《》は七海の台詞
「」は七海以外のクラスメイトや烏間先生の台詞
『』はカルマの台詞
【】殺せんせーの台詞
になります。
※杉野君の話をカット・・・、杉野君ごめんねby七海。
~4月のある日の5時限目の体育の時間~
《「1・2・3・4」》
《「5・6・7・8」》
七海達は、先日から正式に3-E体育の臨時教師として着任した烏間先生指導の体育をしていて・・。
烏間先生は、陸上自衛隊第一空挺団(落下傘部隊)→統合情報本部等を経て現在は七海達の3-E体育の臨時教師に。
ちなみに、烏間先生が所属していた陸上自衛隊第一空挺団は陸上自衛隊中の最強部隊とも・・。
自衛隊ファンや、他の隊の隊員からは第一空挺団狂ってると評される程の様々な逸話や伝説が・・。
【澄み切った青空の下、午後の運動場に響く生徒達の元気の良い掛け声・・平和ですね】
【生徒達の手に対先生ナイフがなければ・・ですが】
「八方向から正しくナイフを振れる様に!」
「どんな体勢でもバランスを崩さない!」
「この時間は、どっかに行ってろと言ったはずだ」
(おまえが体操着来て生徒達の様子を見ててどうする)
「体育の時間は、今日から俺の受け持ちだ」
「どうせ、追い払っても無駄だろうが・・せいぜいそこの砂場で遊んでろ」
烏間先生に言われて、殺せんせーが若干泣き顔?になりながら砂遊びを。
【酷いですよ、烏間さ・・烏間先生。私の体育は生徒達には好評だったのに・・】
「それ大嘘だぜ、殺せんせー」
《事実を捏造しちゃダメだよ殺せんせー》
「だってさ、殺せんせー身体能力あり過ぎだからさ・・。前回の体育の授業だって・・」
~回想~
【さぁ、反復横跳びをしてみましょう。先生が生徒達に見本を見せます】
《「!!??」》
殺せんせーが七海達に見せたお手本は、一般の人が想像する反復横跳びではなく・・。
殺せんせーの複数の分身が、あやとりをしながらする反復横跳び・・。
【手始めに、基礎の視覚分身から始めましょう】
【視覚分身に慣れてきたら、あやとりを混ぜてみましょう】
「出来るか!」
「反復横跳びってあんなに高速で実施するもんだっけ?」
「殺せんせー異次元過ぎ!」
《殺せんせー、七海達には無理だよ》
「殺せんせー、教え上手で苦手な科目の小テストの点数が上がるから嬉しいけど・・」
《「せめて、体育は人間の先生に教わりたい」》
【(にゅあ?!)】
~回想終了~
「・・・・やっと、暗殺対象を追い払えた。授業を再開する」
「でも烏間先生、こんな訓練意味あるの?。しかも、殺せんせーが居る前で」
「勉強も暗殺訓練も同じ事だ、基礎は身につける程君達の役に立つ」
《「(???)」》
七海達が烏間先生の言葉に戸惑っていると・・。
「例えば・・・、磯貝君前原君。君達2人でそのナイフを俺に当ててみろ」
「えっ・・良いんですか?」
「俺達の方が烏間先生より有利ですけど・・」
「対先生ナイフなら、俺達人間には無害。一撃でも当てれたら今日の授業は終了しても良い」
《悠馬君!陽斗君!ファイト♪》
「前原頑張ってよね」
「オウ!」
「たまには良い所を七海や岡野に見せないとな」
七海や岡野さんの声援に、普段よりやる気が上がってる様に見える二人。
「そんじゃ・・・」
「いくぞ」
(ヒュ)
(パシ)
(ビシ)
(シュ)
《「(凄い!)」》
「この様に、多少武術・武道の心得があれば素人2人のナイフ位は俺でも捌ける」
烏間先生は、アニメや映画に出てくるヒーローみたいに軽々と悠馬君と陽斗君のナイフの斬撃の嵐を次々といなし・避けていく。
「くっそ!」
「ちっ」
焦りが見えつつある悠馬君と陽斗君・・・
「うわぁ」
「げっ」
(ドスン)
烏間先生が二人のの手を掴んで二人をひっくり返し勝負あり・・。
「はぁ・・はぁ・・、完敗だな俺達」
「二人で負けちまったな・・」
負けた事に少しショックを受けてる悠馬君と陽斗君の二人。
そんな様子の二人に烏間先生は・・
「先程みたいに俺に一撃さえ当てられなければ、マッハ20の奴に当たる確率の低さが分かるだろう?」
(チラ)
砂場で砂遊びをしていた殺せんせーの方を烏間先生が見て。
「みんな見て欲しい、俺と磯貝君達2人が攻防中に・・」
「奴は砂場に砂でありながら精密な大阪城を再現し、茶人の格好をして茶を立てている」
「しかも、茶菓子付で」
