9-nine- ここのつはるそらゆきのみち。 作:紅葉555
こんにちは、主です。
以前チラッと書き残していたR18部分の処置ですが、一応18禁制限をかけてその部分のみのお話を別途用意して、同じこの投稿サイト様に載せさせていただきました。
これからも物語が進むにつれて、その部分のみ載せていきますので、気になった方は是非お読み下さい。
……アダルトな部分って表現が難しいですよね。もしかしたら違和感があるかも……?
《視点切り替え》
「……こんなもんかな」
強引に翔に近くのコンビニへと連れて行かれて、あのニュースの記事のことを知る。俺が気にかけていることを察していたようで、落ち込むことは無いと励ましてくれた。
それで、翔とアーティファクトの事や、これからすべきことなどを他人には分からないように会話をして話を進ませ、ひとまずは《魔眼》問わずにアーティファクトの散りばめられている状況を整理しつつ、お互いに守るべき彼女を大切にしようという結論になった。
そして一応俺たちの話では次の日曜にダブルデート……のような、4人でどこかに遊びに行くという計画を立て、それぞれの思い出を作りつつ、お互いに距離を縮めようとすることになった。
理由は都にしづらい相談を天ちゃんに、天ちゃんにしづらい相談を都に。そして彼氏としてのあり方の勉強などが目的。あと単純に楽しむこと。
まぁそれも都と天ちゃんが了承してくれればの話ではあるが……その辺はおいおいということで、適当に4人分の飲み物を買って、コンビニを出る。そして2人が待っているであろう場所へ向かうと……
「……?」
「んん……?」
都と天ちゃんが2人して道の邪魔にならないような端で座り込み、何かを覗くように顔を近づけていた。
「おーい、何してんだ?」
近づきながらも声をかけるが、よっぽどそれに集中しているのか俺の声に全く反応しない。
仕方なくもっと近づいてもう一度声をかける。
「おーいって、何してんだよ」
2人の上からクイッと視線の先を除きこもうと顔を覗かせると、その瞬間に閃光のような反応速度で、天ちゃんが自分のスマホをひた隠す。
「せせせせせせせせ先輩っ!? いつからそこにっ!?!?」
「え? いや、たった今だけど」
「そ、そうなんだ? 新海くんと蓮太くんは用事は終わった?」
「あ……うん」
都も天ちゃんもどちらも明らかに何かを俺たちに隠すようにしているのが……なんか気になる。別に秘密がダメなんて言うつもりは毛頭無いが、やっぱり好きな人が何か隠し事をしてたらちょっとは気になるよね。
「じー…………」
漏れてる漏れてる、声が漏れてるよ都。
彼女は何故か俺のズボンを品定めでもするかのようにじっと見ており、その場を微動だにしない。
比較的暗いところにいるので、気の所為かもしれないが妙に顔が赤い気もする。よく見えないけど。
「どうした? 俺のズボンに何かついてる?」
「ううん、そんなことないよ」
パタパタと両手を軽く振ってジェスチャー付きで断る都。…………まぁいいか。
「咥える……」
「え? なに?」
「なんでもない、なんでもないです!」
……? なんか戻ってきてからの都おかしくない? 何故かひたすらにズボン? を見てくるし、やっぱり少し顔も赤いし。もしかして熱でも……?
でも天ちゃんも似たような感じなんだよな。全く同じような反応を見せてるけれど……2人とも辛そうな表情なんかはしていない。むしろ色々と考え込んでいるよう…………な?
「とりあえず歩こうぜ、いつまでもここにいるわけにはいかないしさ」
「そ、そうね」
…………
……
……
てくてくと歩く帰り道、途中まで道のりが同じ俺たちと新海兄妹は、4人で色んなことをだべりながら歩いていた。
そしてそんな中に、会話の流れでさっき予定していた計画の話になる。
「っつーわけでさ、今度の日曜日にでもこの4人でどっかに遊びに行こうと思ってるんだけど……2人はどう?」
「おぉー! あたしはいいっすよ♪ みゃーこ先輩と一緒にいるのは楽しいし!」
あ、そこは翔じゃないんだ。
「ふふ、そうね。私も賛成だよ。みんなと一緒にいるのは嬉しいし、楽しいから」
「にしてもにぃやんがこんな企画を立てるだなんて……やるじゃん! ちょっと見直したよー!」
「……非常に申し上げにくいんですが、人数の指定をしたのは隣にいる蓮太君なんですよねぇ」
「エロパイさすがっすね! ウチの兄貴と違って頼りになる〜!!」
「一瞬で手のひら返したな」
「だってあれでしょ? この4人って言うのは、とどのつまりダブルデートと言うやつだよね?」
さすが天ちゃんだ。その辺の察しの良さは鋭いことこの上ない。この話を聞いて1番ルンルン気分にもなってるし、こういうのはもしかしたら好きなのかもな。
「あ、それでこの4人なんだね。香坂さんと結城さんはなんで誘わないんだろうって思ってたんだけど……謎が解けちゃった」
「翔がいきなりデートは怖いんだってさー」
「なっ! 誰も怖いとは言ってないだろ!?」
「はいはい。わかったわかった」
なんてキリがよく話の区切りがついた時、ふとさっきの女の子2人が覗き見ていたシーンを思い出す。
「そういえばさ、さっき俺と翔がコンビニから戻ってきた時、2人は何見てたんだ?」
「ぴっ──」
「ひぅっ……!」
いきなりの質問に戸惑いがあったのか、よく分からない声を2人とも出して、歩みを進めるその足をピタリと止めた。
「あああ……あれは……そのあの……!」
パタパタと慌てふためく都をカバーするかのように、天ちゃんが得意の大きな声で乱入してくる。
「まだダメー! 2人にはまだ秘密です! ひ! み! つ!」
「まだ? まだってことはいつか教えてくれるのか?」
「来るべき時になったらわかるって! ね? みゃーこ先輩!?」
無茶ぶりにも近い雑なフォローだが、結局有耶無耶に誤魔化されて返答が返ってこないままに、都のセリフでこの話題は幕を閉じた。
「いつか……ね? 教えます……」
次回の枝は……?
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新海 天
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香坂 春風
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結城 希亜
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ゴースト