これであなたはサトノ家行きです   作:転生した穀潰し

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半年近く間隔が空いてしまいました。本当に申し訳ありません。
前話では、たくさんの方からアンケートの回答をいただくことが出来ました。本当に、ありがとうございます!

描写の一部に独自設定があります。


60:その後

 チームメンバー全員が揃ったマックイーンの病室でふと、俺は数ヶ月ほど前の出来事を思い返していた。

 

 あれは確か、俺がトレセン学園に復職し、マックイーンやドーベルと顔合わせを行った日のこと。

 

 対面初日のトレーニングでドーベルと口論に発展し、担当ウマ娘との距離感に四苦八苦していた俺は、チーム・スピカの顧問を務める沖野先輩に助言を求めた。

 

 沖野先輩は俺の悩みを真剣に聞き、多くの解決策を一緒に模索してくれたことを覚えている。

 

 その中でふと、彼が冗談まじりにこぼした一言が突然、俺の脳裏に蘇った。

 

『──まぁなんだ。やっぱアレじゃね? 複雑な乙女心を理解することから始めるとか?』

 

 ベテラントレーナーの口から語られるにしてはあまりにも俗っぽくて、妙に耳に残っていた。

 

 当時の俺は何気ない気持ちで、彼の俗な話に耳を傾けていたが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──ふ…………ふ、ざけないでよ……ッ!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 顔を真っ赤にして憤慨したドーベルに胸ぐらを捕まれ、激しく身体を揺さぶられていて思うのだ…………沖野先輩の助言はやっぱり、間違っていなかったんだなって。

 

 俺は激しく後悔した。

 

「ふざけないでっ、ふざけないでふざけないでふざけないで──ッ!!!!!!」

 

 狂った機械のように同じ言葉を繰り返し、ドーベルが半狂乱になって俺に迫ってきた。

 

「アタシにあ、んなっ……()()()()()かけたくせに…………っ!! 半年間チームに戻れないってどういうことよッ!!!!」

 

 ドーベルはまだ高等部二年生の少女だが、大の大人でもウマ娘の膂力(りょりょく)に抗うことは出来ない。

 

 胸ぐらを掴まれたまま壁際に追い込まれ、羞恥心で半泣きになったドーベルが、意識の飛びかけている俺を更に捲し立てる。

 

「……お、おい……っ、…………ま”、まてっ──」

「うるさいっ! アンタなんて大っっっっ嫌いっ!!!!!!!! もう一生口聞いてあげないんだからっ!!!!!!!!!!」

 

 苦し紛れに絞り出した説得の言葉も虚しく、俺は取り乱したドーベルに意識を刈り取られそうになった。

 

「ど、ドーベルさん……っ、それ以上は兄さまが危険ですっ!」

「あ、あわ、あわわ……っ、た、助けてあげないと……っ」

 

 しかし、その寸前で近くにいたダイヤが暴走するドーベルを引き剥がしてくれたことによって、俺は一命を取り留める。

 

 病室の床に両手をつき、酸素を求めて肩を激しく上下させる俺の身体を、今度はキタサンブラックが支えてくれた。

 

「と、トレーナーさん……大丈夫、ですか?」

 

 首を何とか縦に振って彼女の言葉に答えるが、回復までにはもう少し時間がかかりそうだ。

 

 呼吸を整えるまでの間、キタサンブラックが無言で俺の背中を優しくさすってくれた。

 

「ど、ドーベルさんも落ち着いて下さい……っ。兄さまがきっと、事情をちゃんと説明して下さいますからっ」

「はぁ……っ、はぁ……っ、はぁ………………」

 

 ダイヤに身体を拘束されたドーベルだが、彼女は肩で息をする途中も、心底恨めしそうに俺のことを睨み続けている。

 

……まぁ、彼女の気持ちは十分に理解できるし、今回の一件はどう考えても俺に落ち度がある。

 

 俺はもしかしたら、ドーベルの乙女心を弄んでしまったのかもしれない。

 

