IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜 作:XIYON
夕食では刺身に小鍋、山菜の和え物が二品、赤だしの味噌汁にお新香というメニュー……俺は漬物が苦手なので千冬先生に渡した。刺身は新鮮で美味しい。金目鯛だ。IS学園……随分と羽振りが良すぎるだろ…
陣平「おい、お前箒に何をしに?」
嶺賀「ちょっと野暮用でな……」
研二「バスで話してた件か?」
嶺賀「あぁ……専用機持ちになる覚悟が…どうやら彼女には足りないみたいだ…それより食べようぜ?こんなの滅多に食べれないからさ。」
俺は夜飯を皆と一緒に満喫した。夕食後。俺は皆が寝付いた後に1人だけパソコンを弄っていた。実は束さんに紅椿の設計図だけをくれと頼んだのだ。俺は新たなスタイルを完成させるために全力全開でPCを打ち込む。
嶺賀「(さぁ〜てぇ……一体どぉ〜んなぁ……トラップをぉ……仕掛けてくるんだるぉうねぇ〜……ノォワァールゥスゥトォラァトォス…)」
某クセの強い声優さんのモノマネをして、新たなスタイルの制作に没頭するのであった。一方……
咲希「あ……あぁ……」
志歩「(´・ω・`;)」
杏「私達……なんで呼ばれてるんだろ?」
こはね「さ、さぁ…」
俺の姉さん、封城秋菜が咲希達を呼び出していた。
秋菜「喉乾いたでしょ?これ、お姉さんお手製のりんごジュースよ。」
こはね「あ、いや……私達……まだ何も…」
秋菜「まぁそう言わないで♪口封じだから♪」
杏「あぁ……そうですか…」
秋菜「それで本題だけど……アナタ達は嶺賀のどこが好きなのかしら?」
こはね「わ、私は優しくていつも難しいところを教えてくれてて…」
杏「私はピンチになったらすぐ駆けつけて助けてくれるところ……私みたいにパワーがあるし……憧れてます。」
咲希「私はよくヘアチェンジしたことを褒めてくれるんです!『咲希はどの髪型でもカワイイよ』って!」
志歩「私は特撮が趣味で仲良くなりました…お互いに認めあって…私のギターも褒めてくれる……そんな優しさがある嶺賀が好きです。」
秋菜「なーるほどねぇ……でもそう簡単に渡すわけにはいかないわよ?将来、誰が嶺賀のお嫁さんになるかは分からないからねぇ?」
しかし…
嶺賀『聞こえてんぞバカ姉。』
杏「えっ!?」
咲希「え!?嶺賀くん!?」
嶺賀『あ、悪いな?姉さん何仕出かすか分からないから盗聴器付けて置いたんだ。俺も陣平や研二みたいに年頃の男の子なんでね?』
秋菜「あ!?ちょっ!?嶺賀くん!?」
嶺賀『後で覚えてろよ?』
俺は盗聴器を使って姉さんを恐怖に陥れたのだった。
杏「あぁ……これは嶺賀を怒らせたね…」
志歩「だね。」
そんなこんなで俺は外に出て岩場を歩いていた。するとそこにレゾナンスモールの蕎麦屋ですれ違った男に出会う。
嶺賀「あれ?アンタ……確かレゾナンスモールの蕎麦屋ですれ違った…」
ネームレス「頭がよく回るようだな封城嶺賀。」
嶺賀「(俺の名前を知っている?) アンタ、名前は?」
ネームレス「ネームレスだ。」
嶺賀「名無しさんってことか…んで?そのナナシが俺に何の用だ?」
ネームレス「俺はお前と同じ境遇の者だ。」
嶺賀「それって転生者って意味か?」
ネームレス「察しがよくて助かる。せっかくだが折り入ってお前に頼みがあるんだが…」
嶺賀「頼み?」
ネームレス「今度行われる全国IS祭……あれの警備を手伝って欲しいんだ。」
嶺賀「あぁ……確か歌星麗菜が俺に言ってたな。」
ネームレス「そのIS祭の関係者が何者かに殺された。」
嶺賀「名前は?」
ネームレス「覇玄国光。唯一の男性政治家だった。車で移動中…何者かにスナイパーライフルで殺されたらしい。俺はFBIのメスガキかと思ったが……全く違かった。」
嶺賀「FBIのメスガキ?」
ネームレス「すまない……こちらの話だ。とにかく、情報がまた入り次第伝える…」
嶺賀「分かった。」
翌朝。各種装備試験運用の為、訓練機生徒と専用機生徒で分かれることに……専用機持ちは個人でデータを取りを行わなければいけなかったから、当然の処置。そこには箒もいた。しかも……咲希と志保まで……
千冬「2人は見学だ。」
嶺賀「はぇ……」
研二「そういえば専用機を持ってない箒ちゃんがいるね。」
千冬「それは今から話そうと思っていたのだが……」
と千冬先生が説明したその時だった。
束「ちーーーちゃーーーーーーーん!」
ずどどどど・・・・!と砂煙を上げながら……ウサギロケットで天災、篠ノ之束が舞い降りた。本来は部外者立ち入り禁止なのだが、この天災。そんな道理、私の無理でこじ開けるよろしくで、乱入してきた。アンタはイビルジョーか。
千冬「束……」
束「やあやあ!会いたかったよ、ちーちゃん!さあ、ハグハグしよう!愛を確かめーーぶへっ!?」
嶺賀「あ ほ く さ。」
飛びかかってきた束さんの顔面を千冬先生が掴んで強烈なアイアンクローをお見舞いした…
流石は世界のCHIHUYU…手馴れている。
千冬「束。うるさいぞ。生徒が近くにいる。」
束「相変わらず容赦ないねぇ…」
その拘束から抜け出す束さんの動きも一連の動作なのだと言われても不思議じゃない。世界最強の手から逃れる彼女も只者じゃねぇからな。そんなこんなで次は箒に話しかけてきた。
束「やぁ!」
箒「どうも。」
束「えへへ、久しぶりだね。こうして会うのは何年振りかなぁ。おっきくなったね、箒ちゃん。特におっぱいが…♪」
ドンッ!
