横浜・修善寺0の交差   作:新庄雄太郎

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いよいよ、最終章です


第8章 0の交差

この事件で神奈川県警と静岡県警で合同捜査をすることにした。

 

「ほう、犯人は東京から修善寺と横浜を結んで殺人が起きたのか。」

 

「はい、彼女の話だと犯人は踊り子とこだまとひかりと伊豆箱根鉄道を乗り継いだと思われます。」

 

「なるほど、犯人は特急と新幹線と地鉄を乗り継いで犯行を行ったのか。」

 

と、吉井警部補は言った。

 

「ええ。」

 

「じゃあ、横浜で起きた転落は。」

 

「恐らく、あの人に間違いないな。」

 

「ほう。」

 

「そうか、佐久間を罪を着せて自殺に見せかけたんだ。」

 

と、歩夢は言った。

 

「と言う事は、目撃者の話では中年の男と若い男って言っていたのは。」

 

「恐らく、犯人は服部安啓だ。」

 

「そうか、犯人は服部は佐久間に会ってますからね。」

 

と、大下刑事が言った。

 

「ええ、確認しました。」

 

「そうか、やはり服部が犯人か。」

 

「詳しいことは、鉄道公安の方で調べて見ないと。」

 

高山は言った。

 

「横溝警部、今服部は6日の日に金沢へ行っていた事が分かりました。」

 

「そうか、金沢か。」

 

「服部が金沢に。」

 

「ええ、新横浜から新幹線に乗ってそこから北陸本線に乗って金沢へ行っていたそうです。」

 

「ほう。」

 

「被害者が飲んでいたものに混入したのは有機化合物と判明しました。」

 

「なるほど。」

 

「温泉の近くの川に転落した。」

 

「そうか、毒殺後に転落したんですね。」

 

「ええ。」

 

南は、すぐに鶴岡に連絡した。

 

「えっ、服部が金沢に。」

 

「ああ、大下刑事の話では事件の当日は金沢へ行っていたことが分かったんです。」

 

「それ、本当か。」

 

「ああ。」

 

「わかった、調べて見るよ。」

 

鶴岡は時刻表を調べて見た。

 

東京発9時42分 東海道新幹線「ひかり217号」に乗車

 

米原着12時04分 下車

 

米原発12時12分 北陸本線特急「きらめき1号」に乗車

 

金沢着14時8分  下車

 

金沢発10時24分 北陸本線特急「しらさぎ6号」に乗車

 

米原着12時23分 下車

 

米原発12時55分 東海道新幹線「こだま428号」に乗車

 

三島着15時22分 下車

 

三島発15時33分 乗車

 

修善寺着17時21分 下車

 

三島発12時59分 東海道新幹線「こだま414号」に乗車

 

新横浜着13時29分

 

新横浜発14時30分 東海道新幹線「ひかり117号」に乗車

 

熱海着14時55分 下車

 

熱海発15時05分 東海道新幹線「こだま441号」に乗車

 

三島着15時17分 下車

 

三島発15時33分 乗車

 

修善寺着17時21分 下車

 

修善寺発12時36分 特急「踊り子106号」に乗車

 

東京着14時38分  下車

 

「そうか、服部はこれを利用したんだ。」

 

「これで、服部のアリバイは崩れたわ。」

 

と、小海が言った。

 

「よし、後は服部を逮捕するだけだ。」

 

「ええ。」

 

「問題は、服部は何処にいるかだ。」

 

「あれっ、歩夢ちゃん達は。」

 

「きっと、あそこだ。」

 

南と高山と小海は、静岡県警のパトカーに乗ってもみじ林へ向かった。

 

「服部さん、どうしてここに来るってわかったの。」

 

「ああ、君たちに見られたからな。」

 

「何。」

 

「やっぱり、駅のホーム転落と修善寺の殺人はあなただったのね。」

 

「そうさ、この私だよ。」

 

「えっ。」

 

「第一の殺人は自殺に見せかけて殺害し、横浜駅でホームで転落させ事故死にみせかけた。」

 

「そして、温泉で毒殺させ川に転落死させた。」

 

「中々、いい推理だ、だがお前たちには行かせておけないな、てめぇらは死んでもらおうか。」

 

と、服部はナイフを取り出し歩夢達を襲ってきた。

 

そこへ、南と高山達がやって来た。

 

「そこまでだ!、服部。」

 

「あっ、お前は。」

 

「鉄道公安隊だ。」

 

「くそー。」

 

と、高山は服部に手錠をかけた。

 

「さすがだな、歩夢と侑とせつ菜は。」

 

「ええ、それほどでもないけど。」

 

「又もお手柄だな。」

 

「ええ。」

 

こうして、横浜と修善寺の殺人は解決した。

 

「今回の事件は、静岡と横浜で殺人交差していたとはな。」

 

「ええ、私もドキドキしたわ。」

 

と、せつ菜が言った。

 

「うん。」

 

 




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劇中の列車時刻は平成4年のダイヤを使用しています
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