転生したらインターネットだった件   作:DUN.ネコノカンリニン

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投稿ペースを上げたい。


ワルプルギスの夜編
Start The Walpurgis


前回までのあらすじ

チートはボッシュートしなければならん...(キリッ)

 

 どうも、キンカです。

 無事、人魔会談が終わり、魔王たちの宴(ワルプルギス)の準備に入ろうかな、と思ったのだが...重要な課題が一つ残っている。

 それは、”旧神族(エルダーゴッズ)”たちの名付けである。

 しかぁし!そんなものは対処済み!

 まず、一番偉そうだったおっさんが”胎動の七旧神”の長としてノーデンスと名付けた。

 次に、様々な姿に変える異形の神を”胎動の七旧神”エルダー・ワンズ―――しかし、これは個体名ではなく種族名に近いので、実際は、アリエル、カラカル、ゾ=カラル、ナス=ホルタース、タマシュ、ロボン、アーガルグ・リーオニオス、イクセエラ、クァルク、シムバと個体名がある。だが、これも個体名よりかは形態名に近い―――。

 次、クトゥルフを反転させたようなやつを”胎動の七旧神”クタニドと名付けた。

 まだまだぁ!お次は波打つ金髪に世界を煮詰めたような目をした美女を”胎動の七旧神”ヒュプノスとした。

 お次は、こいつぅ!”旧き印”と呼ばれるものが刻まれている盾を持ったギリシャ風の少女を”胎動の七旧神”ヌトセ=カアンブルとした。

 終りが見えてきたあ!次はちょうどニャルラトホテプを反転させたらこんな感じになるだろうなというやつを”胎動の七旧神”ウルターラトホテプと名付けた。そろそろ、魔素が限界を迎えそうだ...もう無限じゃないから。

 最後はこいつ!おそらくこいつが一番強い。こちらもヨグ・ソトトを反転させたようなやつで、”胎動の旧神”ヤド=サダーグとした。

 そうすると、まぁ、デンカさんお得意のスキル弄るタイム。

 そうしてできたスキルが...こちら!

《はいはーい!できましたよ!こちらは究極能力(アルティメットスキル)夢旧之神(エリュシア)』です。権能は、”夢想世界”、”神之園”、”黄金率”、深淵之闇”です。この”夢想世界”ですが、”世界系”と呼ばれる権能で、そこまで持っているやつはいないんじゃないかな?というレベルのやつです》

 と、こんな感じに、ヤバいことをさらっとやってくれたのであった。

 閑話休題。

 ワルプルギスなのだが、従者も連れて行っていいということになっている。二人までだけど。

 と、言うわけで、僕はアザトースとノーデンスを連れて行くことにした。どうせ、連れて行かなくても邪神たちは”邪神統率”、善神たちは”神之園”でいくらでも持ってこれるし。

 服は、シュナさんにリムルの分と一緒に仕立ててもらった。なんとも男心を理解しているロマンに溢れるデザインである――今の体は女であるが、精神生命体なので性別はないに等しい――。

 それと一緒にアザトースとノーデンスの分も仕立ててもらった。本当、感謝しかない。

 そんなこんなで、ワルプルギスの準備は終わったのであった。

 あとは、次の新月の晩を待つだけである。

 

―――新月の晩。僕達は”転移門”をくぐり、会場に行った。

 そこは、上を見上げれば満天の星空が見える透明な天井で、壁には美しい彫刻が施されていた。

「すごいな、リムル」

「ああ、しかし、やることもある。シズさんの仇でもあるレオンや、ミリムを洗脳したクレイマンをのめさないといけないからな」

「そういえば、シズさんって誰だ?僕は知らないけれど、君にとっては大切な人なのか?」

 そう問うと、リムルは悲しそうに喋りだした。

「ああ。けど、大切な人っていうレベルじゃなく、俺の運命の人なんだ。あの人は。この体だってシズさんをベースにできているんだぜ」

「へー」

 そう言うしかなかった。たしか、この前”解析鑑定”した結果は、惜しくも『智慧之王(ラファエル)』に弾かれてしまったけれど、リムルは『暴食之王(ベルゼビュート)』を保持していることを、デンカさんが突き止めた。

 基本原理としては、『暴食之王(ベルゼビュート)』で対象を食い、『智慧之王(ラファエル)』で解析し、そうして擬態する、というメカニズムのはず。となると、リムルはシズさんを食べてしまったということだ。

 とても、悲しいとしか言いようがない。

 しかし、そんな空気も、彼が視界に入ってきたことで弾け飛んだ。

 それは、紅蓮の髪色をした男だった。”竜種”にも遅れを取らないこの妖気(オーラ)、覇気。こいつは...

《はい。多分この男は”悪魔族(デーモン)”―――しかも、上から二番目の”悪魔公(デーモンロード)”にまで進化していますね。おそらく貴族級ではあります。いや、もしかしたら...いや、気の所為でしょう。そんな事ありえるはず有りませんし》

 どうしたの?デンカさん。

《いえ、この男が”原初”ではないかと疑っていまして...もし、そうならこの男とは敵対するべきでは有りません。いくら”竜種”モドキのマスターといえどもあの男―――”原初の赤(ルージュ)”ギィ・クリムゾンとは戦えば消滅すること間違いなしでしょう》

 そこまで...けど、ラミリスは普通に挨拶してるよ?

《あのラミリスとか言う魔王は何度も転生を繰り返していますね。おそらく最古の魔王の一柱(ヒトリ)。警戒しておいたほうがいいと思います》

 そこまで言うなら信用しようじゃないか。

 と、言うわけで、僕達は、他の魔王が揃うのを待つのであった。

 

第9話fin.




スタートしたいワルプルギス。
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