箒「殴りますよ?」
どこから取り出したのか……箒は自分の木刀で打った。
束「な、殴ってから言ったぁ・・・・し、しかも日本刀の鞘で叩いた!ひどい!箒ちゃんひどい!」
嶺賀「セクハラしたアンタが悪いだろ……」
志歩「咲希のおっぱい見たお前もセクハラだけど……」
嶺賀「あれはセクハラじゃねーだろ…(´・ω・`;)」
真那「え、えっと、この合宿では関係者以外ーー」
と、山田先生が部外者である束さんを追い払おうとしていた。
束「んん?珍妙奇天烈なことを言うね。ISの関係者というなら、一番はこの私をおいて他にいないよ?」
真那「えっ、あっ、はいっ。そ、そうですね……」
千冬「おい束。自己紹介くらいしろ。うちの生徒たちが困っている」
束「えー、めんどくさいなぁ。私が天才の束さんだよ、はろー。終わり。」
自己紹介も適当すぎる。もうこれ分かんねぇな。
束「やあやあ!我が弟子よ!久しぶりだね!」
嶺賀「もう少し大人しくしてると俺は思ってたんだけどな…クーは連れて来なかったのか?」
束「くーちゃんはお留守番だってさ。それよりも、あれから色々作ってたみたいだけど?」
嶺賀「まぁそうですね……これから見せ……」
と、箒の戦闘データを束さんに見せようとした時だった。俺の耳に微かに聞こえた謎のジェット音……空軍が使う戦闘機とは違う音に違和感を覚えた。それを聞いた俺は……
嶺賀「何か来る。」
「「え?」」
そのジェット音は徐々に俺達の方に近づいてきた。そして空を見上げると、なんということでしょう。俺の苦手な異世界技術で造りあげられてそうな戦闘機が飛んでるではありませんか。てかあれ……
嶺賀「(スターウォーズEP3の序盤でアナキン・スカイウォーカーが使ってたジェダイ・インターセプターだよな?なんで俺の世界で飛んでるんだ?)」
そのインターセプターは向こうの海岸で不時着。嫌な予感がした俺は急いでその場所に向かった。
杏「また何も考えないで行っちゃったよアイツ!」
こはね「心配だから追いかけようよ!」
咲希「あ!ちょっと嶺賀くん!授業中だよっ!」
志歩「先生!私達嶺賀が心配だから見てきます!」
陣平「待ちな!ISを持ってない奴もいるから俺も着いてくぜ。」
研二「なら俺も。」
成実「俺はここに残るよ。」
俺を心配した杏、こはね、咲希、志保、そして専用機持ちでもない咲希、志保を守るために陣平と研二も同行した。そして俺はそのファイターが落ちた場所に向かうと…
BB-8「864674pm_dpgovmgmmgmjwtwjmgp!?」
嶺賀「BB-8?」
R2D2ではなくBB-8が乗っていたことにも勘づいた俺……そしてコックピットから現れたのは…
月夜「あらら……航路は合ってたのにスフィア天界で満タンにするの忘れて不時着しちゃったな……これは一葉に怒られる。」
嫌な予感がした俺はすぐにスタンダードスタイルを装備した。
嶺賀「お前……誰だ?」
月夜「あ?IS?」
どうやら異界人の癖にISを知っているらしい。なんかヤベーぞこれ……
嶺賀「お前……宇宙人か?」
月夜「おいおい、人間なのにそんな言い方は酷くないか?」
咲希「嶺賀くん!」
みんなが心配して俺の所にきた。
月夜「陣平、研二、みんなを頼む。」
陣平「わかった。」
研二「おうよ!」
月夜「へぇ……俺とやるってのか?」
嶺賀「あぁ、変な宇宙船に乗ってISの事も知ってる……まぁ、戦わなきゃ分からねぇけどなっ!」
俺は奴に剣を振って攻撃するが、それをアクロバティックなジャンプで避けられてしまった。
月夜「ちぃっ……武力はしたくねぇが……仕方ねぇな!」
彼はまず手始めなのか。棒のような物を取り出し、そこから青い刃を出てきた。その剣のようなアイテムに俺は見覚えがあった。
嶺賀「ライトセーバー!?」
月夜「おらよっと!」
彼は俺にライトセーバーを使って攻撃してきた。当然、熱のようなもので切り裂かれると困るので、それを避けて難を脱した。そして…
嶺賀「今度はこっちの番だ!」
アクセラーに切り替えて彼に仕返しと言わんばかりに攻撃していった。
嶺賀「さて……もうお手上げした方がいいと思うぜ?」
月夜「どうかな?俺はまだ……物足りないけどな。」
するとこの男。どこから取り出したかは知らないがベルトのような物を取り出して腰に装着しやがった。そして小さいカプセルも取り出し、それをベルトに装填。色々な手順で何かを始めやがった。
ゼッツ!ゼロワン!
月夜「変身。」
その『変身』という言葉に俺を含め全員が唖然する。
「「え?」」
フュージョンライズ!
仮面ライダージード!フィジカムライジング!
嶺賀「えぇ……えぇーーーーーーーーーーーー!?仮面ライダーだとぉーーーー〜!?」
そう、この男が……仮面ライダーに変身したのだ。
月夜「さぁ続きをしようぜ。ヘンテコな男性IS乗りさんよ。」
次回
・月夜襲来。嶺賀、とにかく冷静になる。