マッチョトレーナーがこの先生きのこるには《完結》   作:とらんらん

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今回はいつもとちょっと話の方向性を変えてみました。


53話 誰も彼も必死

 

 今日は週に一度の合同練習の日。そんな訳でいつものチームメンバーに加えて、俺やエアグルーヴが誘ったり自分から参加したいと言ってきた生徒、そしてシリウスの取り巻きの面々がトレーニングに合流する日だ。

 そんな訳で皆でグラウンドでトレーニングをしている訳だが……、

 

「いや、メンバー多いな」

 

 思わずそう零してしまう程には面子が集まっていた。具体的にはウチのチームメンバーを含めて35人。まさかの一クラス規模だよ。

 

「武藤トレーナー、どうしたんですか?」

「いや、何でもない。――今の走りなんだが、スタートの遅れが気になったな。上手く足の力を地面に伝えれていないように見えたから、スタート時のフォームを意識してみようか」

「はい!」

「武藤さん、私はどうでした?」

「コーナーで外に振られてるのがもったいないな。そこを直せばタイムが大幅に縮まるぞ」

「じゃあ僕は?」

「もうちょいフォームを意識してみようか。自己流の方が楽って気持ちもわかるが、どうしても無駄が多くなるんだ。自己流フォームは基礎が完璧に出来てからだな。その方が無駄がないフォームが出来て、タイムに繋がるぞ」

 

 そんなに人数がいると教える方も大変だ。これをいつもやってる教官の面々もよーやるわ。俺には正直難しい。そんな訳で、

 

「当たり負けしてるぞ、気合い入れろ!」

「競り合っているからといって、ムキになるんじゃない! 頭は冷静にだ!」

 

 チームのメンバーにも指導の手伝いをしてもらっている。

今叫んでるのはシリウスとエアグルーヴだ。普段の合同練習でも指導役を買ってるエアグルーヴは当然として、シリウスもよく取り巻き連中に走りを教えているから、指導役としてはうってつけなんだよな。今回の指導は俺とエアグルーヴ、シリウスの三人が中心になってるぞ。

 

「もう少し足を上げて走ってみよう」

「腕の振りですが、前にもう2度大きく振ってください」

「そこだよ! 今ならビューンっていける!」

 

 因みにフジ、フラッシュ、マヤノもメインではないが指導にも参加してもらっているぞ。フジとフラッシュはいいとして、マヤノは感覚派だから若干苦労してるみたいだけど。

 なに? そもそも担当に指導役を押し付けてんじゃない? 人に教えるってのはトレーニングの一環にもなるんだよ。だから問題ない。

 

「トレーナー、最後の組が終わったぞ」

「おう。――おーい、全員15分休憩だ! 水分とっとけよ!」

『はーい!』

 

 俺の号令でメンバーに休憩を取らせる。各々が水分を取ったり、汗をぬぐったりと思い思いに身体を休めている間に、メインの指導メンバーは別のお仕事だ。

 

「お疲れさん、エアグルーヴ。そっちはどうだった?」

「私が受け持った生徒たちは、順調だな。皆私の指示に素直に従っている」

「ならよかった。気になる子とかはいるか?」

「私の同級生のリーフがかなり焦っているようにも見えた。私も気に掛けるが――」

「OK。俺も注意しておく」

「頼む」

「全く、私まで指導に引っ張り出されるなんてな」

「悪いなシリウス。流石に俺とエアグルーヴだけじゃキツくてな。で、そっちはどうだった?」

「全員ヤル気十分だ。澄ました優等生をぶっ潰せるってイキイキしてるぜ」

「ちょ、シリウス先輩……」

「冗談だ。それなりに仕上がって入るが、私からすればまだまだだな」

「おう、んじゃ引き続き頼む。後――」

「ほれ、注意が必要な奴はリストアップしてあるから、後で確認しときな。そういうアンタはどうなんだ」

「いやー、俺が声を掛けた奴ら全員、見立て通りに見事に余裕がなかったな」

「おい」

「待てトレーナー。それは大丈夫なのか?」

「今なら対処可能なレベルの奴ばかりだから大丈夫だ。目に見える結果が出れば落ち着くさ」

「そうだといいがな」

 

 俺とエアグルーヴ、シリウスで指導の結果を共有する。具体的には俺が用意した参加者リストのファイルに、それぞれで視ている生徒についての情報を書き込んでいる感じだな。この方式はエアグルーヴが発案したんだが、中々に役に立っている。

 

「しっかし、まさか30人も来るなんて思わなかったな。結構広めの場所をとったのに窮屈だ」

「選抜レースの告知が出たのだ。仕方あるまい」

 

 合同練習だがいつもはもうちょっと規模が小さいんだが、選抜レースが近くなると参加者が一気に増えるんだよ。ウチの合同練習だと模擬レースとかが出来るから人気があるっぽい。

