この日、南は善子と千歌を会いに、歩夢としずくと侑達と一緒に静岡県の修善寺へ行く事になった。
「修善寺か。」
「何か、ロマンチックだわ。」
と、しずくは言う。
「何だ、歩夢達も行くのか。」
「ええ、そうよ。」
「どこへ行くんだ。」
「私たちはね、静岡県の修善寺へ行くのよ。」
「偶然だな、アンタも修善寺へ行くのか。」
「えっ。」
と、侑は驚く。
「実は、私もなんだ。」
「まぁ、あなたもなの。」
「うん。」
そう言って、南と歩夢達は黄金週間に修善寺へ行く事になった。
「来たっ、来たぞ。」
南と歩夢達が乗るのは、東京発9時00分の特急「踊り子101号」である。
特急「踊り子」は、1981年10月に運転を開始した。当列車の登場まで東京と伊豆半島方面を結ぶ優等列車は特急「あまぎ」と急行「伊豆」の二つが運転されていたが、いずれも当列車に統合された。「踊り子」の列車名の由来は、川端康成の『伊豆の踊子』にちなんでおり、一般公募により決定した。ヘッドマークには伊豆の踊子の女の絵柄が描かれている。
「うわー、きれいな景色だわ。」
「おい、のど渇いただろ。」
「わ、ありがとう。」
と、南は歩夢と侑に缶ジュースを渡した。
「ランジュも初めてだわ。」
「本当、中々いい列車ね。」
「でしょ。」
11時07分、歩夢達が乗った特急「踊り子101号」は修善寺に到着した。
「ここか、修善寺ね。」
「うん、伊豆の海に来るのは何ヵ月ぶりかな。」
「そうよね。」
そこへ、ホームには千歌と善子が迎えに来ていた。
「おーい、歩夢ちゃん達。」
「おー、千歌ちゃん、善子ーっ。」
「達仁君も来てたの。」
「おう、久しぶり、善子。」
と、南は言った。
「善子じゃなくて、ヨハネ!。」
「まぁまぁ、久しぶりに会ったんだから。」
と、千歌は言った。
今回の旅行の日程は、修善寺温泉で1泊し、その後は内浦にある三津シーパラダイスへ行く日程である。
「じゃあ、私たちで修善寺へ行こうか。」
「オーッ!。」
そう言って、南と歩夢と善子達は修善寺観光する事になった。
だが、この時、歩夢達は修善寺で恐ろしい殺人事件が起きようとしているのは、誰も予想はしなかった。
「うわー、凄いのね。」
「うん、何かドキドキしそう。」
と、栞子は言った。
「これが、修善寺物語ね。」
「うん、何か事件が起きそうじゃない。」
と、侑は言った。
「まさか、侑ちゃん考え過ぎよ。」
「うん、何か悪い予感がするわ。」
と、しずくは言った。
「そうよね。」
「ちょっと、怖いこと言わないでよ。」
と、千歌は言った。
次の日は、修善寺から伊豆内浦へ