ゲンムと霊夢は互いに睨み合う。
「10億...中々イカれてる数字ね。」
「フッ、それは褒め言葉として受け取っておこう。」
すると突然霊夢が急に猛スピードでゲンムに迫る。
「すぐに終わらせるわ!」
お祓い棒でゲンムに打撃を与える。だがゲンムの強化スーツには傷一つも付かなかった。
「傷が付いていない...!?どんだけ硬いのよアンタ!」
「そんなただ打撃を与える攻撃など私には効かない。」
そして一旦ゲンムから距離をとり、スペルカードを発動する。
「ならこれはどうかしら!スペルカード発動!夢符『封魔陣』!」
赤いお札が円形状に広がり、大量のお札がゲンムに命中し、ゲンムは煙に包まれる。
「これで少しくらい傷はついてるかしら...?」
煙が晴れると堂々と立っているゲンムの姿がそこにあった。
「は!?これでも効かないの!?」
余りの防御力の高さに霊夢は驚く。
「当然だ。このガシャットは私の神の才能の集大成として作られたものだ。君の攻撃を防ぐくらい造作もない。」
そしてゲンムは右手を高く上げる。
「コズミッククロニクル...起動!」
(コズミッククロニクル...?)
すると太陽光を収束させた熱線が霊夢を襲う。
「ちょ!何その攻撃!」
霊夢は飛んだり走ったりして縦横無尽に動いて熱線を避ける。
「コズミッククロニクルは宇宙崩壊から地球を救うゲーム。私のガシャットの力で生み出したゲームだ。」
「太陽使う攻撃って規格外すぎるでしょ...!だったら...!」
霊夢は空を飛び、スペルカードを発動する。
「このスペルは後に使いたかったんだけど、出し惜しみはしてられないわ!スペルカード発動!霊符『夢想封印』!」
色とりどりの大きな光弾がゲンムに目掛けて全て命中し炸裂する。だが...、
「何度も言っている筈だ、君の攻撃など一切通用しない...。ハッ!」
両腕を真上に上げる。すると衝撃的な光景が霊夢の目に入る。
「あれって...、まさか隕石!?」
ゲンムは小型隕石を大量に落としたのだ。霊夢は避けるのに精一杯で反撃する隙が無かった。そして一つの隕石が思いっきり霊夢の腕を掠る。
「アガッ...!」
何とか直撃は免れたが、腕からは血が多く出ていた。
「これで分かっただろう。君と私では力の差がありすぎる。安心したまえ、命は奪わない。」
そしてゲンムは変身を解除する。
「博麗霊夢、短い間だったが楽しかったよ。」
そう言って黎斗はその場から消えてしまった。
「檀黎斗...!次は覚えてなさい...!」
その言葉を残して霊夢は気絶した。その後、大きな音が聞こえた咲夜が様子見に外に出て気絶した霊夢を抱えて紅魔館に運んだのであった。
......
黎斗が霊夢の元へと離れて数日経ったある日、黎斗は博麗神社を訪れていた。当然の事だが霊夢は紅魔館にいる為、神社には誰もいない。
「さて、私の道具をさっさと回収するか。」
博麗神社に置きっぱなしにしていたノートパソコンや、ガシャットの開発装置を回収してすぐに黎斗は博麗神社から立ち去ろうとしたが、黎斗は立ち止まって博麗結界に現れていたあの謎の結界を見る。
「あの謎の結界、前よりも大きくなっている...。」
黎斗は唯ジッと博麗結界を見つめていた。
......
「あの男...私達の方へ引き入れる事は出来ないかしら?」
「それは難しいですね。何せ奴は自分を神だと自称している愚か者ですよ。簡単にはいかないでしょう。」
「でも彼の才能と実力は正に神の如き力だったわ。あの博麗の巫女を終始圧倒するとわね。」
謎の女性二人が鏡の様な物で黎斗を観察していた。
「ねぇねぇ、もしアイツが私達の誘いを断ったら私が殺していい?」
するとそこに背が低い幼女が現れて物騒な発言をする。
「どうしても彼が誘いを断るのなら殺しても構わないわ。」
「ヤッター!!あぁ〜早くこの幻想郷の奴ら全員皆殺しにしたいなぁ〜!」
謎の幼女のテンションがおかしいぐらいに上がる。
「その日も近いわ。博麗結界に
「はい!そうすれば貴方様の長年の願いが果たされる...!」
「幻想郷...、この世界は頂くわよ!」
そして謎の三人の女性は塵の様にその場から消える。のちに幻想郷最大の異変が起きようとしていたが、幻想郷にいる者たちはそんな事を知る由もなかった。
急な展開になりましたがいかがでしたでしょうか?ここからドンドン壮大な物語にしていきたいと思いますのでどうぞ今後とも宜しくお願いします。