A.E.G.I.S.~銀色の巨人~   作:特殊作戦群

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その日も病室に見舞に通う桃華と剛田、そこにAEGISキャップの村本とサブキャップである早川が訪れる。


第4話~スカウト~

病室

 

「・・・・・・・・・・・・・・夢じゃなかったんだな・・・・」

 

その手にはあの時の自称[M78星雲の外星人]と名乗った外星人がくれたアイテム?とも言える1つ[ベータ・カプセル]があった。

 

「困った時の・・・・[最後の切り札]・・・・か・・・・」

 

思いそっと、ベット脇の棚の中のカギ付き貴重品入れに一緒に入れてある。そこに看護婦さんが来て

 

「ふふ、貴方の未来のお嫁さんが来てるわよ」

 

揶揄いその横で桃華が顔を赤くしながら

 

「今日も来ちゃった・・・かな」

 

言い

 

「別に構わないよ、ホント退屈してたんだよ」

 

桃華に答え桃華は椅子を引っ張り出し

 

「そう言えばあの巨大なタコみたいな怪獣が暴れまわった影響ってどこまで出てるんだろうな?」

 

桃華に尋ね

 

「一応言うと、学校が今仮設避難所になってるから授業何処の騒ぎじゃないのよね」

 

リンゴん皮を丁寧に剝きながらリンゴを置き

 

「うん、美味しい」

 

自分で食べ始める。

 

「避難生活か・・・・・・何とも言えないなぁ・・・・・」

 

思う。慣れ親しんだ町が自身の家が一瞬のうちに壊され、破壊される。そんな目の前の状況を想像し身震いする

 

「桃華、そう言えばお前の家は大丈夫なのか?」

 

尋ね

 

「ええ、問題ないわ。剛田君の家も優也がお世話になってる児童養護施設もね」

 

桃華は丁寧に説明してくれた。そこに

 

「うーす、っと・・・・夫婦の時間を邪魔しちゃわりぃな」

 

「まだ夫婦じゃないわよ!!」

 

「ああ」

 

俺と桃華は病室に入って来た剛田に言い

 

「と言う事はいずれは・・・だな」

 

「まぁその時が来たらな」

 

俺は答え

 

「うん」

 

桃華も言った。

 

「いやぁ・・・此処まで来る時大変だったわ、町中が瓦礫の山で救助活動と言うよりはもう遺体の捜索活動・・・・かな」

 

剛田は顔を俯かせて言い

 

「今回のこの怪獣騒ぎで思い知らされたよ、一度死んでいた事も含めて。ありふれた日常がどれ程価値のあるモノなのかをね、貴明と釣りやキャンプしに言ったり桃華とデートをしたりその一つ一つがとても幸せで彩られている事をね」

 

俺は窓の外を見て言い

 

「ああ、早く今回の災害引き起こした怪獣を自衛隊でもAEGISでもイイからさっさとシバキ殺してくれねぇかな・・・全くよぉ」

 

剛田は言いそれには桃華も

 

「うん、同意よ。その為にお父さんやお母さん達も働いている中から税金としてお金を収めている訳だしさ」

 

2人が言っていた時だった。

 

コンコンコン

 

ノックが聞こえ

 

「ハイ、どうぞ」

 

言うと部屋の中に入ってきた人たちは桃華や剛田が言うAEGISの隊員のようだった

 

「初めまして・・・・かな」

 

そう言い1人の隊員が椅子を出して座り

 

「ハイ」

 

答え

 

「私はAEGISのキャップを務めさせてもらってる村本だ。隣に居るのがサブキャップの早川だ。」

 

村本と名乗った指揮官の方は言い

 

「よろしく、如月君」

 

早川さんは村本さんの隣に立ったままだ。

 

「まずは災難だったね。でも九死に一生を得たね」

 

言われ

 

「ええまぁ」

 

俺も頷く、だがなんか違和感を感じ

 

「あのスミマセン、仰りたい事があるのならば回りくどい事をされなくともイイですよ?」

 

言うと村本さんと早川さんは驚いた顔をして

 

「そうか、気を遣わせてしまったね。それと見舞いの品を」

 

村本さんは言いベットの脇に置く。そして

 

「単刀直入に言う、如月優也君、君を我がAEGISチームにスカウトに来た」

 

村本さんは告げ

 

「「!!!」」

 

桃華と剛田は反応し

 

「・・・・そうですか・・・」

 

俺は淡々とし

 