「……えっと、ドーベル」

「…………」

 

 今はまだ息を整えている途中だが、俺にはいち早く事情を説明する義務がある。

 

 俺はその場からそろりと立ち上がり、乱れたスーツを整えながらドーベルに言った。

 

「チームの再所属の件に関しては……本当に、申し訳ない。これは完全に、俺の落ち度だ」

「…………」

「チームとしての正式な加入は七月以降になるけど……俺は今でも変わらず、ドーベルがチームの一員だと思ってる」

「…………」

 

 ドーベルからの返事は無い。だがしかし、語りかけるにつれて彼女の刺すような眼差しが少しずつ和らいできているように感じる。

 

「ちゃんとトレーニングにも参加してもらうし、部室にも顔を出してもらう。チームに所属していない期間も、扱いは絶対に変わらない」

「………………」

「だから……その…………一週間前に言った言葉は、嘘じゃない。ちゃんと本心だ」

 

 天皇賞(春)が開催された一週間前のあの場所で、俺はドーベルの夢を一緒に叶える約束をした。

 

 約束をしたのならば、俺はきちんと彼女の想いに応えなければならない。

 

 そして、俺の必死の説得が教え子の耳に届いたのか。

 

「……………………あっそ」

 

 少々そっけない返事だったが、どうやらドーベルは納得してくれたようだった。

 

 態度は相変わらず反抗的だが、彼女の耳や尻尾はとても素直だ。

 

「…………まぁ、移籍の一件に関しては、アタシのわがままだったし。アンタのせいじゃ、ないけどさ……」

「な、ならもう少し穏便に──」

「それとこれとは話が全っ然違うから!!」

 

 俺としては似たようなものじゃないかと思ったりもしたが……そう思ってしまうのはそれこそ、『乙女心』に対する俺の理解が及んでいない証だろう。

 

 時間があるときに、乙女心について勉強する必要があるのかもしれない。しかし、一体どうやって……。

 

「……まぁ、チームの件は一旦置いておくとして。アンタはどう考えているのよ、アタシの今後について」

「ああ、そうだった。良い加減、本題に入ろう」

 

 ドーベルが一度会話の流れを断ち、今回の本題を振ってきた。先程までの話はあくまで、今後についてを切り出す導入にすぎない。

 

 今一度気を取り直し、俺はドーベルと向き合う。

 

「ドーベルのデビュー戦は現状、夏休みが明けた九月を予定している。今後はこのメイクデビューを目標にトレーニングを組んでいく方針だ」

「うん」

「トレーニングの方向性は次の機会に詳しく説明するとして……メイクデビューに出走する前に、ドーベルにはもう一つの目標を用意しようと思う」

「もう一つの目標っていうのは?」

「一ヶ月後の()()()()()だ」

「……今更?」

 

 俺の口から飛び出した言葉を受けて、ドーベルの表情に困惑の色が浮かび上がった。

 

 彼女が俺の発言を怪訝に思う理由は十分理解できる。

 

 選抜レースとは、チーム未所属のウマ娘達がトレーナーのスカウトを貰うために出走するトレセン学園の一大行事だ。

 

 一年に合計四度実施される選抜レースだが、その二回目の開催が来月末に控えている。

 

 ドーベルは既に俺のチームへ再所属することが決定しているため、本来の目的で選抜レースに出走するわけではない。

 

「二回目の選抜レースはどうやら、去年から一般の人達も観戦することが出来るらしい。最近、俺も知ったんだけど」

「…………」

 

 二回目以降の開催は、一回目と比較して出走するウマ娘の母数が少ない傾向にある。そのため、一般の人達が観戦するスペースにいくらか余裕があるのだろう。

 

 選抜レースの件についてたづなさんに聞いたのだが、これはどうやら秋川理事長による提案なのだそうだ。

 

 選抜レースに観客を招き入れることによって、ウマ娘達により本番に近い雰囲気を体験してほしいという意図があるのだろう。

 

 それ以外にも、一般人がウマ娘に触れる機会を増やすことによって、業界の更なる盛り上がりを期待しているような側面もある。

 

