博麗神社 夏。
靈夢は今日もボリボリとせんべいをかじっていた
それがあんな悲劇になるとは…
他のときはまだ誰も予測できていなかった…
紫がひょんなことから、外の世界から土産を持ってきた。
どうやら霊夢がなんでもいいから箱をよこせといったらしい。
そしてその箱だが白色の塗装をされた清潔感のある箱。
二段に分かれており、それぞれに取っ手がついて、扉になっている。
うーんこれ
どう考えても冷蔵庫やろ
今俺は絶賛冷蔵庫のプラグを片手に持って立つという無賃労働をさせられている。
電力に変換しろとさ…
ガサガサッ!
どこかで物音が聞こえる。
霊夢は、ひんやりと冷えた冷蔵庫に、頭をつっこんでニヤニヤしている。
「これなら、半霊探して捕まえないで済むわね!」
こっちはクソ暑いんですが…
プラグを持った左手がだんだんと悲鳴を上げだす。
ついには煙が出てきた。
「えっちょちょっ!」
さらにオレンジ色が出てくる。
「ちょちょ!ももも燃えてるっ!」
咄嗟に手を離し、井戸へと走る。
やばやばっ!
プラグを持つのはよくない!
よいこのみんなは真似しないようにぃぃぃ
あちいあちい!
井戸から急いで水を汲み手を突っ込む。
「アッ熱ッッウゥゥ熱っっ…っ゛…ッ゛…ッ゛゛!ウ゛ッ…ッ゛ッウ゛゛…ッゥッ……!゛゛ッ……ァァ゛ッ゛…ッ゛!!゛゛…」
追い打ちをかけるかのごとく、火傷にお湯が染みる。
「うふふっ」
笑い声が聞こえる。
「そっその声はっ!」
紫色のくせっ毛。
薔薇の描かれたワンピースに
特徴的な赤い
「さっさとり!」
「えぇ」
「温めといたわよ」
…なんやこいつ
痛みが...っ!
耐えきれずその場にうずくまる。
その時、
「ぎぃやぁぁぁ!」
土間の方から悲鳴が聞こえる。
霊夢の声だ。
全身に真っ赤なまま
ちょうど土間に入るところで目の前に現れる。
現代において冷蔵庫につきもののやつが...
ちょっと口で言いたくないあいつが!
触角垂らしてこちらに近づいてくる。
茶色いあいつが平べったいあいつが。
「いひひ」
「うわゃあ!」
背後で何かが落ちた。
「「あっ」」
振り向いた視線の先にはでかい虫。
改めリグルがいた。
「お前か。」
「にげろー!」
そのままとことこと参道を降りていく。
目の前のそれは頭の上をわさわさと通りリグルを追っていった。
「楓?準備はいいわね?」
茶の間まで避難していた霊夢が針を持って玄関に立つ。
「もちろん」
翌日より鳥居に蟲妖怪が吊るされた。
そのせいで参拝客が減る一方、博麗神社には安泰の日々が送られていた。
賽銭はないけど...
更新遅れてすみません。
機種変したあとログインパスワードがわからず長引きました。
改めてお詫び申し上げます。
次回予告
花見準備