「あー……やっぱり?理子も緊張したもん」
葵  「だよなぁ……」
理子 「あおちーはまだ本編登場してないじゃん」
葵  「予定的に前倒し登場する予定よ?」
優梨愛「成程。リメイクだから出来る技ですか」
葵  「そゆこと」
理子 「そういや、このタイミングであおちーってさ……」
葵  「何よ?」
理子 「以前にタイプミスしてなかったけ?」
葵  「あぁ……『ミスラ』ね」
理子 「そうそう。それそれ」
優梨愛「なんですか、『ミスラ』って」
葵  「知らん。偶然にそうやって何度もミスってたんだよ」
理子 「なんか降りてきたんじやない?」
葵  「多分そうかも。よくあることだし」
優梨愛「あるんですか……」
葵  「うん」
花梨 「(・ω・`*)ネー私の存在忘れてない?」
葵  「ワザと」
理子 「既にデフォ」
優梨愛「当然の報い」
花梨 「(・ω・`)」
優梨愛「謝辞行きましょう。花梨ちゃん放置で」
花梨 「ちょまぁ!?」
葵  「この話を読んで評価してくれている読者様にも感謝感激雨霰です」
優梨愛「皆の評価で葵ちゃんは執筆頑張れます」
花梨 「だから次回以降も読んでくれると嬉しいです!」
理子 「あおちーのモチベーションと集中力で次回の投稿時期が未定だよ」
葵  「ですが、次回もなるべく間隔が空かないように頑張ります」
花梨 「なので、これからもよろしくお願いします」
理子 「それでは、また次回」
葵  「このあとがきの場所でお会いしましょう。それでは……」
4人  「「「「ばいばいっ!!!」」」」

絶対に文字数が増えた新規書き下ろしのあとがき⑦ 完
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