「君の隊員資格受験時の記録が残っていてね。規則では18歳から隊員資格受験権利はあるからね。君は将来自衛官か警察官どちらかにつく際に有利になる事を知ったうえでAEGISの隊員資格選考試験を受けたね」

 

「ハイ」

 

答え、横から早川さんが

 

「君の成績は正隊員並みの成績を残している。総合判定もA⁺とその年の受験者の中で現職の警察官、海上保安官、自衛官、を含めても数人しか出ていないA⁺の判定を民間人の君が出しているのは当時驚かれたものだ。」

 

言い

 

「君は灰の中から不死鳥の如く強靭な生命力と不屈の精神力で蘇った、その力を貸してほしい」

 

村本さんが言ったと同時に

 

「そんなの身勝手です!!、貴方方も昨日見てるはずですよね、優也は一度死んだんですよ、なんの幸運かはわからないですけれどもこうして生きてる。それなのに死地に連れてこうとするんですか!!」

 

「ああ、それは御宅らプロの仕事だろう!!怪事件調査や対外星人対策や昨日のような怪獣との戦闘も違うか!!」

 

桃華や剛田は反論する中俺は

 

「[力を能力を持つ者はそれを正しく行使する義務がある]そう仰りたいのですか?」

 

俺は言い

 

「強制はしない。だが我々としては共にその能力を平和貢献の為に使って欲しいと思っている。」

 

真剣な表情で村本さんは語り

 

「お聞きしたいのですがイイですか?」

 

言い

 

「なんでも聞いてくれ」

 

言われ

 

「仮に入隊するとなれば扱いはどうなります?それに私はまだ学生です。学業はどうなりますか?」

 

尋ね

 

「君の待遇は[準隊員]扱いとなる。君に与えられる権限は正隊員と一部を除けば大差はない扱いとなる。君が望めば数年勤務の後そのまま正隊員へ昇格する事になる。」

 

村本さんは語り

 

「君の学業についても成績は確認済みだが問題はないと思われる。そして君のような学生を採用する場合は君に1つの特権が与えられる。」

 

「特権・・・・ですか?」

 

「そうだ、卒業に必要な出席日数と単位を通常の半分で事足りる。君が望むならば通常の生活をしながら任務に従事する事も可能だが、私は両立はほぼほぼ不可能と思っている。給与に関しても固定給として1ヵ月22万円に危険手当+資格手当を支給」

 

村本さんが詳しく説明し

 

「君の場合は大体だが月計算でも24~25万円くらいかな?」

 

早川さんも説明する。

 

「別に給与がどうこうではないですが、かなりの危険を伴いなすよね?私は大事な人を残して正直死にたくはないですし約束もしました。友達とも恋人とも、無茶はあれっきりと」

 

言うも

 

「・・・・・・・ですが・・・・考えさせて下さい。」

 

言い

 

「そうか、まぁ難しい判断だろうからね。即断とはいかないだろう。いい返事を期待したい」

 

そう言うと早川さんが名刺を置き、

 

「返答待ってるよ」

 

言いAEGISの2人は帰って行った。

 

そして

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

明らかに不機嫌な顔の桃華と

 

「おいおい、優也・・・・ってもその顔は既に決めてそうなもんだな」

 

半分呆れ気味の剛田が言い

 

「優也、納得いかない」

 

桃華にも言われ、次には

 

「私も優也と一緒に戦う!!」

 

桃華は言い

 

「へ?!」

 

「な!!」

 

俺と剛田は桃華の驚きの決断に

 

「いや・・・お前・・・資格試験受けてたっけ?!」

 

「ああ」

 

俺も剛田言うが

 

「一応、優也と同じ理屈で進学に有利になればとでも思って。優也には劣るけれども合否判定でB判定貰ってるわ!!」

 

桃華は言うも

 

「でもなぁ・・・・」

 

「お前の言う事は分かるけれども。」

 

俺達2人は言うが、桃華の意外な覚悟を聞く事が出来た。

 

「私、一時の感情論で言ってるんじゃないんだよ。ずっと優也に守られてきたけれどもさ私が今度は優也を守る!、対等な関係で居たいモノ!」

 

桃華の覚悟に

 

「こりゃ俺達の負けだな」

 

剛田は言い

 

「ああ、負けだ。因みに俺も資格は一応は持ってる。俺も一緒だ相棒!!」

 

剛田の一言が頼もしく思えるのだった。




次回~志願~を予定しています。

第一章登場怪獣について

  • 宇宙からの侵略者[バルタン星人]
  • 電気大好き透明怪獣[ネロンガ]
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