IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜   作:XIYON

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ではどうぞ。


・黒龍は鹿児島で吠える。

RADA基地…

 

研究員「ツァルバドーネ。パッケージの調整、完了しました。」

 

???「単一能力の調整を始めなさい。こちらでできる限りのことを尽くすぞ。」

 

するとそこに…バリーン!とドアのガラスが割れる音が研究室一室に響き渡る。

 

研究員「がっはっ…」

 

研究員「お、お助けっーーーー!?」

 

ルネーツ「そこで大人しくお眠ねしてな。目障りだぜ…」

 

レビヌガ「ルネーツ、やり過ぎよ?」

 

研究員「だ、誰だ!?」

 

???「よーうこそフェデネスの皆さん。例のISは出来上がっておりますよ?」

 

レビヌガ「茶番はいいわ。今はどれぐらい出来上がっているの?」

 

???「ざっとで99%です。あとは単一能力さえ調整さえすれば出来上がるかと。」

 

研究員「か、和夢博士?」

 

和夢「悪いね助手くん。元から私はこれをフェデネスのことを思って作ったのさ…君は駒として使われただけさ。」

 

研究員「そ、そんな!」

 

研究員が和夢と名乗る人物に油断していると、後ろから人影が現れる。それは姿を現し、クナイで研究員の胴体を突き刺した。

 

研究員「ぐっふぉ!?」

 

和夢「ご苦労さま……さぁて、柊和夢なんて名前なんてもうやめよう。」

 

レビヌガ「早くしてちょうだいローノトス。こっちは早く次の目標を決めて奪取したいのよ。」

 

ローノトス「そう焦らないでください。すでにミスリードが場所を知っています。」

 

ミスリード「ラズベリア学園の最深部の保管室…そこにアビサルが…」

 

ルネーツ「おっしゃ!ならさっさとそのISを強奪して逃げようぜ!」

 

ローノトス「ツァルバドーネを装着した着心地は如何でしょう?」

 

レビヌガ「とても素晴らしいわ…さ、邪魔者が入らないように撤退しましょう。」

 

フェデネスのメンバーがレビヌガを筆頭にRADA基地をあとにしていった。そして家事が起きたRADA基地をその場で目撃した人物がいた。

 

一葉「ウソ…何あれ。」

 

エーニャ「研究基地が燃えちゃってる……あ、一葉!あれ!」

 

エーニャが指を指した方角を見るとそこには黒い車が1台と逃げていく。

 

一葉「もしかしてあれがあの基地を爆破した犯人?」

 

エーニャ「ねぇあの方角…ラズベリア学園に向かってるんじゃない?」

 

一葉「マズイわ!嶺賀たちが危ない!急いで追っかけないと!」

 

エーニャ「うん!…って、何で追いかけるの?」

 

一葉「え、そ、それはぁ…」

 

エーニャ「まさかアナタ、変身アイテム以外を全部、スフィア天界に置いてきたわけ!?」

 

一葉「いやだって…」

 

するとそこに焦ったような表情をしながらも平然とその場にいた人物が現れる。

 

大牙「一葉ちゃん!」

 

一葉「大牙さん!?」

 

大牙「これを使え!」

 

そう言って大牙が投げたカプセルは一台のバギーへと変化した。それを見て一葉は驚きながら笑みを見せる。

 

一葉「エーニャ!後ろに乗って!」

 

エーニャ「はいよ!」

 

一葉「大牙さん!ありがとう!」

 

大牙「俺も準備が終わったらラズベリア学園に行く。まずはアイツらを追って何をするか確認して来い!」

 

一葉&エーニャ「はい!」

 

一方、フェデネスがこの学園に向かっていることを知らない嶺賀は刃のバルバトスの改良をしていた。

 

嶺賀「俺の技術なら刃が手を出せずにいたこの機械たちを刃のバルバトスに組み込むことができる!」

 

と、そこに……

 

空「何を作っているんですか?嶺賀先輩。」

 

嶺賀「君は…確か、煉さんがこの世界でスカウトした…」

 