「今の実力を考えると、選抜レースでも十分に結果を残すことは出来ると思う。でも、本番に限りなく近い雰囲気の中で走ることは、とても貴重な経験になるはずだ」

「…………アンタの目的は、なんとなく分かった」

 

 俺がドーベルに選抜レースを勧める目的はそれ以外にも、彼女の気質的な要因が本番にどのような影響をもたらすのかを事前に把握しておきたかった。

 

 人前に出ることを極端に苦手とするドーベルがチーム・アルデバランの肩書きを背負ってレースに出走する以上、世間からの注目は避けられない。

 

 去年の選抜レースの結果だけを見れば、さほど影響は出ないのかもしれない。しかし当時は観客が学園の生徒やトレーナー陣のみであったため、過去の情報を鵜呑みにすることは出来なかった。

 

 周囲の環境がドーベルの走りに悪影響を及ぼす場合、俺はその点に関しても対策を取っていく必要がある。

 

「もちろん、選抜レースへの出走は強制じゃない。レースよりもトレーニングに集中したいって考えていれば、俺はドーベルの意思を尊重する」

「…………いや、良い」

 

 しばらく思考を続けた末、ドーベル自身の中で答えが出たのだろう。

 

「アタシ……出る。選抜レース」

 

 ドーベルの口から確かに、彼女の意思を受け取った。

 

「いい加減、自分のコンプレックスと向き合わなきゃいけないって……自覚はあったから。だからきっと、選抜レースは……良い機会になると思う」

「ああ」

「なりたい自分になるために……自分の力で、乗り越えなきゃ」

 

 一瞬、ドーベルの目線がチラリと動く。

 

 全身にはまだズキズキとした痛みが残っているが……とにかく、ドーベルが肯定的な意思を示してくれて本当に良かった。

 

 以上の内容が、今後の活動について俺が教え子達と共有しておきたかったことだ。

 

 最後に伝え忘れがないかを確認して、俺は丸椅子から立ち上がった。

 

「……よし。それじゃあ俺はもう行くよ。みんなの邪魔をしてすまなかった」

 

 マックイーンのお見舞いに来てくれた子達の時間を割いているのだから、これ以上の長居はよろしくない。

 

「……別に、邪魔ってわけじゃないと思うけど」

「え、ええっ。ドーベルの言う通りです。せっかくトレーナーさんもこちらへ足を運んで下さったのですから、もう少しゆっくりされていっては……?」

「気持ちは嬉しいけど……すまない。この後、予定が色々と立て込んでて」

「予定って?」

 

 本当はマックイーンの様子を見守りたい気持ちもあるけれど、彼女を担当するトレーナーとしてやらなければいけないことが多く残っている。

 

「マックイーンの主治医と今後の生活やリハビリについて、色々と」

「……そう、ですか」

「あとは……そうだな。それが終わったら、マックイーン達のご両親と面会する予定が控えてる」

「……私のお父様と、お母様に?」

 

 俺の言葉に対して、マックイーンが微かに首を捻った。

 

「天皇賞の一件で、色々と話がしたいって言われて」

「アンタって、アタシ達の両親と面識あったんだ」

「ああ。最初に会ったのはマックイーンがアメリカへ旅行に来た頃だったけど、ちゃんと接点を持つようになったのは数ヶ月前かな」

「数ヶ月前……あぁ、そっか」

 

 マックイーン達の両親と明確な接点を持ったのは、彼女が天皇賞(春)への出走を正式に表明する少し前のことだ。

 

 "不治の病"を抱える愛娘がレースに出走する以上、彼女の両親には大きな精神的負担が付きまとう。

 

 マックイーンを迎えに行った時点で出走の許可自体は貰えていたのだが、俺は定期的に経過を共有して、彼らの負担を少しでも軽減できるように動いていた。

 

「マックイーンの意識が無事に戻って、ご両親はとても安堵している様子だった。色々迷惑をかけたから、ちゃんと謝らなきゃいけないと思って」

 

