ダンジョンに神々にとって厄介な奴らが転生してくるのは間違ってるだろうか   作:JUDGEMENTReaper

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どうも、新年明けましておめでとうございます!死神デス

いやぁ、新話の更新に遅れて申し訳ございませんでした…

理由については後書きの方に記載していますので素タラをご参照をば…


さて、前回オラリオに送られ、所属するファミリアを探す事となり原作主人公の所属するヘスティアファミリアに入団する事となった一行、しかしヘスティアによって授けられたファルスにより、神に授けられた能力を看破されてしまう。
そんなところからの続きとなります。


それではどうぞ!


第三話 雑貨屋コール・オブ・アビス

 

ヘスティア「…えーっと、つまりだ、君たちは元々この世界で生きていたわけじゃなくて別の世界で生きていた人間だった」

 

アジフ「ええ」

 

ヘスティア「ただ私達神々側の管轄でハプニングが起こって誤って君達の命を消してしまった」

 

サンズ「そうだな」

 

ヘスティア「で、そのお詫びとして生をもう一回送らせてくれるように取り計らってくれてそのおまけに君達にそれぞれ能力を与えてくれた…という事だね?」

 

マキア「そうね、因みに能力に関しては私達がオーダーしたものよ、この子達もそれで」

 

ヘスティア「…嘘じゃないみたいだね、というか…正直嘘であって欲しかったというべきか…どうしたものかなぁ…」

 

 

ヘスティアは今、頭を抱えていた。

 

 

遡る事つい先ほど、拠点でゴロゴロとしていたヘスティアはヘスティア・ファミリアに入団するためにやってきたアジフ達計8名に対して恩恵(ファルナ)を授けた。

しかし授けられた恩恵(ファルナ)の一つ一つが様々な意味で常軌を逸したステイタスの結果として現れてヘスティアの目に現れており、そんな彼らについて探るためにヘスティアは彼らにここまでの経緯を聞き出そうとしたのだが…その結果は出るわ出るわの普通であれば一般の者が精神がイカれてしまったのではと思うようなトンチキな発言、しかもそれが全て嘘偽りなき真実であるというのが頭を抱えさせる事態をより頭を抱えさせるのに拍車をかけているのである。

 

アジフ「やっぱり、神々側からしても僕たちの能力は結構困るってことになるわけだね?」

 

ヘスティア「まあね…君達の不幸に関しては全面的にこちら側に非があることは確かだしそのお詫びとして能力の譲渡というのはまあ分かるよ、ただそれによって君達に与えられた能力、それらは僕、いや…僕達(神々)にとって、そしてこのオラリオにとってどんな結果をもたらすのか分からない分とても困る、自覚があるなら自重して欲しかったけど…」

 

アジフ「無理だね」

 

サンズ「ああ」

 

マキア「自覚しても選択したから今があるわけだしね」

 

ヘスティア「ノータイムでそんな当たり前の様に否定しないでくれるかなぁ⁉︎…僕としては君達について最初から最後まで洗いざらい全部話話して欲しい、君たちが話してくれたことは全て嘘偽りない真実であることは僕の立場上(デウスデア)そういうのは分かる…でも君たちが話した事、それだけが全部という訳では無いんじゃないんじゃないかい?」

 

アジフ「ふぅむ…」(さて…どうしたものかな、確かに神様(ヘスティア)に全てを言っているわけではないのも事実だけど、全てを言ったとしてその後の展開がどうなるかって所だ、まず正直に話したら…まぁまずい展開になるだろう、多分というか神様(ヘスティア)恩恵(ファルナ)である程度厄種であることは分かっているだろうけど恩恵(ファルナ)以外の事柄、僕らが未来予知紛い、というかこの世界が作られた世界である事を知っているわけではない…下手に喋って今後の展開を考えたら…地獄だ、こういう時TRPGなら色々とやりようはあるんだけどなぁ…例えばアイデアとか)

 

 

 

 

 

 

 

と、そういったその瞬間であった。

 

アジフ「…ん?あれ、みんな?神様?」

 

アジフを除く全員「」

 

それはさながら、時が止まるかの様に不意にアジフを除くその場にいる全員が動きを止めたのである。

 

アジフ「一体何が…」

 

ポウ…

 

アジフ「あれ?サイドポーチから…この中には確かダイスが…」

 

アジフのサイドポーチから取り出されたダイスは仄かな光を放ちその手に転がり、次の瞬間目の前には__

 

