「無限か...。ハッ、お前らしい馬鹿げた設定だぜ。」
すると黎斗は2つのガシャットを貴利矢に放り出す。
「君に神からの恵みを与えよう。」
黒いガシャットであるプロトガシャットであった。ガシャットにはプロトシャカリキスポーツガシャット、プロトジェットコンバットガシャットと書かれていた。
「相変わらずお前の態度はムカつくなぁ〜...。だったらノッてやるよ。お前のお遊びによ!」
そうして貴利矢は爆走バイクガシャットとプロトシャカリキスポーツガシャットの起動スイッチを押す。
「爆走バイク!」
「シャカリキスポーツ!」
「爆速...変身。」
2つのガシャットを装填してレバーを開く。
「ガシャットォ!ガッチャーン!レベルアーップ!」
そうして前蹴りをしてキャラクターを選択する。
「爆走!独走!激走!暴走!爆走バイク!アガッチャ!シャカリキ!メチャコギ!ホットホット!
シャカ!シャカ!コギ!コギ!シャカリキスポーツ! 」
こうして貴利矢は仮面ライダーレーザーターボプロトスポーツバイクゲーマーレベル0に変身する。
「行くぞ!」
レーザーはゲンムに跳び蹴りを喰らわせる。しかしゲンムはワープ機能によって攻撃を避け、カウンターのパンチをレーザーに入れる。
「ガハッ...!」
高威力のパンチを食らったレーザーは地面を転がる。
「貴利矢!」
霊夢は貴利矢の名前を大きな声で叫ぶ。
「あぁ〜大丈夫だよ霊夢ちゃん。何とも無いさ。」
レーザーは立ち上がり、再度構える。
「そんな余裕をかませる暇があるかい?」
ゲンムはまたワープしてレーザーに近づく。
「またかよ!」
ガードしてゲンムの蹴りを防ぐ。
(コイツの蹴り重てぇ...!)
「フン!」
追撃のガシャコンキースラッシャーでレーザーは斬られる。
「ガッ...!」
レーザーは後ろにふっ飛び、壁にぶつかる。
「ガッシューン」
レーザーの変身が解除され、貴利矢は全身に傷を負っていた。
「ちょっ、ちょっと貴利矢!?」
霊夢は慌てて貴利矢の元へと駆け寄り、貴利矢の頭を少し浮かす。
「これで分かっただろう?君では私に勝てない...。このゲームマスターである私を倒せる奴などこの世にはいないのさぁぁぁああ!!ブェーハッハッハッ!!!」
「なぁ...お前、仮面ライダークロニクルが終わっても命の大切さにまだ気づいてないのか...?」
何とか力を振り絞って貴利矢はゲンムに問う。
「何...?」
「永夢と皆んなで一緒に共闘してきたのにまだ命の大切さを分かってないのか?」
「私だって命の大切さは分かっているさ。だからこのゲームを作ったのんだ。」
「お前...、人の命をゲーム感覚で弄んで何が良いんだ...!!」
貴利矢は怒声を上げながら黎斗に言う。
「このゲームはクリアしたら人々のありとあらゆる願いを叶える事が出来る。つまり消滅した人間を復活させる事が出来るんだ。私なりの人間達に対しての慈悲だ。」
「お前いい加減にしろよ....!」
貴利矢はフラつきながら立ち上がり、再度ゲーマドライバーを持つ。
「まだやる気か?このまま戦ったら君は消滅するぞ?」
「貴利矢!一旦ここは引きましょう!」
霊夢は貴利矢に一度引くように促し、貴利矢は渋々ながらも一度引くことにした。
「引いたか...。まぁ、良いだろう。このゲームの行く末を見届けないとな。」
変身を解除した黎斗はよろめき、地面に手を付く。
「このフォームは体への負担が大きいな...。ライフが10も減ってしまった...。」
黎斗のライフは残り30、つまり3回目の変身の時に黎斗は消滅してしまうのだ。リバイバルガシャットを使えばライフを増やせるが、黎斗は何故かそれをしようとしなかった。
「私にはもう生きる意味が無くなったな。私が追い求めていた究極のゲームは完成させる事が出来た。それにこのアルティメットフメツガシャットも私の神の才能によって出来た。これ以上何を目的にして生きていけばいいのだろうか...。」
黎斗は若干悲しげな顔で幻想郷の空を見上げた。
黎斗のライフが30にまで減っているにはトーテマクロニクルガシャットの開発によって減ったからです。