IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜 作:XIYON
全国IS祭まで……あと2週間…
甲龍・クローズ
嶺賀が鈴のために作った甲龍の強化形態。仮面ライダークローズを模した武装を使い、通常の甲龍の倍の強さを発揮する。ボトルなしのビートクローザーが武器で、これを使って戦況を逆転させている。
如月戦兎の世界。
なのは「戦にぃ!」
戦兎「あ?どうした?なのはちゃん。」
なのは「その…頭上にスターデストロイヤーが…」
戦兎「はぁ!?」
嫌な予感がした戦兎はデストロイヤーから降りてきた俺を見つめていた。
戦兎「お前、海賊のやり方で学園に降りてくるんじゃねぇよ。」
一兎「許せ。急な用だから来たんだよ。」
戦兎「んで?俺に何かして欲しくて着いて来いって?」
一兎「分かってる癖に……煉のこと、お前も察してるだろ?」
戦兎「……」
どうやら戦兎は知っているような顔で俺を見つめたのだ。
戦兎「スフィア天界で煉が機材を沢山買った件は知ってる…だが、そこには…」
一兎「一海も一緒にいたんだよな?」
戦兎「あぁ…アイツら、なに企んでるんだ?」
一兎「さぁな……それで?お前も煉から貰ったんだろ?このチケット。」
戦兎「あぁ、この全国IS祭って奴だろ?」
一兎「お前はどうする?行ってみる価値はあると思うぜ?」
戦兎「だな……なのは、またしばらくの間留守にする。ミナコには一兎と一緒に任務に行くと伝えてくれ。」
なのは「分かったなの。」
そんなこんなで俺は戦兎を連れて、その全国IS祭がやるとされる場所へ向かうのであった。
嶺賀side
前が見えない……いや、見えるのだが、あちらこちらが暗い空間で身動きが取れない状態だった。暗い…暗すぎる…ここは深海か?間違って深海にいるサメとかに喰われないよな俺?…てか、俺は烈汝という箒の遺伝子クローンにやられたんだっけ…やっちまったな…咲希、悲しんでるだろうな。アイツが苦手なの……一人ぼっちだもんな…もし戻ってこれたら、アイツに……たくさんスナック菓子をあげたいな…
嶺賀「だけど……それも無理そうだな。」
???「それはまだ早いんじゃないかな?」
嶺賀「え?」
俺以外の声がしたので星乃一歌に似た女性が、身体を光らせながら俺に近づいてきた。しかも……
嶺賀「な!?お前なに全裸でいるんだよ!ここは深海だぞ!」
???「ここは深海じゃないわよ。ここは黎牙が一時的に作った不思議な空間…真っ暗なのはアナタがブレイヴァーの本当の力を発揮してないから。」
嶺賀「本当の力?てか、お前は誰だ?」
ライ「私はライ…星乃ライ。黎牙から産まれた存在。私はアナタを今まで見守ってきた。アナタは強い…けど、弱い時もある。人間誰しも弱点はある。」
嶺賀「……」
ライ「アナタだって……完璧じゃない時もあるでしょ?」
嶺賀「あぁ……だけどな。世界中の全部なんて不相応なことは考えちゃいねぇよ……手の届く範囲をイレギュラーであるはずの俺を…アイツらは封城嶺賀って存在を認めてくれたんだよ。だから守って……一緒に戦いたい。」
ライ「アナタはイレギュラーじゃないよ?」
嶺賀「え?」
ライ「アナタはこの世界に存在している。彼ら同様に私も貴方を認めているから。」
嶺賀「否定……しないのか?」
ライ「うん。否定はしないよ。」
嶺賀「ふっ……力を貸してくれ黎牙…ライ。」
ライ「うん!私も力になる!」
するとブレイヴァーを装備した黎牙は光出した。
嶺賀「これは第2形態移行(セカンドフェーズ)!?」
ライ「黎牙がきっと答えてくれたんだよ!」
嶺賀「そうか…ブレイヴァーは第2形態専用だったってわけか…なら、俺にもっと力よこせ……黎牙!」
俺は赤い光を放って海中から飛び上がり、みんなが戦っている場所に急いで向かうのであった。
鈴「たああああああ!」
シャル「はあああああ!」
烈汝「ふっはははは!甘い甘い!これで勝てると思うなよ!」
烈汝のあまりのスピードに追いつけなくなり、苦戦していた鈴とシャル。しかし1人だけついていこうとした奴がいた。それは…
陣平「ふんっ!」
烈汝「なに!?」
シャル「あ、あれは!?」
鈴「黎牙のウェアウルフ!?」
実は俺は秘密裏に陣平のカルヴマグアにウェアウルフ、アクセラー、プレデターを換装できるように改造したのだ。もしも俺が倒れて復帰できない時に使ってくれと渡したのだ。
