IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜   作:XIYON

40 / 70
ではどうぞ。


・ブリュンヒルデvsラビットディザスター 兎の本気はやはり止まらない。

 

衣舞紀「ちょっと!参加している選手は分かるけど私達にもミサイルを放つことはないでしょ!」

 

響子「0(:3 _ )~」

 

丸焦げになって気絶した響子と、同じく丸焦げになりながらも意識を保って兎の皮を被った災害(ラビット・ディザスター)を叱っていた衣舞紀。彼女は雪兎を正座させ、色々と怒鳴り散らしていた。

 

華夜「まぁまぁそう怒らないで衣舞紀ちゃん。ほら、まだ時間があるからみんなもドーナツ食べよ?」

 

華夜は箱から大量のドーナツをみんなに見せびらかした。大量買いしてニッコリした顔でみんなにドーナツを差し出す華夜を見て雪兎は……

 

雪兎「みんな……顔馴染みなのか?」

 

月夜「あ?まぁ、何回が出会って悪い奴らと戦ってるからな。」

 

ブリュッヒャー「私は月夜に振り回されてるだけだがな?」

 

光刃「まぁまぁ。」

 

輝夜「そういえば嶺賀は?」

 

月夜「あぁ、アイツなら開発室に向かったぞ。彼女のIS作りに行くとか…」

 

「「へぇ…………え?」」

 

そして俺の研究室では…

 

咲希「ちょっと!なになに!なんで私の目を隠すの!?」

 

俺が咲希を目隠ししてある場所に連れて行った。それは……

 

咲希「ちょっと教えてよ!今度は何をしてるの!?」

 

嶺賀「まぁまぁそう焦らないで?」

 

そう言った俺は自分の手を咲希の目から離し、彼女に衝撃的な物を見せた。

 

咲希「これって……IS?」

 

嶺賀「天照……これがお前のISだ。」

 

紅椿や白式をベースに俺の黎牙の性能も備わっており、咲希の戦闘スタイルに合わせて調整した彼女専用のIS…これを俺が造った理由は…

 

嶺賀「最後のバトルロワイヤルにはお前を出したいんだ。」

 

咲希「え!?代表でもないのに!?」

 

嶺賀「千冬先生もOKを出してくれた。1人ぐらいいても大丈夫だと思うぞ?」

 

咲希「そう……ありがとう嶺賀くん!」

 

嶺賀「あぁ。」

 

咲希「そういえば……ブリュンヒルデには誰が出るの?」

 

嶺賀「あぁ……それなら…」

 

数時間後…

 

「「……」」

 

千冬「ふむ…」

 

ついに略奪者VS世界最強(ブリュンヒルデ)が始まった。以前にも言ったがルールは至ってシンプル。ちっふー先生を倒すか、フラッグを取るか…

 

ちっふー先生が参加している生徒を全員倒せばちっふー先生の勝ち。俺達からは月夜と雪兎、九州からは……

 

嶺賀「あれ?生徒会長?」

 

そう、生徒会長である紅薔薇愛華だった。そういえば…彼女はキャノンボールシティに参加していたが……あまり目立たなかったよな?それに隣にいるのは…

 

華凛「よろしくね!生徒会長!」

 

九州で愛華と一二を競い合う生徒、天宮華凛だった。そして東北は檀黎乃と九条貴利叶……どっかで聞いた名前だよな?そして関西は……

 

御魂「いくで姉ちゃん!ブリュンヒルデなんかぶっ倒してやろうや!」

 

玲「またそんな偉そうにしてると痛い目みるで?」

 

そう、キャノンボールシティでも戦った二階堂姉妹である。妹の御魂はちっふー先生に喧嘩を売ろうとしている…ダメだ。コイツはバカだ。

 

ブリュッヒャー「アイツ……バカなのか?」

 

しかし実況席と観客席の全員はキャノンボールシティに続いて雪兎が出場したことに困惑していた。

 

「アイツ…キャノンボールシティに続いて何かやらかすのか?」

 

「怖いわ……あの兎怖いわ…」

 

