IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜 作:XIYON
ではどぅぞ。
嶺賀「ふーむ……」
デュノア社の一件後、あの会社はシャルの父親が代表取締役になった。彼は義母のこと嫌っていたらしい。今回の件でシャルはIS学園の生徒としてそのまま残ることになった。シャルの父親は全面的にシャルを支援しながら、会社のブラックを消すために奮闘するらしい。他のクズ幹部も警察に捕まり、現在事情聴取を行っているという…
しかし、ここからが山場だ。(まぁ山場はラウラの件が終わってからもあるけど…) ラウラ・ボーデヴィッヒ…彼女は一番厄介な女性だ。生体兵器として作られた試験管ベビーである彼女は教官である千冬先生を心酔していた。けど一夏が変な組織に攫われたせいで、名誉に汚点を残す元凶となった彼を憎んだり、嫉妬したりしている……現状そのような状態だ。さて、俺は今、お昼休みの時間に食堂に来ていた。
嶺賀「ん?」
すると俺の前に意味不明なメニューがあった。それは…
嶺賀「オムカツ丼……?」
オムカツ丼とかいう謎のメニューがここにあった。疑心暗鬼でそれに目があってしまったのでそれを頼んだら…
嶺賀「こ……これは……」
すき焼きのタレで味付けしたトンカツと玉ねぎの上にふわふわのオムレツが乗った何とも悪魔な見た目をしていた丼物が俺の前に現れる。1口食べたらそこはもう楽園だった…
嶺賀「美味い……美味すぎてウマ娘になる…」
そんな食事を楽しんでいると…
研二「おいゼロ!大変だぞ!」
嶺賀「あぁ?なんだよ、俺は今オムカツ丼を楽しんでるんだよ。」
陣平「んなこと言ってる場合じゃねーよ!あのラウラって奴がセシリアと鈴をタコ殴りにしたみたいなんだ!」
嶺賀「はぁ!?」
俺は急いでオムカツ丼を食って、陣平と研二から3人がいるアリーナに案内された。するとそこではティアーズと甲龍をタコ殴りにしたラウラの姿があった。
嶺賀「なんであぁなったんだ?」
研二「あぁ……実はな…」
研二が言うにはボーデヴィッヒが威嚇砲撃を2人に放ち、俺と一夏をバカにした発言をしたらしい。その言葉でセシリアと鈴音はブチギレ。で、今に至って返り討ちにあったとさ。どっちが悪い……これもう分かんねぇな。
嶺賀「仕方ねぇ、これを使うか!」
俺は黎牙の仮面を付けて新たなスタイルを装備する。RWBYのワイスシュニーが使っていたミルテンアスター(ダスト搭載型多機能レイピア) 。鍔にあたる部分に搭載されているシリンダーの内部には赤・水色・紫・白・黄・青の6種類のダストが封入していて、回転式拳銃と刺突剣のハイブリッドのようなシビれる見た目でファンから愛称でリボルバーレイピアと名付けられた。これを使うワイスと同じレイピア使いでSAOのヒロインであるアスナをイメージして作ったのが『ロザリオスタイル』。この右手に掴んでいる武器こそ、リボルバーレイピアを模した武装。『リボルバーロザリオ』だ。
ミルテンアスターはそもそも効果の異なるダストを用途に応じて切り替えることで、剣戟の強化や魔法弾による弾幕の形成しかり、氷を生成して相手を拘束しかり、多種多様な行動ができるレイピアだが、剣術を型から身に着けたであろうワイスは、場数を踏んでもその原点に背かず、チームの中でもとりわけ綺麗なフォームを保っており、華麗に舞う白い姿が美しい。このスタイルはその美術も取り入れた新たな形態だ。俺はリボルバーロザリオを使ってラウラを襲撃し、2人を助けた。
セシリア「嶺賀さん!」
嶺賀「大丈夫か?2人とも。」
鈴「えぇ、なんとかね!」
ラウラ「貴様…… なんだその機体は?レイピアでそんな攻撃ができるわけないだろう…」
嶺賀「俺の趣味だ。悪いか?」
