IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜   作:XIYON

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ではどうぞ。

黎牙 プレデタースタイル

セシリアのブルーティアーズと鈴音の甲龍を組み合わせて完成させた第4のスタイル。非固定浮遊部位に装備されているイロウションビットによる遠隔操作武装を使って相手のISのシールドエネルギーをジワジワと消すために想定して設計されたスタイル。他にもミサイルコンテナと鎌とライフルを切り替える武器を持つ。イメージはRWBYのルビーローズ。



・ISIS 届かぬ想い。嶺賀「問題が山積み過ぎるんですけど?」

 

シャルの義理のお母さんの件で動き出した俺達。しかし問題は山積みだった。『シャルの遺伝子で造られたクローン』だ。ティアリア、シャンロンに続き、シャルの遺伝子クローンまでもが現れたのだからもう困惑している。しかも日本支部を襲撃するのはいいが、無理に闇雲にいったら彼らの罠にハマることになる…そんな事を考えながら俺は何をしているかというと、ISの授業だ。セシリアと鈴音が山田先生の相手をしていた。

 

セシリア「つ、強い……」

 

鈴「さ、流石は元代表候補生であるだけの実力ね…」

 

今鈴が言った通り、山田先生はこのIS学園の元代表候補生。実力はモノホンだ。鈴とセシリアでさえも終始翻弄してしまうのだ。しかも使っていたのは教員用で何もカスタムしてないラファール・リヴァイヴ。あの性格では考えられない実力だった。そして向こうの観客席では浅井成実が皆の授業を観察していた。

 

研二「気になるのか?あの女。」

 

陣平「おいハギ、あれは女じゃねーよ。男だよ。」

 

研二「え!?は…」

 

嶺賀&陣平「しっー!」

 

もう女であることを察した俺と陣平はまだ知らない研二に黙るように言った。

 

研二「アイツも訳ありだな…」

 

嶺賀「大丈夫……俺もセシリアから事情を聞いたし…もしもの時は助けてくれるよ。」

 

どうやら成実はデュノア社の行動を既に予期しており、それを止めるためにIS学園に入学したのだという。しかし彼はこの事が終わったあとは学園にいるつもりらしいが…

 

千冬「おい封城、存外早く終わったおかげでもう一戦いけそうだが、やってみるか?」

 

嶺賀「・・・・相手次第でしたら構いませんよ?まぁ……流石に織斑先生は無理ですけど…」

 

陣平「チキってんじゃねーよ!ここじゃお前が強いんだろ?」

 

研二「そうだぜゼロ?お前なら普通に勝てるんじゃねぇか?」

 

千冬「いや、お前の相手は私じゃない。」

 

嶺賀&陣平&研二「え?」

 

先生が上空に指を指した方向を俺達3人は見ると、そこには妖精にも、悪魔にも見えるISがいた。そう、俺の姉さんだった。

 

研二「あれって……ゼロのお姉さんだよな?」

 

陣平「あ、あぁ……」

 

そう……迅速悪魔の妖精(アクセルデビルフェアリー)という2つ名で恐れられている俺の姉。秋菜が俺達の前に現れたのだ。

 

嶺賀「(なにやってんだあのバカ姉…)」

 

秋菜「はぁ〜い♪嶺賀?久しぶり♪」

 

嶺賀「バーロ。久しぶりじゃねーよ。そのISは学生相手に使うもんじゃねぇだろ?」

 

第三世代機、レヴィリシェルハ。俺の姉さんである秋菜の専用機として造られた俺と束さんお墨付きの機体だ。装甲は必要最低限と全体的に弱そうに思えるが、発光パーツと非固定浮遊部位(アンロック・ユニット)に割り振られていて、拡張領域(バス・スロット)も最低限。しかし白式よりは燃費はよく、それが姉さんのISの持ち味だ。なぜなら悪魔の妖精と名乗るぐらいに速いISなのだから………そんなこんなで俺と姉さんの模擬戦が始まった。

 

嶺賀「リフレクトハリアか…ちぃっ!」

 

