転生したらインターネットだった件   作:DUN.ネコノカンリニン

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はい。結構ペース上げてます。


会議は秒で結論を出す。これが鉄則。

前回までのあらすじ

 要約、ワルプルギスが開催されます。

 

 どうも、キンカです。ただ今僕達がいるのは、ワルプルギスの会場です。

 今、この場に集っている魔王は僕達を含めて十人。実際のところは“十大魔王”と呼ばれているらしいので、新参の僕達二人がいるため、この場に集まるのは十二人となる。

 そうして、周りを見渡してみると皆、静かに後の二人を待っている。

 最初に到着した――というかもとから居たのがのが“暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス)”ギィ・クリムゾン。デンカさんからもらった情報なのだが、なんと、彼は最古の魔王であり“原初の赤(ルージュ)”で確定したそうだ。

 次に来たのが僕達“迷宮妖精(ラビリンス)”ラミリスと“ジュラテンペスト連邦国盟主”リムル=テンペスト、肩書なしの僕――キンカ・クトゥルフ・スカーレットであった。

 その次が“大地の怒り(アースクェイク)”ダグリュール。またしてもデンカさんからもらった情報によると、彼は太古の昔“暴虐の悪神”として君臨していたらしく、そこを世界の創造主たるヴェルダナーヴァに止められて以降、大人しくなり”聖虚”ダマルガニアを守護しているらしい。

 んで、全員集まった頃に遅れてきたのが、今回のワルプルギスの主催者―――“人形傀儡師(マリオネットマスター)”クレイマンと―――最古の魔王が一柱(ヒトリ)、もしくは竜皇女“破壊の暴君(デストロイ)”ミリム・ナーヴァである。

 聞いた話だと、ミリムは最古の魔王が一柱(ヒトリ)で、ヴェルダナーヴァの愛娘でもあり、力も相当強力らしい。対してクレイマンは“真なる魔王”にすら至っておらず、力はなく、“人形傀儡師(マリオネットマスター)”の異名の通り意志のある生命体を操って戦うらしいが―――

「さっさと歩け、ウスノロ」

 バゴッと鈍い音が響く。それは、クレイマンがミリムの後頭部を殴った音だった。しかし、その命令通り、ミリムは何も気にしないまま席に着く。横から凄まじい殺気が感じられたので、見てみれば、リムルが妖気(オーラ)をだだ漏れにさせて――おまけに『魔王覇気』までだして――キレていた。

「ねえ、落ち着きなよ、リムル。妖気(オーラ)ダダ漏れでキレているのがバレてしまう」

 そこでリムルはハッとなり

「あ、ああ悪かったな。けどな、許せないもんだろ?友達を殴ったやつは」

「そりゃあそうだけどさ……バレたら一も二もないんじゃない?」

「分かってる。だから、まずはねっとりと追い詰めていくのさ。こいつでな」

 リムルが出したのは魔晶石。

 これは、クレイマンが来るまでにリムルがシュナ、ハクロウ、ソウエイ――おまけにクトゥルフとヤド=サターグ――を派遣して“傀儡国”ジスターヴの中にあるクレイマン城を攻略した際にゲットした“中庸道化連”とかいうなんでも屋みたいな奴らとの会話記録が入っている魔晶石である。

 しかし、なんか遅れてきたやつが気取ってこう高々と言ったのである。

「皆様、本日は私の呼びかけに応えてくださり誠にありがとうございます。それでは始めましょう。我らが宴―――ワルプルギスを!」

 と。クレイマンが宣誓すると、リムルと僕の標的はクレイマンに確定した。

 

「―――と、このようにそこの下賤なスライムが仕掛けてきたのです!」

 何分経っただろうか、長々と続くクレイマンの演説にはウンザリしてきたところでもうすぐ演説が終わりそうな雰囲気がしてきた。

「では、出席者からの説明です」

 さあ、ぶつけてやれ、リムル。

「……クレイマンだっけ?お前、嘘つきだな」

「なにィ⁉」

 

