IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜 作:XIYON
ではどうぞ。
嶺賀「ルナリアの奴こんなところに来てまでなにやってんだ!?」
雪兎「まさかアイツもアビサルを?」
嶺賀「どうだかな?俺もそれに関してはさっぱり分からない。」
そんなことを話していたら俺たちの前にフェデネスの幹部の1人、ローノトスが現れた。
ローノトス「申し訳ありませんが、ここは通しませんよ!」
龍也「ちっ…お前ら先に行け!ここは俺が食い止める!」
刃「あ、おい龍也!」
龍也「安心しろ。嶺賀と雪兎に色々と貰ったから負けずに済む!」
雪兎「相手にさせとけ。龍也のヤツ、相当煮え滾ってるみたいだからな?」
刃「あ、そうか…」
ローノトスの相手は龍也に任せ、俺たちは先へ急ぐことにしたのだった。
ローノトス「手加減はしませんよ?」
龍也「こっちもだ。本気で来い!いくぞナイトメア!」
そしてさらに奥へと進むと、なんとルネーツが立ち塞がっていた。
ルネーツ「ここは通さねぇーよ!」
刃「またお前か!お前ら先に行け!アイツ、同じ目に合わせないと気が済まないみたいだ!」
嶺賀「刃!」
一葉「行きましょう。龍也と同じでストレスが溜まってるのよきっと。」
雪兎「ま、散々と我慢してたしな?」
ルネーツの相手を刃に任せた俺たちはさらに先へ進むことにした。
ルネーツ「この前はよくもやってくれたなクソ野郎。」
刃「あぁ、だからもう一度お前にとびっきりの炎を叩き込む!」
ルネーツ「口だけ言ってろ!」
そして俺たちはやっとの思いでラズベリア学園の最深部へとやって来たのだが…
ルナリア「あら?以外と早く着いたのね?」
嶺賀「ルナリア、お前!」
ルナリア「まぁ、そんなに怒らないでちょうだい。目的はよくもアビサルとしても、彼女はこの扉を開けることは不可能よ?」
雪兎「どういうことだ?」
ルナリア「アビサルの扉を開くにはアナタの持っているそのペンダントと元帥の宝石が必要なの。」
嶺賀「元帥の宝石?」
ルナリア「最近真新しく世に現れ始めた新品の宝石よ?群青のダイヤモンドなんて言われているわ。」
レビヌガ「その宝石はどこだ!」
ルナリア「さぁね?真新しい癖に保管されている場所は不明よ?」
レビヌガ「ぐぬぬぬ…!」
ルナリア「諦める事ね?世界を支配するために宝石や宝物があるんじゃない。アナタのそのペンダントだって、元は彼女の母の物よ?」
レビヌガ「ふざけるな!この私がやっとの思いで手に入れた戦力を使ってこの力を手中に…!」
と、レビヌガがそう言ったその時だった。
シューン!トン!
純牙「よっと。」
レビヌガ「なっ!?」
バタン!
「「え?」」
上空から誰かが降りてきて、そのままレビヌガの頭を刀の鞘で叩いて気絶させた。
純牙「ふぅ…呆気なさ過ぎだな?弱すぎだろ。」
大牙「誰だ、お前は!?」
突如として現れた謎の戦士に大牙は驚いた表情をしながらこう言った。それに対して目の前の戦士は変身を解除しながらこう言い放った。
純牙「俺は、お前だよ。」
大牙「あっはは、それあの雑魚(王牙)は既にやってるって——」
既に王牙よりも強い大牙に顔を青ざめながら見つめる琥珀。彼女は彼に話しかける。
琥珀「大牙。」
大牙「どうした、琥珀?」
大牙に聞かれた琥珀は表情を変えず、そのまま目の前にいるもう1人の大牙を見つめてあることを言い出す。
琥珀「あの人、大牙と同じ魂をしてる。」
大牙「……え?」
量子コンピューター並みの演算と処理速度能力を持つあの大牙がそれを聞いた瞬間、フリーズしてしまう。これこそ宇宙大牙であろう。
純牙「よう俺、槍寄越せや。」
大牙「えぇ……」
「「めんどくさいのがまた現れた…」」
エーニャ「アホくさ…」
一葉「何やってるのよ純牙。」
純牙「あぁ、ちょっとスフィア天界の依頼でな?」
大牙「お前ら知り合いだったのか……?」
一葉「えぇまぁ…彼とは同期のようなもんなので…」
エーニャ「やることは全部大牙さんなみにぶっ飛んでるけどね。」
純牙「お、そうだな。」
大牙「あははは……ーにしても……なんか呆気なくないか?」
一葉「そうですね…ラスボス感が全然無さすぎじゃないですか。」
嶺賀「……」
雪兎「どうした嶺賀?」
嶺賀「いや、前々から調べながら気になっていたことがあるんだ。どうしてフェデネスたちはこうも簡単にラズベリア学園の地下に入れたか…そしてなぜ麗奈を攫うことができたのか…」
