9-nine- ここのつはるそらゆきのみち。   作:紅葉555

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※このお話は物語とは全く関係ありません。色々とおかしいですが見て見ぬふりをして下さい。

そしてこの物語の「見えない者たちの暗躍、その裏」までをご覧した後に読まれることを推奨致します。

メタ発言バリバリしますがご了承ください。


その他
祝ッ! 100話記念!


 

 目の前のおおきな丸いテーブルにはいつもと違った沢山の食べ物たちが並べられている。豪華にステーキや野菜の盛り合わせなど普段じゃ見かけることもないような特別な料理たちだ。

 

 そして煌びやかに飾られたライトや折紙たち。そんな部屋に、俺たちは招待された。

 

「えー、誠に精悦ながら司会進行はあたしが担当させていただきまーす! それじゃあ…………こんちはー! みんなの妹の天ちゃんだよー!!!」

 

 笑顔いっぱいで無邪気に席を立ち、誰かに向けて語りかける空ちゃん。

 

「お前なぁ……一応本編じゃあ結構暗めのシリアスなシーンなんだからもっとこう…………なんかねぇの?」

 

 笑顔ではあるが、呆れた声で天ちゃんの横から指摘をする翔。

 

「知るかよ! 今はそんなことどーでもいいの! 今日はおめでたい日なんでしょ!?」

 

「仮にも自分のピンチに知るかよはねぇだろ……」

 

「でも、天の言う通り今は深くは考えなくてもいいんじゃない? 私たちがこの円卓に導かれたのも、そんな世界から逸脱した状態で祝いたいからでしょ」

 

 ワイングラスを摘むように持ち、謎の赤い飲み物を揺らして物凄く格好をつけて翔を落ち着かせる希亜。

 

 ……あの赤い飲み物なんなんだろ? 

 

「そ、そうですよね! 何故か急にこんな所へ呼び出されてしまいましたが…………安全な様子ですし、今はみんなで祝いましょう!」

 

 そしてにこやかな笑顔でおおきな胸を揺らして自分のグラスにジンジャーエールを注ぐ春風。

 

「そう言えば都は? なにかものを取りにでも行ったのか?」

 

 俺たちは今、丸いテーブルを囲うように座っているが、明らかにひとつスペースが空いている場所がある。そしてこの部屋にいるメンバーの中に都がいない。6つ並んでいる座布団のうち、一つだけが空のままだ。グラスと料理は配られてるけど。

 

「みゃーこ先輩ならさっきケーキを取りに行ってましたよ! 作ってきたよ~って言ってましたし」

 

「ちょっと待って!? 作ってきたっておかしくね!? なんで予め用意してるんだ!?」

 

「まーまー、そーんな深く考えないの、細かいこと気にしてたらにぃやんみたいになりますよ、エロパイ!」

 

「おいこらっ! それどういうこどだ!!」

 

 なんてもうすっかり見慣れた兄妹喧嘩を眺めていると、扉の奥から都が大きなホールケーキを持ってきた。

 

「みんなおまたせ~、遅くなっちゃってごめんね!」

 

 両手でしっかりとケーキを掴んでトコトコとテーブルに向かって歩く都。そんな彼女の頭にはちょこんとコック帽子が乗せられていた。

 

 ……なんで? 

 

「来たわね、九條さん」

 

「えらい時間がかかってたな九條、なにかしてたの?」

 

「あ、ごめんなさい結城さん、ありがとう。…………うん、ちょっとねケーキの飾り付けを」

 

 持ってきたケーキを置きやすいように希亜がスペースを作り、その場所に特大ケーキがドドんと君臨する。その上には…………

 

 100話おめでとう記念! と銘打って書かれたチョコプレートを中心に、フルーツやホイップたちが賑やかに飾られていた。

 

「「うお────っ!!!」」

 

 テンション高めな反応をする新海兄妹。やっぱこいつら似てんな。

 