 そんな感じで情報共有をしていると、不意にエアグルーヴが耳をピクリとさせてキョロキョロと当たりを見渡し始めた。

 

「む……」

「どうした、エアグルーヴ?」

「誰かに見られているような……」

「そりゃアイツ等じゃねーか?」

 

 シリウスが校舎の方を顎で指す。視線を向ければ顔こそ遠くて判別はつかないが、そこそこの数の奴らが俺たちを観察してやがった。まあ、あいつ等の素性には心当たりはある。

 

「ありゃトレーナー連中だな。大方下見って所だろ」

「ふむ」

 

 選抜レースは生徒の将来を決める大事な行事だが、同時にトレーナーの今後を決める重要な行事でもある。そのためまだ担当がいない新人や、チームの採用枠が開いているチームトレーナーなんかは、いい生徒を勧誘しようと大いに気合いを入れている。

 ただし勧誘する相手はただ単に強い奴でいいか、と言われればそうでもない。幾ら強くても性格や素行が悪かったら、リスクを恐れて勧誘できないって事もよくある話だ。特にチーム系なんかだと、下手な奴を招き入れると最悪チーム崩壊にまで繋がりかねないからな。

 そんな事情もあり、選抜レースが始まる前から、ある程度有望な生徒を調査するってのは、トレーナーにとっては極々普通な行動だ。

 

「……値踏みされているようで、いい気分ではないな」

「まあ、そうだろうな。参加者リスト渡して帰らせるか?」

「構わん。私たちの邪魔をしないのなら問題はないだろう。そもそもそのファイルで彼らを追い払えるのか?」

「簡素とはいえ、走りの情報とか書き込んでるからな。スカウトする側からすれば、割と欲しいんだよ」

「そういうものか」

 

 スカウトする側にとって判断材料は一つでも欲しいモノだ。逆に言えばこれは交渉の材料にもなる。俺なんかは偶に合同練習で得られたデータを使って、他のトレーナーに色々と便宜を図ってもらうんよ。

 

「まあ俺が書いてるのは、走りオンリーだけどな。性格とか素行とか成績とか教官からもらえる情報の方が詳しいぞ。そこら辺を加味して、スカウトする生徒の目途を立てるってのがセオリーだな」

「ほう」

「まあ、性格とか素行辺りは、よっぽど悪くなければスルーされるんだがな」

 

 逆に言えばよっぽどの場合は、モロにマイナス評価になるぞ。するとシリウスが新しい遊び道具を見つけたと言わんばかりに、ニヤリと笑った。

 

「へぇ、なら私の評価はどうだったんだ?」

「シリウス先輩……」

「……これバラしちゃいけない奴なんだが?」

「その反応で大方評価は読めるから、バラしちまえよ」

「あー……、それなりに悪かったな。成績と走りで最低ランクを回避してたって感じ」

「だろうな」

 

 呆れつつも怒るでもなくさも当然と言わんばかりに頷くシリウス。まあ不良の王様気取ってるから、そこら辺の評価には異議はないって感じか。

 

「んで、そこの副会長サマはどうなんだ?」

「シリウス先輩、私を巻き込まないで下さい」

「…………………………これ、言っていい奴か?」

「待て貴様! 何だその反応は!?」

「お、これは面白い奴だな?」

 

 嫌なモノを感じ取ったのかエアグルーヴが悲鳴を上げだしたぞ。そんな様子を見てシリウスがニヤニヤし始めた。

 

「いや、教官からの評価自体は全然問題ないんだよ。むしろトップクラス」

「ほー、実体は違うと?」

「……どういう事だ?」

「あー、ぶっちゃけるな? 俺と契約する前のエアグルーヴって、トレーナーからの評価はシリウスよりマシ程度だったんよ」

「なん……だと……?」

「心当たりあるな。もしかしなくてもトレーナーをとっかえひっかえしてたせいか」

「正解。実力があってもああまで好き勝手してたら引かれるわな」

「ぐっ……」

 

 シリウスと俺の答えにエアグルーヴは悔し気ながらも沈黙。自覚はあるんだな……。

 因みにエアグルーヴと契約した直後に、樫本さんの所にサブトレ内定辞退の件で謝りに言ったら、割と心配されてたぞ。ついでにデビュー前から実力があるウマ娘を取れた新人トレーナーって結構周りから嫉妬とやっかみを買うらしいが、俺の場合は可哀そうなヒトを見る目で見られてた。どれだけ地雷案件だったんだ。

 

「あー、話を戻そうか。教官がトレーナーに渡してる情報だが、ここだけの話、表には出せない情報ってのも出回るんだよ」

「む? それは初めて聞いた――いや待て、それは機密ではないのか?」

「いや、ぶっちゃけ機密って程でもない。しかも他の評価項目と違って精度が悪いから、あってないようなもんなんだよ」

「へぇ、どんな奴なんだよ」

「性格の方にも被る奴なんだが……、

 

