IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜 作:XIYON
ラズベリア学園交流編、スタートです。
・交換留学
7月の下旬に始まった全国IS祭での戦いが終わり、8月には桃夢卿…夏休みが終わって9月には火電或兎たちの世界に落ちてきたエンジェルパラダイスを止めるために俺はスフィア天界に貢献した。
正直なことを話すと異世界の仕事が連続で続いて疲れている。他の世界との時間差なのか…疲労がいつもよりも酷い…正直、目眩もするのさ。ま、その代わりに…
嶺賀「この前の戦いで結構な成果が出たみたいだな?」
エンジェルパラダイスの時に試したスペリオルホースがなかなかいい結果を出せてよかった。
ま、この先も仮面ライダーなどを凌駕するISの開発に専念するとするけどね?
嶺賀「(人間の知識でどこまで異界の敵に対抗できるか。これから楽しみだぜ。)」
そんなことを思っていたらプライベートチャットの着信音が流れた。お相手は織斑先生だ。
千冬『封城、少しいいか?』
嶺賀「千冬先生、なにか御用で?」
千冬『会議室に来てくれ。話したいことがある。』
そう言われた俺は会議室にきた。しかもそこには杏とこはね、咲希と志歩がいたのだ。
嶺賀「みんな、どうしてここに?」
志歩「嶺賀、来てたんだ。」
こはね「それで…織斑先生、ここに私たちを呼んだのはなんでですか?」
千冬「ふむ、実はお前たちを呼んだのは交換留学の件についてなんだ。」
嶺賀&杏&こはね&咲希&志歩「交換留学?」
千冬「あぁ、そのメンバーにお前たちが選ばれた。」
杏「交換留学って、一体なにするんですか?」
千冬「なに、お前たちには別の学校でこことは違った学校生活を送って貰うだけだ。」
嶺賀「その交換留学の先は?」
千冬「ラズベリア学園…お前たちも知っている九州地方IS統括連盟学校だ。」
嶺賀「その学校って確か…」
千冬「あぁ、貴様が異界の奴らと組んで挑んだ全国IS祭に参加したIS専門学校の1つだ。」
杏「そうそう!あの後にあんな事件が起きたんだよね!」
志歩「咲希と嶺賀が怪我しなくてよかったよ。」
咲希「心配してくれてありがとう志歩ちゃん♪」
千冬「それと……交換留学はもう1人参加者がいる。」
「「え?」」
千冬「お前たちとも面識がある奴だ。
嶺賀たち「「雷泉?」」
そう言って俺たちの前に現れたのは黒色の腰まである髪に金色の瞳にメガネをかけている。胸もご立派で杏たちを驚愕させていた。この容姿に俺は見覚えがあった。
嶺賀「お前は…」
ブレイン「久しぶりだな封城嶺賀。いや、あの戦いから1週間が経ってるからそうでもないか。」
こはね「誰この人…」
咲希「嶺賀くんの知り合い?」
嶺賀「コイツはブレインだよ。全国IS祭の裏で暗躍していた奴の。」
「「えぇ!?」」
杏「どうして彼女がここにいるの!?ていうか生徒って!」
志歩「アナタが咲希たちにしたこと…忘れたとは言わせないよ。」
千冬「ちなみにコイツを含めたお前たたち6人が今回の交換留学のメンバーだ。」
咲希「え!?そうなんですか!」
杏「凄く賑やかになりそうだけど…」
志歩「邪魔くさいことになりそう。」
ブレイン「勘違いするなよ?俺はただ枠が空いたところに暇で入っただけだ。退屈な日々は嫌だからな?」
嶺賀「黙ってろ頭ん中演算野郎。メンテナンスルームの脇っちょでデバイスでも見てろ。」
千冬「封城、雷泉、言っておくが…これは前の戦いがあってこその入学だ。お互いに仲良くするように。」
嶺賀&ブレイン「いやだね!ふざけんな!」
嶺賀「コイツはお断りだ。前に組んで懲りた。」
ブレイン「コイツが関わるとデリケートな仕事ができねぇーぞ。このトンチキ野郎、なんでもぶち壊す!」
嶺賀「このミスターフォーカマーは爆弾を使うことしか知らない。」
ブレイン「言っとくぞ?」
嶺賀「俺も言っとく。」
ブレイン「怒るなよ?」
嶺賀「お前も怒るなよ?」
嶺賀&ブレイン「コイツは本当のクソ野郎だ!」
「「( ̄▽ ̄;)」」
ブレイン「今のは…スフィア天界風に言えば常磐一葉に似たようなものだったな?」
嶺賀「それは雪兎が使っていたヤツだよな?どこで覚えた?」
ブレイン「いい加減にしろ!まるで知識を入れた赤ん坊だ!」
嶺賀「戯言は聞いていられない。交換留学の準備があるんだ。ロイヤル様によろしくな?いや、俺が直接、自分の口で言う。」
