《八幡side》
おっす俺の名は志波八幡なんちゃって、、、
俺は今布団から目覚めたばかりである。なんか上の階であの人たちが、「お金がない」だの「計画的に」だの 「俺実体がないものお金払いたくない」だの騒いでいる。今日も賑やかだなと思った俺は時間を確認した。
あ、
八幡「やべ!!バイトに遅れる」
俺は時間を確認してバイト遅れそうなのに気づき急いで着替え家を出た。自転車に乗ろうと駐輪場に向かおうとすると、上から黒髪の青年がでてきた。
真奥「うっせぇうっせぇ、アルシエル、説教なら帰ってから聞く!」
ここのアパートの住人の真奥貞夫が出てきた。
真「よう、ハチじゃねえかそういえばお前も今日バイトか一緒に行こうぜ!」
真奥さんとは同じアパートに住んでいて同じバイト仲間なので仲良くさせてもらってる。昔の俺なら考えられないな。ウッ 嫌なこと思い出したな。俺が昔のことを思い出しているとまた、上から声が聞こえ今度は長身の青年がてできた。
芦屋「魔王様っ!」
アルシエルと呼ばれた人は真奥の同居人芦屋四郎である。
芦「雨降ってます!傘!あ、八幡さんあなたも傘!」
八「ありがとうございます」
よく見ると外は灰色の雲が低く垂れ込めていてちょうど雨粒が落ち始めた様子だった。俺と真奥さんは芦屋さんから傘を受け取りそれぞれの自転車に跨った。
真「いくぞ!我が愛騎デュラハン号!」
相変わらずすごい名前だなと思いつつ、芦屋さんに頭を下げてから真奥さんを追いかけた。ちょっと、誘っといて真奥さんもういないんですけど俺そんな存在感ないですかそうですか。
、、、、
先行った真奥を追いかけつつ八幡は幡ヶ谷のマグロナルドへ向かっていた。距離はそこまでなく順調に行けば十分もかからない。しかし、寝坊したせいで雨が本降りになってしまった。ビニール傘では少しきついが八幡は力強くペダルを踏みしめる。
[あの人どうせキャンペーン商品のブラックチリペッパーポテトの地区売り上げ1位してみせるって俺のこと忘れて燃えているんだろうな。なにそれ悲しい]と空を見上げ若干目を腐らせた。
とうの真奥本人はというと
[キャンペーン商品のブラックチリペッパーポテトの地区売り上げ1位にしてみせる!!] と八幡を忘れて燃えていた。
真「芦屋なんかに言われなくても、俺だって俺なりに考えいるんだからな!」
と言いながら青になった信号を渡って行ったのだった。
八幡は信号を前にして
[真奥さんさき行っちゃったかぁ。雨降るし、忘れられるし俺は不幸体質な某主人公かっての。まだ時間あるけど大丈夫かな?遅刻すると少し面倒なことになるな。]
そんなことを考えていると傘をさしていない女性が隣りに来た。予想外の雨だったのだろう。彼女は恨めしげに空を睨んでた。
八「よかったら、傘使いますか?」
八幡は勇気をだし隣の女性に話しかけた
??「えっ?」
澄んだ声で戸惑いを浮かべ、女性は意味なく左右を見る
八[もしかして嫌だったかな?まあ俺だし、何それ悲しい。てかこの人さっきまであまり見てなかっけどよく見ると赤いロングヘアで]めっちゃ美人だな」
??「ふぇ!?///」
ん?どうしたんだなんかめっちゃ顔赤くしてるけどなんか怒らせたかな?てか時間やべぇ!!早く行かなきゃ!
八「困ってると思って、バイト先がすぐそこだし置き傘もあるから。じゃ気をつけてくださいね。」
八幡は言うだけ言ってさっさと行ってしまった。
八幡がいなくなるまでその女性は動かなかった。
《??side》
あ、行っちゃった。久しぶりに会ったけどなんか忙しそうだったわね。まああっちは、覚えてないだろうけどね。記憶消しちゃったし。でも、相変わらず本音が出やすいのと優しいのは変わらなかったわね///。もう会えないと思っていたけどもしかしてマグロナルドでバイトしてるのかしら?気になるし隣のカフェにでも行って見てみるかしら?
、、、、
結論から言えば、フェア商品地区売り上げ1位は達成できなかった。八幡のおかげで集客率は高かっのだが、ランチタイムを過ぎて突然ポテトを揚げるフライヤーが1機故障したのである。
《八幡side》
真奥さん悔しがってたな途中で変な動きしてたしあの力使おうとしてのかな?ホント仕事熱心だな。まあ、かくいう言う俺も昔は働いたら負けとか言ってたのに社畜ってるけどな。あと仕事中なんか長い間視線を感じたな。客だと思ったがそれにしてはだいぶ見られてたし。まあ変な視線じゃないし大丈夫かな?てか俺もうそろそろ上がりだな。帰りに傘買って行かなきゃな、芦屋さんから借してもらったのにあの人に渡しちゃったし。そういえばあの女性どこかで見たような?まぁ、気のせいかな。ボッチだった俺はそんな交友関係ひろくないし。おっ、時間になったようだ愛しのマイホームに帰るかな。
俺は店を出て自転車をとり帰路についた。行きの激しかった雨も今はもうやんでいた。俺は今日あの女性と合った交差点に差しかかっていた。
八「ん?あれは、真奥さんとあの時の女性か?なんか話してるな。なんだろう?」
俺は気になったので後ろから声をかけようとすると
???「魔王サタン!何故あなたが幡ヶ谷のマグロナルドでバイトしているの!...しかも八幡君と同じバイト先なんて」
真「最後はよく聞こえなかったが、お、お前...っ勇者エミリア」
は?勇者って言ってたかあの人、真奥さんの天敵じゃねえか。てか、エミリアだって?!本当か?