空「十六夜空です。全国IS祭の時は…少しだけ交流がありましたね?」

 

嶺賀「あぁそうだな…その顔からするに、恐らく君もフェデネスの件を調べているのか?」

 

空「はい。フェデネスのことを話してたら煉さんはエンジェルパラダイスの時に出てきた例のクローンたちの製造と酷似しているところがあるって言ってました。」

 

嶺賀「酷似している?どういうことだ?」

 

空「これを見てください。」

 

そう言って空が見せたのはとある監視カメラの映像だった。そこにはフェデネスらしき連中が誰かと取引をしていた。その相手はエンジェルパラダイスで散々と悪事を働いていたメザだった。

 

そしてフェデネスたちの辺りにいたのはセシリアたちのクローン兵だった。そして空は色々とパソコンを弄りながらこう言った。

 

空「この時の映像を見たあと、この世界の亡国企業がIS委員会に提出したクローンの一体を渡したと委員会から聞いたので、亡国企業から回収した死体のうちの一体を貰ったんです。」

 

嶺賀「まさか…DNA鑑定をしたのか?」

 

空「はい…煉さんがスフィア天界に渡したあとに異世界対応局が検査したところ…そのクローンとエンジェルパラダイスで出たクローンの遺伝子が一緒だったということが分かりました。」

 

嶺賀「なるほど……エンジェルパラダイス事件の背後にいたのはフェデネスだったってわけか。」

 

空「それだけじゃありません。今スフィア・リムで活発的に活動しているダークネスシンジゲートの刺客も動いているとか。」

 

嶺賀「名前は聞いたことがある。以前スフィア天界にある図書館を訪れた際に偶然にもその連中が掲載された新聞を見たからな?」

 

空「嶺賀さん。何かいい方法はありませんか?」

 

嶺賀「ふむ……あ、そういえば。」

 

エンジェルパラダイスの事件前にネームレスは以前俺のメールに「九州で仕事がある。」と言っていたな…

 

空「嶺賀さん?」

 

嶺賀「いや、ある組織に俺の知り合いがいてな?ソイツがフェデネスについて何か知らないか聞いてみるよ。」

 

空「本当ですか!」

 

嶺賀「あぁ……もしかしたらスフィア天界が知る由もない情報があるかもしれない。」

 

その後、空がメンテナンスルームを出て行ったあとに俺はネームレスと会うため彼に「今、鹿児島にいるか?」と聞いた。すると…

 

ネームレス《明日の5時に会おう。ラズベリア学園の埠頭で待っている。》

 

と、返された。そして…

 

ネームレス「既に先に待っていたか。」

 

嶺賀「こっちは徹夜で3時起きして、エナジードリンクを三本も飲んだんだぞ?こっちの身体に気を使ってくれてもいいんじゃないか?」

 

ノームレス「それはすまない。お前がフェデネスについて調べていなかったのを承知していなかった俺が悪い。」

 

嶺賀「そうか…なら要件を話そう。」

 

そう言ってスフィア天界で起きたエンジェルパラダイス事件と今回のフェデネスとの関係性をネームレスに話した。

 

ネームレス「そうか…やはりお前と交友関係があるスフィア天界を巻き込む事件が関わっていたか。」

 

嶺賀「あぁ…エンジェルパラダイス事件を引き起こしたメザが率いていたIS学園の代表候補生のクローンと、お前たちが回収したクローンの死体のDNAが見事に一致したみたいだ。」

 

ネームレス「通りで怪しいと思ったんだ。」

 

嶺賀「んで?フェデネスの目的は?」

 

ネームレス「ある2つのISだ。1つはRADAが開発中のもので…今朝、フェデネスに奪われた。」

 

嶺賀「何だって!?」

 

ネームレス「そのISの名前はツァルバドーネという…そしてもう1つは、お前も知っているだろ?」

 

嶺賀「まさか…アビサル?」

 

ネームレス「その通りだ…奴らはツァルバドーネを奪ったあとにラズベリア学園行きの船も停留する埠頭の近くにある倉庫へ入った。ここはもう使われていないところだ。」

 

