遊戯王-百合で霊使いが大好きな店員さん   作:霊使い好きなもやし

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1話-中

ターン1

月読遥(先行)

手札5枚

LP:4000

VS

精行霊花(後攻)

手札5枚

LP:4000

 

「私のターン…!」

 

さてどうなるか。

さっき買ってたパックからして融合かエクシーズ使いっぽい気がする。

融合で有名所だと昔ならHEROとかサイバー、ちょっと尖っておジャマやサンダードラゴン。

今だとデスピアやアルバス、ファーニマルとかも安定かな。

エクシーズは…本当に千差万別だからなぁ。アーゼウスが出ない事を祈るしかない。

 

 

「私は手札から《天威龍-シュターナ》を特殊召喚。このカードは私のフィールドに何もいない時に特殊召喚できる。

そのまま《天威龍-シュターナ》一体でリンク召喚!《天威の拳僧》。」

 

予想全外れ。相剣かな。

結構強めのデッキだったよね…私これと戦わないといけないのか…

 

「更に《天威の拳僧》をリリースして速攻魔法、《天幻の龍輪》を発動。効果によってデッキから《相剣師-莫邪》をサーチ、そのまま通常召喚。

《相剣師-莫邪》の効果発動、手札の《相剣師-泰阿》を見せて《相剣トークン》を特殊召喚。

更に手札の《相剣師-泰阿》を墓地に捨てて《相剣軍師-龍淵》を特殊召喚し、《相剣トークン》を特殊召喚できる。

但し《相剣トークン》がフィールドに存在する限り(・・)、私はEXデッキからシンクロ召喚しかできない。」

 

《相剣トークン》は攻守0のレベル4のチューナートークン。

手札残り一枚だけど《天幻の龍輪》で特殊召喚した《相剣師-莫邪》を素材にしてシンクロ召喚すればドローできる筈。

とするなら最後の一枚は相剣モンスターを蘇生出来る《大霊峰相剣門》とかだろうか?

 

「レベル4の《相剣師-莫邪》とチューナーのレベル4の《相剣トークン》でチューニング。シンクロ召喚。レベル8《相剣大師-赤霄》を特殊召喚。

そして《相剣大師-赤霄》、《相剣師-莫邪》の順番で効果処理。逆順で《相剣師-莫邪》の効果で一枚ドロー。そして《相剣大師-赤霄》の効果で……む、《大霊峰相剣門》を手札に加える」

 

…?サーチで手に入れたって事は、手札になかった?

てっきりあると思ったけど違ったらしい。

 

「手札の《大霊峰相剣門》を発動。自分の墓地の《相剣師-泰阿》を特殊召喚。《相剣師-泰阿》の効果で墓地の《相剣師-莫邪》を除外して《相剣トークン》を特殊召喚。

レベル6の《相剣軍師-龍淵》チューナーのレベル4の《相剣トークン》でチューニング。シンクロ召喚。レベル10、《相剣大公-称影》。

素材にした《相剣軍師-龍淵》の効果で霊花さんに1200ダメージを与える。

そしてレベル4の《相剣師-泰阿》とチューナーのレベル4の《相剣トークン》でチューニング。シンクロ召喚。レベル8《PSYフレームロード・Ω》」

 

うげ。面倒くさい奴出てきた。

《PSYフレームロード・Ω》の効果で自分/相手のメインフェイズに自分と私の手札一枚を“除外する”。

《相剣大師-赤霄》は自分の手札か墓地を“除外して”私のモンスターの効果を無効。

《相剣大公-称影》は“除外すると”私の場か墓地を一枚ずつ除外。破壊をしようと試みても墓地を“除外して”破壊を免れる。

だけどあいつら全部ターン1制限付いてるし、このままならまだ……

 

「私は手札から《フュージョン・デステニー》を発動」

 

なんで入ってるのそんなガチカード!