華夜「やっぱりみんなひいてるよ……嶺賀くんのISよりもピーキーだもん…」

 

月夜「そりゃそうだろ……あんなの見せられたらひとたまりもない…」

 

輝夜「そういえば嶺賀はどうしたの?」

 

月夜「あぁ、アイツなら調べ物があるって聞いて見に行かなかったぞ?例の関西の男性IS操縦者と一緒にいるみたいだけど…」

 

観客席でみんなが俺の事を話している中、天野はクロコダラスに使ったルシフェリオン、そしてキャノンボールシティに使ったライトニングアサルトとは全くの別物のアドヴァンスドパックを展開した。

 

雪兎「次はお前の番だ。【YK:エルシニアクロイツ】!」

 

「「え?」」

 

そのISの姿に会場がまたまたざわめき出した。

 

翔夜「う、ウソォーン……」

 

或兎「まだ隠し玉があったとはな。」

 

月夜「(てかあれリリカルなのはの闇を統べる王(ロード・ディアーチェ)だよな?( ̄▽ ̄;) )」

 

月夜の言う通り、天野が今纏っているのはリリカルなのはのゲームに登場する闇を統べる王(ロード・ディアーチェ)……見た限り、武装はビームカノン、4基のビームカノンビット、ダガービットと少なく感じるが、主に重力操作系の遠距離攻撃を得意とする広域殲滅型。戦闘だけでなく、管制能力も高いと思われる…

 

しかし、天野はこれを競技開始と共に恐ろしい力を発揮する。

 

赤沼「それでは皆さん!準備はよろしいですか!」

 

全員が頷いたあとに、青沼が赤いボタン押す。

 

青沼「試合開始〜…」

 

雪兎「月夜、お前はフラッグを頼む!」

 

月夜「言われなくてもやりますよっ!変身ッ!」

 

ヴァンプアップ!Unknown.!Unlest!Unlimited!ハイパーキャストオフ!

 

仮面ライダージード!ハイパーデモンズ!

 

月夜は俺達を助けた時に使ったハイパーデモンズで、他にフラッグを取ろうとする生徒より速く取ろうとした。しかし…

 

玲「させない!」

 

月夜「ちぃっ!」

 

二階堂玲が月夜に割り込むように邪魔をしだした。

 

月夜「(コイツの機体… ヴァイエイトにメリクリウスのプラネットディフェンサーとクラッシュシールドが装備されているのか?)」

 

それ以前にこの二体を合体させたような姿とも言っていいのだろうか…一方…

 

黎乃「ヴァーーハッハッハッハッ!貴様のようなモルモットに私が負けるわけないだろう!私の神の才能を舐めるなよ!」

 

愛華「(コイツを今すぐスカーレッド・エピリアスで倒したい…)」

 

どごぞの社長のように奇声をあげて愛華に襲いかかる檀黎乃。愛華は何かイライラしながら彼女の相手をしていた。

 

貴利叶「張り切ってるな黎乃……さぁて?こっちは世界最強(ブリュンヒルデ)の相手をしようかな?」

 

貴利叶がちっふー先生に勝負を挑もうとしたその時だった。彼女が向けた視線の先には兎の皮を破った災害(ラビット・ディザスター)世界最強(ブリュンヒルデ)がお互いのISに装備されている武器で対立し合っていた。

 

それは最早、一般のIS使いでは言葉に出来ない程のオーラと異様さだった。

 

アニメで例えるなら…転スラのヴェルドラvsミリム…だろうか?

 

雪兎「そのIS……俺が見るに嶺賀から借りたみたいですね?」

 

YK(エルシニアクロイツ)の重力操作攻撃とちっふー先生の腕前の中に割り込んだら命の危険があると感じた貴利叶は、安心できないと思って後ろに下がるのだった。

 

千冬「暮桜の変わりを現在造っているらしくてな?コイツはその為のテスト機体だそうだ。」

 

雪兎「こっちの世界のブリュンヒルデも只者じゃないってことか…」

 

御魂「う、うせやろ?あんな強さみたことないで?」

 

華凛「もぉーーー!僕も誘えよって!」

 