嶺賀「嫌なことが起きなきゃいいけどな…」

 

すると俺のスマホから着信音が流れる。その相手は姉さんだった。

 

嶺賀「はい嶺賀です。」

 

秋菜『嶺賀大変!変なISが大暴れしてて大変なことになってるのよ!』

 

嶺賀&ネームレス「!?」

 

秋菜『今、雪兎くんと刃くんがそのISの相手をしているけど、いつまで持つか!』

 

嶺賀「分かった。今行く!……ネームレス、悪いが…」

 

ネームレス「分かってる。もし奴らなら俺が警戒しておこう。」

 

そう言って俺は急いで謎のISが暴れている場所へと向かう。そしてそこにいたのはガンダム・バルバトスルプスをベースに、第3腰椎付近からディノバルドの尻尾のようなものが生えており、その長さは肉眼で確認するに約4m、最長20m近くまで伸びている…

 

奴はその尻尾を器用に使って雪兎を攻撃していた。

 

龍也「お前か!俺をこの世界に連れてきた奴は!」

 

雪兎「離せ!なぜ俺を攻撃する!」

 

雪兎は冷静になりながら、彼の攻撃を次々と避ける。

 

雪兎「尻尾が面倒だな…ガンナーでいくか!」

 

雪兎は雪華の初期パッケージの1つ、ガンナーに切り替えてその銃火器で謎の黒いISに攻撃を仕掛けるが…

 

龍也「遅い!」

 

黒いISはミサイルを発射。着弾したと同時に濃霧のような重く黒色の煙が発生する。それは辺りの視界を一気に曇らせて見えないようにした。

 

雪兎「周りが見えない!それにロックオンも…!?」

 

嶺賀「まさか…チャフと濃い霧をマインにしてミサイルに装填したのか?」

 

黒いISは雪兎の武器にジャミングをかけたあとに、日本刀のような物を取り出して攻撃しようとしたが、そこに壁を突き破って止めようとしたバカがいた。

 

刃「おりゃああああああ!猪突猛進!」

 

雪兎「刃!突っ込むな!やられるぞ!」

 

刃がキマリス・ヴィダールを纏って黒いISにドリルランスを叩き込むが、それすらも避けきってしまう。そして反撃するかのように刃を拘束、そのまま壁際に突撃させる。

 

刃「うおおお!?誰だコイツ!?」

 

龍也「離れるんじゃねぇぞ!」

 

謎の黒いISは刃を掴んだ状態で頭上にぶん投げる。それを喰らった刃はその場で倒れたあとにキマリス・ヴィダールの装備も解除される。

 

雪兎「ちっ!面倒なことになった!」

 

俺は咄嗟にクドゥルスフォーチュンを装備し、ガンナーからブレイドに切り替えた雪華を纏った雪兎の隣に立つが、未だにあのISは警戒しているようだが…

 

嶺賀「どんな奴か知らないが…これ以上ラズベリア学園に被害を与えるわけにはいかない!」

 

龍也「ラズベリア学園?ここは、IS学園じゃないのか?」

 

雪兎「おい嶺賀、アイツは交換留学のメンバーか?」

 

嶺賀「それはアイツがIS学園の生徒かもしれないってことを考慮してか?いや、あんな奴はIS学園にはいない。いたら寧ろ姉さんとかが配慮してたはずだ。となると…」

 

そんなことを考えながら辺りを警戒した俺たちは突如として現れた機械たちを一気に撃墜していく。

 

雪兎「なんなんだコイツらは!?」

 

嶺賀「分からない…けど、味方じゃ無いって事は確かだ!おい真っ黒IS野郎!」

 

龍也「あ?なんだよ!」

 

嶺賀「話はあとだ。まずはコイツらを倒すぞ!」

 

龍也「ちっ!仕方ねぇな!」

 

そうやって俺たちは辺りに現れた黒いロボットみたいな奴らを撃墜していくが、あまりの多さに大苦戦してしまう。

 

雪兎「数が多すぎじゃないか?」

 

龍也「だな…おいアンタ。なんか攻略法はあるのか?」

 

嶺賀「人様の学園であんなに暴れたあとなのによくそんなこと聞けるな?まぁ、あの機械は凡そは分かってはいるが…」

 

スフィア大図書館で偶然と見つけたクロックワークマシナリーとかいう兵器と酷似している…だが、あれは原神の世界にあるものだ。どうしてこの世界に?

