タカシ・ファンタジー   作:zaq2

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('A`):……"細胞(バイオ)"が"危険注意(ハザード)"なヤーツー

 病室の窓から見える風景の中で、遠くに見える山々の紅葉に変わっていく中、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

 タカシです。

 

 

 

 

 病室。

 

 それも個室という広い箱部屋の中で、ただただ時間が過ぎ去っていくというのを体験させていただいております。

 

 

 

 あれから、身体が動かせないという事で、救急車によって運ばれては、全治4か月、安静に2か月は必要だという事で、ガッチガチに動かせれない状態という事だそうでした。

 

 医者が仰るには……

 

 肋骨数本、完全骨折4ヶ所、一部、内臓を傷つけてるカ所あり

 背中、鎖骨が不完全骨折。

 背中、椎弓が不完全骨折。神経圧迫あり。

 腰骨、不完全骨折3ヶ所

 

 そして、笑いながらも"よく生きていたもんだね……"と、驚きやら、呆れやらの表情をされました。

 

 

 実は、かなりの重体であったみたいです。

 

 

 "まだまだ、鍛錬が足りぬ証拠じゃ"と、聞こえてきます。

 ハバリさん?骨の場合は、鍛錬云々必要あるのでしょうか?

 え?筋肉で守れば良かろう?いや、そのですね?それはそれでどういう理論かと思う訳で……

 

 

 そういえば、とてつもない痛みがあるという事だったのですが、現状は耐えれない痛みでもなく……というか、痛み止め飲んでません……ね?あれ?と思ったのですが、

 

 

「苦しそうでしたので、痛みの信号を遮断・緩和をしておきました」

 

 

 ……レイさん、何してくれてたのでしょうか。

 痛みは体の異常シグナルなのに、なぜ止めるのだろうかと問うと

 

 

「その、主殿のつらそうなお顔が耐え難く、一度、一体化してからの処方を……」

 

 

 OK、理解した。

 頬を染めながら、それ以上の言葉を言っちゃいけない。

 

 

 なお、テイルは反省してるのか、あれ以降、身体に触れようとはしなくなったが、いつも悲しそうな瞳で見られるのは、何というかちょっと心に響くというか……

 

 

 そんな風に思っていた自分がいました。が、

 

 

 ひと月もたつと、学校帰りに必ず寄っては、一日あった事を面白おかしく話てみたり、休みの日などは不器用ながらも甲斐甲斐しく世話をやこうとしてくる姿に、まぁ、あんな瞳を向けられるよりかはマシだろうと。

 

 

 ただ、勉強道具一式やら宿泊用の道具などなどのお泊りセットを持ってきては、"ここに泊まる!"と主張し、レイに小言という名の説教を何度ももらっては、連れて帰っていくというのを何度も経験しているにもかかわらず、再度チャレンジしてくるのは、いかがなものかと……

 

 

 というか、レイさん?あなたもですよ?昼間はほぼ付きっ切りになっていませんか?

 

 

 え?"テイルが学校に行ってる間は、わたしの時間です"?

 いや、ね?そういう事ではなくてですね……?

 

 まぁ、マネジメントというか、マネージャーとしての手腕も身につけられてるので強く言えなません。

 

 そういえば、診療代はどうなるんだろうかと聞いたことがあります。

 

 個室をとってるから、日割り計算もとんでもな金額と思っていたら、そういう業界対応の病院との事で、なんでも、()()()()()()()()が入っているから、別棟は()()()()()()()()()安心してほしいとの事。

 

 

 

 業界、恐ろしい所……

 

 

 

 それからは、業界の方には長期休養休暇という事として、しばらくは動けないという事にもなり、ゆっくりとした休養がとれる形が続き、ようやく一人で起き上がれるようになり、リハビリを経過しては歩けるまでに回復しました。

 

 ようやく、一人で移動もできる様にもなり、自己リハビリも兼ねては病院内を徘徊する事にしています。

 

 そうして、夜中に自販機へと何か買いに行くかと、部屋を出た時に気づくべきでした。

 深夜にも関わらず、看護師がいるはずの場所に、誰もいなかったことに。

 

 

 そして聞こえてくる「ウ"ーーーーア"ーーーー(複数」というBGMに加え、この先の通路を曲がった向こうから、"クチャクチャ"と、まるでナマモノを食べているような咀嚼音が聞こえてきてます。

 

 

 このBGMと、咀嚼音から推察するに……

 

 

 

 

 ……気にしない事にしたいです。

 

 

 

 

 

 大事なことなのでもう一度いいますが、"気にしない事"にしたいんです!!

 

 

 

 

 

 

追伸

 業界的な指南で、確認を怠ると、その後、悪い状況になる可能性がある。

 という、先輩方のご指導のおかげで、仕方なく、否応なく、曲がった通路の先を覗いてみようと思い、そろりそろりと近づきますが……

 徐々に見えてくるのは衛生重視のはずなのに、血痕というか血糊というか、ぶちまけられた様な様相になっています。

 

 そして、壁からこっそりと除くように、通路の先をのぞき込むと……

 そこには、薄暗い照明にてらしだされて、人らしきモノが……二つ。

 一つは床に対して仰向けに寝そべるようにピクリとも動いてません。

 が、もう一つはというと、その仰向けの腹のところで咀嚼音をさせながら……

 

 

 

 

('A`):……"細胞(バイオ)"が"危険注意(ハザード)"なヤーツー

 

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