「さぁって!純孤って誰だよ…」
サグメという月の民からきいたがどこにいるのか検討もつかない。
場所は月の都(凍結)の中心地。
度重なる戦闘の疲れを癒やすため咲夜が紅茶を入れてくれている。
「どうぞ」
「ありがとなのぜ」
「咲夜さすが上出来ね。」
「うまっさすが咲夜は食事だけはは侮れないわね…」
「ありがと」
各各が咲夜に礼を言い紅茶を飲む。
「おいしー」
それでさっきから後ろから視線を感じるぞ…?
「ねえ楓…」
霊夢が声を潜めて尋ねる。
「気づいてる?」
「あぁ 仕掛けるか?」
霊夢がこくりとうなずく。
後ろを振り向くと壁からひょっこり顔を出している玉兎。
ヘルメットからうさみみがひょこんとでている。
その時あわてた様子で逃げていく。
「追うぞ。」
俺に続き霊夢が走り出す。
「ちょっちょ!いきなりなんだぜ!」
「まっ待ちなさいよ!」
後ろから聞こえる魔理沙とレミリアの声。
やがて聞こえなくなり正面には未だ逃げ続ける玉兎。
手には銃剣が握られている。
スカートからのぞいているしっぽがかわいい。
「武器『僞慥劔』」
霊力が結集し刀の形になる。
玉兎に急接近し発動する。
「悲愴『憐憫たる居合』」
鞘から抜かれた刀は無慈悲にもその銃剣を切り裂く。
「あっ武器が!…」
「散霊『夢想封印 寂』」
霊夢がものすごい速度で距離を詰め
光弾と御札を高速で射出する。
徐々に密度が高くなり玉兎は避けきれず頬が切れる
「いたっ」
その時閃光が玉兎と俺たちを隔てる。
霊夢の弾幕はすべて飲み込まれる
「レイセンに手を出しましたね…」
減衰する閃光の先には少女の姿。
薄紫の髪。
れいせん?
「鈴仙ならあっちで紅茶を飲んでいるが…」
「鈴仙…まさかあの娘が…」
ぶつぶつとなにか言っているがよく聞こえない。
「まぁいい。レイセンに手はださせませんよ。」
なんだろう罪悪感が出てくるんでやめてもらってもいいすか?
「『祇園様の力』!!」
薄紫の少女は刀を振る。
無数の刃が周囲から生える。
隙間なく埋められた刃は簡単に楓の脚を貫く。
「よけれない…」
絶対不可避の弾幕。
「弾幕ごっこは月には浸透してないのか…」
薄紫の少女は目を見開き口を開く。
「八意様の使者ですか…
なるほど。弾幕ごっこですか。
避けれる弾幕になんの美しさがあるのでしょうか。」
「『火雷神』」
ぽつっという水滴の音。
月にも関わらず雨天となり雷鳴が鳴り響く。
雷神の怒りの声とともに霹靂が狂いなく自分の頭上を狙う。
「『機動力』に変換!」
目にも留まらぬ速さで高速移動で初弾を回避する。
ところが雷は向きを変え楓を追尾する。
「手形『洩矢神 ミシャグジさま』」
巨大な白蛇が現れ雷撃を飲み込む。
白蛇は満足げな顔で消える。
やっぱ手形の瞬間火力はすげえな…
薄紫の少女は光を帯びる。
大量の高密度弾幕が降りかかる。
「ちっ。」
おもわず舌打ちを放ち、僞慥劔で斬りかかる。
だがギリギリで避けられる
少女は表情ひとつかえず言い放つ。
「神聖たる光で照らし出せ!『天照大御神』!!」
解説
悲愴『憐憫たる居合』
居合斬りのスペルカード。
次回 依姫編後編