IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜   作:XIYON

41 / 70
ではどうぞ。


・暴虐のアーテル・インバート

 

ブリュンヒルデの競技で天宮華凛がアーテル=インバートになって暴走し出した一方。青髪で赤い目をした女性が何かから逃げていた。

 

???「はぁ……はぁ……ビアンカ達、ホント執拗い奴を私に放ってきて!」

 

彼女を追っていたのは暗殺に特化されたストームトルーパーだった。彼が彼女を諦めることなくそのまま追おうとしている。

 

???「くっ……このままじゃ!」

 

謎の女性が絶体絶命なその時だった。

 

Redy?Go!

 

ボルテックフィニッシュ!

 

ドラゴニックフィニッシュ!

 

ストームトルーパーの方に振り向いた彼女の後ろから2人の仮面ライダーがライダーキックをしてストームトルーパーを倒していった。

 

戦兎「ストームトルーパー……まさかこんなとこにいるとはな?」

 

龍我「おい、大丈夫か?」

 

???「あ、アナタ達は…」

 

戦兎「下がってろ。」

 

輝琉戦兎と万上龍我は謎の女性を守りながらストームトルーパーを次々と倒していった。しかし生き残ったトルーパーは戦況が不利と見てその場から立ち去っていった。

 

???「逃げた…」

 

龍我「あ!おい待て!」

 

戦兎「よせ、闇雲に追ったらアイツらの罠に嵌る。」

 

そして変身解除した2人は謎の女性に近づいた。

 

戦兎「怪我してないか?」

 

???「え、えぇ……」

 

龍我「お前、名前は?」

 

アリス「アリス……レディコマンダー:アリス。」

 

戦兎「(レディコマンダー?どこかで……あっ!コイツ、ガールガンレディのキャラか!確か、アルファタンゴの司令官だっけ?)」

 

龍我「アリス、お前なんでストームトルーパーに追われてたんだ?」

 

アリス「……」

 

戦兎「お前は元々プラモデルだからか?」

 

アリス「え!?なんでそれを!」

 

龍我「どういうことだ戦兎?」

 

戦兎「コイツは人間になるのが夢だったんだ。けど、叶わずに終わったんだよ。」

 

龍我「そんでもって何かしらの理由で目が覚めたら……」

 

戦兎「人間になってたってことさ。」

 

戦兎の推理が早過ぎることに困惑している龍我。そんななかでアリスは…

 

アリス「あの……もし助けてくれるんだったら…お願いしたいことがあって…」

 

龍我「お願いしたいこと?」

 

アリス「全国IS祭を止めて欲しいの!早く止めないとアイツの思い通りに!」

 

戦兎「全国IS祭?」

 

龍我「あ、あれのことじゃねーか?」

 

龍我が指を指したポスターには全国IS祭を宣伝するポスターだった。

 

アリス「じゃないと……あの人が…」

 

戦兎「止めることは出来そうだ……だけど、あの競技は無理そうだな?」

 

戦兎が見つめたモニター……ちょうどブリュンヒルデの競技で華凛が暴走していた映像が流れたのだった。そこにはアーテル=インバートを止める月夜達が戦っていた。

 

龍我「お、おいあれ月夜じゃねーか?」

 

戦兎「アイツがここにいるってことは……この世界で何か起きてるってわけだな?」

 

龍我「おい!急いで止めてやらねぇと大変なことに!」

 

とその時だった。モニターの映像が突然と消えてしまったのだ。その光景を見た戦兎はアリスに手を差し伸べた。

 

戦兎「止めようぜアリス。」

 

アリス「え?」

 

戦兎「お前が……俺達を呼んだんだろ?」

 

アリス「いいの?後戻りが出来なくなるわよ?」

 

戦兎「元々ヤバイところに突っ込むのが俺達の流儀でね?な、万上。」

 

龍我「あぁ!」

 

一方……

 

華凛「はっはっはははははははは!楽しいね!面白いよねっ!ねぇ!もっと楽しもうよ!ブリュンヒルデェエェエエ!」

 

愛華「一体何が起きてるの?あんなの聞いてないわよ!?」

 

里奈『愛華、悠利は何も弄ってないって言ってるわ。』

 

愛華「となると何者かが暴走させて、競技を困惑させているってこと?」

 

月夜「有り得るな……ならここでアイツを!」

 

と月夜が華凛を止めようとした時だった。全体のモニターが消え、突如として織斑千冬がステージから消え去ったのだ。しかもだ…

 

