9-nine- ここのつはるそらゆきのみち。 作:紅葉555
どうしたらいい……、どうするのが正解なんだよ……。
また俺は見殺しにしてしまった。
でも、そんな俺に希亜は「生きろ」と言う。
生きて何になるんだよ……! いくら思ったところで、いくら偲んだところで、死者は生き返ったりしない!
俺はいつだって……そう言って逃げ続けたんだ。罪から、人生から、運命から、命から。
「希亜…………俺には無理だ……。やっぱり、俺は生きてちゃいけない……」
「………………」
返事は返ってこない。
「やっぱり……希亜も思うか? 弱い人間だなって……」
あれだけ俺の為に声をかけてくれたのに、俺はそれに応えようとしない。ダメな奴さ。
こんな俺に優しくしてくれてるのに、俺は信じることすらできていないのかもしれない。
本当にダメで、クズで、ゴミだ。
結局自分の事だけを考えて、周りをそれに振り回す。
本当に……どうしようも無い。
「ごめんな、希亜……。ごめん……」
「………………」
返事は返ってこない。
「希亜……?」
さすがにそこで違和感を覚える。さっきまであれだけ俺に話しかけてくれていたのに、と疑問を抱く。
呼んでいるのに、声をかけているのに、返事が返ってこない。
その事を不思議に思い、俺は顔を希亜の方へと上げるが…………すぐに後悔する事になる。
「希………………亜……………………ッ!」
彼女は石になっていた。どこか空を見上げるように月の浮かぶ方向へと顔を上げているが……そんなことはどうでもいい。
「希亜……! 希亜ッ!!」
そんな……なんで…………! なんでッ!
さっきまで声をかけてくれてたじゃないか……! さっきまで抱きしめてくれてたじゃないか……! さっきまで生きてくれていたじゃないかッ!!!!
「返事しろよ! 返事をしてくれよッ!! 頼む……! 頼むから………………ッ!」
灰色に変わってしまった彼女の両肩を持ち、揺さぶりながら声を上げる。
それが返ってこないモノだと理解しながら、否定して欲しくて、嘘だと言って欲しくて、ひたすらに声をかける。
「頼むよ……! 頼むよ………………! 希亜までいなくならないでくれよ……………………ッ!」
涙が出る。
親しくなった人たちが、次々に呪いのように石になっていく。
「もう一度…………声を聞かせてくれよ………………」
「希亜…………」
別れも言えずに彼女は死んだ。
俺がほんの少し目を離した内に……結城 希亜は死んだ…………!
「………………」
なんで……ゴーストが死ななくちゃいけない……!
なんで……希亜が死ななくちゃいけない……!
「殺すなら俺を殺せよッ! クソ野郎ッ!!!!!」
そう叫んだ時、俺の真横に何か少し大きな影が落ちた。
例えるならそれはボウリングの玉のような大きさの丸。ただ……丸だけではなく、えらいリアルな頭髪のような型がハメられている。
その影をよく見ると………………
「香………………坂…………さん…………!?」
の首が落ちていた。
全てが灰色に変わってしまっていたが、石になった香坂さんの首だけが雑に落ちていた。
ま、また……だ…………! 石……! 石……! 石ッ!?
「アアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」
協力相手は?(2度目)
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ヴァルハラ・ソサイエティ
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リグ・ヴェーダ
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********(意味無し)
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ソフィーティア
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イーリス