優れた殺し屋は万に通じる もちろん魔術にも 作:羊の執事さん
「クソ!なんでこんな事になるんだよ!」 ハァハァ
何があったかだって?ただいま絶賛逃走中です
「恨むならこの時間にここに居た自分の不運を呪うんだな」
攻撃が来る、短いナイフでの袈裟斬り、ステップで回避
「よく避けるな」
最悪だよほんとに、何がいい事ありそうだ、だこんな事になるなら、「移動するなら人目を避けるために夜にしてさらに人通りの少ないとこだよな」とか考えなきゃ良かったよ
「あのぉ、見逃してくれたりしません?」
「無理だな見られてしまっては死んでもらうしかない、それにその身のこなし一般人では無いのだろう?」
やっぱり見逃してくれないよね、どうしたものかな、
相手はガタイが良くて単純な身体能力がお前ほんとに人間かってくらい高いし、しかも優秀な武器まで持ってる
対して私は死神の体とはいえ子供の体、普通の同年代と比較したら身体能力は高い方だろうが目の前の奴には及ばない、武器は一応拾ったナイフや包丁が3本ほどあるが切れ味は相当悪そう出し刃こぼれしてるしで散々だよ
まとめると身体能力も武器も圧倒的に相手が上、勝ってるとこなんて全くない、逃げられないのもさっきの逃亡劇で把握済
結論、目の前の男を殺すしかない
相手が1人だけとは言え厳しいかな、でも
「殺りますか」
「何を言っつ!」
顔に向けて包丁を投擲、こちらが刃物を持っていることを強く認識させると同時に接近
「させん!」
包丁を回避した相手がナイフの投擲で私を接近させないように攻撃してくるが回避してさらに接近懐に潜り込む
残ったナイフ2本を取りだし1本を距離を取ろうとする的に向けて投擲距離を潰す
「なっ!」
残ったナイフで相手の顔に攻撃する時、、、わざとナイフを滑らせ落とす
2回の投擲で強く印象に残ったナイフ
自身の顔に確実に攻撃を当てられる瞬間
そしてその予想とは大きく違う動きをするナイフに
敵は思わず注視する!
「終わりだ」
パチン!
響く音は指パッチンの軽い音そして、代行者の男が倒れていく
クラップスタナー、暗殺教室に出てくる技の1つ簡単に説明するなら意識外からの
後はこいつにとどめを刺すだけだな
「さようなら」グザ
なんと言うか人を殺したってのにあんまり動揺しなかったな、もっと躊躇ったりするもんだと思ってたよ
だけどやっぱり…
「あぁ、最悪の気分だよ」
少し気分が悪かった
やっぱり戦闘シーンは難しいね
感想で悪いとことかこうしたらいいとか教えてくれると嬉しいです