トレーナーをうまぴょい(評)するかどうか」

 

『……』

 

 二人とも黙り込んじゃったよ……。

 

「唐突に何を言い出す」

「これまでの真面目な空気を返せ」

「いや、マジなんよコレ」

「真面目にそんな評価を下すのか……」

「ゆーてトレーナーにとっては死活問題でもあるからな?」

 

 トレーナーと担当がくっついた場合、夫婦円満でいられるって話ではあるが、俺らトレーナーは別に担当の婿になるためにトレーナーになった訳じゃないし。うまぴょい(円満?)される可能性は出来る限り避けたいんだよ。

 

「てか、そんなモンを評価なんて出来るのか? ウマ娘がよっぽど露骨じゃないと無理だろ」

「まー、正直無理だな」

「だろうな」

 

 トレーナーとのうまぴょい(婉)を狙う大概のウマ娘も、担当契約前はうまぴょい(曲)とか考えない普通の子なんよ。精々少女漫画とかでそんなシチュに憧れるって程度だし。

 それが恋心と自分と相手の立場の差に悩んだ結果、うまぴょい(憧れシチュ)に飛んでいくんだから、恋するウマ娘は凄いわ。

 

「はあ……、まあいい。トレーナーが様々な要素を勘案して生徒をスカウトしているのはよくわかった。問題は合同練習に来ている者たちがどれだけスカウトされるかだ。貴様の見立てはどうだ?」

「……現状だと良くて3、4人って所か?」

「ほー、随分と厳しい事言うじゃないか」

「そこは俺も元々はプロの世界にいたからな。変に誤魔化しても本人のためにはならないってのは理解してる」

 

 レースに限らず、プロスポーツなんざ弱肉強食の世界だからな。変な慰めは要らないんだよ。

 

「……なら練習の強度を上げるべきじゃないのか」

「ありっちゃありだが、人数が増えすぎて俺じゃ手が回らん」

「ぐっ……」

 

 悔し気に押し黙るエアグルーヴ。なんとかしたいっていうエアグルーヴの気持ちは分かるが、現状じゃ手段が限られているんだよな。

 

「一応、スカウトされる確率を上げる方法も考えた事はあるんだが、それはちと微妙なんだよな」

「微妙なのか」

「実力があるトレーナーが相手だとカラクリを直ぐに見破られて、倦厭されかねん。そもそも試した事もないから、純粋に上手く行くかは未知数ってのもあるけどな。まあお勧めは――「武藤トレーナー、その方法を教えてください!」ん?」

 

 不意に背後から差し込まれる声。振り返るとそこには長い白毛が特徴的なウマ娘がいた。

 

「お願いします! そのスカウトされる確率を上げる方法が、どんなものだろうと構いません! 教えてください!」

「うおっ!?」

 

 縋るように迫る――を通り越してマジで俺の肩に掴みかかる白毛のウマ娘。その表情には鬼気迫るものがアリアリと浮かんでいる。

 

「リーフ、止めろ!」

「離してよエアグルーヴ! アンタと違って、私には後がないの!」

「リーフってさっき言ってた娘か? とりあえず手を放してくんね? 結構痛いから!?」

「おいテメェ、トレーナーから離れろ!」

「いやあああああ!」

「ちょ、待てお前ら! いったん落ち着け!」

 

 思わず叫ぶが担当たち&白毛(リーフ?)は止まらない。しかもそんな風にグラウンドのど真ん中で4人でワチャワチャやると、当然目立つわけ……

 

「え、なにあれ?」

「喧嘩?」

「トレーナーさん!?」

「ちょ、止めないと!」

「うん!」

「いくよ!」

「よーし待てお前ら! お前らまで来たら余計にややこしくなる――あああああああ!?」

 

 合同練習に来てたウマ娘たちまで突貫してくる事になるんだよ! 結局生徒たちにもみくちゃにされながらも、何とか救出されることになった……。

 で、15分後。

 

「本当に、すみませんでした……」

「ああ、うん」

『……』

 

 場所を移して俺のトレーナー室。騒動の発端になったリーフ――リーフクリスタルが頭を下げていた。因みに俺の背後には若干不機嫌なエアグルーヴとシリウスが控えてる。合同練習メンバーの指導に行ってて欲しかったが「また暴れられたら敵わん」って事で俺から離れようとしなかったから、同行してもらっている。

 

「とりあえず、なんでああなったかは察しはついてるから、話さなくていいとして……」

「はい……」

 

