この文章には 某図書館ゲーからの影響(てかほぼパクr)
稚拙な文章 長ったらしい説明 勢いだけで書き上げた故のガバ が含まれています。
正直このページを開いてくれただけでホントにありがたいです。もし良ければ最後まで、もっと言うと批評等してくれるとヘドバンして喜びます。
因みに次回は未定です。見切り発車です
ビーッビーッ
「………クソ……何だってこんな時間に…」
アラームが鳴る。それが朝9:00にセットしてある目覚ましだったらどれ程良かったことか。
今は深夜2:47、それもなったのは室温維持装置………いわば暖房の燃料切れを知らせるアラー厶だ。
「………」
ボサボサの髪をかきあげてどこか覚束ない足取りでストックを確認する。
「無い……。」
「無い…………?」
「無いぃ!!!???」
その事実はどれだけ眠気を感じようが、例え前日に仕事をこなして泥のように眠っていた後だとしても、目を覚まさせるには十分すぎる事象だった。
「どうする………給油所ってまだ…いや開いてないか…。いや…でも………どうにかして……。」
この男がここまで焦っているのには理由がある。ここは第四管理区、その気温が5度を超えることはない。しかも今は寒期だ、気温は大体氷点下である。
故に、室温維持装置の長時間の故障、停止は死を意味すると言っても過言ではない。
「はぁ……一応行くだけ行ってみるか……。」
そう言うと男は早速支度を始めた。
夜の外気から身を守るための気密服
身分証明書と財布の類を入れたウェストポーチ
時代錯誤な76式スクトゥム型タワーシールドと既に駆動部の錆びついたサブアーム
使い込まれたブラックホーク
それと夜間活動認可証………「あ。」
「切れてる………認可期間……。駄目だ……終わった……。」
管理区、と地域の名前がこんな事になっているのには当然訳がある。
この国……というより最早世界は「中枢」と呼ばれている機関によって管理されている。
あくまで中枢という呼び名は俗称でしかない。もっと言えばこの機関に名前は存在していないのだが。
元々この世界はなんの変哲もなく、特に変わった事も起こらない平凡な世界だった。が、ある日とある発明が生まれる。それが世界がこうなった原因であり機関がどこからともなく現れた理由である「中枢神経系接続式駆動鎧」。
文字通りの代物ではあるのだが、もっとも最初は障害を抱えたり、又は何らかの理由で筋肉が衰えてしまった人に対して使用されていた。
しかし神経接続により駆動における遅延をほぼなくし、その上で身体能力の大幅な向上、かつ戦車並の装甲も搭載可能であることが分かった途端、各国は軍事利用へとシフトし始めた。無論、反対派は多く、各地でデモは相次いだが……
それは力によって制圧された。基本的な構造は変える必要がなく、また出力の調整とそれらを搭載した上で可動可能な装甲を作るのに多くの時間はかからなかった。民衆の想定よりも早く完成したそれは、各地のデモ会場を虐殺の現場としていった。
それから程なくして、鎧の力を得た国家は次々に独裁体制を取り始めた。誰が見ても力に溺れているのは明白だったが、それを戒めるかのように新しい勢力が現れた。
それこそが機関。俗称、中枢である。
中枢は一夜にして国家を物理的に解体し、国境を無くした。それと同時に一つの声明が出される。それは明らかに無機質な声で「中枢神経系接続式駆動鎧を使用したものは即座に処分される。」ただそれだけ言った。
今思えばそれは中枢に歯向かうことのできる芽を潰すためだったのだろうが、その時の民衆は中枢を受け入れた。
そこからは早かった。
一日で世界を「管理区」で区分し。
二日で各管理区をテラフォーミングし。
三日で完全管理体制を築き。
そして四日で世界は中枢無しでは生きられなくなった。
何をするにも中枢が発行する認可証が必要で、生存に最低限必要な物資の流通ですら認可なしではすることができない。
