IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜   作:XIYON

16 / 70

クレイ・ファルヴク
嶺賀が研二のために造った第三世代機IS。ラファールのように戦闘タイプは全距離対応万能型で、衝撃吸収性サード・グリッド装甲、69口径パイルバンカーも装備しているが、ISの新機軸「マルチギミックサック」を搭載しており、これで遠距離砲『オーキャノン』を使用できる。イメージはオーヴェインとガンダムデュナメス。


・デュノア社突入。嶺賀、相手に恥を思い知らせる。

 

俺と陣平、そして研二はデュノア社の日本支部前までやってきた。護衛の兵士は全員倒し、後は内部に侵入するだけだった。

 

嶺賀「研二、もし何かあったら俺達に知らせてくれ。」

 

研二『分かった。気をつけろよ?お前さんの言うシャルの偽者がヤバイ奴かもしれないぞ?』

 

俺と陣平はISを解除して社内に入っていく。すると俺達の前に予想もしない敵が現れたのだ。

 

嶺賀「グレイリオ!?」

 

陣平「は?なんだそりゃ。」

 

「ダンボール戦機ウォーズ」に登場するLBXで、セカンドワールド内の仮想国「ロシウス連合」で使用されている。機体には両側頭部と背部の腰アーマーにロシウス連合の紋章が、左腰アーマには小隊番号と機体の略号のマーキングが施されていたが…

 

嶺賀「なんだあのマーク…」

 

紋章がマーキングされた場所には見たことも無い紋章が書かれていた。ドラゴンが恐らく古代樹やそこら辺の気を囲んで守っているような紋章だった。

 

陣平「おい!あんな奴、あの本に書いてあったか?」

 

嶺賀「いやありえない。それにこれ程のグレイリオとガウンタがいるにはおかしい!」

 

デュシャリ「それはそうだよ。だって私達が生み出した兵器だからね。」

 

するとグレイリオ達の前に、例のシャルロットモドキが現れた。デュシャリと名乗る女性だ。(見た感じ五等分の花嫁の中野一花にも似てるし、胸もデカい……馬鹿なの?)

 

陣平「お前ら……セシリアや、シャル達に成りすまして何企んでやがる!」

 

デュシャリ「いやだなぁ?男にそんなことを言われたら私怒るよ?」

 

陣平「コイツゥ!」

 

嶺賀「落ち着け。」

 

俺は怒り狂う陣平を沈めたあとに、ガウンタの一体を研二が狙いを定めて撃った。

 

研二『さぁて……次はお前さんだぜ?偽者さんよ。』

 

デュシャリ「今のは狙撃?汚い手を使うわね?……ならいいわ。私達が何者か教えてあげるわよ。」

 

陣平「なんだと?」

 

デュシャリ「私達は女尊男卑崇拝組織『ノワール・ストラトス』女子による世界征服も目的に動いてるわ。私達代表候補生の遺伝子を持ったクローンは、異性に恋焦がれる馬鹿な女達をぶち殺すために産まれたのさ!」

 

「「!?」」

 

陣平「ノワール・ストラトスだと?」

 

嶺賀「(まるで黒の組織だな…)」

 

その想定外の展開に俺達は困惑するしかなかった。

 

デュシャリ「男子を皆殺しにしなさい!グレイリオ、ガウンタ!」

 

グレイリオとガウンタは俺達に襲いかかってきた。しかしそれを俺達は瞬時に避けていった。すると…

 

デュシャリ「どうやら私が相手をしないと怯まないようね!」

 

デュシャリは黒いISを纏って俺達に攻撃していた。そのISはラファールではあったが、俺達の想定外の装備を沢山持ち合わせていた。

 

陣平「コイツ……舐めやがって!」

 

デュシャリ「ふふ。」

 

陣平がソードで一振り入れようとした時、デュシャリは姿を消したのだ。

 

陣平「な!?どうやってやがる!?」

 

デュシャリ「探してみなよ封城嶺賀。松田陣平。ま、このステルスを持ってる私には一切敵わないけどねぇ!きゃーーーはっはっはっはっはっ!」

 

研二『おい!あのモドキの反応が消えたぞ!?』

 