反射反撃防御(リフレクトハリア)は装甲にかかる負担を任意の方向に弾く事が出来る… 一度に反射できる方向は一方だけで弾くタイミングなどの見極めが厳して難しく、反射の計演算処理が常人では不可能レベル。これを姉さんはなんと使いこなしているのだ。まぁ、いうなればカウンターができるチート装甲がIS全体に備わっているということだ。

 

秋菜「ほらほらどうした!お姉ちゃんに嫉妬しちゃった?」

 

嶺賀「うるせぇ!黙ってろ!」

 

瞬時加速イグニッション・ブーストによってかかる負荷を別方向に継続して走ったり、方向転換するのに使う。一度瞬時加速を使われると追い付けないし、悪魔の妖精と言われる異名が分かったことだ。しかもこのリフレクトハリアは攻撃も跳ね返す。

 

秋菜「私は武装これしか無いのに……攻撃方法も少ないし。」

 

嶺賀「その攻撃方法が厄介なんだよ!」

 

武装が少ないレヴィリシェルハは背面の非固定浮遊部位から放たれるビーム砲 兵器、しかもこれは無数に装備されているカウンターファンネルというものだった。通常ファンネルやビットは遠隔操作され、搭載されているビーム砲を用いて攻撃を行う小型兵器。

 

しかしレヴィリシェルハのファンネルは反射に特化したものであり、それによるオールレンジ攻撃を可能にし、ティアーズよりは使いやすい。ちなみにファンネルのベースはAGE:FXのCファンネルだ。

 

嶺賀「全く……我ながら酷いISを造ったな…」

 

反射反撃防御が以外の部位を攻撃するか、バリアを無効化できる技を撃たなきゃ突破は不可能。ブルー・ティアーズは機体特性上天敵。恐らくセシリアが相手だったらイチコロだ。

 

嶺賀「仕方ねぇな……トーナメントで使うつもりだったけど、今日に免じて使うか!こい、クレセントプレデター!」

 

俺は以前使ったアクセラーと同じ赤色をしていたが、コチラは黒色がベースで赤がコントラストになっている。この機体を見て秋菜はニッコリ不敵な笑みを浮かべた。

 

秋菜「新しいスタイルね?」

 

嶺賀「Exactly、セシリアのブルーティアーズを参考させて貰ったんだ。これに鈴音の甲龍のパワーも組み合わせて出来た新たなスタイルさ。それに、今の俺が姉さんに対抗できる可能性がもっとも高いスタイル……悪いな姉さん。今日は俺が勝つよ!」

 

秋菜「悪いけどそれは無理な相談ね!この娘を持ち出した以上、姉としてのプライドを見せてあげるんだから!」

 

そして俺と姉さんの模擬戦が再開した。俺がまず先手を取り、ビットを繰り出す。

 

嶺賀「さぁいけ!イロウションビット!」

 

レヴィリシェルハは上記の特性上、攻撃展開速度に難がある。特にカウンターファンネルは展開してから攻撃が不可能だ。相手に先手を譲るのがこの娘の弱点。そこに俺は付いたのだ。

 

秋菜「光学兵器は通用しないわよ?アナタ、知っててやってるのかしら?」

 

嶺賀「Exactly、基礎設計は俺がやって束さんと一緒に造ったからな?」

 

レヴィリシェルハは嶺賀の前世にあったアニメ等の知識を束さんが実用化しているものだ。スペックはお墨付きとはいえど、慎重にやらなくてはならない。

 

嶺賀「一応補足しておくとイロウションビットに攻撃性能はない。」

 

秋菜「はぁ?」

 

嶺賀「イロウションの意味……姉さんに特別に教えてやるよ。」

 

嶺賀が放ったイロウションビットがレヴィリシェルハを装備している姉さんを取り囲んで展開した。するとなんということでしょう……姉さんのモニター表示に書かれてあったシールドエネルギーがジワジワとなくなってくるではありませんか。

 

秋菜「え!?イロウションってそういう意味!?」

 

イロウション……日本語に訳すと侵食……このイロウションビットが相手のISに取り付くことでシールドエネルギーがドンドン無くなっていく仕様だ。

 

嶺賀「あぁ、このイロウションビットはその名の通り侵食、つまりISは毒を味わった気分になるってわけさ。さぁ、チェックメイトだ!」

 

