IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界をオリジナルの機体で過ごす〜 作:XIYON
京都ハロウィンは消しました。だが、別の章になりますよ〜♪
・地底にある秘密の学園
PM 10:00…
火電或兎の世界…
或兎「待ちやがれ!どこに行く!」
翔夜「おい。あれマズイぞ!どこかへ向かう気だ!」
或兎は同じ事件を調査していた翔夜と共にその元凶を追っていた。しかし…
翔夜「逃げられた…」
或兎「クソ…逃がしちゃダメだったのに…」
翔夜「これじゃあ、お手上げだな?」
或兎「アズとの2回目の闘いで判明した事件だからな?だが、どうにもきな臭い。」
翔夜「あぁ…物凄い速さで去ってた。アイツは何者なんだ?」
一方…嶺賀はというと…
嶺賀「やっと見つけたのに逃げる気か!烈汝!」
烈汝「随分としつこい男だな封城嶺賀。ISの風上にも置けない男がこんなことをするとはな?」
嶺賀「なら、新しい力で捕まえるだけだ。」
俺は装甲の全身が黄色になった工事車両のようなゴツイISへと切り替えた。
マシナリービルダーアクス。様々な重機の機能を搭載した形態で雪兎が使っていた雪華の【S:ストライカー】を参考にしている。
あれはデブリを壊すために作成されたタイプだけど…俺のは…
嶺賀「オラァ!」
完全に重機を鈍器に使うために特化した機体だ。ドリルやショベルが搭載されてるのになんでこうなるんだという目を見ながら烈汝は…
烈汝「そんなものを振り回すなぁ!」
嶺賀「そんなのお断りだ!」
烈汝の言葉を無視した俺はショベルを斧に変えて振り回して攻撃したが、避けられてしまった。そして空に飛んでいる彼女は俺を見つめてこう言い放つ。
烈汝「これ以上…私の計画を邪魔されては困るものでな?今日はこの辺で失礼する。」
と、その場から去っていった。
嶺賀「なんなんだ…アイツの計画って…」
翌日…俺は千冬先生から呼び出しを食らい、理事長室へと入った。
理事長「すまないね。授業中に君を呼び込んでしまって…」
嶺賀「いいえ…それで、どうして呼び出しを?」
千冬「お前にある学校の限定生徒になってほしいんだ。ある任務を遂行するためにな?」
理事長「嶺賀くん。この宝石を君は知っているだろう?」
嶺賀「これは…フェムダム宝石!」
静岡と山梨に跨る富士山の地底1000mにある希少な宝石で素材として様々な用途で使われやすい。しかし、何故このフェムダム宝石が?
理事長「実は数週間前ある窃盗グループを逮捕したのだが、彼らの荷物を押収した時、この宝石が大量に入っていたんだ。」
嶺賀「フェムダム宝石は密輸が禁止されています。その窃盗グループがわざわざ地底1000mに?あれは専用のエレベーターがないと運べないはずでは?」
千冬「問題はそこなんだ。」
理事長「その密輸ルートが謎でね?我々も頭を抱えているんだよ。だが…」
嶺賀「密輸ルートが分かったんですか?」
千冬「あぁ、しかもそこは我々でも知り得ない場所だったのさ。」
理事長「中部ネモリアス学邸…地底に存在する多種多様な種族が通う秘密の学園だ。」
嶺賀「多種多様ってことは……この世界にエルフや人魚が存在していた…ということですか?」
千冬「あぁ…信じ難い話だがな?」
理事長「その学園にいる誰かが、この窃盗グループにこの宝石を密輸させている可能性が高い。そこで君にはこの学園で一時的な生徒となり…」
嶺賀「その犯人を見つけ次第、捕まえるってことですね?」
理事長「あぁ…向こうのお偉方にはもう話はつけてある。着替えを何着か用意しておくといい。」
千冬「それと何個か食材とかが入った箱も用意しておく。」
嶺賀「なぜですか?」
理事長「そこの学園の食堂がサラダとかはあるだが、メニューがほぼ中華料理で…」
嶺賀「あぁ……そういう事ですか…(鈴音が怒りそうだな。)」
それから数時間後……
嶺賀「というわけなんだよ。」
咲希「中部地方…つまり、富士山の地底にある学校に行くってこと?」
鈴音「他に何か手がかりになる情報はあったの?」
嶺賀「いいや全然。」
杏「となると…」
こはね「完全にツマづいてるって感じなんだね…」
嶺賀「あぁ、全くもってその通りだ。だが、ベルモットからの話によればある事件が関わっている可能性があるらしいんだ。」
咲希「ある事件?」
嶺賀「この前、或兎たちの世界に行っただろ?あのアズってヤツが仕向けた事件がこの密輸事件が関わってるんじゃないのかってな?」
志歩「あぁ〜…あの人間になった元アンドロイドね?でも、どーしてそれが?」
嶺賀「ヤツらの素材の一部にフェムダム宝石が使われていたらしい。」
咲希「密輸なんかしているところの学校に行くなんて…大丈夫なの?」
嶺賀「まぁ、何とかなるだろ……ただ、あの学園は少しおかしいところがあって。」
杏「おかしいところ?」
嶺賀「ネモリアスの生徒たちは全員、ISを纏うことはないんだ。」
「「えぇ!?」」
嶺賀「IS適正はあるんだけど、あの学園独自のシステムみたいなのがあるらしいんだ。」
杏「ISを纏う文化がない学校か…」
嶺賀「彼女たちはISの文化が無いのか、その素材を使った武器や鎧を自分たちで作って武力に対する力としているみたいだ。それか…あの学邸に魔法が存在しているかだな?」
ブレイン「ほぉーう…随分と面白いヤツらだな?」
そう言って後ろを振り向くと、そこには呑気に漫画を読んでいたブレインがいた。
嶺賀「ブレイン、お前…」
ブレイン「変だと思わないか?そんな地底1000mの場所にISの部品なんてあるとでも?」
嶺賀「俺も含めて調べに行くんだよ。ま、俺1人じゃ心もとないから千冬先生が咲希たちも連れて行けってよ。」
咲希「本当に?」
嶺賀「あぁ、それと…今回の調査にはアリスも一緒に行くそうだ。」
ブレイン「私が作ったあのレディコマンダーか。」
嶺賀「或兎が天津社長と一緒に手を加えたらしいが、一体どんな進化をして現れるんだろうな?」
ブレイン「……」
嶺賀「ブレイン?」
ブレイン「アマツ…アイツは今、何をしているんだろうな?」
嶺賀「そういえば…アイツ、行方知らずだったな?あとで調べてみるか。」
こうして、地底での学園生活が今、始まろうとしていた。裏で何者かが悪事を働いていることも知らずに…
次回
・地底1000mの学園でまさかの再会