嶺賀「この迷彩……見たことあるぞ…MOCSだ!」

 

陣平「なんだよそれ?」

 

嶺賀「ステルス迷彩だよ。しかも、赤外線レーダーにも高いやつだ……うわつっ!?」

 

デュシャリのステルス攻撃に俺達は大苦戦していた。このMOCSとは、「TheNextGeneration-パトレイバー-首都決戦」(パトレイバーの実写版映画)に出てくるテールローターを持たない「ノーター」方式のヘリコプター。AH-88に日本が独自改良を施したAH-88J2をベースに、陸上自衛隊技術研究本部と民間企業が共同開発した恐ろしい兵器、AH-88J2改 グレイゴーストに装備されているステルス迷彩だ。

 

嶺賀「通称、汎用光学迷彩システム……非常に高い低視認性を実現した他、最新の熱光学迷彩によって赤外線レーダーに対する高いステルス性も有している……電子レーダーに対するステルス性は有していないから、電磁系には弱い……けど、対弾性はゼロに等しい代物で機関砲弾どころか小銃弾でも容易に迷彩機能を喪失する。」

 

陣平「なら簡単じゃねぇか?」

 

嶺賀「だが、あれはただのMOCSじゃない……魔改造されてる。」

 

陣平「え?」

 

デュシャリ「よく分かったね?2人目の男性操縦者。そう、この装甲にはラファールと同じ衝撃吸収性サード・グリッド装甲も持ち合わせている。なみの銃弾でも、私は倒せないよ?」

 

陣平「どういうことだよ?」

 

嶺賀「MOCSは液晶パネルの細分化によって被弾時の迷彩機能低下を抑制しているはずだ。けどアイツはサード・グリッドも組み合わせて恐ろしいもんにしたんだ。」

 

MOCSによる光学迷彩の維持には発電によるパワーロスのせいで、迷彩起動時は戦闘機動に制約がかけられるほどの電力が必要だし、格闘戦時や攻撃時には光学迷彩を解除することによって機動性を最大限発揮してる……だがアイツの場合は解除しなくても……格闘戦ができる……!

 

嶺賀「ちぃっ!」

 

俺は急いでデュシャリに間合いを取ろうとしたが、それを瞬時に避けられてしまった。そして…

 

デュシャリ「貰ったっーーー!」

 

陣平「ゼロ!」

 

俺がデュシャリに攻撃され、絶対絶命のその時だった。俺を守るようにドラグーンのような遠隔操作の武装が俺を守った。(一見するとソードビットのようでもある。)

 

デュシャリ「くっ!?」

 

デュシャリはその攻撃で交代せざるを得なかった。そして彼女が頭上を見たところには2人の女性がISを纏って上空を飛んでいた。1人は剣、もう1人は斧を持っていた。その人物達は…

 

杏「やっほー嶺賀!怪我してない?」

 

こはね「嶺賀くん!大丈夫?」

 

嶺賀「杏!こはね!来てくれたのか!」

 

俺達を助けたのは俺の来世の家のお隣さんで幼なじみの白石杏と小豆沢こはねだった。2人は陣平が見たことがないISを使って、グレイリオとガウンタを次々と倒していった。

 

デュシャリ「くっ……ならもう1回消えれば!」

 

しかしデュシャリがもう一度ステルス迷彩で隠れて不意打ちしようとした時だった。

 

研二「悪いな……電子レーダーで見え見えだ!」

 

研二は電子レーダーでデュシャリに照準を捉え、オーキャノンを発射して劣勢させた。そして俺と陣平も辺りにいるグレイリオやガウンタを倒す。

 

実は研二のクレイ・ファルヴクにはサーモグラフィーや電子レーダーなどの探知機が備わっているため、デュシャリの持つMOCSも打ち負かすこともできる。そして2人が降りてくると…

 

嶺賀「SOSは届いたみたいだな?」

 

こはね「うん。なんとか間に合ってよかったよ。」

 

杏「それよりもアイツ…」

 

デュシャリ「くぅ……覚えてなさい!封城嶺賀!」

 

デュシャリはグレイリオとガウンタを率いれてその場から立ち去っていった。そして…

 