鈴「なるほどね……なら私も本気を出す!」
鈴も俺が渡したクローズの力で陣平と合わせた。しかしそれでも烈汝の勢いは止まらない。
セシリア「皆さん。」
一夏「あぁ、同じこと考えてるな?」
箒「あぁ、アイツらを助けに行こう!」
ラウラ「うむ。セシリア、嫁と箒のISは燃費が悪い。私とお前で2人を援護するぞ。」
セシリア「はい!」
4人が空を飛んで陣平達を助けに向かった。その様子に千冬先生は…
千冬「あの馬鹿ども……」
束「あちゃー…待機命令無視して行っちゃったかぁ?」
研二「俺はここで待機かな。」
そして皆が福音と戦っている陣平達のところに向かうと、箒の遺伝子クローンに驚きを隠せなかった。
箒「あっ!?私…」
烈汝「やぁオリジナル!会いたかったぞ!」
烈汝は紅椿に乗っている箒に集中して攻撃し続けた。だが彼女はそれらを全て避け切った。
箒「やはり燃費が悪いか!?」
烈汝「隙を見せるとはなっ!」
セシリア「させません!」
箒の隙を烈汝が取ろうとしたが、セシリアがティアーズを使って箒をフォローした。そしてすかさずラウラがカノンで砲撃…そして一夏が零落白夜で切り裂いた。だが、彼女はまだ怯まなかった。
烈汝「そんなので私に勝てると思うな!オリジナル!」
箒「くぅぅぅ……!」
しかしそこに……
嶺賀「おうおう?元気じゃねぇか?生気がいいね?」
「「!?」」
烈汝「お前!私が殺したはず!」
嶺賀「第2形態移行したんだ。さぁ、続きを始めようぜ?偽者さんよ?」
俺は青、紫、赤で塗られたブレイヴァーを使って烈汝を追い詰めていく。だが……
烈汝「くぅ……まだ負けるわけにはいかない!」
烈汝はさらにパワーを解放して俺を追い詰めようとするが…
烈汝「力を吸収しているだと!?」
嶺賀「このブレイヴァーは守りを固めながら力を収束する……つまり、お前のエネルギーは…俺のブレイヴァーの餌ってことだ!」
俺は最大まで烈汝の使う福音のエネルギーを彼女に跳ね返した。
烈汝「こんなの……まだだ!」
しかし、別方向のところに目にも見えないスピードで彼女のパッケージに弾丸が撃ち込まれた。
烈汝「今の弾丸……どこから!?」
嶺賀「これで終わりだ!」
それをされた彼女の隙を付いた俺はパッケージから放出するエネルギーを持っていた刀に収束し、一撃を叩き込んで吹き飛ばした。福音はバラバラにされた烈汝は俺を海の底に落としたように、同じように奈落の海の底に落としたのであった…しかし…
烈汝「あはははははははは!あっははははははは!」
嶺賀「まだパワーがあったか?」
しかし…
カスタムアップ!フュージョンライズ!
ジ!ジ!ジ!ジ!ジード!
プラズマシャイニング!
アサルト・ブースター!
俺達を助けるために月夜が乱入、暴走した烈汝を腹パンを喰らわし、向こう側へと吹き飛ばした。
嶺賀「お前…」
月夜「みんなが頑張ってるのを見てられなくてな?」
月夜がそんなことを話していると、烈汝が足で彼を吹き飛ばして、ISスーツのまま宙を飛んだ。すると箒の紅椿と同じISを纏い始めた。
烈汝「ちっ……銀の福音は失敗か。IS学園の諸君。またどこかでお会いしよう。」
烈汝は閃光弾を取り出して放って俺達の目を眩まして、去っていった。
鈴「終わったわね。」
嶺賀「あぁ……だが。」
杏『どうしたの?』
嶺賀「さっきの弾丸……一体誰が…」
麗菜「愛華先輩…いや会長、銀の福音の鎮圧。完了しました。」
愛華『ご苦労様♪例のIS学園の男子生徒……なかなかの腕前みたいね?』
麗菜「まぁ…こちらにも有力な男子生徒が2人いますからね。」
愛華『えぇ……だけど封城嶺賀は謎に包まれているのよ。オーバースペックのIS……本来の人間では想像できない頭脳明晰な才能…怪しすぎるわ…正体が見たいわね。』
麗菜「ですね…私は尾行しながら、東京に向かいます。」
愛華『そうね。では待ち合わせはそこで…』
そして九州地方IS統括連盟学校。
里奈「剣護くんと麗菜ちゃん。一緒に封城嶺賀を尾行するみたいね?」
愛華「えぇ…さて、私達も準備しましょう。楽しい楽しい…全国IS祭をね?」
里奈「ところで……男性IS操縦者が本来5人居るはずなのに……この変な戦士に変身している男性…」
愛華「彼も…調べる必要があるわ…」
次回
・やっと落ち着いたかと思ったら…嶺賀、関西IS学院の生徒とはち合わせする。