もし誰かが認可なしで物事を進めたのなら……
次の日にはそいつの家から中枢のマークをつけた鎧が家財道具とグチャグチャの肉片を持って出てくるだろう。
ただ、幸いなことに認可の要らない物事が4つある。
一つは生きること
次に死ぬこと
そして後の二つは…
盾持ちとなって傭兵まがいの便利屋として死ぬか、
モグラの仲間になって堕落するかだ。
勿論、一管理区民として認可に追われ鎧の音に怯えて生きる選択肢もあるが。
さて、随分長く話が逸れたが今頭を抱えているこの男。ここら一帯ではまぁまぁ有名な盾持ちである。
「クソ……あいつに連絡するしか無いか……。」
中枢から全区民に配られる端末を手に取り認可購入一覧を開く。
「えー…通話……通話………クソ!また値段あがってんじゃねぇか!」
決して安く無い金を払い、急いで目的の連絡先を探す。家の外からはパキパキと壁が凍っていく音がする。
「あった!……………早く……!早く繋がれ………!」
急いでいるときほど時間は長く感じるものだが、命がかかっているとなると余計に長く感じる。
「ファ……あぁ…あ、……もしもs」
「やっと出たな!!!室温維持装置用の燃料を寄越せ!!!十日分!!!!今!!!!!すぐに!!!!!!!」
「アァ…分かったけどこの時間だと夜間転送認可とかの追加料金g」
「良いから!!!払うから!!!!早く!!!!!」
「アゥ……分かったよ…」
ビキ…ドサッ!
転送時特有の破砕音とまぁまぁ重い物が床に落ちる音がする。振り向くと粗雑に梱包された半固形の物体の入ったポリタンクが三つ程あった。
「ンェ……代金が合計d「後にしろ今急いでんだよ!!(ドタドタドタ……)」
「(クソガコレイレニクイ!!アーッコボシタ!!)」
「ンゥ……何やってんの……」
(ドタドタドタ)「ハァッ…ハァッ……オッケー………悪いなこんな時間に………ちょっと……ハァッ…燃料が無くなって………それで…」
「ンアァ………もっと落ち着いて……簡潔に話しなよ……」
「あ…悪い………ふぅ……うん、落ち着いた。まあ結論だけ言うとな?維持装置止まったんだ、おまけに燃料のストックもなかった。」
「ンェ……?そっちって…第四だよね……?」
「おう。だってあれだぜ?家の外側めっちゃ凍ってたからね?ほんとに。しかも夜間認可の期限まで切れてたんだ。マジ死ぬとこだよ?」
「ンァ…今何歳だっけ……君…。」
「あー…今年で……三十八……」
「アー……で…第四は何年目……?」
「十……六…うん…」
そう、ここまでやれ燃料が無いだのやれ認可証の期限が切れてるだのと騒いでいたのはあと少しで四十になるおっさんである。しかも第四区に移住して十六年近く経つのだ。
「ンアー……良くそんなんで盾持ち出来てるね……便利屋稼業なんて認可証と健康第一でしょ……いや、ちょっと待ってよ?もしかしてだけど家の家具装置って変えてない…?アームと武器…それと盾は……?」
「…………ッス−……いや……ちょっとまだ………なんなら家具とアームはもうすでにボロボロ……」
「ンァ……もう…呆れたよ……色々見繕っておくから明日店来てよ……」
「いや明日はちょっと依頼探しを「来てよ……?」
「……ハイ…。」
尚、電話口に話しているのは十七歳の少女である。ここまで情けないおっさんも中々見ないだろう。
「ンゥ……じゃあ送金も確認したし………ボク寝る…………じゃ……。」
「あぁ、じゃあまた。」
プツッ…ツーッ…ツーッ…。
「はあぁ……そろそろ金もなくなってくるのになぁ……依頼…………どうしよ…。…てかもう4:00じゃん…。」
寒期の続く第四区、空が白け始めた。
中枢は黒く、見張る様に建っている。
最後までご覧下さりありがとうございます。
評価、コメント等していただけるとモチベーションが上がる可能性があります。
なお私自身この作品につきまして何もわかっておりません。それ故次回書けるのかよくわかりません。
よしなに。