前回のあらすじ さなえ!
水は飛沫を上げ空気は切れ、妖怪の山を流れる川沿いに、霊夢は加速する。
その前に、先を隔てるものが現れた。
白狼天狗だ。
「わが名は犬走椛である!博麗の巫女!おまえはとおさ…」
霊夢は弾幕一つ打たず、椛の横をすり抜ける。
「えぇぇ〜!」
「楓!後ろに乗るのぜ。」
魔理沙が、呼びかける。
「おう。ありがとな。」
魔理沙は乗っていた箒から前の方にずれ俺はその後ろに乗る。
ゆっくりと浮上したかと思うと、箒は暴走して、右に行ったり左に行ったり。
「落ち着くのぜ!」
しばらくするとなれてきたのか段々と安定してくる。
「よぉしいい子だ!行くぞぉ!」
そう言い箒は急加速して、先に行った霊夢を追いかける。
しばらくすると、目の前に白色の髪をした女の子がいる。
短髪で男と言われれば、納得も行くような感じだが、あのもふもふ気持ちよさそう。
「わが名は犬走椛である!今度こそは絶対とおさ…」
「恋符『マスタースパーク』!」
光線が緑の山を彩る。
「えぇぇ〜!」
椛っていうのか…今度もふもふしに行こう!(は?)
霊夢side
「来たわよ。」
「意外と早かったですねぇ?」
「とっととやられろ。害虫が。」
「害虫とは失礼な。」
「どうでもいいわ。幻想郷では、神も妖怪。巫女として退治するのは当たり前でしょうが!」
「あんたたち妖怪は!人間にとって害虫なのよ、」
「そしてあんたたちみたいなやつは幻想郷にとって、害虫なのよ!」
「害虫、害虫と失礼にもほどがある。早苗やってしまいなさい。」
「神奈子様わかりました!」
「蛇符『雲を泳ぐ大蛇』」
弾幕が降り注ぐ。
「神技『八方龍殺陣』!」
弾幕をかき消し相殺にする。
「秘術『グレイソーマタージ』」
「神徳『五穀豊穣ライスシャワー』」
「2枚切り!?」
「妖器『無慈悲なお祓い棒』」
お祓い棒で弾幕をはたく。
弾幕は未だ残っている。
「でも避けれないことない。」
弾幕を華麗に避け
「神霊『夢想封印 瞬』!!」
高速で移動しながら、弾幕を放つ。
「こちらもどんどん行くよ!大結界『博麗弾幕結界』!!!」
弾幕が集まり、分厚い膜を霊夢の周りにはられる。
「ッ!?」
早苗は驚いているようだ。
自分の放った弾幕が全てその膜に弾かれたのだから。
「今度はこっちの番よ!」
「こいつで型をつける!」
静寂が続く。
本当はほんの一瞬だ。
だがこの場にいるすべての者にこの時間は永遠と言っても良いほど長く感じられた。
『無想転生』
その静寂は続いた。
誰もがその長さに気づけなかった。
誰もがその短さに気付けなかった。
静寂が止まる。
地に立っていたのは、赤巫女でも青色の巫女でもなかった。
「我こそは戦神…………………
八坂神奈子であるぞ。
次回予告 妖怪の山 完結編。