そこにフレズヴェルクを纏った華凛が乱入、雪兎と彼女の一騎打ちになったのだ。その隙に貴利叶と御魂が千冬先生に襲いかかって勝とうとしていたのだ。

 

雪兎「ちっ、どいつもコイツも邪魔しやがって…仕方ねぇ、コイツを使うか!」

 

華凛の乱入でちっふー先生と戦えない状態になった天野はエルシニアクロイツから、違うパックを換装した。

 

雪兎「コイツは【VF:バルニフィカス】。YK【エルシニアクロイツ】とは違う強さを見せてやるよ。」

 

LF(ルシフェリオン)YK(エルシニアクロイツ)と同じく、これもまた『リリカルなのは』に出てくる雷刃の襲撃者(レヴィ・ザ・スラッシャー)を模したISに切り替えた天野。俺が見る限り、高機動と近接戦闘に特化しているようだ。

 

てかあれアドヴァンスドの中で1番速くないか?レヴィも使っていたライトニング・スラッシャーも普通にあるし…なんかビットは付いてるし……

 

え?俺はどこから見てるって?それは……

 

健次「アイツのIS偉く酷いな…」

 

嶺賀「まぁ……あっちの世界じゃ災害呼ばわりされてるからな…」

 

ログエルト・ハーレグさんの家に着ていたのだ。

 

健次「あっちの世界……はっ!お前もしかして転生者か!?」

 

嶺賀「な!?お前なんで転生者を知ってるんだよ!」

 

健次「俺のクラスメイトの友人の友人が転生者で幼馴染でな?ソイツは九州にいるんやけど……とにかく。」

 

嶺賀「あぁ……一刻も早く犯人を見つけないと全国IS祭が大変なことになる。」

 

健次「せやな……ちなみにお前は誰が犯人やと思う?」

 

嶺賀「当初犯人として浮かび上がった幡ヶ谷凪子も怪しいが、大会委員長の金剛零覇も怪しい…」

 

健次「俺も同じや……せやけど、俺はもう1人怪しい奴がいると思う。」

 

嶺賀「黒髪短髪でメガネかけた女だろ?黒川雷虎……引っ込み思案だが、大会で様々な会社と交渉していたエキスパートらしいぜ?」

 

健次「せやな……それで?お前まさか彼女に関する情報を手に入れたんやろ?」

 

嶺賀「あぁ……ハールグさんと雷虎さんはプラモ仲間だったらしいぜ?」

 

ログエルト・ハールグは元々プラモデルの会社を立ち上げていたのだ。ISをイメージしたプラモは爆発的に人気になり、予約が殺到する程だという…雷虎は彼のISプラモ化を手伝った開発者の1人であったらしいのだが…

 

健次「つーまり……」

 

嶺賀「あぁ……ここのログエルトさんの家を調べれば何か分かるかもな?」

 

健次「そう思って一緒に着いてきたけど、鍵もないのにどうやって入るんや?」

 

嶺賀「安心しろ、レイサさんからさっき鍵を貰った。」

 

健次「せやかて封城?」

 

嶺賀「さぁて、調べに行こうぜ?」

 

そういうわけで俺達はログエルトさんの家にお邪魔した。彼は死ぬまで1人だったらしい。そして彼の部屋に入ると…

 

健次「うおお……凄い数のプラモデルやな…」

 

嶺賀「…」

 

健次「どうした?」

 

嶺賀「変だ。ここにあるプラモ…全部俺が前世の時にあったのと同じのばかりだ。」

 

健次「なんやて!?」

 

嶺賀「ガンダム、マクロス、ゾイド……フレームアームズとかフレームアームズガール……ダンボール戦機やメガミデバイスもあるぞ?」

 

健次「つまりログエルトさんも転生者ちゃうんか?」

 

嶺賀「分からない……ん?」

 

俺は設計図らしい紙を発見してそれを手に取った。その紙に書かれていた設計図は……

 

嶺賀「は!?ガールガンレディのレディコマンダー!?」

 

ガールガンレディ…… 女子高生達が学校を舞台に、プラモデルの銃を使って生き残りをかけたバトルを行なう新時代である大人向け特撮ドラマ……

 