俺は無数のミサイルを同時展開して姉さんに向けて放ち、吹き飛ばして戦闘不能にした。

 

秋菜「メタ装備とか酷すぎるわよぉ!」

 

嶺賀「うるせぇ、言っておくがこれも制御下に置くためにかなりの演算能力がいるぞ?それに……対策してない姉さんが悪い!拡張領域が空いてるんだったらライフルの1個か2個入れておけよ。」

 

秋菜「いやよ!この娘、銃器の好き嫌い激しいんだもの!」

 

こうして姉弟の戦いは俺をメタ装備で完封させた。あまりにも酷い結果で姉さんは…

 

秋菜「うわあああああん!ちーちゃぁぁぁぁん!嶺賀がイジめるよぉぉぉ!」

 

千冬「ちーちゃん呼ぶな!織斑先生と呼べ、この馬鹿者!」

 

秋菜「うぅ……」

 

千冬「それに、封城の言う通り対策の一つか2つぐらい入れておけ。」

 

陣平「な、なぁ……お前のお姉さん……駄目人間なのか?」

 

嶺賀「俺が小6の時に束姉さんに弟子入りするまではな……自分で稼いだときにはもうあんな感じで…」

 

研二「あほくさ…」

 

そして放課後…俺は研二を呼集。一緒にデュノア社をぶっ潰すことを話した。

 

研二「おいおい待てよ。俺は訓練機で練習してるけど……専用機なんか持ってないぞ?」

 

嶺賀「お前、訓練機のラファールでライフル使ってたじゃねーか。」

 

そこで俺はシャルの使っていたラファールをベースに新たなISを造った。その名もクレイ・ファヴルク。

 

嶺賀「纏ってみろよ。」

 

研二はそう言われてその緑色のISを纏った。イメージはダンボール戦機warsのオーヴェイン。そしてそれにデュナメスを組み合わせたISだが、ラファールのように戦闘タイプは全距離対応万能型で、衝撃吸収性サード・グリッド装甲だが、シャルのラファールと同じように69口径パイルバンカーも装備している。しかしこれはまだほんの一部。本当の武装はこれだ。

 

研二「あ?なんだこのモニターにあるスイッチ…」

 

研二はモニターに書かれた赤いスイッチを押す。すると背中が変形し、ある武装に変化する。

 

セットアップ!オーキャノン!

 

オーヴェインの基本装備は、新機軸「マルチギミックサック」のひとつである「オーハンマー」と背中に搭載された大型ユニットとそれを連結させて完成させる「オーキャノン」へと姿を変え、遠近両方で高い能力を発揮出来る。しかし俺はこれをオーキャノンにのみ振っている。しかし遠近両方で高い能力を発揮出来ることは実はできる。

 

研二「んじゃ、早速乗り込みますか。」

 

陣平「だな。シャルをたすけてやろうぜ。」

 

こうして俺達はシャルを救うためにデュノア社の日本支部に突撃するのであった…

 

 




封城秋菜 容姿 マルゼンスキー イメージCV Lynn
嶺賀の来世の姉でIS学園の教師。両親は既に他界しており、金銭は彼女が支えている。嶺賀が束の弟子になった後は自分で稼ぐようになり、次第にISの事以外は駄目姉になってしまう。唯一の肉親である嶺賀を溺愛しており、基本的に余程のことがない限り彼の頼みを断ることはない。IS操者としての適性はA+。迅速悪魔の妖精(アクセルデビルフェアリー)の異名を持つキャノンボールフィストのトップレーサー。現在はIS学園の教師に赴任。専用機は嶺賀が束と一緒に製作した第三世代機。『レヴィリシェルハ』

レヴィリシェルハ

嶺賀と束が秋菜専用のために造った第三世代機。反射反撃防御(リフレクトハリア)というカウンター装備の装甲を用いるチートにも程々がある無類の速さを誇るIS。第3世代兵器は背面の非固定浮遊部位のカウンターファンネル。この背面のビーム攻撃をファンネルを反射するために使うオールレンジ攻撃が唯一の武装。無力化できる。だが高度な計演算処理能力が必要で扱えるのは束と秋菜。

次回

・デュノア社突入。嶺賀、相手に恥を思い知らせる。


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