 無事に天皇賞(春)を制覇したマックイーンだが、その過程でマックイーンは繋靭帯炎を再発させてしまっている。

 

 彼女が再び自分の足で走れるようになるまで支えるのが、メジロマックイーンのトレーナーを務める俺の責任である。

 

「彼らと話していると、二人のことを本当に大切に思っているのがよく伝わってくる」

「……あ〜、確かに。アタシ達の両親は、けっこう過保護なとこあるし」

「……その。私の両親が何か、トレーナーさんに迷惑をかけていませんでしたか?」

「いや、全然。むしろ気さくで、とても話しやすかったよ」

 

 マックイーンのご両親は元々、選手として活躍していたウマ娘と専属トレーナーの関係にあったそうだ。

 

 俺達の決意に理解を示してくれたのは、そのような経歴もあってのことだろう。

 

 何がともあれ、マックイーンの夢を無事に叶えてあげることが出来て本当に良かった。

 

「それじゃあ俺は予定が押しているからもう行くよ。何かあったら、また連絡してほしい」

 

 一際大きな山場を乗り越えた俺達だが、本当に大事なのはここからだ。

 

 今一度緩みかけていた気を引き締めて、俺はマックイーンの病室を後にした。

 

 

 

***

 

 

 

 私のお見舞いに来てくれた方々が学園へ戻ると、あれほどまで騒がしかった病室が嘘のように静まり返った。

 

 暇を持て余してしまった私は、さして変わらない外の景色でも眺めようかとベッドの上で身をよじる。

 

「…………ぃっ」

 

 けれどその途中、無骨なギプスと包帯でぐるぐる巻きにされた私の左脚に鋭い痛みが走り、自身の足元へと視線が逸れた。

 

「……あぁ。やっぱり、とても痛い」

 

 繋靭帯炎の痛みを経験するのは初めてでは無い。"不治の病"と向き合うための心構えは出来ているけれど、この全身をめった刺しされるような痛みは慣れられそうにない。

 

 でも……今の私にとっては、その痛みを覚えることがただただ苦痛というわけでは無かった。

 

 ベッドの上で身体に鞭を打ち、縁の棚に置かれた『春の盾』へと両手を伸ばす。

 

「…………」

 

 春の天皇賞を制覇した者のみに贈呈される、メジロ家の……私の夢が盾の形に象られた唯一無二の宝物。

 

 繋靭帯炎の痛みが走るたびに、目の前の光景が本当の現実であることを私に教えてくれる。

 

「……夢が叶った瞬間というのはやはり、実感が湧かないものなのですね」

 

 かつて、世界一のアイドルウマ娘として名を馳せたミライさんも、夢を叶えた瞬間は実感が湧かないと言っていた。

 

 憧れの存在を前に瞳を輝かせていたかつての私が、今はそんな彼女と同じ気持ちを味わっているなんて……すごく、不思議な感覚だ。

 

 思えばここまで本当に、本当に長い道のりだった。けれどこうしていざ振り返ってみると、何だかあっという間だったようにも感じる。

 

 感慨深い思いに耽りながら『春の盾』を眺めていると、その表面に反射した私の顔と不意に目が合った。

 

「…………」

 

 盾の中に映り込んだのは、嘘で塗り固めた仮面が外れた、メジロマックイーン()()()であった。

 

 以前の私は、仮面で覆った自身の素顔と向き合うことに強い恐怖心を抱いていたはずなのに。

 

 今ではこうして『春の盾』を眺めて、自然な表情を浮かべることが出来ている。

 

 それもこれも全て、嘘つきな私を受け入れてくれたあの人の……トレーナーさんのおかげだろう。

 

「…………先程はやはり、素っ気ない態度を取ってしまったでしょうか」

 

 春の天皇賞以降──と言っても目覚めたのは今日なのだが──、私は彼と視線を合わせることが妙に小っ恥ずかしく感じるようになった。

 

