IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜   作:XIYON

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前回の後書きで書くのを忘れていましたが、ミストラル0さんの作品、IS―兎協奏曲―の主人公、天野雪兎が参戦です。本人から許可はもらっております。

また、帝王さんお馴染みのあのキャラが並行同位体として出てきます。

さぁて、誰でしょうか…

IS―兎協奏曲―

https://syosetu.org/novel/119389/



・兎の皮を破った災害、三度顕る。

次の日、俺たちはラズベリア学園の生徒たちと一緒にこの学園の授業を受けた。IS学園の授業とさほど変わらなかったが、違うのはここでキャノンボールの授業もするということだ。

 

俺たちの学校はラズベリア学園よりも面積が狭いのが原因でやっていないが、ここにはキャノンボール用のレーシングコースがあり、いつでもキャノンボールの練習ができるらしい。

 

もちろん、俺はここでキャノンボールを思いっきり楽しんだ。みんなからは恐ろしいやり方で苦笑いしながら見られたけど…

 

それから数分後、咲希たちがブレイア先生たちが用意してくれた部屋に行ってる間、俺はシャワーを浴びてそこからあがったところだった。

 

そして…

 

雪兎「相変わらず面白いことしてるみたいだな?」

 

聞き覚えのある声が後ろから響いた。すぐにその声に馴染みを覚えた俺は後ろを振り向くと、そこにいたのは灰色の髪に青眼の男がいた。

 

嶺賀「雪兎!?」

 

雪兎「久しぶりだな嶺賀?その表情からするに、また異世界で色々とやらかしてきたみたいだな?」

 

天野雪兎…スフィア・リム外にあるISの平行世界にいる人物で俺とは全国IS祭や桃夢卿の時に一緒に戦った人物だ。俺のISと同じように戦況に応じたISを使える男性操縦者だ。

 

嶺賀「それを言ったらお前だってスフィア・リムで色々とやらかしてるだろ。」

 

雪兎「ま、お互い様だな?」

 

嶺賀「んで?なんで俺達の世界に来たんだよ?」

 

雪兎「観光だ。」

 

嶺賀「はぁ?」

 

その言葉を発して意味不明な表情を彼に見せる俺。そしてそのまま手を抑えて呆れる俺に雪兎は…

 

雪兎「実はスフィアゲートを作ってたんだよ。学園に戻る前にとある世界に来ててな?その世界の素材とスフィア・リムで手にした素材で試してみたんだ。もちろん、ロイヤル様の許可を貰ってな?」

 

嶺賀「んで、案の定スフィアゲートを起動して実験した挙句、俺達の世界にスフィアゲートブックで緊急離脱して、あの2人も巻き添えにしてここへ来たと?」

 

雪兎「面白い話だろ?」

 

嶺賀「面白くねぇよ。どう考えたらお前の世界でスフィアゲート作ろうって思うんだよ。」

 

雪兎「そりゃまぁ、もしなんかあったときにスフィア天界と俺の実験室を行き来できるようにするためさ。」

 

嶺賀「(はぁ…俺もみんなに言われてそうだったが、コイツもコイツで頭がおかしかったんだ…)」

 

雪兎「んで?この場所はどこなんだ?見覚えがない場所なんだが?」

 

嶺賀「あぁ…全国IS祭で九州地方IS統括連盟学校が参加したのを覚えてるか?」

 

雪兎「あぁ、確かISの宇宙開発を目的とした組織『RADA』基地が近くに隣接しているんだよな?」

 

嶺賀「あぁ… 間違ってIS適正が出てしまった男とか、メカニックなどを志望している男性を積極的に受け入れているみたいだぞ?」

 

雪兎「ほぉー……ってまさかここが?」

 

嶺賀「あぁ…通称はラズベリア学園。建物のほとんどが海の中なんだよ。」

 

雪兎「沈んでいるのか?」

 

嶺賀「あぁ…ISの整備室やアリーナもこの中にある。そうだ。ブレイア先生に会わせてやる。事情を話してやればお前も交換留学の生徒として招き入れてくれるだろうよ。」

 

雪兎「交換留学?」

 

嶺賀「あぁ、俺達は今、交換留学中なんだよ?IS学園とは全く違った学校生活を送るってヤツだ。ほら、林間学校とかよくあっただろ?」

 

雪兎「ふーん……というか、俺が別の世界で戦ってた間、お前は何をしていたんだ?」

 

嶺賀「あぁ…それがだな…」

 

俺はエンジェルパラダイスでの戦いと一葉が教えてくれたセシリア、鈴音、シャルロット、ラウラの4人のクローンが量産されていたことを雪兎に話した。

 

雪兎「不思議だな…箒のクローンである烈汝が量産されていないことは放っておくとして…なぜその4人のクローンが量産されたんだ?しかも、エンジェルパラダイスとかいうわけの分からない要塞の兵士にされてるとは…」

 

嶺賀「恐らく実験で使われたのは確かだ。」

 

雪兎「その戦い、シャルロット・フォン・ブリュッヒャーも参加したということは相当危険な場所だったってことか…」

 

嶺賀「まぁ、参加したのは最後だけどな?」

 

雪兎「よし、ならお前の言う交換留学とやらに付き合ってやる。ちょうど暇だったからな?」

 

嶺賀「暇なのかよ…相変わらず条に適ってるなお前は…」

 

一方、スフィア天界では例のクローンの調査が行われていた。一葉とエーニャは冷雨という戦力無しで現在行動している為、調査に苦戦を強いられていた。

 

エーニャ「ああぁ!こんな時に冷雨がいたらなぁーー!」

 

一葉「仕方ないわよ。冷雨は体調が悪すぎるし、月夜はエンジェルパラダイスでの別の後片付けがあるし…」

 

エーニャ「えぇ……てか、なんでシャルロットがいるのよ?」

 

ブリュッヒャー「お前がサボり過ぎてるからいるんだろ。今頃私は元の世界に戻って自分の世界の問題解決に従事しているよ。」

 

一葉「はぁ……一体誰がこの大量のクローンを作ったのかしら?」

 

ブリュッヒャー「考えられるのはエンジェルパラダイスで起きた事件の裏側で何者かが取引をしていた。」

 

一葉「えぇ…何か起きる……起きる気がするのに、何も思いつかないわ。」

 

エーニャ「ふーむ……んじゃいっそのこと私と一葉で嶺賀の世界に行ってみる?」

 

ブリュッヒャー「何故だ?」

 

一葉「そうか…彼の世界で調査すれば、何か有力な手がかりが手に入るかも!」

 

ブリュッヒャー「確かにそうだが…もし振り出しに戻ったらどうするんだ?」

 

一葉「その時はその時よ?よしエーニャ。スフィアゲートブックを使うわよ!」

 

エーニャ「あ、ちょっと!行動が早いよ一葉!待ってよーーー!」

 

そう言ってた一葉とエーニャはスフィアゲートを使って嶺賀のいる世界へと向かったのだった。その様子を見届けたブリュッヒャーは…

 

ブリュッヒャー「何も準備せずに行きやがった…本当に愉快な奴らだな。ふむ、これは少し助けがいるかな?」

 

そう言ったシャルロットはどこかへ向かうようにその場から去っていった。




次回

・深淵の海底に眠るISの話
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