「《(うわぁ・・腹立つ・・)》」
《殺せんせー!、殺せんせーに少しイラっとしたけど・・お茶を立てる前にちゃんと触手を洗わなきゃダメだよ?》
「(えっ?神戸さん/七海ちゃん/七海/・・指摘する所そこ!?)」
【神戸さん大丈夫です、先生しっかりと触手をミューズ石鹸で洗いましたから】
《「(ちゃんと洗うんだ)」》
「クラス全員が俺に一撃を当てられる位になれば、少なくとも奴の暗殺成功率は格段に上がるだろう」
「ナイフ術・射撃術・暗殺に必要な基礎の数々を」
「体育の時間で君達に俺から教えさせて貰う」
「(・・・・・・・・)」
(キンコーン)
(カンコーン)
運動場から校舎へと戻り始めるみんな
~七海・倉橋・速水side~
「倉橋に神戸、烏間先生ってちょっと怖いけどかっこいいよね」
「凛香ちゃんもそう思う?、烏間先生にナイフ当てれたら烏間先生よしよしなでなでしてくれるかな?」
《七海も速水さんや陽菜ちゃんと同じだよ》
《それに烏間先生は硬派なイメージがあるけど・・多分ある程度烏間先生と親密度があれば、陽菜ちゃんをよしよしなでなでして貰えるかもよ?》
「よ~し、七海ちゃんの言葉を信じて烏間先生との親密度をUPしちゃうよ」
「倉橋、焦りや無理は禁物だから」
《でも陽菜ちゃん、優先は殺せんせー暗殺任務だからね》
「・・・・は~い分かってます♪」
「返事に間があったけど・・取り敢えず倉橋を信じましょ」
《そうだね》
~七海・倉橋・速水side終了~
~磯貝・陽斗side~
「七海の応援を貰ったのに・・」
「七海の応援は勿論、珍しく岡野からも応援があったのに・・・」
「「烏間先生に負けた・・・」」
「次回にリベンジだな前原」
「だな磯貝、次回リベンジ成功して今回失った?七海からの親密度を取り戻す」
「「七海からの親密度は大事だよなアハハ」」
~磯貝・前原side終了~
~烏間先生&殺せんせーside~
【きー、烏間先生は私から生徒達の人気を奪う気ですね!?】
「ふざけるな!」
「学校が望む場合・・・、E組には指定教科担任を追加出来る」
「おまえの教員契約にはそういう条件があるはずだ」
「俺の任務は、殺し屋達の現場監督だ」
「あくまで、おまえを殺す為のな」
【烏間先生、私の名前はおまえや奴ではありません】
【今は茅野さんが名付け親で、今では生徒達みんなが言ってくれる<殺せんせー>で呼んで下さい】
「ふん、気が向いたらな」
~烏間先生&殺せんせーside終了~
「6時限目小テストか・・」
「体育で終わって欲しかったよね」
《殺せんせーには申し訳ないけど、やる気が出ないよね》
陽菜ちゃんと速水さんとそこに悠馬君(磯貝)・渚君(瀬田)・友人君(杉野)を加えた6人で一緒に校舎へと歩いてると・・・。
《「(!!!!!!)」》
諸事情で停学していたカルマ君が校舎近くに来ていて。
「か・カルマ君帰って来てたんだ」
《お帰りカルマ君・・》
「カルマ・・」
「そうか、停学明けが今日だったけ・・」
「カルマちゃん・・そのシリーズの飲み物好きだね」
「カルマ・・、大遅刻だよ」
上から、渚君(瀬田)・七海・友人君(杉野)・悠馬君(磯貝)・陽菜ちゃん(倉橋)・速水さん。
『よっ、渚君に七海ちゃん達久しぶり』
『わぉ、あれが例の殺せんせー?』
『すげー!、本物のタコみたいじゃん』
【!】
カルマ君は、殺せんせーの方へと
【赤羽業君ですね、本日が停学明け初日だと聞いてましたが・・】
【早速初日に遅刻とは・・先生は感心しませんよ】
顔を×印にしながらカルマ君と会話する殺せんせー。
『ごめんね、生活リズムがなかなか戻らなくてね』
『下の名前で気軽に呼んでよ、取り敢えずよろしく先生』
【こちらこそですよ、カルマ君楽しい1年にしましょうね】
カルマ君が差し出した右手に殺せんせーが右触手(右手?)を差し出すと・・
(じゅう~:溶ける音)
殺せんせーが差し出した右触手の握った部分が見事に溶けていて・・・。
(ザク)
《「!!」》
『へぇ、本当に速いし・本当に効くんだこのナイフ。』
『細かく切って手に貼ってみたけど』
『でもさぁ先生、こんな簡単な手に引っかかるなんて・・』
『しかもさ、触手1本の先端が溶けて対先生ナイフで斬られた位でそんな所まで飛び退くなんて・・・、先生って』
『ビビり過ぎのチキンじゃねぇ?』
