緋弾のアリア -瑠璃神に愛されし武偵- Re:Make 作:あこ姫
翠 「そして久々のアタシだ」
結衣 「……なにこの自己紹介文は。初見さん置いてけぼりじゃん」
翠 「知らんがな。お前がそうしたからコッチが合わせたのに」
結衣 「ノリでやっただけなんだけど、私」
翠 「お前は多いな、そういうの」
結衣 「うるさいな。大きなお世話だよ」
翠 「……何か言ったか?」(殺気)
結衣 「イエナニモ」
翠 「なんだその棒読み感は」
結衣 「気のせい」
翠 「ダウトだな。確実に」
結衣 「そんな事はおいといてさ」
翠 「『そんな事』で片付けるか?コレ。……で、なんだ?」
結衣 「マジで
翠 「ホントにな。 よくもまぁもう一度巡ってきたわけだ」
結衣 「次サボタージュしたらどうなるんだろうね?」
翠 「さぁ……どうなるんだろうな」
結衣 「怖いね」
翠 「だな」
結衣 「……タイトルコールしちゃおうか」
翠 「そうだな。『第006弾』」
結衣 「『凪優とキンジとアリア@Night』」
結翠「「どうぞ!!」」
体育座りしてそうな2人がお送りしたまえがき⑥ 完
「……ていうかな、『ドレイ』ってなんなんだよ。どういう意味だ」
キンジがアリアに衝撃発言についての真意を問うた。
「
「……要は『パートナーになれ』ってこと? ……なら、私は別に構わないけど」
アリアの『ドレイ宣言』はパートナー申請だった。そうならそうと言ってくれればいいのに。
私は特に断る理由も無いしアリアの依頼を受ける事にした。
個人的にはコッチの方が都合いいからね。
「ホント? 引き受けてくれるの?」
「ええ。嘘はつかない。別に
「ありがと。…………で、キンジの方はどうなの?」
私が引き受けたことでアリアは底なしか嬉しそうだった。
過去に『
続いてアリアはキンジに対して返答を尋ねた。
「何言ってんだ。
忘れているのか、キンジよ。私も(
まぁ、強襲科が『トチ狂った所』に関しては全否定できないけど。
「あたしにはキライな言葉が3つあるわ」
「聞けよ人の話を」
「『ムリ』『疲れた』『面倒くさい』。この3つは、人間の持つ可能性を自ら押し留める良くない言葉。あたしの前では二度と言わないこと。いいわね?」
キンジの主張は何処へ行ったやら。
お構いなしにアリアは自分の要求を叩きつけると同時に87個目のももまんをはむっと食べて、指についた餡を舐め取った。
しかし、アリアの食べっぷりは見事だ。
こうも美味しく食べてもらえると作り手の冥利尽きるって物よね。
「キンジのポジションは―そうね、あたしと一緒にフロントがいいわ」
「私は……?」
キンジがPTに加入した前提で話を進めるアリア。
その最中に私の名前がなかったのでアリアに自分のPT内のポジについて尋ねてみる。
「凪優は……臨機応変にかしらね。だって未知数すぎるもの」
「なるほどね」
アリアの返答に納得する私の横で
「よくない。そもそもなんで俺なんだ。凪優でいいだろ?」
納得が行っていないキンジだった。あと、他人の許可もなし生贄にすんじゃねぇよ。氷像にして差し上げるぞっ☆
因みに『フロント』……『フロントマン』とは武偵が
「太陽は何故昇る? 月は何故輝く?」
例えの類なんだろうが、アリアの話は飛躍してるなとは個人的には思ったりしている。
「キンジは質問ばっかりの子供みたい。仮にも武偵なら、自分で情報を集めて推理しなさいよね」
それについては子供みたいななりの
「うん。まったくもって同感だと思う」
夕飯後、自室で寝ていたはずの花梨が不機嫌そうに部屋から出てきた。
「あれ? 寝てたんじゃなかったの、花梨」
「うん。だけどキンジが五月蝿くて眠れなかったの」
花梨の告白に
「キンジ……人の安眠妨害するのはどうかと思う」
私は呆れた様に言うと、
「なんで俺が悪いんだよ!? そもそもこの原因はアリアだろ!?」
「ちょっと、なんであたしに責任転嫁してんのよ!?」
キンジとアリアの喧嘩が始まった。
『止めるの大変そうだなー』
なーんて、私が思っていたら。
「ねぇ、ケンカするんなら二人まとめて私が相手になってもいいんだけど……??」
花梨が激おこだった。本気の殺気飛ばしてるよ……。相当安眠妨害根に持ってるね? コレ。
「「…………スイマセンデシタ(´・ω・`)」」
一瞬にして土下座のキンジとアリアにこの部屋が消滅せずに済んで安堵する私なのである。
仕切り直して話は再開された後、アリアの会話手法に気づいたキンジは対話手法を変えていた。なんというか、
『会話のキャッチボールが成り立たないのでこちらも要求を単刀直入に突きつける』
的な感じで。それ故かキンジの話す態度も少し横柄になっていた。
「とにかく帰ってくれ。俺は1人で居たいんだ。帰れよ」
……私はどうしろと? 私も出て行けと?