俺はリボルバーの位置を赤から紫に変えた。レイピアから雷の刃を放ってラウラを追撃するが、彼女はそれを避けきってしまう。
嶺賀「てめぇ、セシリアと鈴になにしてんだ?」
ラウラ「無論、奴らのデータを参考に戦闘しただけだ。だが、相手にもならなかった。」
嶺賀「俺の彼女に手を出しやがって……覚悟がある見てぇだな?」
ラウラ「貴様に敗北するほど落ちぶれていない。来い!」
俺とラウラが刃を構えて戦おうとしたその時だった。たまたま通りかかった教師に止められてしまった。なんだよ。せっかくワイスとアスナをイメージしたこれをもっと使いたかったのに…
ラウラ「興醒めみたいだな、つまらん。」
嶺賀「俺はまだ物足りないがな。」
ラウラ「ほぉう……いい度胸じゃないか。貴様、名は?」
嶺賀「封城嶺賀、このISは黎牙だ。」
ラウラ「封城か。覚えておこう…… 貴様は織斑 一夏の次に気に入らん。」
嶺賀「言ってりゃいいさ……」
その事を聞いてラウラがその場から立ち去ろうとしたが……
嶺賀「待てよ。」
ラウラ「なんだ?」
嶺賀「最近、セシリア、鈴、シャルの3人を模した遺伝子クローンが暗躍している……近いうちにお前の遺伝子クローンも現れるだろうな?」
ラウラ「ほぉう……面白い話をするな?なら、それも含めて貴様達を粛清してやろう。」
ラウラはそう言ったあとにその場から立ち去った。俺はシリンダーを紫から緑に変えて、ブルーティアーズと甲龍のシールドエネルギーを回復させた。
セシリア「こ……これは……」
鈴「シールドエネルギーが回復した?」
嶺賀「うーん……まだ初期段階だからもうちょっと調整が必要かな?しばらく身体を休ませてくれ。俺はラボに戻る。」
セシリア「あ、ありがとうございました!」
そしてラボに戻って、ラウラ対策のスタイルを造ろうとした時だった。俺のラボになぜか……浅井成実がいたのだ。
嶺賀「お前……どうしてここに?」
成実「さぁね……けど、一つだけ教えて欲しいんだ。」
成実が俺に本を投げ飛ばした。その本は…名探偵コナンだった。
成実「君も転生者なんだよね?俺に聞かせてよ。君の世界のことを…」
嶺賀「……お前、ISは?」
成実「訓練機しか使ってないよ?」
嶺賀「ふぅ……わかった。話すよ。」
俺は成実に真実を話した。江戸川コナンが工藤新一であること、さらに彼の身の回りで起きた様々なことを…
成実「頑張ってたんだ……小さな探偵さん。」
嶺賀「あぁ……なぁ成実、お前専用機欲しくないか?」
成実「専用機を?」
嶺賀「あぁ……これさ。」
俺が見せたのは『インパルスガンダム』を模して造られた新たなIS。『クォント・デルク』だ。
嶺賀「陣平や研二と違ってお前のISは3つのフォームを使える。お前に覚悟があるなら、使わせてやらんでもない。」
成実「……」
嶺賀「トーナメント。食い止めるぞ。ラウラの暴走。」
成実「セシリアさんの事を聞いたよ。大変だね?」
嶺賀「あぁ……鈴のもあんな状態だしな…」
一方、ノワール・ストラトスのことを調べていたベルモットは…
ベルモット「まさか……ラウラ・ボーデヴィッヒの…!?」
他のCIAのメンバーから貰った情報に驚きを隠せなかった…そして嶺賀が夜、散歩をしていた時だった。
響希「封城嶺賀くんだね?」
嶺賀「あぁ?」
後ろから黒肌で金髪の女性が俺に話しかけてきた。その人物は立花響に似ていた。
嶺賀「アンタは?」
響希「悠忌響希。あの喫茶店にいつもくる君なら、分かるはずだよね?」
嶺賀「あぁ、斗真さんのところのアルバイトさんか。どうしてここに?」
響希「君に話をしに来たんだ。ノワール・ストラトスのことを……ね?」
嶺賀「!?」
この時、彼女がこの世界の公安であることを……俺は知らなかった。
次回
・トーナメント開始!嶺賀、トーナメントのために準備をする。