誰もまだ殺せんせーの触手を破壊に成功していないのに・・・・。
たった今暗殺教室に参戦したばかりのカルマ君が、破壊に成功してみせた・・・。
「(初めて・・、殺せんせーにダメージを与えた人が・・)」
「(不意打ちだが、復学したばかりのカルマが殺せんせーにダメージを与え)」
「(この事実は俺達の希望に繋がる)」
目撃したみんなが驚いていると・・
『あんまりにも速くてしかもみんなの一斉射撃等でも殺せないから、殺せんせーって名付けられたって噂で聞いてたけど・・』
『案外先生って、チョロいひと?』
殺せんせーの顔に近づいて、煽るカルマ君。
それに対して、煽られて必死に耐えてる殺せんせー。
カルマ君の様子を見て、特にカルマ君と仲が良いだろうと判断したカエデちゃんが渚君と七海の所へ近づいて。
「ねぇ渚に神戸さん・・私って、E組に来てからそんなに日が経ってないから分からないけど・・」
「彼って・・カルマ君って、どんな人なの?」
カエデちゃんからのカルマ君に対する質問が来て・・。
「ぼくはカルマ君とは1年から2年まで同じクラスで・・」
《ちなみに、七海はC組で渚君やカルマ君はD組》
《ちなみに、カルマ君はよく〇〇煮オレ味シリーズを愛飲していてお気に入りがいちご煮オレ味》
「カルマ君は2年の時に続けざまの暴力沙汰からの停学処分でE組に・・、このE組には成績不良・訳アリ・そしてカルマ君みたいに停学と・・色んな生徒が落とされるんだ」
《それに暴力が好きって思われてるカルマ君だけど、頭脳明晰で不意打ち・悪戯好きな面もある・・それはつまり・・・》
「この暗殺教室ではカルマ君は、磯貝君や片岡さん達を抜いて優等生になるかも知れない・・」
「渚に神戸さん・・それってどういう意味?」
《「凶器・不意打ち等の策略の基礎習得は、カルマ君が他のみんなより一歩二歩・・もしかしたら何歩先も行ってるかもだから」》
「へぇ・・、そんなに凄いんだカルマ君って・・」
「《(相手を見下す癖?が無ければね・・・)》」
~カルマside~
逃げないでよ殺せんせー
殺されるって事をじっくりと・・
それがどういう事かを・・。
そして、勝手に死なないでよね。
だってさ、2年時の担任の大野は勝手に自ら死んだだからさ。
さぁ、俺が先生の殺せんせーだけの特別授業開始だよ。
~カルマside終了~
~???side~
今日、烏間先生の授業終わりにふらっと現れたカルマ君。
そんなカルマ君は、まさかの殺せんせーにダメージを与える事に成功。
殺せんせーを殺る好機はそんなに多くないだろうし、かと言って焦ってしくじりはしたくはない・・。
だって、殺せんせーは私の大切なお〇ちゃんを殺した人なんだから。
ターゲットを騙すにはまず味方から・・・。
だって、私は演技する事には慣れてるから。
まずは、お手並み拝見だよカルマ君。
~???side終了~
赤羽業が神戸七海と再会しました。
*本日は、磯貝悠馬・茅野カエデ・倉橋陽菜乃・瀬田渚・杉野友人・速水凛香・前原陽斗の絆の欠片を獲得しました。
何名かの絆の欠片の獲得に失敗しました。
~次回予告~
カルマ先生による特別授業が開始!?
生徒は殺せんせー!?
「赤い悪魔の特別授業開始!」(仮)を公開予定です。
七海「赤い悪魔こと、赤羽カルマ君が正式登場!」
渚「カルマ君の事より、磯貝君や前原君のsideや???sideが気になるよ」
陽菜「気になっても気にしちゃダメだよ渚ちゃん」
カルマ「本当は一気に基礎→カルマの時間まで書く予定だったらしいけどね」
速水「次回も期待して貰えると嬉しいわ・・、特に感想や誤字脱字報告をお待ちしてます」
七海の修学旅行班は!?
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勿論、拉致られるカルマ率いる4班
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いやいや、未来の夫候補率いる1班
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スナイパーコンビの2班
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癖つよの3班。