嶺賀「俺だ……あぁ、そうか……わかった。デュノア社の社長が逮捕された。送検、起訴されるらしい。」

 

研二『これでひと段落ってところだな?』

 

嶺賀「あぁ……一応な。」

 

杏「嶺賀の造ったIS、確か……スタービビットだっけ?いいね!これ!」

 

こはね「私のスクエア・オータヴルもフィッティングが合ってるし、私好みだよ!」

 

嶺賀「喜んでくれてよかったよ。俺と束さんのお手製だからな?」

 

デュノア社の件は終了、しかしデュシャリには逃がされてしまった…

 

そして数日後……俺はある人物に会うために、喫茶店『かみやま』に来店した。

 

斗真「いらっしゃい。」

 

嶺賀「加美山さん。先手の方がいるんですけど……」

 

斗真「あぁ……ソイツならあそこに…」

 

俺は金髪の女性に近づいた。外から誰も見られないところで俺と彼女との会話が始まった。

 

嶺賀「調子はどうだい?ベルモット。」

 

ベルモット「あら、その名前で呼ぶのは止めてくれる?アナタの前世で見てた漫画の黒の組織にいる私そっくりの人間……嫌いなのよ。」

 

嶺賀「性格は近いようなもんだろ……んで?何か掴めたのか?」

 

この世界にいるベルモット、つまり、黒の組織のような悪いババ……じゃなくて、お姉さんは諜報活動をメインとするスパイ集団『CIA』の捜査官。今は以前に戦ったノワール・ストラトスの情報を探るため、日本に在住している。

 

ベルモット「まさかMOCSが使われるなんてね……しかし…ついに動いたのね。ノワール・ストラトス。」

 

嶺賀「前々から知ってたのか?」

 

ベルモット「黒の組織のような存在なのは分かっていたわ……けど、組織の内情が不明のまま、CIAもFBIも苦戦していたのよ。」

 

嶺賀「そうか……そうだよな。元々はアメリカで活躍していた組織だ。今になってなぜ日本で活動を始めたんだ?」

 

ベルモット「それも今、調べているところよ……さてと、私もそろそろいかないと。マスター、ご馳走様。」

 

斗真「ありがとうございました。」

 

ベルモットはお店を出ていき、黒のセダンに乗って帰っていった。

 

斗真「この前に遭遇したデュノア社の件か?」

 

嶺賀「えぇ…代表候補生の遺伝子クローンが4人も出たので…困惑していて。」

 

斗真「力を貸そうか?」

 

嶺賀「仮面ライダーセイバーの力を借りたら……俺が先生達に攻められますよ……ま、ヤバイ時は助けてくださいね。」

 

そしてその会話をこっそり聞いていたウェイトレスがいた…

 

響希「(FBIだけじゃなくCIAも動いているのか?ノワール・ストラトスは恐ろしい連中しかいないんだな。)」

 

そんなことを知らずに、俺も喫茶店をその場から立ち去っていった。

 

響希「……」

 

斗真「アイツが気になるのか?」

 

響希「えぇ…男性操縦者の1人ですから…気になると言えば気になりますよ?」

 

斗真「あまり攻めすぎないようにな?」

 

響希「はい…(お前もここにいるんだろうFBI。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑞来翼…)」

 

 





ベルモット
IS世界に存在するベルモットで黒の組織のヤバイところにいる女の人ではない。その正体は諜報活動をメインとするスパイ集団『CIA』の捜査官。現在は謎の組織『ノワール・ストラトス』の情報を探るため、日本に在住している。嶺賀が転生者であることを知っている唯一の人物で、彼の知っている物を見つけるとそれを嶺賀に見せる。しかし黒の組織にいるベルモットと性格は変わらない模様…(人殺しはしない。)

悠忌響希
喫茶店かみやまでアルバイトをしている女性。やけに来店してくるベルモットの喋る言葉を気にしているが、その正体は不明。しかし料理の腕はマスターである斗真も驚くほどである。名前の元ネタはシンフォギアの立花響+悠木碧。

次回

・ラウラの戦いともう1人のゼロ 嶺賀、公安に近づく…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。