「九條さん凄い……! 私じゃあとてもこんなに素敵なケーキはつくれないです! なんたって私、別世界じゃあカレー殺しちゃって……」

 

「いや~、あれは凄かったですねぇ。もうあだ名がデスカレー先輩しか思いつかなかったですからねぇ」

 

「そんな事ないですよ、先輩。ちゃんと練習すれば美味しくできますよ、きっと」

 

 2人の兄妹からの励ましの言葉を受け、あることを思い出す。

 

「そーだそーだ、俺がいた世界なんて確か『春風先輩のデスカレー』なんて名前で商品化してたぞ? あと、ようつべでデスカレー作ってみた! なんて動画がたくさんあったり…………」

 

「そっ!? そうなんですかっ!? 竹内さんのいた所では私のカレーが商品化!?」

 

「メル〇リで転売されてたような……?」

 

「すっげ、じゃあ春風先輩! もっとたくさんカレー作りましょ! それで…………ついでに『ようつーバー』になって『はるるん』って名前で宣伝and収益化目指しましょ!」

 

「あのなぁ天、そういうのはもっと早めにしとかないと……それに、もう誰かのやっている事を続けてやったって数字は上がらないんだぞ」

 

「いや、翔……そんな問題じゃないと思う……」

 

 ボソッとした俺のツッコミに続くように、横にいた希亜が思いついたようにあることを言った。

 

「天、それならもっといい方法がある。料理動画として九條さんに協力してもらったらいい」

 

 まぁ……確かに? その手の動画なら…………でも料理動画なんて腐るほどあるしなぁ……

 

「え? 私の? ……人様にお見せできるようなものをちゃんと作れるかな…………?」

 

「────ハッ!!」

 

「え? 何? どうした? 天ちゃん」

 

「思いつきました、思いついたんですよ!! 前にピアノでアニソンとかを弾いている動画を! その人の真似をしちゃえばいいんじゃないですか!?」

 

「真似……? ですか? でも、先程新海くんが言ってたみたいに誰かの二番煎じになっちゃうのは……」

 

「違いますよ! 春風先輩! 二番煎じになっても成功する方法があるんですよ! 世の男が絶対に見る方法が!」

 

 ……こいつ絶対アホだ! 絶対あれを言うつもりだろ! 

 

「男の人が……?」

 

「そうっすよ! サムネにみゃーこ先輩のおっぱいを載せ────」

 

「させねぇよっ!?!?!? いくら都のおっぱいがデカいからってそんな事────」

 

「蓮太……? 何を言っているの?」

 

「あ、はい、ごめんなさいごめんなさい! もう二度と言いません!」

 

「もういいからとにかく始めようぜ、せっかく九條が用意してくれた料理が冷めちまう」

 

 なんだかんだでバタバタとなってしまった俺たちを、翔がまとめて落ち着かせる。そして原作主人公として代表になってなんか喋るのかと思っていたら、天ちゃんが大声で喋りながら立ち上がった。

 

「はーい! というわけでー! メンバーが全員集まったので、改めて乾杯をしようかと思いまーす!」

 

 いやお前が仕切るのかよ。

 

「皆さん飲み物の準備はよろしいでしょうか~!?!?」

 

 その掛け声とともに各々がグラスを持って、腕を上げる準備をする。

 

「いよっしゃぁ! それじゃいきますよ~? せ──のっ!」

 

 

 

 

 

「「「「「「かんぱ~~~い!!!」」」」」」

 

 

 

 

 

 カランコロンとグラスを軽くぶつけ合い、みんなで大声を出して喜びを共有しながら乾杯する。

 

 さっきから希亜の飲み物だけ異常なほど真っ赤だったのが気になるけど、みんなグラスを合わせ終わると、ぐびぐびと自分の飲み物を飲み始めた。

 

 そしてそんな中隣から聞こえてくる可愛い声。

 