一葉「言われてみれば確かに不自然ね?」
雪兎「振り返ってみれば…アイツら俺たちが気づかないうちにあの地下に入った。となると。」
嶺賀「あぁ、俺たちの方にスパイがいる。しかもそのスパイはこのレビヌガたちの上司だ。」
進護「え!?そんなこと有り得るのかよ?」
麗菜「私も気絶していたから全然気が付かなかったけど、確かに不思議ね?」
嶺賀「ま、俺と雪兎は既にその黒幕が誰だか分かってるけどな?」
「「え!?」」
雪兎「おい。俺も巻き込むなよ。」
嶺賀「知ってる癖に。お前も薄々と気づいてたんだろ?」
雪兎「全部お見通しか…」
嶺賀「あぁ、その通りさ。そうですよね?ブレイア先生。」
「「!?」」
ブレイア「はぁ……やはり君には頭が上がらないよ嶺賀くん。」
俺たちが話している隙に気絶しているレビヌガに近づき、彼女からペンダントを取るブレイア先生。彼女は不敵な笑みを見せながら俺たちを見つめる。
ブレイア「そう、全ての元凶は私だ。」
嶺賀「最初に疑問を思ったのは俺がアンタにメンテナンスルームを借りて欲しいと頼んだ時だった。あの時のアンタの表情は何かを企んでいるような顔だった。」
雪兎「それに…フェデネスの奴らに襲われてもいつも平然としているし、まるで余裕のある表情もしていた。」
進護「どおりで俺たちが騙されたわけか…」
ブレイア「流石は探偵並の推理力を持つ男性操縦者だ。その力、ダークネスシンジゲートにも使ってほしいね?」
嶺賀「やっぱりそうだったか。」
一葉「もしかしてアナタは!」
ブレイア「そう。私はダークネスシンジゲートの幹部、帝軍のブレイア。」
帝
軍
の
ブ レ イ ア
麗菜「ダークネス…シンジゲートの幹部!?」
ブレイア「同期の大牙に色々と授けて貰ったが…まさかここまで君たちに追い詰められそうになるなんてね?」
進護「大牙?…あっ、まさか。」
大牙「俺じゃねーよ。闇に堕ちた別世界の俺がフェデネスに力を貸したついででお前にここの監視を頼んだんだろ?」
ブレイア「流石だ。何回もその輪廻を繰り返して失敗した経験が活かされているみたいだね?」
大牙「言ってろ。今度こそ闇に堕ちた俺ごと貴様の目的を止める。」
ブレイア「ふっ、まぁいい…天導大牙、君でも知らない力をここでお見せしよう。ほら!立て!」
ブレイアはレビヌガを強引に立ち上がらせた後に注射器を取り出し、彼女の右腕をアルコールで何もカバーしないまま直接刺して血を採取した。
レビヌガ「ぬあああああ!?」
「「!?」」
ブレイア「貴様の血、この扉を開くために使わせて貰うぞ?」
レビヌガ「お、お前ッーーー!」
麗菜「アナタ!何を!」
ブレイア「レビヌガも君も、同じ歌星一族の部類だ。この扉を開くには歌星の遺伝子と血が必要なのだよ!」
大牙「馬鹿な!?俺の予想を超えてるだと!?」
ブレイア「さぁ、次こそは止められるかな?天導大牙。」
そう言ったブレイアは注射器に入った血を扉を開ける鍵のような聖杯らしきところに垂れ流す。すると…
ドドドドドド!
エーニャ「な!?なんだなんだ!?」
そしてその地震はルネーツと戦っている刃、そしてローノトスと戦っている龍也たちも感じとっていた。
ルネーツ「な、なんだ!?」
刃「(なんだこの地震!?めちゃくちゃ酷いんだけど!?)」
ローノトス「な、何が起こってるんだ!?」
龍也「これは…」
そして扉が開いたあと、ブレイアはある操作を始める。
ブレイア「さぁ、動け私の愛しのモビルスーツ達よ!…プロジェクト・ファウンデーションの始まりだ!」
そう言った途端、ラズベリア学園の周辺の海域からせり上がるように何かが現れた。それを見た折紙と城太郎、シャルロットは…
シャルロット「な、なんだあれは…」
城太郎「嘘だろ…」
折紙「も、モビルスーツ…」
俺たちもモニター越しで確認し、その光景を見て唖然としてしまう。そして彼女が取り出したモビルスーツに俺は見覚えがあったのだ。
嶺賀「ファウンデーションが使ってたジンとディン!?」
雪兎「まさか…ダークネスシンジゲートが!」
ブレイア「プロジェクト・ファウンデーション。この世界をダークネスシンジゲートの手中にする!」
雪兎「それがお前の目的か!」
ブレイア「あぁそうだ!この世界を支配し、ISを兵器と化する!それが私の目的さ!」
嶺賀「くっ……」
次回
・世界の危機に抗う剣