檀黎斗の幻想郷巡り   作:フェイさん

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いつも思うんですけど、黎斗のキャラを意識しながら書くのって意外と難しいんですよね...w


地獄のトーテマクロニクル
神の暴走


アルに近づいていくゲンム。

 

「黎斗...!頼むから少しは私の話ぐらい聞いて...!」

 

だがそれでも黎斗は歩くのを止めない。

 

「さぁ、最後は君だけだ。何か言い残す事はあるか...?」

 

「リリ様とルミをよくも...!お前は死んでも一生恨んでやるからな...!」

 

ハァ...と溜息を吐くゲンム。

 

「恨むなら恨めば良いさ。いくらでも。」

 

「いい加減にしなさい黎斗ぉぉおお!!」

 

超スピードに黎斗に接近し、弾幕を放つ。

 

「全く、君も懲りないな。」

 

ゲンムは霊夢の首を掴む。

 

「目障りだ。暫く倒れてろ。」

 

壁に向かって思いっきり投げつけた。その衝撃で霊夢の意識が飛び、気絶する。

 

「さぁ、後は君を倒せばこの遊びは終わりだ。」

 

「殺すならさっさと殺せ!生き恥なんて晒さん!」

 

アルの凄まじい覚悟に黎斗は少し興味を持つ。

 

「ほぅ...、君のその凄まじい覚悟がよく伝わってくる。いいだろう、私の厚意に免じて消しはしない。だが、2度と私の目に前に現れるな。」

 

そう言って黎斗は紅魔館から姿を消す。

 

「檀...黎斗....。」

 

静まり帰った紅魔館でアルは唯、黎斗の名前を呟く。

 

......

 

リリの起こした異変が終わってから2ヶ月が経ったある日、黎斗はまた新しいアジトでガシャット開発をしていた。

 

「このガシャットを完成させればこの世界で、退屈という概念が消える...!私の神のような才能で人々は常に刺激を受けながら退屈無しに生きていける事が出来るぞ!」

 

そのガシャットの名前には"トーテマクロニクル“と書かれていた。

 

......

 

一方、あの異変以来から霊夢は博麗神社で鍛錬を積む重ねていた。

 

「ダメだわ...。こんな力じゃアイツに到底勝てるわけない...!」

 

だが鍛錬しても中々イマイチ感覚が掴めなかった。すると空から声が聞こえる。

 

「お〜い!霊夢!遊びに来たぜ〜!」

 

箒に乗った少女はまるで戦闘機の様に急降下する。

 

「はぁ...あんたいつも危ない降り方するわねぇ...。」

 

彼女の名前は霧雨魔理沙。霊夢と共に数々の異変を解決してきた異変解決のエキスパートである。

 

「ハハ!これが私だからなぁ!」

 

明るい口調でそう言う。霊夢は溜め息を吐くが、内心来られるのは嫌とは思っていない。

 

「丁度良かったわ。新技を編み出したからちょっと付き合ってもらえるかしら?」

 

「おぅ!良いぜ!」

 

2人は弾幕ごっこを始め、霊夢は日々技を磨いていった。

 

......

 

「さぁ...、ゲームを始めようか...!!」

 

トーテマクロニクルガシャットを起動する。

 

「トーテマクロニクルゥ!!」

 

仮面ライダークロニクルの落ち着いた音声とは違い、ハイテンションな音声が流れる。

 

「この退屈な世界(幻想郷)を私の手で変えてやろう!!」

 

この黎斗が開発したゲーム。トーテマクロニクルは幻想郷の住人達を恐怖と混乱のドン底に陥れるとは誰も思わない。

 

......

 

また更に月日が流れ、幻想郷では紅葉が綺麗に染まっていた。人里も賑わいを見せており、平穏な日常が送られている......筈だった。黎斗は木造平屋の屋根の上に立っていた。

 

「さぁ、人間達!チャンスをやる!この私、檀黎斗神がゲームをナビゲートしよう!」

 

黎斗の声を聞いた人里の住人達は一斉に黎斗の方に顔を向ける。

 

「私が開発したゲーム。“トーテマクロニクル”は簡単に言えば幻想郷中に蔓延るトーテマと呼ばれる怪物を全滅させるゲームだ。人類vsトーテマの全面戦争!君達はこの狭い人里という場所で暮らして、退屈な日々を送っている。私は君達に刺激を与える為にこのゲームを作った!」

 

人里の住人からは色々な声が飛び交う。黎斗の事を胡散臭く思う者。黎斗が作ったゲームに興味を示す者がいた。

 

「へぇ〜!俺達の様なただの人間でも英雄になれる可能性があるのかぁ!」

 

「でも...何か危なそうなゲームな感じがするなぁ...。」

 

「ちなみに、トーテマを倒す武器は幻想郷中に転がっている。武器は君達が探すんだ。それと、トーテマに倒された人間はゲームオーバーとなり、ゲームオーバーになった人間は消滅。即ち“死”だ!」

 

この黎斗の言葉に人里の住人は戦慄する。

 

「そ、そんな危ないゲームが出来る訳無いだろう!」

 

人里の住人からはそうだそうだという声が湧き上がる。黎斗はその声を静止する様にこう言う。

 

「もう1つ言うことがある!このゲームをクリアしたら君達全員の願いを何でも叶えてやろう!愛する人を失った者を生き返らせる事も出来る!一生暮らせるだけの金を出す事も出来る!君達の願望が叶えられるんだ!」

 

何でも叶えてくれる。そんな嬉しいクリア報酬があるならどんな危ない事でもやりたくなるのが人間であった。

 

「分かった!俺、そのゲームに参加する!」

 

「俺も!」

 

「私も!」

 

黎斗はニヤッと笑い、トーテマクロニクルガシャットを取り出す。

 

「ゲームスタートだァァァ!!」

 

ガシャットの起動スイッチを押す。

 

「トーテマクロニクルゥ!」

 

悪夢のゲームが今スタートする...。

 




モチーフは一応ゾンビクロニクルです。少しネタバレになるかも(ていうかネタバレ)ですが難易度はゾンビクロニクルより鬼畜難易度です。
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