時間を少し戻して、【村上透】と【中野三玖】が二度目の再会を果たす前。
三玖を含む中野家五つ子達は転校の為旭高校に来ていた。
一花『いや~姉妹全員無事同じ学校に通えるようでお姉さん安心したよ~』
と気の抜けた感じで言ったのが、アシンメトリーのピンクのショートヘアー。耳にはピアスをした【黒薔薇女子高校】の制服を着た、中野家長女 一花。
二乃『それもそうね~パパには感謝しないといけないわね。』
ピンクに近い赤く腰まで伸びた髪その頭に二つ付いた黒いリボン。白いニーソックスを履いた。次女 二乃。
三玖『うん、ほんとうによっかた。』
と今日も眠たげに半分閉じた瞳。赤みがかったセミロングの髪。顔の半分まで隠れそうな前髪。青いヘッドフォンを首にかけている。我らがマドンナ三女 三玖。
四葉『……。みんなゴメンネ転校まで付き合わして。』
オレンジに近い赤いショートヘアー。頭に緑色のリボンを付けた。四女 四葉。
五月『…。何を言っているのですか?あなたを一人にはさせません。お母さんがいつも言っていたじゃないですか。どこにいるかより五人で居ることが大切だと。』
赤く癖のあるロングヘアー、その頭頂部にアホ毛が立っおり、こめかみ付近に星形の髪飾りを二つ付けた。 五女 五月。
転校手続きの為職員室に来ていた。そんな中こんな噂話が教職員の間で流れた。
教師1『村上のやつまた他校の不良生徒と喧嘩したらしいよ?』
教師2『あいつ、腕っぷし強いからまともなヤツじゃ相手にならないじゃね?』
教師3『確かに、一人で三十人相手に無傷で帰ってきたとか聞いたよ?』
教師1『不良グループの中で村上のことを【白銀の死神】って恐れられてるし強いよ。』
教師2『成績も学年十位以内に入るから文句も言えないし。』
ここで三玖が驚いた様に反応した。
三玖『!……….。(白銀の死神!うそ あの人がいるの?あの紅い眼の)。』
一花『白銀の死神って、この前の夏休み不良達から三玖を助けてくれた人だよね?』
と一花が若干引き気味で聞いてきた。
三玖『うん、絡んできた不良達も同じこと言ってたから間違いないよ。』
と三玖が答えた。彼女自身、透を【怖い人】だと思っていた。まぁいきなり不良達に絡まれるは、別の不良がくるは踏んだり蹴ったりも良いとこだろう。だけどあの時、周りには人が居たのにも関わらず誰もこちらを見向きもしないで素通りしていった。声も聞かず。
だけど、彼は、いや彼だけはその声がしっかりとはっきり聞こえた。助けを求める声を。
彼女の中で透を【怖い人から悪い人じゃない】に変わり【気になる人】になっていた。三玖自身無自覚で。
時間は進み昼休み、五つ子達は食堂に来ていた。午後から、クラス紹介があるのでそれまでの間、昼食と校内散策をする予定だ。
……………………。あ!五月は、原作一話と同じ行動をとっています。
昼食をとったあと、三玖は二階の渡り廊下に来ていた。そこの自販機に彼女のソウルドリンク【抹茶ソーダ】を買うために。缶コーラではありません。
三玖『この学校、抹茶ソーダ置いてある うんレベル高いな』
彼女の学校に対するレベル基準が非常に気になるが……………………………………。噓です書くのが思い付かなかったので諦めました。作者素直。テヘ。
そんなこんなで渡り廊下を歩いていると、前方からガラの悪い男たちが現れた。男たちに囲まれもうダメか思った時、彼が【白銀の死神】が、男たちにの後ろからやってきた。
これが、二度目の再会で彼女は彼を意識するようになった。
彼と別れ三玖は姉妹たちと一緒に職員室に行き、そこから姉妹たちとも別れ、担任の先生と一緒に自分のクラスに向かっていた。
クラスに着き自己紹介をした。
三玖『...。中野 三玖です、よろしくお願いします。』
ペコリ(__)とお辞儀をしたら、男子生徒たちが歓声を上げていた。自分の席に着くと隣の席が空席になっているのが気になり、反対側の女子生徒に尋ねてみた。
三玖『………。あ、あの 隣の席ってなんで居ないの?』
クラスメイト1『あ、村上君? さぁ?どっかで喧嘩でもやってんじゃないの?彼【白銀の死神】って恐れられてるし。』
三玖『死神さんも同じクラスなんだ』
クラスメイト1『中野さん、村上君のこと知ってんだ?』
三玖『ちょっとだけ、名前知ったのはついさっきだけど、【白銀の死神】は前に知ったから』
クラスメイト1『なるほどね、まぁ彼自身とっつきにくいところもあるけど、なんだかんだ手伝ってくれたりみんなをまとめたりするから、困ったら彼に相談もありかもね。』
五時限目が終わったころ彼が戻ってきた。
これが、白銀の死神と少女の三度目の再会だ。