―――その後の展開は実にシンプルだ。リムルが証拠を出し、クレイマンの謀略を次々と潰していく。

「カリオンさんは謀略を企むタイプではないし、そんなことをするはずがないだろう?」

 確かに。見たこと無いけど、その話は聞いたことがある。

 すると、ギィが

「クレイマン、お前も魔王だろ。なら証明してみろ」

 超無茶な要求をしてきた。クレイマンが覚醒魔王であるリムルに勝てるわけ無いだろう。究極能力(アルティメットスキル)もないのに。究極は究極でしか対抗できないということを知らないのか?いや、知っててこれだろうな。

 すると、クレイマンは狂ったかは分からないが笑った。

「……ふ、ふふ、どうやら自分の手を汚さないことにこだわりすぎて、面倒なことになってしまったようですね……。では、ミリム殺りなさい」

 展開が追いつかないが、何かヤバいことになっている。しかし、ミリムは最古の魔王の一人だからクレイマンごときが使役できるはずがない。すると、デンカさんが、

《うーん、マスター、多分これ腕についている宝珠が原因ですね。けど、ミリム自身は支配されておらず、何やらクレイマンの思惑を探っているようです。結構賢いですね、あの娘》

 なるほど、そうなのか……って、うおっ!

 そう考えていると、ミリムがリムルに攻撃を仕掛け、その直線上にいた僕にも少し当たりそうになった。

 恐らくだが、ミリムも究極能力(アルティメットスキル)を持っていると考えられるので、あとは技量(レベル)の問題で、これはどれだけの時間を過ごしたのかというのがミソだ。その点で言えば、リムルとミリムでは過ごした時間が大分違うのでミリムのほうが有利である。

 となると……

「僕も、入って止めないと!」

 そう止めようとすると、ギィが

「お前も、新しく魔王を名乗ってんだろ?なら、俺と戦って勝ったら認めてやるよ。なあ、良いだろ?」

 ウッソだろおい!

「えっ、いや、ちょ!」

「なら行くぜ!」

 いきなり攻撃を仕掛けてきた。さすがは原初、技量(レベル)が違いすぎる。しかもこちらは手も足も出ない。一方的だ。

「ああ!ハンデがほしいハンデが!」

「なら、従者でも出したらどうだ?」

 あいつらかぁ……あいつら僕よりも弱いから意味ないと思うんだよな。

「いや、勝てる戦でしか従者は出さない」

「賢い選択だな。でも、一人じゃ俺には勝てないぜ」

「じゃあ、どうすれば良いんだよ!」

 新しい従者を呼ぶか?いや、けど従者の中ではアザトースとノーデンスが一番強い。なら、クトゥルフを呼び出してもヨグ・ソトトも無理だ。

 なら、悪魔でも呼ぶか?いや、無理だ……いや、行けるわ。そういえばデンカさん、悪魔召喚って今も残ってる?

《一応アーカイブには取っています。使います?》

 ああ、頼む。

「良いよ!僕の魔素、ほとんど持っていってもいいから!出てこい、悪魔召喚!」

「へ!悪魔召喚かよ、俺より強い悪魔はいないってのに」

 それでも、これは、賭けだ!こいこいこい!

 すると、五芒星が紫色に怪しく輝く。そこからは、ケモミミがついた白銀の髪を持つ女性型の悪魔が出てきた。

「……まさか、現世に召喚される日が来るとは…思ってもいませんでしたね。あなたが、私のマスターですか。私は“原初の金(ドレ)”。“偽の原初(アナザーファーストカラー)”、とも呼ばれています」

 何こいつ。原初って何人いるの?

「“偽の原初(アナザーファーストカラー)”か、噂には聞いていたが、本当に存在するとは思わなかったぜ。確か、闇の大精霊からの派生じゃなくて、ヴェルダナーヴァの魔素溜まりから生まれたんだったな」

 そんなすごいやつなの?

 そんなこんなで、何故か僕は、ギィと戦うことになってしまったのであった。もうやってやるぜ(ヤケクソ)!




オリ小説が一段落したので、二次創作を進めていこうかなって思います。
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