アジフ「これは…ダイストレイだ、そこそこの大きさだな…振りやすいような位置に浮いているのは親切設計って所かな?それとこの紙は…説明書か」

 

運命賽(ダイスロール)説明書

この説明書はステータス表に記載されている通りの機能を持つスキルであり、またステータスに記載されていないさらに詳細な情報を記してある。

 

・このスキルは任意発動のスキルである。

 

・このスキルは戦闘時、探索時等の様々な行動時に発動が可能である。

 

・保持するダイスを用い、行動の成功失敗を決定する。

 

・成功、失敗の確率は行動時の状態、優位性によって上昇・減少する。

 

・ダイスロール時01を出すとクリティカル(決定的成功)、100を出すとファンブル(致命的失敗)となり行動に影響を及ぼす。

 

・このスキルを使用した際にスキル保持者は2回ダイスを振る必要がある。

 一回目は成功確率、出た目によってその行動の成功率が決定され、状況によって成功率のボーナス・ペナルティが発生する。

 二回目は確定された成功率をもとにダイスを振り、一回目より下回れば成功、上回れば失敗という判定となる

 ※尚、一回目の時点で成功値が100の判定となった場合、自動成功となるが二回目は振りクリティカルか成功かの判定の行動を行う。

 

・発動する条件はTRPGにおける用語、【技能】やその他等をTRPGを意識した状態で口にする事で発動される。

 ※中には現在使用出来ない技能もあるためお気をつけ下さい

 

・発動時の状況によって時間が停止するかしないかが判別される(例、戦闘時は時間停止が発生しないリアルタイムでのダイスロールとなる)

 

今作におけるダイスロールは実際にダイスロールを行い、出た結果を反映しております。

 その為ダイスの女神の思し召し次第でガチグダりしたり奇跡起きたりするのでニヨニヨしながらお楽しみ下さい☆

 

 

アジフ(…一番最後はボヤけて見えないけどこの状況については分かったね)「つまりこの状態のトリガーはアイデアってことか…」

 

そう言いアジフはダイストレイと自身のダイスを見る、説明書の意味を一言で言えばこうだ、

【己の運命はこのダイスによる運で確定され、それに委ねられる】

それをその目で見て、伝えられたアジフは_

 

 

 

アジフ「…フフフ、良いねぇ最高だ!ともなればこの世界で初めてのダイスロールを始めようじゃないか!」

 

最高に興奮していた。

当然だ、アジフにとってダイスロールは当然の摂理、彼にとってダイスロールとは人生の最高のスパイスなのだ、普通の者からは狂気的だと思われるかもしれない、しかしそれこそがネクロ・アジフたらしめるもの【(狂気)】なのである。

 

アジフ「ふっ!」

 

カランッ

 

アイデアロール 成功値45

 

アジフ「む、幸先は少し微妙ってところか…だが面白いっ!第二投…行こうか…ふっ!」

 

カラカランッ

 

二回目のダイスが振られる、成功値は45以下、外れる確率は高く中々に難しい難度だがアジフはそれに臆さずダイスを振る。

 

その結果は_

 

 

 

 

アイデアロール 結果39

 

アジフ「…っ!ふふっ…よしっ、成功だ!さて、どんな効果がっ!?」

 

ダイスロールに成功した直後、アジフは唐突に頭の中に何かが送り込まれる様な感覚に襲われ頭を抑えた。

ただ、それは長引かずすぐに収まり、アジフは抑えた手を下ろす。

 

アジフ「これは…なるほど、そういう事か…それにしても成程、その手があったかぁ…難しく捉え過ぎたかな?」

 

そういったアジフの表情は全て合点がいった様な表情となっていた。

 

ところで、これを見ている読者諸氏にはアジフに何が起きたのかわからない者もいるだろう、その為少しばかり先程のアジフに起こっていた事の解説を挟ませてもらう。

 

アジフのスキルである運命賽(ダイスロール)はさまざまな行動に作用する事ができる。

攻撃は勿論、回避行動や交渉にも作用し発動する事ができ、成功することによって行われる成功報酬は、様々な影響を多岐に渡り及ぼすのである。

例えば【投擲】のダイスロールに成功すればほぼ確実に投擲対象に命中するし、クリティカルが出れば防御される事なく確実に命中し、急所にさえ命中する事があり、それがたとえ見当違いの方向に投げてしまったとしてもそのダイスロールに成功範囲があり、クリティカルさえ出てしまえばその投擲の軌道は最悪変態軌道を以て必ず命中するのだ。

 

それをもって先程アジフに起こったことは何なのかを説明すると

 