「今の場合は凪優は対象外だし気にしなくても良いと思うけど」
花梨の言葉に安堵する私は内心マジ焦っていた。
「まぁ、そのうちね」
「『そのうち』って何時だよ」
「キンジが
「でも今はもう夜だぞ?」
「何が何でも入ってもらうわ。
『
…………??
何か引っかかるな……。後で兄さんに連絡しておくか。
「凪優……どうかしたの?」
「え!? 私は大丈夫。花梨の方こそどうかしたの?」
「うん。今、私はとてつもなく嫌な予感がするんだけど……」
「奇遇ね。私もそんな気がするわ。花梨」
私と花梨の会話を尻目にアリアとキンジの言い合いは続く。
「言わねーよ。なら? どうするつもりだ。やってみろ」
毅然とした態度で断り、煽るキンジ。
「ねぇ、凪優。キンジってもしかしなくても途轍のないバカなの?」
「言わないで。思ってても黙ってた方が良い事ってあるのよ」
私達の事はガン無視でアリアは大きな眼でぎろりとキンジを睨み、
「言わないなら、泊まっていくから」
私の中で考えうる最悪な答えを言い放ち、お泊まり発言を聞いた私は最早溜息しか出なかった。
それは花梨も同様である。
キンジは頬が痙攣を起こしたかのように引きつっていた。
「ちょっ……ちょっと待て! 何言ってんだ! 絶対ダメだ! 帰れ……うぇっ」
ぅおい! 何
吐いたら吐瀉物もろとも凍らせて東京湾に沈めるからな!?
「凪優、超必死だね……」
「当たり前だ!」
花梨の指摘にガチで返す私。
なんとかキンジが
「五月蝿い! 泊まっていくったら泊まっていくから! 長期戦になる事態も想定済みよ!」
と玄関のトランクを指さしつつ、キンジを睨みキレ気味に叫ぶアリア。
やっぱり宿泊セットだったのか。
『だとすれば、やはりさっきの言葉の意図に答えが……?』
私がそう考えていたら、
「──出てけ!!」
部屋主のキンジではなく、アリアが何故かその台詞を発していた。
「な、なんで俺が出て行かなきゃいけないんだよ! ここはお前の部屋か!」
「分からず屋にはおしおきよ! 外で頭冷やしてきなさい! 暫く戻ってくるな!」
再びアリアとキンジの喧嘩が始まっていた。
マジでいい加減に勘弁してくれないですかねぇ?
「どうにかしないの? 凪優」
「仕方無いか…………」
そう言って私はアリアの背後に行き、首根っこを掴んで空き部屋にぶん投げた後にアリアがクッションに着地したのを確認し、その部屋の扉を閉めた。
「ちょ、いきなり何すんのよ!」
「黙れ。自業自得だ。てめーもそこでしばらく頭冷やしてろ。時間になったらそこから出してやる。いいな?」
「………………はい」
私の怒気に気圧され黙るアリア。
「キンジもキンジで2時間ほど外出してこい」
そう言ってキンジに(キンジの)財布とケータイを投げ渡す。
「あ、ああ…………」
釈然としない返事を返し、外に出るキンジ。
「……ったく。平穏グッバイとか勘弁してよ」
キンジを見送り、深い溜息をつく私を花梨は慰めていた。
続くんだよ
葵 「如何だったでしょうか」
理子 「今回は花ちゃんの出番増えたよね」
花梨 「実は変わってないんだけどね」
優梨愛「正確には『花梨さん』の状態で……ですよね?」
葵 「その通りだよ」
理子 「でもまたどうして?」
葵 「精神体でいるよりか存在感出したくて」
優梨愛「その発言だと『精神体』だと影薄いみたいな発言ですね」
葵 「実際その通りだし」
理子 「確かに影薄いよね」
花梨 「二人して酷くない!? 優梨愛ちゃんはそう思わないよね?」
優梨愛「えっ…………あ…………ごめんなさい」
花梨 「本気でこいつらなんなの!?」
葵 「平常運転」
理子 「他意はない」
優梨愛「興味ない」
花梨 「優梨愛ちゃんが一番非道で草」
葵 「謝辞行こっか」
理子 「そだね」
優梨愛「そうですね」
花梨 「まさかのガン無視!?」
葵 「この作品を読んでくれて評価してくれる読者様にも感謝感激雨霰です」
理子 「これであおちーは執筆頑張れるから、次回以降も読んでくれると嬉しいな」
花梨 「葵のモチベーションと集中力次第で次回の投稿時期が未定となってるよ」
優梨愛「ですがなるべく間隔が空かぬように頑張りますのでよろしくお願いします」
理子 「と、言う訳で、これからもよろしくお願いなんだよ!」
花梨 「それでは、また次回」
葵 「このあとがきの場所でお会いしましょう。それでは」
4人 「「「「ばいばいっ!!!」」」」
今回は割と短めな新規書き下ろしあとがき⑥ 完