エミリア「いかにも私はエミリア!何故ここにいるかは分かってるはね!」
あのしゃべり方にあの声本当にそうらしいな。てかあの人たちやばい感じだな止めなきゃ!
八幡は自転車を近くに置いて急いで二人の元へと行った。
エ「聖剣が無くとも、魔力を失いアルバイトで生活する魔王など恐るるに足らず!覚悟っ!」
八「おい!待てエミリア!!やめろ」
八幡は必死になって言ったがエミリアには聞こえずナイフを高々と振り上げる。光が真奥とエミリア、八幡を貫いた。
、、、、
警察「で、君が真奥貞夫であなたが遊佐恵美さん、君が志波八幡君?なんであんなとこでケンカしてたの」
恵美「この人を倒すためです!」
幡ヶ谷駅前交番で真奥とエミリアは警官の渋い顔を前にパイプ椅子に座らされていた。八幡はというと近くの椅子で女性警察官と会話をしていた。
女性警官「ねぇ、連絡先教えてよ!」
八「えっ、さっき書きましたけど」
女「それ家の番号でしょ。あなたの教えてよ♪」
警「あのね、彼氏が何をしたか知らないけど、刃物は勘弁だよ刃物は、周りに見てる人もいるんだからちゃんと話し合ってだね」
恵「わっ……私とこの男がどういう関係だと……っ!」
真「痴話ゲンカかなんかだと思われてんだろ」
警「最近そういう事件多いんだからさ、誤解されるよ?もうちょっと話し合って、その、別れるならもっと穏やかにさ」
恵「だから私とこの人はそういう関係じゃ………」
交差点でのことは近隣住民に通報され、魔王と勇者は揃って交番で油を絞られ、八幡は女性警官からアドレスを聞き出されている真っ最中なのだった。
解放されたのは痴話げんかと決めつけられて小一時間程ほど教された後である。
何か心に重大な傷を負ったらしいエミリアは、憔悴しょうすいしきった有り様で言う。
恵「・・・今日はこれくらいにいておいてあげるわ。でも次は・・・無いわよ」
真「今回なにかあったか?」
真奧の突っ込みをエミリアは受け流した。が
八「あ~ようやくあの人の質問ようやく終わった~でも、なんで質問の中に趣味や好きな食べ物、好きな女性のタイプとか聞いてきたんだろなんか関係があるのか?あ、真奧さん、それにエミリア」
そこに、女性警官の質問攻めが終わった疲れ切った八幡が出てきた。
真「おっ、ハチもようやく出てきたか。てか、おまえなんでエミリアのこと知ってんだ?」
恵「は、はちm、、//// 比企谷、、あなたなんで魔王と私のこと知ってるの?」
[あなたの記憶から私のことを消したはずなのになんで]
八「なんでも何も面識あるからですよエミリアとは街中で何回か髪の色が違ったんで交差点で再開したときは気付かなかったですけど。真奥さんとは、同じアパートに住んでるからだよ。てかエミリアもエンテ・イスラから来たんだな」
真「そういうことか」
恵「と、とにかくあなたが私のことを覚えていることは分かったわ。魔王!命が永らえたのを今だけ喜ぶのね。今日のことの時も無駄じゃなかった[八幡に会えたし]あなたの住所を暗記したわ明日から枕を高くして眠れる日は無いと思いなさい」
真「お前それ正義の味方のセリフじねぇよ」
完璧に悪役の脅しじゃねぇかと八幡は心の中で思った。
八「そういえば、エミリア俺の貸した傘は」
恵「あ、そういえばありがとう。おかげで助かったわ。それとこっちでは遊佐恵美と名乗ってるの恵美ってよんでちょうだい」
八「おう分かった恵美。それと俺も比企谷じゃなくて志波にかわったから」
恵「分かったわ。じゃあまた明日ね は、八幡///それと魔王!明日から夜道には気をつけることね」
エミリアはまた勇者らしからぬ捨てセリフを吐いた後、嬉しそうな雰囲気で帰っていった。
真「・・・めんどくせぇなあ」
勇者が来たはずなのに何故だろう。なんら重大なことが起こる気がしない。
真「あー、あいつがいるって知ったら芦屋うるさいだろうな。ハチこのこと黙っといてくれねえか」
八「まあ、分かりました。てかもうこんな時間ですよ。早く帰りましょう。俺また警察に捕まっちゃいますよ」
真「そうだな、帰るか!」
そう呟いて帰路についたのは、もう日が変わってからのことだった。
《エミリアside》
ふんふふふん♪♪
なんでかわからないけど八幡が私のこと覚えていたわ。そしてなにより八幡って呼ぶことができたわ!
...っていけない。私の本当の目的は魔王を倒しエンテ・イスラに帰ることだった。
明日はさっそくあいつの家に行ってみましょう。もしかしたらなにか分かるかもしれないわ。
そうと決まったら早く帰って寝なきゃ。
そう思いながら勇者も帰路についたのだった。
あとがき
pixivで投稿してたのをこちらでも投稿したいと思ったので投稿します。