IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜 作:XIYON
月夜side
まさかとは思わなかったが、阿求の提案で異世界チームを作ることになってしまった俺…嶺賀が今、色々と下準備をしている間。俺はみんなのために昼飯を買いに行ってた。
月夜「えぇと……焼きそばにお好み焼きは買った…あとはガパオライスにシンガポールチキンライス…」
買った物を確認して元の場所に戻ろうとした時だった。そこにFGOの沖田総司の姿をした女性が屋台をハシゴしていた。
ブリュッヒャー「お姉さん!このパンケーキみたいな奴を一つください!」
月夜「(ブリュッヒャー?)」
そこには軍人とは思えないラフな格好(サングラスにアロハシャツ)をしていたブリュッヒャーがいた……シャルロット・フォン・ブリュッヒャー……今まで俺と一緒に様々な脅威に立ち向かってきた戦友とも呼べる存在だ。ライトセーバーの腕前も一流なため、正直に言って俺のライバルである。
月夜「アイツ…なにしてんだ?」
ブリュッヒャーはジェダイを辞めてあの世界で軍人になったみたいだが…軍人とは思えないラフな格好に、俺は冷や汗をかいていた…彼女は今、右手でマリトッツォを食べていた。
ブリュッヒャー「ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”」
そんな彼女に声をかけるため、徐々に近づていった。
月夜「おい。」
ブリュッヒャー「んー?……んぐ!?ごふむーーんーーー!?」
ブリュッヒャーは口に溜め込んでいたマリトッツォを無理して飲み込んでしまって噎せてしまう。俺は近くにあった水のペットボトルを渡して飲み干させた。
ブリュッヒャー「はぁ……はぁ……助かったよ月夜。」
月夜「だーれが助かっただよバカ。お前なんでここにいるんだよ?」
ブリュッヒャー「え、えぇと……」
月夜「その顔……帝国とドンパチした後に疲れ果てた面影残ってるぞ?」
ブリュッヒャー「Σ(・ω・;)ギクッ」
月夜「たく……お前も煉さんに招待されたのか?」
ブリュッヒャー「あ、あぁ……せっかくの休暇だから楽しませて貰ってるよ……あはは♪あははははは…(^ω^;);););)」
月夜「全く……」
ブリュッヒャー「ところで……お前の彼女さんはいないのか?一緒に来ると思って探したのだが……いないみたいだな?」
月夜「一葉は惑星ハルファの任務で忙しい。何やら新しいリージョンに向かうことになったってよ。」
ブリュッヒャー「ほーう…んで?そのリージョンの名前は?」
リージョンの意味が分かったブリュッヒャーは質問してきた。
月夜「クヴァリス・リージョン……どうやら雪と山で覆われた土地らしい…」
ブリュッヒャー「ほーう…」
月夜「ていうか、どうせ来たなら、手伝って欲しいことあるんだけどいいか?」
ブリュッヒャー「手伝って欲しいこと?」
月夜side END
嶺賀side
てなわけで、突如として現れたシャルロット・フォン・ブリュッヒャーを仲間にした俺達は開会式に参加した。各学園が縦に整列して開会式を待ち望んでいた。ちなみにシャルは、軍服に着て開会式に参加していた。
するとステージから司会が現れて、進行を始めた。
赤沼「はーい!全国のIS使いの皆様!ごらんになっているでしょうか!第10回!全国IS祭のスタートです!司会は私赤沼とぉ!」
青沼「赤沼の妹、青沼です。」
「「宜しくお願いします!」」
翔夜「あぁ……なんか…」
輝夜「活きのいい司会者ね。」
青沼「では、全国IS祭の主催者である『金剛零覇』さんからお言葉を。」
すると金髪の女性がステージに現れた。
零覇「金剛零覇です。全国IS祭を開けてとても光栄です。10回目の今年も、皆さん全力で楽しんでくださいね?」