 ここ数ヶ月間、私は彼と共に決死の覚悟でトレーニングに臨んできた。

 

 その影響で必然的に距離感はぐっと近くなり、もはや一心同体と言っても過言ではないほど私達の関係性は濃密なものとなった。

 

 結果的に私は彼の導きによって夢を叶えることが出来たのだが……いざ冷静になって振り返ってみると、今更になって羞恥心が込み上げてくる。

 

 彼の特異な"体質"を用いた指導がトレーニングの軸となっていたため、私達の間では必然的に身体の接触が日常となった。

 

 当初は殿方へ素肌を晒すことに少しばかり抵抗があった私だったが、慣れというのは非常に恐ろしい。

 

 羞恥心を感じていた行為がやがて当たり前の日常となり、私はいつしか、その温もりに強い安心感を覚えるようになっていた。

 

「…………っ、ぅ」

 

 そんな彼との歩みを振り返る過程で、私の脳裏にふと、今となっては若気の至りとしか言えない光景が蘇る。

 

……あぁ、思い出してしまう。

 

 いくら心が弱り切っていたからとはいえ……不安に怯えて眠れなくなった挙句、精神(こころ)の拠り所としていた彼に無理を言ってそ、()()()を求めてしまったあの夜を……。

 

「……くっ、うぅ……なんてっ、はしたない…………っ」

 

 思い出すだけで顔の火照りが止まらないし、さらには余計な記憶まで連鎖的に蘇ってくる。

 

 彼は存外押しに弱くて……我慢してと言い聞かされても最後は結局、教え子達のお願いに屈してしまうわるい人だから。

 

 晴れない不安を言い訳にして、いつしか後輩であるサトノさんも交えて川の字になり、衰弱した心と身体で人肌の温もりを存分に味わってしまった暁には、もう……。

 

「ぁ、ぁぁあ……………っ!!」

 

 ここ数ヶ月の私ははっきり言って、どうかしていた。

 

 だってこんなの絶対おかしい……っ。

 

 何故なら私は、名門メジロのウマ娘──メジロマックイーンだ。

 

 私は昔から常に華麗で、優雅な振る舞いを貫き、完璧を体現した存在であったはずなのに……。

 

「……このままでは、いけません。早急な対策が必要です」

 

 人前に晒せないほど紅潮した表情を両手で覆いつつ、私は努めて冷静に問題の解決策を模索する。

 

 彼の中に生まれているであろう私の不本意な印象を、どうにかして普段の完璧な私に塗り替えなければ。

 

 そうすればきっと、視線を合わせられない現状を打破することにも繋がってくるはずだ。

 

「私は名門、メジロのウマ娘。いかなる困難にも決して屈しない在り方こそ、私の本来あるべき姿なのですから」

 

 なんて、一人きりになった病室で密かに決意を固めていると、不意に枕元に置いていたスマホが振動した。

 

 スマホへ手を伸ばして通知欄を確認すると、誰かからメッセージが送られてきたことに気付く。

 

 ロックを解除し、メッセージの差出人を確認する。

 

「……お父様と、お母様から」

 

 続けて私は、何気ない気持ちで彼らから差し出された内容に目を通す。

 

 メッセージによるとどうやらこの後、仕事を終えたお父様とお母様が、私の病室までお見舞いに来てくれるのだそうだ。

 

 更に画面をスクロールし、メッセージの内容を一通り把握していく。

 

……はず、だったのだが。

 

 

 

 

 

 

 

「…………ぇ、ぁ、っ……ん、ん”ん”ん”ん”っ!?!?!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 その途中に綴られていた衝撃的な内容を思わず二度見し、私はものの見事に冷静さを欠いてしまうのであった。

 

 

 

 

 

 

 




Q どうしてこんなに更新期間が空いたのですか。

A 当時流行していた某病気にかかってしまいました。あと、仕事の納期が被りました。

更新頻度はこの有様ですが、よろしければお気に入り登録や高評価を何卒お願いいたします。感想もお待ちしています。

作者のモチベがめっちゃ上がります。
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