チームそれぞれがプラモデルの銃を持って戦うという今までにない斬新なドラマだったと聞いた……最終回の最後はド肝抜かれたが、このレディコマンダーは女子高生を指揮する司令官みたいな役割だが、彼女達も所謂プラモデルなのだ。

 

嶺賀「ログエルトさんはこの5人のレディコマンダーに何をさせようとしたんだ?」

 

レディコマンダーはドラマに登場していない1人を含めて5人いる。アリス、ビアンカ、シャーロット、デイジー、そしてアマツ…(某1000%社長ではない。)

 

この中でアマツはドラマに登場しておらず、存在自体が謎に包まれているらしい。(ネットで調べた。)

 

嶺賀「まさか…」

 

俺はログエルトさんの部屋にある棚を次から次へと漁っていく。その光景に健次は…

 

健次「おい封城!これ空き巣に乗り込むのと同じやぞ!」

 

嶺賀「いいじゃねーか。許可も貰ってるんだしこれぐらい……あっ!」

 

俺は棚を沢山荒らしていくと、とある書物を見つけた。それはレディコマンダーについて書かれていた。

 

嶺賀「なるほど……プラモデルでできたレディコマンダーは指揮を受ける兵士達が持つガールガンの弾丸を無効化する……なぜなら彼女達は…プラモデルだから……まさかっ!」

 

俺の頭のなかで何かが閃いた。なぜログエルトさんが殺されなくてはならなかったのか……犯人は全国IS祭で何を企んでいるのか……

 

嶺賀「葛葉……今まで全国IS祭で誰も知らないトラップを仕掛けたのは……ログエルトさんが殺した犯人に違いないよ。」

 

健次「なんやて!?なら犯人は…」

 

嶺賀「全国IS祭の実行委員会の誰かは確定してるだろ?その中の誰かが、ログエルトさんを殺し……それでも止まらない男性がISを使う世の中に苛立ちを覚える犯人の毎日…」

 

健次「……」

 

嶺賀「ログエルトさんを殺したのはその口封じだ………なら次は何を仕掛けてくるんだ?」

 

そういえば今はブリュンヒルデとみんなが戦っているんだよな?そのなかには華凛ってフレズヴェルクに似た…

 

待てよ?フレズヴェルク……あっ!?

 

嶺賀「はっ……しまったっ!葛葉、急いでみんなのところに戻るぞ!」

 

健次「へっ!?なんでや!ちょ!待て封城!」

 

俺は葛葉を放っておきながらも、急いで天野のプライベートチャンネルを開いた。

 

嶺賀「天野!今すぐ華凛に戦闘させるのを止めさせろ!」

 

雪兎『は?なんでだよ?』

 

嶺賀「この前のクロコダラスを放った奴らが、今度は彼女のフレズヴェルクまでにも手を出そうとしてるんだよっ!」

 

雪兎『なんだと!?』

 

すると急に華凛の様子がおかしくなり始めた。赤く禍々しいオーラを纏いながら、苦しんでいたのだ。

 

華凛「うぅ……あぁ!?あぁ!?」

 

悠利「おい華凛?どうした?何があった!?」

 

華凛「うぅ……あぁ……うわああああああああああ!?」

 

「「!?」」

 

苦しみ悶えた彼女であったが、ついに制御出来ずにその場で雄叫びをあげ、今まで紫で塗装されていたフレズヴェルクが、黒と赤を主体にした姿へと変えたのだ。

 

黎乃「な、なんだあれは…」

 

貴利叶「あのフレズヴェルクの姉ちゃん……急にどうしちまったんだ?」

 

御魂「うせやろ?あんなの予定にないで?」

 

玲「おい大丈夫か!意識保っとる?」

 

愛華「華凛?あれが……華凛なの?」

 

月夜「(あれは俺の記憶が正しければ…フレズヴェルク・アーテル=インバート!?)」

 

華凛「潰す…」

 

月夜「え?」

 

華凛「今ここで皆の息の根を潰してあげる!」

 




次回

・暴虐のアーテル・インバート
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。