貴利叶「ヤバいぞ!ここから脱出ができねぇ!」

 

黎乃「なんだと!おい委員会!神の才能を持つ私をここからだせぇーー!」

 

御魂「暴れたって何も起きないで!」

 

玲「そうや!もたもたしてるとあのフレズヴェルクが……」

 

華凛「ねぇ!逃げないでよ!ボクの相手をしてよぉ!」

 

脱出しようとしている黎乃と御魂を襲撃した華凛、彼女の暴走は未だに止まらなかった。

 

月夜「これは外部から造られた特殊フィールドだ。他の奴らが貼ったと俺は思う。となると…」

 

雪兎「なるほど…唯一ここから脱出できる方法はあのフレズヴェルクを止めるってことか!」

 

目的を確認した雪兎はフレズヴェルク・アーテル=インバートを倒すために唯一の方法を出すことにした。

 

雪兎「今のVF(バルフィニカス)YK(エルシニアクロイツ)を加えて、さらにLF(ルシフェリオン)展開。コード【トリニティ】」

 

雪兎はVFからYKに切り替え、そこにVFとLFが合体した姿へと切り替えた。

 

ホーリーバハムート!

 

月夜「スゴいピーキーだな。なら俺も!」

 

ネオ!ヴァンプアップ!ドラゴン!イーグル!ウィング!セイバー!

 

仮面ライダージード!ホーリーバハムート!fall・doragon!

 

雪兎の本気に便乗して、月夜も本気をだしていった。しかしそこに割り込みが入ったのだ。

 

???「いやぁ……なかなか面白いものにできてよかったよ…」

 

そこに黒の短髪で赤いメッシュをかけた女性が現れた。タブレット端末を持ちながら、下に月夜達を見下ろして見下していた。

 

雪兎「お前、何者だ?」

 

デイジー「私はレディコマンダー・デイジー。主様に従う司令官と言ったところかな?」

 

貴利叶「なんだと?」

 

デイジー「アタシ等は全国IS祭に蔓延る男女平等な奴らを滅するために生まれた!お前達はこのインバートにもみくちゃにされるのさ!」

 

デイジーがそう言ったあとにインバートに神経を飲み込まれた華凛は我を忘れ、御魂、玲、黎乃、貴利叶の4人を吹き飛ばし、退場させてしまった。

 

雪兎「めちゃくちゃだなコイツ!」

 

月夜「ダメみたいですね?」

 

愛華「はぁ……仕方ない。本当は使いたくはなかったけど緊急時よ。アナタに恐ろしい血夜を見せてあげる!」

 

愛華はそういって首にかけていた十字架のネックレスを手に掴み、全身を赤く光らせた。すると彼女は俺達も見たことがないISを装備した。

 

愛華「スカーレット・エピリアス、コイツを見たアナタはもう逃げられないわよ?」

 

デイジー「くっ……生意気な小娘が調子に乗りやがって!」

 

デイジーは自身の体に大量の武器を装備して愛華に向かって放つが、彼女はその攻撃を次々と鞭のような武器で撃ち落としていった。するとその鞭は剣のような姿へと変わっていった。

 

あれは恐らく蛇腹剣。刃の部分がワイヤーで繋がれつつ等間隔に分裂して鞭のように変化する機構を備えた剣だ。

 

あれは痛いな…結構な火力が出そうだ。

 

華凛「僕ハ……ボクハアアアアアアアアアアア!!」

 

月夜「こっちも終わりにしてやろうぜ?」

 

雪兎「あぁ!」

 

雪兎はそう言ってとある言葉を放ちながらエネルギーを収束していく。

 

雪兎「コード【TLB】……集え星光、光を奪い全てを覆う闇となりて我が敵を討ち滅ぼせ…」

 

四基のビットが集まり紫のエネルギーを収束し始める。

 

雪兎「光を奪い全てを覆う闇となりて我が敵を討ち滅ぼせ…」

 

デイジー「な、なんだあれは!?」

 

雪兎「夜明け前が最も暗いと知るがいい。リミットリリース、フルドライヴ…」

 

収束したエネルギー塊にルシフェリオンドライバーを叩きつけた雪兎はその全てをデイジーと華凛に解き放つ。

 

雪兎「トワイライト・ブレイカー!!」」

 

解き放たれたエネルギーはすぐさまデイジーを吹き飛ばし、華凛のインバートのシールドエネルギーを迫り根こそぎながら、奪い尽くす。

 

雪兎「月夜!」

 

アインス!ツヴァイ!ドライ!ホーリーバハムートフィニッシュ!