 

「効果でデッキから《D-HERO ディアボリックガイ》と《D-HERO ドローガイ》を墓地に送り、EXデッキから《D-HERO デストロイフェニックス》を特殊召喚。……ターンエンドです」

 

 

月読遥フィールドゾーン

EXゾーン1

中央

EXゾーン2

モンスターゾーン1:《PSYフレームロード・Ω》

モンスターゾーン2

モンスターゾーン3:《相剣大師-赤霄》

モンスターゾーン4:《D-HERO デストロイフェニックス》

モンスターゾーン5:《相剣大公-称影》

魔法罠ゾーン1

魔法罠ゾーン2

魔法罠ゾーン3

魔法罠ゾーン4

魔法罠ゾーン5

フィールド魔法:無し

 

「…私のターンですね。ドロー」

 

手札は良い。良いけどこいつらまとめて殺して1ターンキル出来るかは半々だ。

さっきの奴に加えて《D-HERO デストロイフェニックス》が来たので次のターン渡しても死ぬ可能性しかない。

……だからまぁ、此処で殺しきるしかない。筈だ。

 

「スタンバイ」

「スタンバイフェイズに《D-HERO ドローガイ》の効果が発動。墓地から特殊召喚した後自身の効果でお互いに1ドローします」

「はい。…ではメイン行きます。……ふぅ……」

 

ターン2

月読遥(先行)

手札2枚

LP:4000

VS

精行霊花(後攻)

手札7枚

LP:2800

 

小さく息を吐いて、手札をもう一度眺めて確認してから笑みを浮かべる。

…今はもう負けてもいい。でも勝つ為に全力で。

 

「魔法発動!《サンダー・ボルト》!」

「《PSYフレームロード・Ω》、の効果発動。チェーン逆処理!

《PSYフレームロード・Ω》の効果で霊花さんの手札を一枚除外!」

「効果は甘んじて受けますが《サンダー・ボルト》の効果は残ります!フィールドのモンスターを全て破壊!」

「《相剣大公-称影》は自身の効果を発動し墓地の相剣カードを除外して破壊を防ぎ、《D-HERO デストロイフェニックス》は次のスタンバイフェイズに戻ってきます」

 

私の手札は残り5枚、だけど1枚で盤面返せたのは凄い大きい。

…本当に、もし駄目だったら死ぬところだった。でも残りは《相剣大公-称影》のみ。

 

「……よし。私は手札から《LL(リリカル・ルスキニア)-ターコイズ・ワーブナー》を特殊召喚。このカードは」

「このカードは自分フィールドにモンスターがいない時、手札から特殊召喚が出来る…ですよね?」

「…はい。当たりましたか?」

「沢山」

 

流石ノーマルカード、思ったよりも当たってたらしい。

そんなことを考えながら気持ちを落ち着けつつ、私は思考を切り替える。

 

「更に私は手札から《精霊術の使い手》を発動。発動コストは《風霊使いウィン》を手札から捨てます。

効果によって私は《憑依覚醒》を手札に、《憑依連携》を自分フィールドにセットします。

そのまま手札の《憑依覚醒》をフィールドに置いてから《マジシャンズ・ソウル》を手札から特殊召喚!コストはデッキに入ってる《マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン》!」

 

次に何を手に入れるかをシミュレートしながら、私は必死に勝ち筋を探していく。

 

「手札から永続魔法《魔術師の再演》をフィールドにおいてから効果発動!

一度だけレベル3以下の魔法使いを墓地から特殊召喚できます!この効果によって蘇生するのは私の相棒《風霊使いウィン》!

そして《風霊使いウィン》と《LL(リリカル・ルスキニア)-ターコイズ・ワーブナー》を二体墓地に送って特殊召喚!」

『吹き荒れろ我が相棒の風よ!』

『ガスタの風を操り、霧の谷(ミストバレー)を抜けて今一度!』

『古き風習と共にかの敵を打ち倒せ!』

 

「憑依装着!現れろ《憑依装着-ウィン》!…あ、《憑依覚醒》の効果で攻撃力1850の魔法使い族がフィールドに現れたので1枚ドローします」

「…え?1850…?」

 

これで手札が残り1枚、思ったよりもきっつい。

相手の最後の手札がうららじゃなくて良かった…本当に。

後攻撃力は目の前の敵より弱いけど、こういうのは雰囲気だ。

詠唱言った方が格好いいんだってよく来るお兄さんが言ってたし。

 

「そして《マジシャンズ・ソウル》の効果発動!

フィールドの《憑依覚醒》と《憑依連携》を破壊して2ドロー!更に《憑依連携》の墓地の効果で《憑依覚醒》を墓地からフィールドに!

