ホームレスウマ娘が龍が如く成り上がる話 作:マンハッタンcafeの店員
なので東城会や近江連合、神室町などは存在せず登場キャラクターは別の仕事をしたりしています。トレーナーにもいるかもしれませんね。
なので少し性格も違います。
とりあえずナンバさんを拠点に連れてきた後、あたしは魚を焼いていた。
既に捌いていたし早めに焼いておかないといけないのだ。
「…」
視線を感じる、めっちゃ感じる。めっちゃ焼いている魚を見ている。ナンバさん涎が出そうなぐらいみてる。
「…あげないぞ」
「えー、いいじゃねーかよちょっとぐらい」
こちとら死活問題なんだぞ。簡単にあげれるか。
と思っているとナンバさんは懐を探り一つの瓶を取り出した。
「だったらこれをやるからどうだ?」
「-ッ! そ、それは…!」
赤い蓋に白い粒が収められた瓶。それは嗜好品として人が欲しくなるものであり、あたしも手に入れることが難しい…調味料!
「純度が高くて販売されている…砂糖!!」
そう、普通に販売されている砂糖がそこにあった。あくまで嗜好品であるため買うことが中々できず時々手に入る果実の甘さでしのいでいた。ウマ娘であるため甘いものは大好き、だから凄い欲しかったのだが思ったより高いのだ…塩とかは絶対に必要になるからそれにお金を使っていたのに…。
「な…なんでホームレスがそんなものを…!」
「へぇ、やっぱ知らないんだな…」
なんだ…手に入れる方法があるとでもいうのか…くっ、魚で砂糖が…ぐぅ…。
「思ったより身が多くてうまいな、栄養たっぷり取っている」
「甘味には勝てなかったよ…」
べっこう飴美味しいなりぃ…。
久し振りの甘味で体が喜んでいる…今なら菊花賞走れる…。
「これについてはあとで教えてやるよ。所でなんだがお前なんでこんな生活してんだ、お前ぐらいの年ならトレセン学園にいてもおかしくないだろ。親から追い出されたなら保護とか出来るだろ…」
と久し振りの甘味に喜んでいるとナンバさんがもっともなことを言っていた。まぁもっともなことだと思う、実際あたしも同じ立場だったら言ってるし。でも仕方ないんだよねぇ。
「親どころか戸籍もあるか分からないからね。こういう生活をするしかなかったんだ」
「...は? どういうことだそりゃ」
「んー、あたしね。数か月前より記憶がないんだ。気が付いたらこの街に着の身着の儘で立っていたの、おまけに身分証明するものもないし、ウマ娘だとその辺はまだまだしっかりしてないからね」
ウマ娘の戸籍関係はかなり曖昧で細かく言うとウマ娘自体の戸籍は存在しない。
本来はウマ娘の親の娘として戸籍が出来るのであたしのような『ハルノヒイチバン』という名前だけでなく、例えばシンボリルドルフというウマ娘がいるが『シンボリルドルフ』という名前という他に『
「つまり…なんだ? 突然現れたみたいな感じなのか? イチバンは」
「多分ね、戸籍名が分からない以上あたしの名前も分からないし分かるのは『ハルノヒイチバン』って名前だけ」
残った砂糖を大事に大事に仕舞って魚の干物の様子を見てナンバさんの近くに腰を下ろす。
「…お前はどうにかしたいと思わないのか? ホームレスというどん底からどうするんだ」
「どん底ねぇ……どん底からやり直す…とかいいんじゃないか? どうせなら」
「やり直す…ねぇ…いいんじゃねえか」
「最後にはてっぺん取ってハッピーエンドよ、勇者みたいにさ」
人差し指を上に向けてそういうとナンバさんはきょとんとした顔をする。少しすると声をあげて笑いだした。
「はははっ! 勇者か! いいじゃねぇか! どうせなら目指してみるかっ、最高の勇者ってやつを!」
「なっ...! 笑わなくたっていいじゃんよ...」
そこからは意気投合してしまい、会話も弾みナンバさんは今住んでいるところからこっちに来ることになった。年頃の娘と云々とか言ってたけど人間がウマ娘に勝てるわけないだろと言ったら渋々承諾してくれたので引っ越しを手伝い、荷物を橋の下へと運んだ。
「なぁナンバさん、砂糖の時も思ったがこのカップ酒ってどうやって手に入れてるんだ…? 300円ぐらいするでしょこれ」
「おっと、説明を忘れてたな。カンさんっていう人がいてだな…」
というわけで聞いてみると空き缶を集めてエコポイントというものと交換してくれる人がいて、そのエコポイントをカップ酒や砂糖。お金にも食べ物にも変えてくれるらしい。いいな、そんな人がいるのか。
「紹介が必要だから明日にも連れてってやるよ、イチバンなら問題ないしすぐポイント集められるだろ」
「楽しみだなぁ…ちょっとした仕事みたいでワクワクするな」
ナンバさんにあって少しずつ変化している、やはり変化がある方がいい。人生は冒険、それがあたしの信条だ。成り上がりってやつ、みせてやろうじゃないか!
ハルノヒイチバン(トレセン学園生徒入学後)
自己紹介 …あたしの名前はハルノヒイチバン!
勇者みたいなハッピーエンド目指して
成り上がりってやつを見せてやる!
学年 …中等部
所属寮 …美浦寮
誕生日 …不明(1がいいので1月1日にしようと思ってる)
身長 …169cm
体重 …成長中(もりもり食べるぞ)
スリーサイズ…B92・W56・H86
毛色 …栃栗毛
容姿 …外ハネのセミロング、目は赤色で領域発動時のみ龍のようになる。
得意なこと …人と仲良くなること
苦手なこと …人を否定すること
耳のこと …誰が喋っているのか正確に聞き取れる
尻尾のこと …全く気にしないので同室の子に手入れされてる
靴のサイズ …左右ともに26.5cm
家族のこと …いたらいいね