ブレイン「その口を閉じろクソ野郎。スフィア天界も予想できないISを次々と造りやがって。どういう頭したらあんなの造れるんだ?」
咲希「嶺賀くん!もうやめようよ!せっかくの交換留学が台無しになっちゃうよ!」
嶺賀「はぁ……そうだな。」
千冬「集合は来週の水曜日。各自、交換留学の準備を怠るなよ?」
ブレイン「遅刻してISで向かったりするなよ?」
嶺賀「誰がするか馬鹿野郎。」
志歩「全くコイツら…」
杏&こはね「( ̄▽ ̄;)」
それから数分後…
杏「そういえばエンジェルパラダイスでのブレインの活躍。聞いてなかったけど?」
嶺賀「あぁ…エンジェルパラダイスの周りにあったあのジェットエンジンがあったろ?」
咲希「うんうん!確かISの素材が使われているって嶺賀くん言ってたよね?」
志歩「もしかして…それを壊すために裏で工作して貰ったのか?」
嶺賀「あぁ、月夜の妹の助力もあったけどな?」
こはね「でも交換留学があったなんて驚きだね?」
杏「今回が初めての試みらしいわよ?楽しみだね?」
数時間後…俺は夜中に交換留学の準備をしていた。黎牙の調整を含め、新たな形態の構想に着手していた。すると俺のデバイスから非通知が鳴る。しかもプライベートチャットで…少し疑惑を持ちながらもその電話に出ると…
一葉『やっぱり…この時間に電話したのは正解だったみたいね?』
嶺賀「一葉か。なんでかけた?」
一葉『ただ話したかっただけよ。』
嶺賀「嘘つけ。お前の言葉から嘘を隠すのはバレバレだぞ。」
一葉『ふっふふ、流石はヒロミなみにトンチキな推理力ね?正解よ。』
嶺賀「んで、要件はなんだ?」
一葉『要件っていうわけじゃないけど…アナタにいい知らせと悪い知らせがあってね?』
嶺賀「ほーう……ならいい知らせから聞かせて貰おうか?」
一葉『あら、アナタは好きな方から先に選ぶのね?ふぅ、分かったわ。エンジェルパラダイスを探索した部隊が様々な機材を押収したわ。ワルキューレたちはこちらが手配したマンションで住ませてる。今回の事件は一応は解決したってところかしらね?』
嶺賀「一応か……なら、その一応は悪い知らせに繋がる感じかな?」
一葉『相変わらず鋭い頭脳で答えてくるわね?正解よ。エンジェルパラダイスが或兎たちの世界に落下しようとしていた時にあそこで兵力として使われていたISたちがいたでしょ?』
嶺賀「あぁ、そうだな?」
一葉『実は或兎たちに呼び出されて何かと思ったらそのISの操縦者はなんとアナタの世界で暗躍していたクローンセシリアだったの。』
嶺賀「なに!?」
一葉『1人という概念じゃないわ。複数いたのよ。クローンセシリアは…』
嶺賀「……」
一葉『まるでクローン・トルーパーの製造工場みたいに、あのエンジェルパラダイスでセシリア・オルコットのクローンが造られていた…』
嶺賀「ーーーおい、セシリアのクローンが造られてたってことはまさか…」
一葉『えぇ……彼女以外にも、凰鈴音、シャルロット・デュノア、ラウラ・ボーデヴィッヒの3人も大量に複製されていたことが分かったわ。ただ気になるのは…』
嶺賀「箒のクローン、烈汝の複製がいなかった。」
一葉『その通りよ。アナタが教えてくれた例のクローンだけが複製されていなかった…となると…』
嶺賀「俺たちが出会ったセシリアたちのクローンは既に死んでる?」
一葉『それか…烈汝の糧となって身体ごとエネルギーにされて吸収された…無くはない話よ?』
嶺賀「ありがとう一葉…やべ、そろそろ寝ないとな?九州地方IS統括連盟学校と交換留学があるからな?」
一葉『その学校、全国IS祭に参加していた…』
嶺賀「あぁ、俺と肩を並べた奴もいるよ。また会えるかな?」
一葉『ふふ、異界での戦いが続いてたから息抜きにいいんじゃないかしら?』
嶺賀「まぁそうだな?ブレインもここにいるし。知ってるんだろ?」
一葉『まぁね。でもせいぜい気をつけてちょうだいね?もしかしたら烈汝はその学園に現れる可能性があるかも。』
嶺賀「あぁ、警戒しておくよ。」
そう言って俺は一葉との会話を終えたのであった。そしてスフィア天界…
一葉「ふぅ……」
エーニャ「一葉、大丈夫?」
一葉「えぇ、何とかね…冷雨が居てくれれば助かるのに……はぁ、嶺賀の交換留学で何か起きなきゃいいけど。」
エーニャ「そう願いたいわね…どら焼き食べる?」
一葉「うん。貰っておく。」
次回
・ようこそ!ラズベリア学園へ!