そして言い終わると元の席へ戻っていった。
赤沼「続いて選手宣誓!代表は九州IS統括連盟学校生徒会長!紅薔薇愛華!」
そしてリリカルなのはに登場をするギンガ・ナカジマの髪の色を赤くした女性が現れた。そしてマイクごしで……
愛華「宣誓、我々全国の生徒一同は全力全開でこの戦いを一生懸命頑張ります。全国生徒代表、紅薔薇愛華。」
嶺賀「アイツ……怪しい。」
青沼「では全国IS祭のルールを説明します。生徒の皆さんには5つの競技を行って貰います。その競技で各1位になった学園に1ポイント、さらに様々なことをして、様々なポイントが獲得され、最終的にポイントが多い学園が優勝になります。」
赤沼「ではでは!最初の競技だけ皆さんに発表いたします!」
青沼「お願いします。」
赤沼「題して!キャノンボールシティー!」
青沼「キャノンボールフィストのルールを今回だけの特別版でお送りします。」
赤沼「ルールは簡単!都会を走って一位を目指して頑張れー!妨害もいいよ!走って追い越すのもよし!……でも、町は壊さないでね?」
青沼「てなわけで、開会式おわりー…あ、ちなみに始まるのは明日だよ〜…」
赤沼「1週間の祭典!楽しみにしましょう!」
おいおいダラしないな司会者。もっとしっかりやりなさいよ。そんなこんなで開会式は終わって数分後。俺達の元にあの2人がやってきた。
健次「よう封城、まさか本当に参加するとはな?」
嶺賀「葛葉。」
健次「俺は一応、メカニックとして参加する予定や。柚葉を含む代表選手の使うISの調整をするからな?」
嶺賀「みたいだな……ちなみにお前はISを使えるのか?」
健次「あぁ、腕っ節は生徒会長も認める程や……なんやけど、専用機を譲ってくれへんさかい。」
嶺賀「ISの技術はどれ位ぐらい得意なんだ?」
健次「そりゃお前程ではないけど、生徒会長にも匹敵するもんや。」
嶺賀「ま、まぁな……」
健次「にしても……よく参加できたな?代表候補生はみんな里帰りとかでいないんやろ?」
嶺賀「……」
健次「封城?」
嶺賀「……」
健次「おい封城、お前何か隠してることがあるんとちゃうんか?」
嶺賀「お前はいつも察しがいいな……10年前の全国IS祭関係者が自殺した事件知ってるか?」
健次「あぁ……確か、ログエルト・ハールグだったな?」
嶺賀「表側は自殺として公安で処理されたが……裏では殺人事件だったんだとよ。」
健次「なんやて?なら、その犯人の目星は?」
嶺賀「候補として幡ヶ谷凪子が当初怪しまれたが、捜査線上から外されたよ。そして…」
健次「10年の時を経て…似たような事が起きるっちゅうことやな。」
嶺賀「あぁ、楯無さんその依頼をこなす為に参加したけど…まさか、異世界チームを組むとは思わなかったよ。カオスな面々で騒がしくて面白い限りだよ。」
健次「ふふ、封城、優勝は俺が頂くで?」
嶺賀「いや?俺が頂くよ。手に取った金で新しいスタイルを作りたいしな?」
健次「ひひ……にしても…あの十六夜煉って男。色々なところに仲間が生徒としているみたいやで?」
嶺賀「本当か?」
健次「あぁ、うちの学園には今泉狸狐っていう…本人曰く彼の知り合いだと言う京都の狐の女がおるんやけどな?本人が言うには彼のクローン言うとるさかいな。」
嶺賀「なるほどな……でも、それが本当の真実だったら、俺も目を配らなきゃならないな。」
健次「あぁ、ところで…」
嶺賀「あぁ?」
健次「あの乳デカイ姉ちゃんはウチの学校の生徒会長、神原林檎や……生徒の間では蠱惑魔女と言われとるさかい。」
嶺賀「あの魔女の帽子を被った女か?」
健次「せや、更識より物凄く深い裏をしる&関わる家系を持つ者の10代目らしいんやけど… 学院の会長としてきちんと努めていて学校の女子に人気なんや。時には裏に関わってしまった学院の生徒達を守っていることもあるさかいな。」
