FAIRY TAIL〜Reverse Of Demon〜   作:暁桃源郷

2 / 7
どっからどこまでを区切って書こうか。
主人公の魔法どんなのにしようかな。



ゴリラの学術名知らねぇのか!ゴリラ・ゴリラ・ゴリラだ!

そんな咆哮とも呼べる声がギルドないに響き渡る。

そして、その声が響き渡った瞬間先ほどまで喧嘩して騒がしかった妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士達がピタリと止まる。

中にはそれ止まってる方が辛くない?大丈夫?と思うような体勢まであるが流石は妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士と云うべきか微動だにしていない。

そんなか新人であるルーシィは声の主のあまりにも大きな巨人に驚いていた。

 

「デカァァァァァァァァァ!!!!」

「あら、いらしてたんですか。マスター」

「うん!」

「マスター!?」

 

あまりの出来事に先程までの自分の感情など吹き飛んでいた少女はミラ・ジェーンのマスターという言葉にまたもや驚きながら本当にこのギルドでやっていけるのだろうか真剣に考え出す。

 

「む?新入りかね?」

「ひゃ、ひゃい!」

 

マスターと呼ばれた巨人がルーシィに気付き声をかける。

萎縮しながらも何とか返事をするルーシィ。

一歩間違えれば現在進行系で蟻のように踏み潰されているナツの二の舞いになりかねないと思い慎重に言葉を探す。

そんなルーシィとは裏腹にマスターと呼ばれた巨人は気張り始めプンプンプンプンと音を立てながら萎んでいく。

そしてあらかじめ言っておくが別にこれは屁が漏れている訳ではない。

(レイ曰く)風船から空気が抜けるのと同じなのだそうだ。

そして現れたのは先ほどとはうってかわって背丈はルーシィの膝程度の超ちっさな爺さんだっだ。

そう、このミニマム爺さんこそが・・・・。

 

「よろしくネ」

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)の三代目マスター、マスター・『マカロフ』である。

マカロフはそのままくるくると回りながら飛び上がると最終的に二回の手すりに頭をぶつけうずくまる。

しばらくして起き上がると手にもった紙束を広げて全員に見せる。

 

「ま~たやってくれたのう、貴様等。見よ。この評議会から送られてきた文書の量を!」

 

ちなみに評議会とは魔導士ギルドを束ねる機関である。

そしてマカロフは書類に目を向け始める。

 

「先ずは・・・『グレイ』!」

「あ?」

「密輸組織を検挙したまではいいが・・・・その後街を素っ裸でふらつき、挙げ句の果てに干してある下着を盗んで逃走!」

「いや、だって裸はマズイだろ」

「まずは裸になるなよ」

 

グレイと呼ばれた今現在半裸の少年が頬を赤らめながら反論する。

頬を赤らめるくらい恥ずかしいのなら最初から脱ぐなと言う話なのだが仕方がない。

癖なのだ。

そして、そんなグレイに苦言を呈していた『エルフマン』に対して溜め息をつき書類に目を通す。

 

「エルフマン!!貴様は用心護衛の任務中に用心に暴行!」

「「男は学歴よ」なんて言うからつい・・・・・」

 

マカロフは首を横に振ると次々に不祥事を読み上げていく。

カナ・アルベローナ』が経費を偽って某酒場で酒樽を十五個飲み挙げ句請求先を評議会にしたこと。

ロキが評議員のレイジ老師の孫娘に手を出したこと。

他にもアルザック、レビィ、クロフ、リーダス、ウォーレン、ビスカetc・・・、と挙げればきりがない。

しかし・・・・・。

 

「一番ひどいのはナツ!貴様じゃ!デボン盗賊一家壊滅するも民家七軒も壊滅、チューリィ村の歴史ある時計台倒壊、フリージアの教会全焼、ルピナス城一部損壊、ナズナ渓谷観測所崩壊により機能停止、ハルジオン港半壊・・・・」

 

マカロフがガックンとうなだれる。

これはすべて雑誌の記事になったことでありルーシィは本で読んだ記事はほとんどナツの仕業だったのだと意外な真相に驚きつつもナツの暴れっぷりには呆れを越してドン引きレベルに達していた。

ハルジオンでの暴れっぷりは見ていたがまさかこれほどはと・・・。

 

(まさか・・・・・・)

 

あの少年もそうなのだろうか。

そんな疑問に苛まれる。

そんな中マカロフがまたため息を付き書類を叩く。

 

「もっとレイを見習わんか!今月は()()レイの始末書は送られてきておらんぞ!」

 

この言葉にルーシィは安心しかけるがしかし待ってほしい。

今マカロフはなんと言った?

確かまだレイの始末書は送られてきていないといったのだ。

ということは少なからず始末書は送られてくると言うことだ。

そして採集クエストにしかかの少年は行かないのだ。

そんな少年が始末書を送られるような問題を起こすのだ。

では、何故採集クエストで始末書ものの問題が起こるのだろうか?

 

「貴様等ァ・・・。ワシは評議員に怒られてばかりじゃぞぉ」

 

マカロフが肩を震わせると周りの空気まで震えてくる。

その震えにルーシィの背筋が震えだす。

それだけでこれが妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマスター、マスターマカロフの魔力がみて取れる。

しかし、だが、とマカロフが打ち切るとマカロフの肩と周りの空気の震えが収まる。

 

「評議員などクソくらえじゃ」

 

そういってマカロフは手から出した炎によりすべての始末書と言うなの書類を焼き始める。

その光景にルーシィは唖然となった。

仮にもマスター、それもフィオーレ一二を争うギルドのマスターがあろうことがギルドを束ねる機関に向かってクソくらえと宣い挙げ句始末書を燃やしたのだ。

普通のギルドなら考えられない暴挙だ。

よいか、と燃えている書類を放り投げるとナツがそれをピョンと飛び咥える。

 

「理を超える力はすべて理の中より生まれる。魔法は奇跡の力なんかではない。我々の内にある“気”の流れと自然界に流れる“気”の波長があわさりはじめて具現化されるのじゃ。それは精神力と集中力を使う。いや、己が魂全てを注ぎ込むことが魔法なのじゃ。上から覗いている目ン玉気にしてたら魔道は進めん」

 

全員がマカロフに視線を集める中にんと笑いこう言い放った。

 

「評議員のバカを怖れるな」

 

 

「自分の信じた道を進めェい!!!!それが妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士じゃ!!!!」

 

 

 

ウォォォォォォォォォォォ!!!!!とギルド内から歓声が起こる。

みんなの笑い声。

放られた酒瓶が割れる音。

その酒瓶に辺りに悶絶する声。

様々な声が混じり合い妖精の尻尾(フェアリーテイル)はまたいっそう騒がしくなるのだった。

 

 

 

その頃仕事で運ハコベ山に赴いていたかの少年は・・・・・。

 

「どこにあるんだよ~・・・。溶けない氷はよぉ~。つか、もう夜じゃねぇか。え、ウソ。俺今日ここに野宿すんの?・・・・・・・・・・・うっそ~・・・」

 

猛吹雪の夜のハコベ山に少年の悲しそうな言葉が響いたのだった。




今回主人公全然出なかった・・・。
つか、主人公出てなかったらただの小説版じゃねぇか。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。