「あれ...、ここは...?」
霊夢が目を覚まし、ゆっくりと体を起こす。
「そうか...、私アイツに負けて気絶してたんだ...。」
すると扉を叩く音が聞こえる。
「霊夢、起きてる?」
声の主は咲夜であった。霊夢は軽く返事をし、咲夜は部屋に入った。
「お目覚めの様ね。」
「咲夜、アンタが私を運んでくれたの?」
「えぇ、そうよ。外に出たら貴方が血を流して倒れていたからここまで運んだのよ。」
「そう、助かったわ。」
そう言いながら霊夢は立ちあがろうとするが、腕に強烈な痛みが走る。
「イタッ...!」
腕を抑え、床に倒れ込む。
「安静にしてないといけないわよ。貴方の傷、意外と深いのよ。」
霊夢を起こし、ベッドに寝かせる。
「いい?暫くはここで寝てなさい。勝手に立ち上がって移動しちゃダメよ。」
「わ、分かったわよ...。」
そうして咲夜は部屋から出て行った。
「檀...黎斗...。アンタは一体何者なの...?」
霊夢はそう呟いた後、ベッドに寝転んだ。
......
〜幻想郷のとある場所〜
黎斗は博麗神社から場所を移し、とある場所に移動した。
「ここなら誰にも邪魔されないだろう。」
博麗神社から持ってきたノートパソコンとガシャットの開発装置を繋げて電源を入れる。
「私の才能はまだまだこんな物ではない...!ゴッドマキシマムマイティXと併用できるガシャットを開発する!」
そうして黎斗の地獄のガシャット開発が始まった。
〜20時間後〜
黎斗はあれから20時間ぶっ通しでガシャット開発をしていた。ライフは90から70まで減っており、もうブラック企業を超えた仕事をしている。
「クソ!全然ダメだ...!私が開発するガシャットはこんな物ではない...!」
机を叩き、項垂れる。
「残りライフ70...。リバイバルガシャットを使うか...。」
リバイバルガシャットの起動スイッチを20回押してライフを90まで回復させる。
「これで開発を続けられるぞ...!ありとあらゆる物を凌駕する最強のガシャットを完成させる...!」
ライフを回復させた黎斗はまたガシャット開発を再開した。
......
〜人里〜
人里ではいつも通り沢山の人間が行き交っていた。買い物をする者、他の人間と喋る者など、色々な人間がいた。
「久しぶりに来たな...この里に。」
黎斗はガシャトを開発を一度中断して気分転換に人里に訪れていた。
「さて、どこに向かってみるか。」
ほぼ人里に来た事無い黎斗はどこにどんな場所があるか全く分からない。
「まずは食事処に行こうか。腹も空いてきた事だしな。」
行く目的が出来た所で黎斗はオススメの食事処を人里の人間に聞き回る。
「すまないが、腹が減っていて食事処を探しているんだがどこかいい場所は無いか?」
「あぁそれだったらそこを真っ直ぐ行って右に曲がって進むと蕎麦屋があるぞ。あそこの蕎麦は絶品だぞ〜兄ちゃん。」
「なるほど、蕎麦か。ありがとう。」
「あぁ、楽しんで味わってこいよ。」
そして黎斗は人里の人間に教えてもらった蕎麦屋に向かって行った。
「ここか。」
蕎麦屋の外観は、平屋で屋根には蕎麦という文字が大きく飾られていた。そうして黎斗は蕎麦屋に入る。
「へいらっしゃい。何にするんだい?」
「ざる蕎麦を一つ頂く。」
「はいよ、ざる蕎麦ね。」
蕎麦屋の店主が手際よくざる蕎麦を作る。
「へいお待ち。」
僅か3分でざる蕎麦が完成した。
(早いな...。)
ざる蕎麦が早く完成した事に多少驚きつつも黎斗は箸を持ってざる蕎麦を食べ始める。
(んん...、普通に美味いな、この蕎麦。)
黙々と食べ進め、ざる蕎麦を完食する。
「店主、お勘定。」
「あいよ、300円ね。」
300円丁度払い、黎斗は店から出た。
「毎度あり〜。」
「さて、腹を満たした事だし、ガシャット開発の続きに取り組むとするか。」
そう言って黎斗はアジトに戻って行った。
......
アジトに戻ってきた黎斗は早速ノートパソコンを立ち上げて開発に取り掛かる。ちなみにガシャットの完成度は約70%ぐらいであった。
「もう少しだ...。ここを乗り越えればもうすぐ私の理想のガシャットが完成する...!」
こうして黎斗は過労死不可避の作業を進めていくのであった。
今、黎斗が開発しているガシャットはこの小説のオリジナルガシャットです。どんな能力かは後々書いていきますので、楽しみにしていて下さい!