 

そんなことを思っていたその時だった。頭上から豪雨ように弾丸が降り注いだ。

 

龍也「なんだあの弾丸!?」

 

雪兎「……おい!あれを見ろ!」

 

雪兎が指を指した方角を見つめると、そこには朝比奈まふゆに似た少女がおり、その見た目は大人びていた。よく見るとISを纏っており、腰の左側にはリボルバーに似た何かが装備されていた。

 

彼女はそれを外したあとに同じような形状でカラーが緑色のバックル…と言うべきか、それを先程外したリボルバーのバックルを装填していたところに差し込み、クナイの取っ手部分を模したレバーを引く。そして…

 

Redy!NINJA!

 

???「迅速に終わらせる…」

 

というセリフとと共に残りのマシナリーたちを次々と撃墜していった。全ての戦闘が落ち着いたあと、俺たちはISを解除して彼女のところへ近づく。

 

龍也「おい脳筋野郎。起きろ、終わったぞ。」

 

刃「はっ!?こ、ここは?あれ?なんか変なのいないか?」

 

龍也「お前らと和解したと思ったらこんなロボットが現れたあと、数に圧された俺たちをあの銀髪の少女に助けられたのさ。」

 

???「やっぱりクロックワークマシナリーが密輸されていたのね…」

 

嶺賀「されていた?」

 

雪兎「君…一体、何者だ?」

 

レテナ「ふっ……私はレテナ。よろしく…封城嶺賀、天野雪兎。楠上刃。」

 

一方、テイワット大陸、璃月では…

 

アルバ「稲妻から帰ってきたかと思えば、こんなところに連れてきて……一体何が起きたんだ?」

 

ナヴィア「実はアナタたちがあの後、潜水艦で稲妻に行ったあとヌヴィレットから予想外の言伝を聞かされたのよ。」

 

アルバ「なるほどね…んで、ここはどこなんだ?」

 

ナヴィア「私がこの世界以外で起きた仕事を片付けるために毎回きている場所よ?」

 

???《それはただ単にアナタが私の邪魔をしたいだけでしょ?》

 

ナヴィア「ごめんねニコ。でも今回は本気で遊びにきたわけじゃないの。」

 

ニコ「分かっているわよ…アルバも昨日ぶりね?」

 

アルバ「まだ璃月にいたのか?」

 

ニコ「モンドにいても自分の家にいても暇だもの。アナタみたいな存在と会った瞬間から私は君を気に入ったのよ?」

 

アルバ「そうか…それで、一体何が起きたんだ?」

 

ナヴィア「実は…パレ・メルモニアに保管されていたクロックワークマシナリーたちが何者かに盗まれたのよ。」

 

ニコ「犯人は少人数。大量に保管されていたマシナリーを一夜にして奪ったそうよ。考えられるのは…」

 

アルバ「ナヴィアの言うスフィア・ゲートを使った可能性…」

 

ナヴィア「保管庫にあったマシナリーだけを奪って何をするかは知らないけど…このまま放っておいたら大変なことになるわ。」

 

アルバ「それを…今回は俺とナヴィアで追うってわけか。」

 

ニコ「今回は私もいくわ。」

 

アルバ「おい。お前まで行ったらアリスが大変になるだろ?」

 

ニコ「バービーもいるし、もしなにかあれば代理団長さんに任せても問題ないのよ?」

 

アルバ「人任せじゃねぇか。」

 

ニコ「ふふ♪」

 

アルバ「はぁ……とにかく、異界のことを解決しに行くぞ。」

 

そう言ったアルバはナヴィアとニコの2人と一緒にスフィアゲートで別世界に行くのだった…




次回

・嶺賀、色々とごちゃ混ぜになってて困惑する。
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