《マジシャンズ・ソウル》に装備魔法《ワンダー・ワンド》を装備して即効果発動!《ワンダー・ワンド》と《マジシャンズ・ソウル》を墓地に送って2ドロー!」

 

残り4枚。

 

「手札から永続魔法《王家の神殿》を発動!このターン一度だけ私は罠カードを伏せたターンに使う事が出来ます。なのでセットして発動《おジャマトリオ》!

《おジャマトリオ》は攻撃力0/守備力1000の《おジャマトークン》を3体、相手のフィールドに押し付けます!この《おジャマトークン》はアドバンス召喚の為にリリースすることはできません」

「アドバンス召喚出来なくてもシンクロすれば良いだけの話…一体何の意味が?」

 

小さく呟かれた一言に笑みを浮かべながら、私はゆっくりととあるカードを手札からフィールドに置く。

 

「《死者蘇生》発動!墓地の《風霊使いウィン》を墓地から特殊召喚して、アドバンス召喚!」

「…っ!」

「現れろ最後のパーツ!《EM(エンタメイト)カレイドスコーピオン》!」

 

息を整えながら、私は目の前の盤面を見つめる。

 

月読遥

EXゾーン1

中央

EXゾーン2

モンスターゾーン1

モンスターゾーン2:《おジャマトークン》

モンスターゾーン3:《おジャマトークン》

モンスターゾーン4:《おジャマトークン》

モンスターゾーン5:《相剣大公-称影》

魔法罠ゾーン1

魔法罠ゾーン2

魔法罠ゾーン3

魔法罠ゾーン4

魔法罠ゾーン5

フィールド魔法:無し

 

精行霊花

EXゾーン1

中央

EXゾーン2

モンスターゾーン1:《憑依装着-ウィン》

モンスターゾーン2

モンスターゾーン3

モンスターゾーン4

モンスターゾーン5:《EM(エンタメイト)カレイドスコーピオン》

魔法罠ゾーン1:《憑依覚醒》

魔法罠ゾーン2:《王家の神殿》

魔法罠ゾーン3

魔法罠ゾーン4:《魔術師の再演》

魔法罠ゾーン5

フィールド魔法:無し

 

「《EM(エンタメイト)カレイドスコーピオン》の効果発動!表側表示のカード…《憑依装着-ウィン》…を選択します。

対象のカードはこのターン、相手フィールドの特殊召喚されたモンスターに一回ずつ攻撃することが出来ます!」

「特殊召喚…私が特殊召喚したのは《相剣大公-称影》だ…け…?…違う、まさか!」

 

彼女の悲鳴の様な声に思わず笑みがこぼれる。

そう、彼女“が”特殊召喚したのは《相剣大公-称影》一体、だけど今特殊召喚されたモンスターは…

 

「《おジャマトークン》は私が特殊召喚しましたが、今は貴女のモンスター!よって《憑依装着-ウィン》は《おジャマトークン》達に攻撃が出来る!」

「で、でもそんなことをしても、私が喰らうのは《おジャマトークン》の効果で喰らう300ダメージだけ。貴女のフィールドには私の《相剣大公-称影》の攻撃力を超えるモンスターは…」

「勿論いませんよ。必要ないですからね!《憑依装着-ウィン》の限られた場面でのみ使える効果!

《霊使いウィン》と風属性モンスターをリリースして特殊召喚した場合、守備表示のモンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えた分だけダメージを与える事が出来る!」

「…!でも《おジャマトークン》の守備力は1000!貴女の《憑依装着-ウィン》は1850だから突破なんて…」

「《憑依覚醒》の永続効果!私のモンスターの攻撃力は自分フィールドのモンスターの属性の種類×300!今回の場合《EM(エンタメイト)カレイドスコーピオン》は光、《憑依装着-ウィン》は風なので攻撃力は600アップ!よって《憑依装着-ウィン》の攻撃力は2450!」

 

驚いた彼女の顔を見つめながら、「アタックフェイズ」と叫ぶ。

 

「《憑依装着-ウィン》で《おジャマトークン》三体に攻撃!三連打ぁ!」

 

バトルフェイズ

精行霊花

《憑依装着-ウィン》

攻撃力:2450

WIN

守備力貫通

VS

月読遥

《おジャマトークン》

守備力:1000

LOSE

破壊されると-300ダメージ

{(2450-1000)+300}*3=5250。月読遥に5250のダメージ!

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