「~~~────ーッ!?!?」

 

 何かにびっくりしたのか、希亜が急に噎せ始めて口に含んだ飲み物を軽く吐き出してしまう。

 

「うおっ!? どうした!? 希亜!」

 

「……………………うぇ……」

 

 ティッシュを慌てて取り出して、服や口元を吹いてやる中で、ある臭いに気がついた。

 

 ……これさ、希亜が飲んでるのって…………

 

「あ、やっぱり結城先輩ってトマトジュースもダメなんだ?」

 

「お前わかっててやっただろっ!?!?!?」

 

「まじゅい…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と、そんなこんなで乾杯を済ませ、みんなで食事をとりながらワイワイとはしゃぐ。

 

 ちなみにメンバーは原作4人ヒロインズと翔と俺。

 

「いや~それにしてももう100話ですかぁ、はやいっすね~」

 

「ふふっ、そうだよね、この物語が始まってからまだ2ヶ月しか経っていないからかな? とっても早く感じちゃう」

 

「みゃーこ先輩は登場が早かったですからねぇ……その分思い入れもあるんじゃないっすか?」

 

「え? でも天ちゃんと新海くんも早かったよ?」

 

「俺たちは出てきたのは早かったけど、最初は全然蓮太と絡んでなかったらさ。天なんてそこから再登場はかなり後になったし。あっ、でも火事の時にチラッと出てきたのか」

 

「でも、ほとんどこの中のメンバーじゃあにぃやん…………ん? いや違うな、結城先輩が1番多いのか!?」

 

「私は……そうね、多分だけど……蓮太とは1番最初に仲良くなったの……かも?」

 

「あぁそうだな。最初は俺、今よりもかなりひねくれてたから…………」

 

「その次に出てきたのはゴーストさんじゃないかしら? 主のお気に入りなだけあって原作よりも出番がかなり多いみたいだし」

 

「主がゴーストのこと好きだからなぁ……」

 

「逆に私は全然です。皆さんと仲良くなれたのは……まだ10話前とか、その辺ですから」

 

「でも、春風先輩は分岐の時に出てきてたじゃないですか、物語は今なんかあたしにスポット当たってますけど、BAD√の時にも関わってましたし、もうそろそろ主役回あるんじゃないですかね?」

 

「今のところは……どうだろ? 天ちゃん以外なら誰の主役回がきてもおかしくはないかな?」

 

「いやなんで蓮太が知ってんだよ」

 

「そりゃあ翔、俺はオリキャラだぞ? 主の人格添えるなら俺が1番やりやすいだろ」

 

「メタメタね……今更だけど、ちゃんと注意喚起してるのかしら?」

 

「上スクロールしていけば分かるだろ、んなこと」

 

「それで、とりあえず100話投稿したわけですけども……ぶっちゃけた話あとどれ位続きそうなんです? 先輩的には」

 

「えぇ……? わかんないけど、200話はいくと思うかなぁ……? だってまだ全然核心まで迫ってないし、伏線ばら撒きっぱなしだし、だれとも付き合ってないぞ?」

 

「あ、その話言っちゃいます? この場で暴露しちゃいます!?」

 

「いや、やめとこうか。お楽しみは後に取っとくってやつだな」

 

「蓮太の恋人かぁ~怪しい人は結構いるっつーか、みんな可能性あるだろ」

 

「だからやめとくって話したばっかだろうがよ! にぃには黙ってろぃ!」

 

「ま、まぁ……ちょっとだけならいいんじゃないかな? 確定じゃないんだし」

 

「えぇ!? みゃーこ先輩言っちゃってますけど!? 割とデカい情報言っちゃってますけど!?」

 

「とー! とととと! とにかく! まだ先はお楽しみってことで! 良かったらこれからも見てください!」

 

 

 

 

「「「「「「よろしくお願いしますっ!」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………次回があったらもっとマシなの作ろうな? 主」

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