 合同練習に参加している――これに参加するには基本トレーナー契約が出来てない生徒。そもそも契約してたらそいつの下でトレーニングしてる――上で必死に縋りついてきたって事は、中々結果が出せなくて焦ってたって事だろうし。

 

「知りたいのは、俺がさっき言ってたスカウト確率を上げる方法だよな?」

「そうです」

 

 素直だね。

 

「それは私も気になってたな。どんな方法なんだよ?」

「原理自体は滅茶苦茶単純だぞ? 強度の高いトレーニングをして選抜でいい順位に入るって奴だし」

「……確かにスカウトされやすくなるだろうが、それのどこが微妙だと考えた? むしろ王道そのものだろうに」

 

 エアグルーヴが首を傾げた。ここだけ聞いたら普通だわな。ただ問題はトレーニングの内容だ。

 

「そのトレーニングっつーのが、全力で身体作りをするって意味なんだよ」

「唐突に独自要素をブチ込んできたな」

「言うなよシリウス……。コンセプトは『フィジカルでぶん殴る』だ。選抜レースの相手なんて技術もフィジカルも未完成な奴しかいないからな。そいつらに現役レベルのフィジカルをぶつけるんだよ。上手くやれれば戦術もクソもなくブチ破れる」

「……確かにその方法ならば選抜レースで好成績を出せそうだな。これが出来そうなのが貴様くらいだが……」

「俺の得意分野だから、多少はな?」

 

 マジで俺の強みを全力で活かした方法だからな。そこら辺のトレーナーじゃ簡単には真似できんぞ。

 ただこの方法は本音としてはお勧めはしたくはないんだけどな。

 

「だがその方法にも問題が――ああ、だから貴様は微妙だと評したのか」

「アンタの気持ちは分からなくもないな」

「お、二人とも分かってくれるか」

「? どういう事?」

 

 俺が微妙と評した理由を察したエアグルーヴとシリウスが納得した様に頷く中、リーフの方はイマイチ把握できていないようだ。そんな彼女にエアグルーヴが答えを示す。

 

「リーフ、トレーナーが言った方法では、スカウトしてくるトレーナーの能力に疑問符がつく可能性が高い」

「え?」

「今言った方法はフィジカルで周りを圧倒するって単純なモノだ。だからある程度見極めが出来るトレーナーなら、マジックの種を割と簡単に見破れるんだよ。で、ほぼ身体が完成してるという伸びしろが短いウマ娘を採るかというと……採らない可能性の方が高い」

「逆にスカウトしようとする奴らは、そんな簡単な仕掛けにも気づけないような無能な訳だ。全く滑稽な話だな」

「……」

 

 俺たち三人でボロカスにいう中、リーフが沈黙してしまう。

 

「で、どうするリーフ?」

「私は……」

「私は反対だ。確かに合法ではあるが、後に続かん。担当契約はゴールではなくスタートラインに立っただけだ。そしてスタート出来ても早々に行き詰りかねないんだぞ」

「おいおい、副会長サマは随分と未来を見据えてるじゃないか。私はアリだと思うぜ。そもそもトレーナー契約してデビューしなきゃスタートもクソもないんだ。トレーナーがポンコツだろうが、少なくともチャンスは得られる。相方がポンコツなせいで苦労するかもしれないが、その試練を乗り越えられるかは本人次第だろ」

「おっと、両方の意見が出てるな。俺はなんも言わん。君の判断に任せる」

「……私は」

 

 小さく呟くリーフ。しばしの間うつむいて黙り込む。そして、

 

「武藤トレーナー、よろしくお願いします」

 

 彼女は決断を下した。

 

「ほー、覚悟を決めたか」

「待てリーフ、考え直すんだ」

「エアグルーヴ、さっきも言ったでしょ? 私には後がないの。地元じゃ負け知らずだったけど、ここじゃただのウマ娘。デビューすら出来ていない。このままじゃ応援して私を送り出してくれた家族やアイツに顔を合わせられないの。このまま負け犬になるくらいだったら、リスクを取ってでもチャンスを掴むわ」

「リーフ……」

 

 リーフの覚悟を前にエアグルーヴも強く止めることが出来ないようだ。ともかくリーフは覚悟を決めた。なら提案者として仕事をするだけだ。

 

「OK、そこまで言うなら、俺も協力しよう。合同練習でどれだけ動けるか確認してから、筋トレメニューと食事メニューを作る。リーフは本番までそれをこなしてくれ」

「はい、よろしくお願いします!」

「ああ、そうそう。さっきのセリフで気になる事が出来たんだが、後で色々と確認したいんだけどいいか?」

「え? ええ、いいですけど」

「うし、んじゃそろそろ練習に戻るぞ」

「あ、はい!」

 

 こうしてリーフクリスタルへの臨時のトレーニングが始まる事となった。

 




なお話の方向性を変えても、うまぴょい()からは逃れられない模様
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