五等分の花嫁と不良少年 助っ人にして最強?   作:野良猫h

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主人公登場


四話 オリ主、原作主人公初対面

ーーーーーーーーー【風太郎目線】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

俺は学年一位の秀才。上杉風太郎。俺は、先日妹(らいは)からの電話で、この学校に転校してきた五つ子達の家庭教師のアルバイトを請け負った。そこから俺の悪夢は始まった。家庭教師の初日、五つ子達のもとに訪れたが極度の勉強嫌いでまともに授業も受けず、終いには睡眠薬的な薬を飲ませれ強制的に追い出された。どうやら、勉強もそうだが俺のことも嫌いらしい。あいつらと俺の物理的精神的距離、約5m。6。7。8。9。10m段々と離れていく。嫌われ過ぎている。

 

俺は、ふと俯いた顔を上げ正面を見たとき一人の【銀髪】の男子生徒が向こうからやってきた。

普段は気にすることでもないが、俺は いや、俺達この場に居る全員が止まった。否止まる以外選択肢がなかった。指一本動いたら即死に繋がる威圧感、赤く燃えるような怒気を発しながら近づいてきた。普段赤い彼の眼はより一層紅く濃くなっていた。そう、その【銀髪】の男子生徒こそ、この学校で最強と言われた不良【白銀の死神】こと村上透だ。

 

 

 

風太郎『!…………….。(な、なんだ!?こ、このプレッシャーは!?これが白銀の死神ってやつなのか!!?本当に同い年なのか?)』

 

 

風太郎自身、白銀の死神と恐れられた不良生徒がうちの学校に居ることは知っていたが、実際に会うのは初めてでひどく驚いていた。

 

 

一花『!……………………..。(な、なに!?この圧迫感まともに呼吸出来ない。あの人が三玖が言っていた【白銀の死神】なの?怖すぎる…….。)』

 

一花は事前に透のこと聞いてたがあまりの威圧感に怯えた。

 

 

二乃『!!……………….。(な、なによ!?意味わかんない!?体が言うこと聞かない。)』

 

 

四葉『!!!。(あわあわあわ!!』

 

 

五月『!!!!。(、、、、、、、、、、、、、、。)』

 

 

事前に知らされていない、二乃と四葉は驚怖した。

 

五月に限っては余りの怖さに立ったまま気絶していた。

器用なことしてんなぁ~作者の感想はさておき。

 

 

そんな中で、彼女だけが止まっていた脚を動かし、近づき過ぎて行く彼の手を取り彼を止めた。そう。三玖だ。普段の彼女から考えられない行動だが、彼女の思考か本能かは分からないが、彼をこのままにしておけないと思ったのだろう。

 

三玖『…………………。トール。』

 

 

三玖は彼の名前を呼んだ。

 

 

透『……………………。』

 

 

透は三玖を見たが彼の眼が、普段より濃い紅い眼で怒気を孕んでいた。

 

 

三玖『!………。トール!!!!』

 

三玖は一瞬ビックとするがもう一度、そしてはっきりと彼の名前を呼んだ。

 

 

透『!…………………。』

 

 

三玖の声が聞こえたのか透は瞬きを数回したのち、彼から発せられる威圧感は綺麗さっぱり消え普段の澄んだ赤い眼に戻った。

 

透『……………。三玖。』

 

 

透は少しばつが悪い表情で彼女の名前を呼んだ。

 

 

三玖『……………。どうしたの?トール?』

 

三玖は透に尋ねた。

 

 

透『……。実は。』

 

 

と一言二言話して彼は昇降口へと向かっていった。彼の後ろ姿を三玖をはじめ風太郎たちは見送った。

 

 

以上風太郎目線終了。

 

 

 

 

 

 

三玖目線

 

 

 

 

 

朝 姉妹達と車で登校していると、校門で風太郎に会い彼から逃げる様に校舎に入っていった。姉妹達と廊下を歩き自分の教室に向かっていると前方から【銀髪】の男子生徒が近づいていた。

 

三玖『!……。(あ! // // トールだ!)』

 

 

三玖は銀髪の男子生徒が透だと気付き嬉しそうに頬を少し赤くしたが、次の瞬間一瞬にして消え去った。彼から発せられる威圧感、普段澄んだ様な赤い眼が濃く紅くその眼には怒気を孕んでた。

 

 

三玖『!!……………………。(ど、どしたんだろ?トールあんなに怒って何があったの?)』

 

 

転校してきて十日もたってないが教室での彼を知っている三玖は彼の変わり様に酷く困惑した。 いくら彼が、【白銀の死神】と恐れられて居ても教室では普通の男子高校生のそれと変わらない。幼馴染の大和拓斗をはじめクラスメイトとの会話や彼の何気ない仕草、気遣いを見てきた三玖はとても考えられなかった。まぁやんちゃな方かな?という認識だった。

 

三玖は先日 彼のスマホを見た時待ち受け画面が、自分と同じ〈武田信玄の風林火山 武田菱〉だと知り、自分の秘密をカミングアウトし彼との距離を縮めていた。

 

—————————————-回想———————————————————————————————————

 

 

 

 

 

 

ある日の放課後、透は自分の席でスマホいじっていると三玖が帰る支度を済ませて席を立ち帰ろうした。

 

 

三玖『バイバイ   トール………!』

 

 

