転生したらインターネットだった件 作:DUN.ネコノカンリニン
前回までのあらすじ
もうヤケクソだあああああああ!
どうも、キンカです。今、悪魔召喚をして魔素がカラッカラになっておりまして。まあ、何が言いたいかと言うともうあの頃のような元気ハツラツとした若々しい魔素無限なんて言うチートは無いわけで、魔素量が最低値を下回ってしまって今
そしてそれと同時に悪魔召喚によって手に入った副産物が―――
「……?もしかして私を召喚する際に魔素の大部分を使ってしまわれました?」
「ん……い、いや、良いのだよ。僕の分も働いてくれればね」
そう。たまたま召喚した“
そうだ、デンカさん。もし今の状態でこの
《いいえ、そんなことはないです。まあ……ただ、数日間は反応が消滅してあらゆる時空から切り離されるでしょうねぇ……》
ウッソだろおい!くっそ、どうすれば良いんだよ!あああああああ、助けてーデンカさ――ん!
《まったく……しょうがないなぁ。テッテレー♪
うわー、懐かしいスキルだ。ワルプルギス来る前になんかサラッと獲得していた影の薄いスキルだ。この『結果改竄』でどうするというんだい?デンカさん。
《この権能でマスターが消費した魔素量を『ギリッギリ
なるほど!なら、もうやっちゃえ!デンカさん。もう、僕には難しいことは何一つわからない!
《承知しました、マスター!
いやったああああああ!なんとか成功!
「えーっと……誰だったっけ……ああ、そうだ!
「はい!承知しました、我が主!」
「じゃあ、君の名前はこれだ!『椛』!」
ウッ、意識が……!
―――「椛……私の新しい名前ですか……。悪くないですね」
「おいおい、“
椛は後ろにかけていた紅葉の模様が入った円盾と鞘から直刀を取り出しながらこう答えた。
「ただの魔物のなり損ないだと甘く見るなよ、
「まあ、いいさ。始めようぜ、
そう言って、ギィは飛び蹴りを椛に向かって行った。超身体能力での高度自由落下で速度を上げてのどこぞのライダーキックみたいな事になってしまった。
しかし、椛はそれをいとも容易く円盾で受け止めて弾いてしまうと、直刀をギィに向かって振るう。
恐ろしいほどの威力に、世界が悲鳴を上げる。
ただの一閃のはずなのに、〝時空間支配〟と同じような『時空断裂』を生み出すその技量。―――間違いなく、それは〝星王竜〟ヴェルダナーヴァの隠された御子として遜色なかった。
「……チィッ! 魔法とかスキルとか、そういうの抜きにしてもその
「―――はあ、まだそれを言いますか。いいですか、
「は? それは一体どういう……」
瞬間、ギィの腕が肩ごと切り落とされる。
「―――ッ! テメェ……」
「言ったはずだ、ギィ。私は、憤っているということを。その理由すら分からぬのなら、次は低能なその頭を切り落とす。再生できないように、念入りに。良いですか? 三度目はない」
「上等だ、
一閃。
宇宙すら垣間見えるその神業は、見事にギィを一刀両断した。ギィを一刀両断した椛が見つめているのは、哀れな肉塊となったギィ。それを、怒りの念を込めて蔑むように
「言ったはずだ、三度目はないと。
私が憤っている意味。それを考えられない頭などいらない―――そう言いましたが、あまりにもこちらの意を汲まなすぎてつい頭に血が上ってしまいました。ああ……頭が痛い。そのせいで、あなたの首を念入りに切るという私の言葉が嘘になってしまいました。
もう無駄なようですので教えましょう。私が憤っている理由、それは―――あなたが、私の名前を呼ばず
黄金の戦姫は、狂乱のまま吠えた。
その様子を見て他の魔王はこう思ったという。
(……あの
と。