アジフはダイスロールに成功し、その際に成功報酬としてアジフは脳内にとある情報を送り込まれていた。

それは【アイデア】、今回に関しては先程成功したダイスロールの報酬であるヘスティアに対してどう話すべきかの情報が送り込まれたのである。

 

こういう風に成功することによる効果は直接的な動作に作用するのみならず、脳に直接情報を送り込んだりという作用も起こるのである。

 

では閑話休題

 

 

「…フ…ジフ…アジフ!」

 

アジフ「…え、ああどうしたんだい?」

 

マキア「どうした…って貴方が考え込んだ状態で黙りこくっちゃったから、声をかけたのよ?」

 

アジフ「ああ…すまないね、少し考え込みすぎた様だ」(いきなり動き始めた…いや、恐らくダイスロールを終えたらすぐに動くってことか)

 

ヘスティア「大丈夫かい?話したくないのであればその理由だけでも教えてくれるだけでいいんだよ?」

 

アジフ「いや、それだと信用に関わりますから、話させていただきます」

 

ヘスティア「そうかい?それな「ただ」…ただ?」

 

アジフ「話せるのは先程話したことに追加した一部だけになります、それと話す上で一つ聞きたいのですが…ベル・クラネル、この名前に聞き覚えは?」

 

ヘスティア「っ!…君達、ベル君の知り合いか何かかい?」

 

アジフ(なるほど…)「いえ、そういう訳ではありませんが、彼のことは以前より知っています」

 

ヘスティア「…それはどこまでかな?」

 

アジフ「出生から育て親、そして…彼がこのオラリオでこれから成す事も

 

ヘスティア「…なるほどね」

 

アジフ「今、私達について言えるのはここまでです…今はここで勘弁してもらえますでしょうか?」

 

ヘスティア「わかったよ…でもいつかはしっかりと話しておくれよ?僕からの約束とお願いだ」

 

アジフ「お願い…か、命令ではないんですね?」

 

ヘスティア「そうさ、君たちは僕のファミリアに入ってくれた、ならそれは僕の家族になったという事、家族に命令なんてする訳ないだろう?」

 

アジフ「わかりました、いつか必ずお話しすると約束します、…ありがとうございますヘスティア様」

 

サンズ「…heh、俺は約束は嫌いなんだが…そうまで信じて言われちゃあな…ああ、約束は守るぜ」

 

マキア「そうね、家族になるからには必ず約束は守るわ」

 

ロック「俺らは母さんの言う事は絶対だからな、そうじゃなくてもしっかり守らせてもらうぜ」

 

アイス「ええ、ご安心くださいヘスティア様」

 

スチル「約束は守らせていただきます」

 

エレキ「うん!これからよろしくね!ヘスティア!」

 

ドラゴ「あ、えっと、よろしくお願い、します」

 

ヘスティア「ふふっ…ああ、それじゃあこれからよろしくな!アジフ君、サンズ君、マキア君、ロック君、アイス君、スチル君、エレキ君、ドラゴ君!」

 

 

 

 

 

 

 

 

マキア「あ、そうだわ、ねぇヘスティア様?」

 

ヘスティア「ん?何だいマキア」

 

マキア「貴方のファミリアになって家族になった訳だけど…」

 

ヘスティア「ああ、そうだね」

 

マキア「一応言っておくけど私の子達の母親は私であって貴方の子じゃあない事…覚えておいてね?」

 

ヘスティア「ハ、ハイ…」

 

アジフ・サンズ(怖…)

 

 

 

 

 

 

 

 

_____________________________________________

 

 

ヘスティアファミリアでの問答が終わり、彼らは各々で行動を起こしていた。

 

サンズは自身のスキル(最弱烙印(ウィーケスト・スティグマ))を理由にヘスティアに良いバイト先がないかを聞き、マキア達は拠点内で衣類などの生活用品の整理を行なっていた。

 

そしてアジフは…

 

アジフ「えーっと地図通りなら…ここか」

 

とある店舗に来ていた。

 

アジフ「雑貨屋コール・オブ・アビス…名前からして物騒な店だな…」

 

そこは人気の少ない裏路地にある木製の扉が壁に貼り付けられたようにできた外見的に言えば古ぼけているような店であり、扉の上にもこれまた少しばかり古ぼけたような木板に黒く書き込まれた店名【雑貨屋コール・オブ・アビス】の名が記されていた。

 

アジフ「…」(…ただこの店であることに違いはない訳だし、入るとしようか)