彼に挨拶をした瞬間 彼のスマホに目が行って驚き固まった。何故なら彼のスマホの待ち受け画面が自分と同じ〈武田信玄の風林火山 武田菱〉だったからだ。

 

透は急に止まった彼女を不思議そうに見つめ

 

 

透『……………….。ど、どうしたの?三玖固まって、帰るんじゃなかったの?』

 

透は少し驚きながら言った。

 

 

 

三玖『……………。!! う、うん帰るよ。 けど、ね、ねぇトールってさぁ戦国武将好きなの?』

 

 

と三玖が聞いてきた。

 

 

透『え? あ、うん好きだよ戦国武将。生き様つーか野心感つーかかっけぇなぁって特に武田信玄が押しかな俺は』

 

と透は楽しそうに語った。そんな楽しそうに語る彼に三玖は自分も戦国武将が好きなことをカミングアウトした。そしてもっと彼と話したい、もっと自分のことを知って貰いたい、彼をもっと知りたいと思えるようになっていった。

 

 

三玖『!。わ、私も戦国武将好きなの。武田信玄、私も押してる………..。』

 

と三玖は自分のスマホの待ち受け画面を彼に見せた。〈武田信玄の風林火山武田菱〉だった。

 

透『!あれ、お揃いなんだね//俺達』

 

 

透は頬を少し赤くして言った。

 

三玖『う、うんお揃い//』

 

と三玖も頬を赤くして微笑んだ。

 

 

 

透『………。/// 三玖は何で戦国武将好きになったの?』

 

 

三玖『……。//きっかけは、四葉……….。妹から借りたゲーム 野心溢れる武将に惹かれて いっぱい本も読んだ でも、クラスのみんなが好きな人は イケメン俳優は美人のモデル それに比べて私は、

髭のおじさん 変だよ。』

 

 

 

透『…………………。そうか?』

 

透は少し間置いて言った

 

三玖『…………え?』

 

 

透『別に良いじゃねぇの?変わった事が好きでも…。そんないちいち咎められないといけないの?同じじゃ退屈でつまらない。興ざめも良いところ。違くて当然……いや、違うからこそ面白い、それが世界だろ? バラバラだからこそ世界と言うんだろ?俺たちは。それを一緒にしたら歪な何かだぞ?そんなの御免被る。別に魔女狩り、魔女裁判する訳でもないし、まぁしたとしても俺は従わないけど。』

 

と透は言い。

 

透『それに、武田信玄を押している理由喧嘩だし。』

 

 

三玖は驚き

 

 

三玖『!………。喧嘩?』

 

 

透『うん、喧嘩……。風林火山は孫氏の兵法をベースにしている。風の様に素早く動き、林の様に気配を悟らせない、火の様に相手に息つく暇も与えない猛攻、山の様にどっしりと構えどんな攻撃も動じない鉄壁の守り。ね?喧嘩にぴったり』

 

と透は無邪気に笑った。彼女は少し呆れたように苦笑いした。

 

 

透『あと、孫氏ついでに、【敵を知り己を知れば百戦危うからず】って言葉あるけど。まぁ簡単に言うと、自分の事良く分かってないのに、相手の事なんてまず分かる訳ない。そんなんで戦ったらそりゃ負けるだろ?ってこと。んで、自分の事も相手の事も分かっていれば、まぁ負けないでしょ?ってことだ。喧嘩も奥が深いんだ……。ただ相手を殴るだけが喧嘩じゃなくて、相手の事をどれだけ思えるか、どれだけ考えられかが問題なんじゃないかな?相手がいて初めて成立するから。』

 

 

 

三玖『………私、トールとケンカしたい。暴力嫌だけど、もっとトールの事知りたい………。私の事も知って欲しい//。』と

 

 

 

以上回想終了。うわぁ~3000文字超えた。

 

 

 

とまぁ教室でのやり取り、普段の彼から、考えられない威圧感出していた。

そのせいで誰も動けない中、三玖は意を決して彼に近づいて手を掴んだ。

 

 

三玖『………トール。』

 

彼の名前を呼び視線をこちらに向けたが、発せられる威圧感、怒気を孕んだ眼でビク!っとなるが、もう一度しっかりとはっきりと彼の名前を呼んだ。  

 

三玖『!……トール!!!』

 

三玖の声が届いた彼は、彼から発せられる威圧感が消え怒気を孕んだ眼も普段の眼に変わったことでどうして、そんなに怒っているのかを聞いた。

 

 

透『俺の仲間が、他所の街からきた 不良グループに襲われて、大怪我を負って病院に運ばれたって電話が来たんだ……………。それで、襲ってきたグループの居場所が分かったから今から、復讐しに行くの……。』

 

 

三玖『!………そっか。でも気を付けて………。無茶しないで。』

 

彼を止められないと悟った三玖は、瞳に涙を浮かべ頬を赤らめて上目遣いで言った。

 

彼はきょとんするが、優しく微笑み三玖の頭にポンポンと手を置いた。

 

 

透『!…….大丈夫、俺は誰が来ても負けないから。 直ぐに片づけて三玖の所に帰ってくるよ。心配しないで……ね?』

 

 

透は三玖に優しく落ち着かせるように言った。

 

 

透『………俺、そろそろ行かないと。』

 

三玖『うん、いってらっしゃい、早く帰って来て………。』

 

三玖は、小さく手を振り彼を見送った。

 

  

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