 

月夜「悪いが、少し痛いぞ!」

 

俺は雪兎の頭上を飛び上がって、そのままライダーキックを放ち、華凛のインバートから通常のフレズヴェルク・アーテルに戻そうとした。

 

華凛「ウワアアアアアアアアアアアアア!?」

 

華凛は続けざまの攻撃を受けて悲鳴をあげ、ISを解除しながらそのまま気絶していった。しかし…

 

デイジー「ちっ……潮時か…これは始まりに過ぎない。これから起きる出来事を……お前達は止められることなどできないと思い知るがいい!」

 

と言ってその場から立ち去っていったデイジー。

 

雪兎「彼女の様子は?」

 

月夜「命に別状はない。少し入院すれば治るだろう。」

 

愛華「ふぅ……なんとかなったわね。」

 

雪兎「ま、俺がちょっとやり過ぎたかなって思う。」

 

一方ブリュンヒルデの競技を止めようとしていた嶺賀は…

 

嶺賀side

 

健次「これ、間に合わないとちゃうか?」

 

嶺賀「闇川と天野がいるから何とかなるはずだ!それ以前に早くみんなに知らせないと!」

 

俺が健次のバイクに乗って一緒に会場に急ごうとしたその時だった。

 

進護「おおおーーーい!」

 

向こうから剣望進護、そして覇御楯立夏が俺達の前に現れた。健次は2人に呼びかけられてその場でバイクを止めた。

 

進護「おい嶺賀!麗奈を見てないか?」

 

嶺賀「なんかあったのか?」

 

進護「さっきから連絡が着かないんだよ!トイレに行くって言ってたけど、あまりにも遅くて!」

 

立夏「マリアもだ!さっきから連絡がないんだよ!」

 

健次「なんやて!?おい封城!」

 

嶺賀「あっ、咲希!」

 

俺は急いでスマホを取り出して咲希に連絡しようとしたが…

 

嶺賀「……咲希に繋がらない。」

 

「「え!?」」

 

健次「待てや!柚葉に電話してみる!」

 

今度は健次が幼なじみである柚葉に連絡をするが…

 

健次「ダメや!柚葉にも連絡が着かないで!」

 

立夏「一体誰が…」

 

そんな一方……

 

咲希「うっ……うぅ……」

 

嶺賀の幼馴染で彼女である天馬咲希が目を覚ますと、そこにはスタジアムのような場所にいたのだ。

 

咲希「ここは…」

 

麗奈「目が覚めたわね?」

 

咲希「麗奈さん。ここはどこ?」

 

麗奈「分からないわ。でも、嫌な予感がするだけなのは確かね?」

 

しかしいたのは2人だけではなかった。

 

柚葉「なんやここ……気味が悪いな?」

 

マリア「どうしましょう。立夏くんと連絡が着かないなんて…」

 

咲希「柚葉ちゃん!それに隣にいるのは……誰だっけ?」

 

マリア「_(┐「ε:)_ズコー……マリアですよ!聖マリア!」

 

咲希「あぁ〜……確か東北の生徒で実力候補の1人だとかって…」

 

麗奈「それよりも早くここから脱出する方法を…」

 

しかし彼女達が脱出を図ろうとしたその時だった。

 

???「ようこそ。4人の選ばれた女性達。」

 

彼女達の前に黒いフードを被った人物が現れた。4人を見下ろして何かを言いたそうにしていた。

 

麗奈「アナタ、何者?」

 

???「ここのスタジアムの支配人とでも呼ぼうか?」

 

柚葉「支配人やと?ムカつくやつやな!その黒いフードを取れや!」

 

???「断る。これは聖戦なんだ。」

 

麗奈「なんですって?」

 

マリア「どういうことなの?」

 

???「全国IS祭の最後の競技を始めましょう。」

 

咲希「まさか……ここでバトルロワイヤルを!」

 

すると彼女達は自動的にISを強制的に纏わされてしまった。すると彼女達の周りに沢山の怪物が現れる。

 

麗奈「おかしいわ。本来バトルロワイヤルは4人同士で戦って…生き残った人が優勝するんだけど…」

 

マリア「これではサバイバルゲームですね…」

 

柚葉「どうするんや?持つか分からないんやで?」

 

咲希「嶺賀達が助けに来るまで……ここで戦うしかないよ…くっ…」

 

今、全国IS祭に10年前に眠られた闇が現代に蘇ろうとしていた…

 




次回

・事の経緯
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。