 

カランカラン…

 

扉を開くと来店ベルの音が鳴り店内が姿を表す、そこに映ったのは_

 

「あら…お客様かしら?」

 

[そのようね、随分と珍しいことだわ]

 

「あらあら、いらっしゃいませコール・オブ・アビスへ」

 

アジフ「あ、ああ…どうも」

 

店内で掃除をしていた従業員であり、それぞれ老齢な女性・成人しているであろう女性・まだ未成年と思しき容姿の女性という3人の女性が目に映ったのであった。

 

だがその姿は一言で言って異様、全員がフルフェイスマスクをつけており素顔を晒す事はなく、その存在感は人では無いどこか悍ましいオーラを薄くだが放っていた。

 

「ススピリオ、店長をお呼びして頂戴」

 

ススピリオ[分かったわラクリマお姉様( ̄^ ̄)ゞ]

 

ラクリ「テネブラはお客様にお店のご紹介をして差し上げて」

 

テネブラ「はーい、さっ此方ですお客様、このお店について紹介いたします!」

 

アジフ「え、ええ…」

 

未成年と思しき容姿の女性と称した彼女、テネブラに連れられアジフは店内を紹介されていた。

 

テネブラ「当店で販売しているものは一言で言って様々でして、雑貨屋の名の通り小道具品であったり、それ以外にも剣だったり薬だったり…ランプ・時計・鏡・お花とかも販売しているんですよ!」

 

アジフ「へぇ…いろんな物を仕入れているんだね」

 

テネブラ「はい!値段もそれぞれで_」

 

そう会話をしながら店内を歩くアジフ、しかし彼はその会話を軽く流し聞きしており実際は別のことに思考を巡らせていた。

 

それは_

 

アジフ(彼女達は確実に人間ではないな、さらに言えば今僕は生殺与奪の権を握られていると言っていい…というか彼女たちがここにいるということは店長はおそらく…)

 

「いやーお待たせお待たせ、久々のお客様とは嬉しいねぇ!」

 

テネブラ「あ、店長!お客様、此方がこの店の店長です!」

 

アジフ(ああ、やはり…)

 

その姿は一言で言って絶世の美男であった。

浅黒い色の顔をしており、黒色の長髪を後ろに流したスタイルも抜群、美の神も惚れ込むかもしれない程の完璧美男がカウンターの奥から姿を表した。

 

ナイアラ「どうやらご新規さんの様だねぇ、ようこそコール・オブ・アビスへ!私が店主のナイアラだよ、宜しく」

 

アジフ「…ああ初めまして、私の名はネクロ・アジフだ」

 

ナイアラ「ネクロ・アジフ君かぁ、よろしくね!」

 

アジフ「此方こそ、お会いできて光栄だよナイアラさん…いやナイアルラトホテップとでも呼べば良いかい?無貌の神よ」

 

ナイアルラトホテップ「…へぇ?」

 

 

 

to be continued...




はい、いかがだったでしょうか。

いやぁ投降に遅れてすいませんでした...

どうにもリアルが忙しく、手がつかずにあれこれ忙しかった物でして、新年に投稿することになってしまいました。


さて、今話のタイトルとなった雑貨屋は後半にきてほぼ半分ヘスティアとの問答になってしまいましたが、楽しんでみていただければ幸いです。

そして今回登場した面々ですが…はい、ニャル様のご来店です。

まぁクトゥルフ神話と言えば彼ですからねぇ…あ、TRPGプレイヤーと同時にダンまち履修済みの皆様、今ならダンまち設定的にニャル様をフルボッコできると思ったでしょう?

そんなあなた方に悲報です。

此方のニャル様、ダンまちの神々の様な人間と同等の力などではありません。
普通に邪神スペックです。

ニャル様曰く「それも面白いけどできないことが多くなってつまんないからなぁ〜、やっぱり愉しく遊びたいからそのままのスペックだね!もし僕だって誰かしらが看破して刺客送り込んでも僕の手でその子を始末する一環で絶望する顔を見るのもまた一興だしね!」との事です。

それと本編の方でもアジフが考えていましたが、当然従業員の方も人間ではありません。

わかる方もいるかな?彼女達に関してはまた次回にでも…

最後に、本編の運命賽(ダイスロール)の説明書の中にあったぼやけ文字ですが調べていただくと今回のダイスロール含め、今後の展開を左右する情報がありますのでぜひ、見ていただけると幸いです。

それでは、また次回も見ていってね!

そして今年もよろしくお願いいたします1
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