嶺賀「なるほどなぁ……んであの薄緑色の女の子は?」
健次「あぁ、あの子はうちの方のアメリカ代表候補生の星鳴美箜。アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフの人気モデルで、幼い頃に関西の方へ引っ越してしまって、幼馴染とバラバラになったみたいなんや。訓練機での実績がいいさかい、父の推薦でアメリカの代表候補生となったんや。」
嶺賀「ふーん……あ、関西の代表候補生には双子もいるんだな?」
俺はタマモクロスに似ている女性2人に目線を向けた。
健次「あぁあれは二階堂姉妹や、銀色の髪で胸がデカいのが姉の玲、んでもって、隣にいる茶髪の女の子が妹の御魂や。2人とも大阪生まれ大阪育ちの双子で、妹の御魂は小柄なせいで、年下に間違えられることがあるやが、料理の腕は一流、粉もんや、モヤシとハンペンの料理作うたりして、そのレパートリーは姉の玲も驚愕するぐらいやで。
嶺賀「ほぉー……」
健次「せやけど、可愛いものに目がなくて、ぬいぐるみが好きなさかい…他にも、怖いもの知らずとして有名やな?あの織斑千冬でさえも喧嘩売りにしようとしているさかい。姉の玲は生徒会長の林檎がボケばかりしとるいうて、彼女にツッコミ入れて苦労してるらしいんや。せやけど、ISではまるで周りに電撃でも発生をしているかのように見えるなどの気迫を持っているさかい。あやつもなかなかの腕前やで?」
嶺賀「んであそこにいる女は?」
健次「京都出身の久遠寺梓や。関西IS学院の生徒会副会長を務めておって自他共に厳しいらしいんやけど、他人の事情に配慮するなど自分に対してよりは甘めに出るさかい。自分に対してはストイックな厳しさで真面目なことから自分を追い込みがちなところを生徒会長にそれぐらいにして、肩の力抜こうよと助けられることが多いんや。」
嶺賀「関西のIS学園も苦労してるんだなぁ…」
健次「面倒見がえぇから、悩み事の相談を受けることが多いんやけどら勉強教えて特訓に付き合ってと頼られることもあるんや。彼女はISのことは兵器として見とる。ルールさえ守っているなら卑劣卑怯な戦い方も許容しておるが、まぁ、実際にやろうとしたらやはり抵抗あるさかいな?」
嶺賀「なるほどな…」
健次「ところであやつは京言葉が嫌いさかい。」
嶺賀「なんでだ?」
健次「回りくどい言い方じゃ伝わらんのが理由や。言ってもらえるかもと期待しても無駄やで?ちなみに、十文字槍を教える道場に通っている経験から、専用機の主力武装が十文字槍さかい。それと、狸狐が人智を超えた存在である事を薄々気づいているらしいで?」
嶺賀「はは……流石は生徒副会長…」
健次「おぉそれと、あの白髪の女性は望月いずな。認めた相手には気さくに話すが最初は下手な敬語で喋る人物なんやけど、ゲームやISが好きで負けず嫌いなんや。学校に入学する前は引きこもりのニートだったさかい。だが、その裏ではSSS級のIS適正が異常に高いんや。そのせいで関西学院にスカウトされて……飛び級して入学したんや。しかも9歳や。」
嶺賀「9歳って!まだまだ小学生じゃねーか!」
健次「ま、アイツは下手な関西弁使っとるさかい。御魂によくツッコまれるんや。ほんで俺が1番怪しいと思うのが、あのアニィエル・シン。どつやら狸狐と仲がえぇんやけど、十六夜煉関係なのは確かや。」
嶺賀「(あちこちに怪しい奴は沢山いると思うけどな。)」
健次「てなわけで……ほんなら俺もその事件の捜査手伝うわ。関西の探偵の力、見せたるさかいな?」
嶺賀「ふっ、俺も負けてられねーよ。」
そんなこんなでキャノンボールシティーが始まるまで、俺達は前段階の準備をするのであった…
次回
・キャノンボールシティーの下準備!シャル、ISを持っていない。