立ち上がったルミは剣を手に取る。すると剣は禍々しいオーラを纏わせ、刃が紫色に染まる。
「もうお遊びはお終い!私の手で潰してあげるわ!」
「いいだろう、掛かってくるがいい。」
挑発するようにゲンムは言うと、ルミが突然その場から消える。
「消えた!?」
霊夢が辺りを見回しても姿が見当たらない。するとゲンムの強化アーマーに衝撃が走る。強化アーマーには傷が付いていた。
「何だと...!しかもさっきの攻撃より重い!」
探そうとするがルミは姿を現さない。しかし探している間にゲンムはルミの攻撃が一方的に当たっている。
「何処だ!出てこい!」
すると声が聞こえる。
「嫌だよ。見せたら私が攻撃されちゃうじゃん。」
「調子に乗りやがって...!」
ゲンムはどうやってルミに攻撃できるか考える。しかし考えている間にもルミの攻撃の手は止まない。
(クソ...!私のクリエイティブな時間を邪魔しやがって...!)
「すごい...。リリ様の能力のおかげでルミがあそこまで強くなるとは...。」
アルは強化したルミの実力に息を呑んでいた。
「フッ、これなら奴に勝てるわね。」
リリもルミの勝利は確実と確信していた。
「黎斗...アンタはこの状況をどうするの...?」
小さい声でそう言い、ゲンムがどんな行動を取るのか気になる霊夢であった。黎斗は今もなおルミ攻略の案を考えていた。
「もうこれで終わりにしようよ。お兄さん。」
すると急にルミが姿を現した。彼女はゲンムの方を見つめ、剣を上に構える。
「やっと姿を現したか!これで君は終わりだアァァァアア!!」
高くジャンプし、巨大な拳でルミをなぐり殴りつけようとするがルミに避けられてしまう。
「遅いよ。」
ゲンムの背後に素早く回り、強烈な蹴りを入れる。するとゲンムは壁にぶつかり、壁にはひびが入った。
「あの黎斗が押されてる...!?」
一方的に攻められているゲンム。霊夢も加勢しに行こうとするがアルに阻まれる。
「博麗の巫女。お前の相手は私だ!」
お祓い帽と剣がぶつかり合う。
「クッ!まずはコイツをどうにかしないと...!」
一方ゲンムは地面から立ち上がり、息を切らす。
「ハァ、ハァ、まさか奴がここまで強化するとはな...この私が押されているなんてあり得ない事だ...!」
しかし息を切らしてる間にもルミは攻撃してくる。
「休憩できる暇なんて無いよ。」
何とか攻撃を受け止めるゲンム。ここで黎斗に1つの案が思いつく。
(コイツを攻略する方法を思いついた!これなら奴を...、)
案が浮かんだ黎斗は早速実行に移る。まずは一旦ルミと距離を取り、ゴッドマキシマムの能力であるあらゆる概念を変える能力によって新しいゲームを開発した。
「ルミクロニクル...起動!」
ルミクロニクルというゲームを開発して起動すると、消えていたルミが姿を現す。
「え!?何で姿が出ているの!?」
ルミは姿が現れたことに驚き、流石のリリもこれには驚いていた。
「彼は一体何者なの...!?」
ただの人間では無い。それは会った時から分かっていた。しかしここまで規格外な事をされると流石に驚きが隠せれなかった。
「そういえば君達に教えていなかったが、私のこのガシャット。ゴッドマキシマムマイティXガシャットは世界のありとあらゆる概念を変える事ができ、どんなゲームを自在に作り出す事が出来るのさ。私はこの能力で君の姿を消すという能力の概念を操って消える事が出来ないようにしたのさ。」
世界のありとあらゆる概念を変えれる。そんなチート級な能力を持った相手じゃ当然太刀打ちできないのは目に見えている。
「そ...そんな...折角リリお姉ちゃんに強くしてもらったのに...これでも勝てないの...!?」
絶望しているルミを見るゲンム。そして静かにゲーマドライバーのレバーを閉じる。
「カミワザ!」
「これでケリをつけてやる...!」
そうしてレバーを開く。
「ゴッドマキシマムクリティカルブレッシング!」
「ハッ!」
高くジャンプし、右足にエネルギーを纏わせる。
「ルミ!逃げて!」
リリは必死に逃げるように促す。しかしルミはゲンムに恐怖を植え付けられており、その場から離れる事が出来なかった。
ゲンムはライダーキックをルミに入れる。そして大きく爆発し、ルミは跡形も無く消えていなくなった。
「神の一撃!」
「これが...最高神の力だ...。」
リリはルミが消滅した事に酷く発狂した。その発狂は紅魔館全体に響き渡ったのであった...。